ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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それからは、コンラッド殿下と別れて、ロイ義兄様と王都を繰り出す。

馬車の中で、トイレの帰り道の一件を話して、お礼とは何をした方がいいのか、聞いてみる。

「相変わらず、どこに行っても、アオイはやらかしてしまうんだな。」

と、呆れるロイ義兄様。

「もう1回会った時にお礼を言って終わりでいいですよ。」

と、笑いすぎて涙目のダンさん。

「アオイ様の綺麗な髪が切られなくて良かったです。」

と、髪の心配をしてくれるマリアさん。

ダンさんに、

「相手は誰だったんですか?」

と、問われたけど、

「わからないです。新入生と言われたので、上級生だと思います。顔はよく覚えていないんですが、鮮やかな赤い髪をしていました。相手の方は、コンラッド殿下にも事情を話して探してもらう予定になっています。」

と、答えるしかない。おばちゃんだからか、年々若い子は皆同じように見える。

「でも、この世界の人達は、美形揃いだから、制服とかお仕着せを着ていると、本当に誰だかわからなくて。侍女さん達も、何回も名前間違って呼んじゃったし。年取ると、若い子は皆同じように見えるから、困るんだよねぇ。」

「ちなみにアオイは、俺とダンが同じように見えるのか?」

「いやいや、それはないよぉ。流石にロイ義兄様、ダンさんは認識できるよ。1、2回だけ会ったことがあるぐらいだと、覚えられないかな。学園では、多分、ジークハルト王太子殿下、コンラッド殿下、マクスウェル様とモリー様以外は今のところ、認識できる自信ないなぁ。女性の知り合いが一人もいないし。」

「女性の知り合いは作っても、男性の知り合いはいらないだろ?」

「そういうものですか?」

「そういうものだ。」

ダンさんとマリアさんは、ロイ義兄様に何か言いたい目をしていたが、私はそれに気づかず、こっちでは、あまり夫婦や家族、恋人として付き合っていたり、と、親密な関係でもない限り、不必要な接触はよろしくないことだと思い『そういうもの』だと素直に受け取った。

この国では、同性の結婚も認められている。だから、同性同士でも、過剰な接触は嫌厭されるらしい。

商業街に到着して、魔道具をみたり、入学のお祝いを買ってもらったりしました。その後は、王都でも一、二を争う高級レストランで夕食をいただき、幸せな時間を過ごさせていただきました。

この世界、食べ物がなんでも美味しくて、太りそうです。





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