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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】
sideロイ12
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はっきり言って、お城の中にいる時は、大人しかった。ロクサリーヌがいたから、母性が前面に出ていたんだろう。
しかし、学園に入ってからが酷かった。
休日は寝巻きのまま寮の食堂に行ったこと。
運動着は許したが、暑いからと、小さい男の子が履く短いズボンを履いて走り込みに行こうとしたこと。
寮の大浴場で泳ごうとしたので、他のご令嬢付きの侍女と止めたこと。
刺繍の時間に男子生徒に混じって、剣術に行こうとしたこと。
魔法の授業が楽しみでクラスから演習場まで走って行ったこと。
制服のスカートを短く改造しようとしたこと。
経済の授業で、矛盾を指摘して、更に教師を追い詰めて、代わりに授業をし出したこと。
本当にアオイにとっては、普通?のことは、ここではマナー・ルール違反だ。
その都度、コンラッドやマリアが叱っているらしいが、本人はあまり反省していない。
40過ぎと言っていたが、未だに信じられない、信じたくない行動をする。
報告を聞く度にダンは大笑いし、ロバートは頭を抱える。
だが、人前に出れば、頭の良さ、培った経験で、会話に老獪さを感じさせられる。姿形で舐めていた貴族もたじろいで、その場から逃げたとも聞いた。
本人からは、3日に1回は伝達魔法で、何があったか、何をしたとか報告してくれた。
マリアからは、夜1人になると、昼間の明るいなりは潜めて、表情は暗くなる。夜中、何回か見に行けば、寝ながら泣いている。と聞いていた。アオイの気持ちを聞き出せた者は誰もいない。
人に頼ること、甘えることを知らない。性格なのか、環境下なのか、いや、どちらともなのかもしれない。
彼女は、人をあまり信用しないし、期待することも諦めている。そして、比較されることを嫌う。
報告を聞く度に、彼女がどんな人か、どんどんわからなくなってくる。
長期休暇に入る時期に来た。急ぎの仕事を片付け、城に迎えに行く。到着して、部屋を訪ねれば、図書館にいると聞き、その足ですぐ向かう。
俺は、ただ早く逢いたかった。
アオイは積まれた本に囲まれて机に伏していた。
寝ているのかと思ったが、身体を起こして、深呼吸を始めた。規則正しく。心を落ち着けようとしているのが分かる。
席を立ったところで、後ろから抱きしめた。
「ただいま、アオイ。」
「…ロイ、義兄様?」
突然のことで、言葉が出なかったようだ。
「アオイが心配で心配で迎えに来たよ。」
「ありがとうございます?」
「ただ、約束を守ってくれないのは良くないよね?」
「約束?」
「そう、約束。ちょっと話し合おうか?」
と、縦抱きに抱えられたまま、俺の執務室に連れて行った。
本は、ダンが戻してくれと、目で合図を出した。ダンは、やれやれという顔をしたが。
一応、マナーとルールは守ってくれると話はついた。
グランダル辺境伯令息の話を聞いて、アオイが俺の元から離れるんでないかと思ったら、今すぐにでも閉じ込めておきたいという欲望がでた。
アオイは無自覚に男の庇護欲を誘う。
コンラッドも俺という抑止力がなければ、今頃口説いていたはずだ。
でも、アオイは、恋愛も結婚もしたくないと言った。理由も聞いた。子供ももう望めないとも。
「ロイ義兄様は、義兄で家族です。家族と恋愛なんて、一番ないですね。」
ああ、最初から俺は選択を間違えたようだ。
しかし、学園に入ってからが酷かった。
休日は寝巻きのまま寮の食堂に行ったこと。
運動着は許したが、暑いからと、小さい男の子が履く短いズボンを履いて走り込みに行こうとしたこと。
寮の大浴場で泳ごうとしたので、他のご令嬢付きの侍女と止めたこと。
刺繍の時間に男子生徒に混じって、剣術に行こうとしたこと。
魔法の授業が楽しみでクラスから演習場まで走って行ったこと。
制服のスカートを短く改造しようとしたこと。
経済の授業で、矛盾を指摘して、更に教師を追い詰めて、代わりに授業をし出したこと。
本当にアオイにとっては、普通?のことは、ここではマナー・ルール違反だ。
その都度、コンラッドやマリアが叱っているらしいが、本人はあまり反省していない。
40過ぎと言っていたが、未だに信じられない、信じたくない行動をする。
報告を聞く度にダンは大笑いし、ロバートは頭を抱える。
だが、人前に出れば、頭の良さ、培った経験で、会話に老獪さを感じさせられる。姿形で舐めていた貴族もたじろいで、その場から逃げたとも聞いた。
本人からは、3日に1回は伝達魔法で、何があったか、何をしたとか報告してくれた。
マリアからは、夜1人になると、昼間の明るいなりは潜めて、表情は暗くなる。夜中、何回か見に行けば、寝ながら泣いている。と聞いていた。アオイの気持ちを聞き出せた者は誰もいない。
人に頼ること、甘えることを知らない。性格なのか、環境下なのか、いや、どちらともなのかもしれない。
彼女は、人をあまり信用しないし、期待することも諦めている。そして、比較されることを嫌う。
報告を聞く度に、彼女がどんな人か、どんどんわからなくなってくる。
長期休暇に入る時期に来た。急ぎの仕事を片付け、城に迎えに行く。到着して、部屋を訪ねれば、図書館にいると聞き、その足ですぐ向かう。
俺は、ただ早く逢いたかった。
アオイは積まれた本に囲まれて机に伏していた。
寝ているのかと思ったが、身体を起こして、深呼吸を始めた。規則正しく。心を落ち着けようとしているのが分かる。
席を立ったところで、後ろから抱きしめた。
「ただいま、アオイ。」
「…ロイ、義兄様?」
突然のことで、言葉が出なかったようだ。
「アオイが心配で心配で迎えに来たよ。」
「ありがとうございます?」
「ただ、約束を守ってくれないのは良くないよね?」
「約束?」
「そう、約束。ちょっと話し合おうか?」
と、縦抱きに抱えられたまま、俺の執務室に連れて行った。
本は、ダンが戻してくれと、目で合図を出した。ダンは、やれやれという顔をしたが。
一応、マナーとルールは守ってくれると話はついた。
グランダル辺境伯令息の話を聞いて、アオイが俺の元から離れるんでないかと思ったら、今すぐにでも閉じ込めておきたいという欲望がでた。
アオイは無自覚に男の庇護欲を誘う。
コンラッドも俺という抑止力がなければ、今頃口説いていたはずだ。
でも、アオイは、恋愛も結婚もしたくないと言った。理由も聞いた。子供ももう望めないとも。
「ロイ義兄様は、義兄で家族です。家族と恋愛なんて、一番ないですね。」
ああ、最初から俺は選択を間違えたようだ。
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