ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

閑話

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アオイとルカさんの料理を作りながらの会話です。ジークハルト王太子殿下と護衛騎士は聞いております。時々ツッコミを入れております。


1.
「ルカさんは前世?は何していたんですか?」

「車の整備工場で働いていたんです。車が好きで。」

「元、走り屋とか?」

「バリバリ走り屋でしたよ。夜中峠を攻めるのは楽しかった!」

「首都高を攻めたりとかは?」

「田舎育ちだから、そんな都会で走らせたことはないんです。」


「夜中に峠で敵を攻めたんでしょうか?」
「朝駆け・夜襲は、敵国だけでなく、周辺国にも非難される行為だな。」



2.
「もしかして、車の事故で?」

「それが覚えていないんですよねぇ。忘年会の帰りに歩いて帰った記憶があるんですが、そこまでしか覚えていないんですよ。」

「それって…。」

「たぶん、田んぼか用水路に落ちたか、雪の中で寝ちゃったかですかね?」

「うわっ、明るく言わないでください。」

「覚えていないんで、こうとしか言いようがないですよ。ははっ。」



「『ボウネンカイ』とはなんでしょう?」
「その会の帰りに亡くなったのなら、何か恐ろしい会なのだろう。」



3.
「いまだにうまくご飯が炊けなくて。3回に1回の割合で成功するようになってきたんですが。」

「炊飯器、欲しいですね。」

「欲しいです。炊き込みご飯食べたいです。」

「筍と鶏肉のが好きです。」

「私は、きのこ!松茸と舞茸で!」

「それに豚汁と糠漬けでもあれば、何杯でも食べれます!」

「たしかに!でも、カレーも食べたい!スパイスが何かがわからなくて作れないでいるんですよ。」

「タクコ?だったかな?ターメリック・クミン・コリアンダーが基本だったかと。第一、カレールーを入れるだけのカレーしか作ったことないから、スパイスなんて覚えていないよ。」

「確かに、確かに!でも、ごはんがあればいつかは作りたいですね!」

「ルカさん、作りましょう!」

「アオイさん、付いて行きます!」




「何やら、アツく語り合っていますが、手が動いているのは流石ですね?」
「どうでもいいが、玉子焼きはまだか?」



4.
「元日本人ですが、男性同士での結婚って抵抗なかったんですか?」

「それが前世、今世と家族以外の女性と話せないんです。上がってしまって。反対に男同士の方が気が楽で、なんでも話せるし、で。」

「……私の認識は?」

「なんかお母さんか、親戚のおばちゃんって感じがして。あっ、すみません。アオイさん若いのに。でも、私が気楽に話せる女性って少ないです。」

「ありがとうございます?」

「こっちの世界って美人ばかりだから、尚更緊張してダメなんですよね?」

「……。」

「ホント久しぶりに日本人顔見れて、嬉しかったです。」

「……平凡顔を楽しんでいただけたようで。」

「あっ、アオイさん!怒らないでください!すみません、すみません!」



「凄いですね。初見で当たっていますね。」
「それより玉子焼きはまだか!」









※ジークハルト王太子殿下とコンラッド殿下の補佐候補には、アオイが中身40過ぎだと伝えてあります。ストッパーは多い方がいいので。







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