ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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ルカさんは、前世の母親の玉子焼きをもう一度食べたかったが、どうやって作っていたかなんてわからず、再現ができなかったらしいです。

翌日、ルカさんのお宅訪問となりました。ルカさんは結婚していて、旦那様と2人暮らしです。夫夫です。ルカさんの旦那様は騎士団の第3分隊の隊長さんでした。そのうち、結婚までの話を聞きたいです。今日はお仕事で不在です。お会いしたかった。

そして何故か今回一緒に同行したのは、ジークハルト王太子殿下と護衛騎士の方です。やっぱり玉子焼きのせいでしょうか?ルカさんもいきなり王太子殿下連れで驚いていた。

ルカさん宅で信じられないものに遭遇した。

「ルカさん、こ、これは。」

「お米です!日本人のソウルフード!」

「お米だぁ!食べたーい!」

「もちろん、炊きますよ♪」

「ひゃっほー!」

そんな私達のテンションをみて、王太子殿下と護衛騎士は、引いていた。

お米の経緯を聞いたら、家畜の肥料で使われていた。炊き方を知らないから、食べられていなかったらしい。ルカさんの実家の領地は、稲作もしているから、手に入り放題とのこと。私にも分けて欲しいと言うお願いを聞いてもらった。

味噌や醤油は作れないのでなかった。

と言うことでルカさんとお昼ご飯作ります。ルカさんはまだあまりご飯を上手に炊けないそうです。

米を研いで、水に浸す。計量カップがないから、同じくらいの大きさのコップを代用して、大体3合ぐらいを研いだ。
きゅうりとキャベツを切り、ボールに入れ塩で揉んでから、小さい皿を被せ、水の入ったコップを上に置く。これで、浅漬けができる。
米を炊き出す。水はコップ2杯と1/4位を目安に炊く。ルカさんは硬めが好きなので、気持ち水を少なめにする。中火で沸騰後2分くらいで弱火にする。弱火は5~7分くらい。
根菜を一口大に切り、ウインナーを入れて煮る。塩、コショウで味付けして、葉物野菜を入れて火を止める。余熱で葉物野菜に火を通す。
米の鍋を火から下ろして、蒸らす。
今日メインの玉子焼き。だし、醤油がないので、塩と砂糖の2種類。塩には隠し味に白ワインを入れてみることにする。
まず私が作る。ルカさん宅には箸があった。グッジョブ!
フライパンに油を引き、卵液を半分入れる。フライパンの端から火が通るので、端を真ん中に集まて、固まっていない卵液を満遍なく回す。そしたら、取っ手の反対奥から手前に向かってくるくる巻く。油をまた引き、残りの卵液を入れる。今度は真ん中に集めない。奥から手前に巻いていき、はみ出た卵液を玉子焼きの最後の部分とくっつけさせるために、箸で抑えながら焼く。焼き目をみて、フライパンから、布巾に移して巻いて、上から手で押さえながら形を整えたら完成。

ルカさんも挑戦する。弱火だから、慌てないで、焼いてもらう。巻いていくタイミングを教える。

今まで一番綺麗にできたと喜んでくれた。

お皿に盛り、テーブルに運んで、みんなで食べます。

「「いただきます。」」
ルカさんと私は手を合わせて言った。

ご飯を一口いただく。もぐもぐ。

「美味しい。ご飯だぁ。」

涙が出てくる。もう食べれないと思っていたから、余計に嬉しい。

「ほらほら涙拭いて。もう、いつでも食べれるんですよ。」
ハンカチを差し出される。
「ルカさん、ありがとう。」

「アオイが泣くほどのものなのか?」
パクッ。もぐもぐ。
「あまり味がしないな。」

「殿下、よく噛むと甘みが出てくるんですよ。」

「そうなのか。」

「ルカさん、玉子焼き食べてみましょう。」

砂糖と塩を食べ比べる。

「塩の方が、母の味に近いです。でもまだ何か足りません。」

「日本酒とだしと醤油が入っていたかも?醤油くらいは欲しいですね。」

「醤油があれば、肉じゃが作りたいですね。」

「食べたいです。」

「浅漬け美味しいです。」

「ありがとうございます。あっ、殿下!玉子焼きばかり食べていないで、野菜も食べてください!」

「玉子焼きは、塩も上手いが、砂糖の方が私は好きだ。」

「長期休暇に入ったら、また作ります。」

「エリーの分も頼んだ。」

「はいはい。」

「もぐもぐもぐもぐ。」

護衛騎士の方、ものすごく食べている。


お米をいただいて、ホクホクしながら、私は殿下と帰途に着いた。
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