ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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私もマリアさんに支度をしてもらった。マリアさんとは、森から帰ってきてから、いっぱい話して、心配してくれていたことに感謝した。詳しい内容は伝えていないが、ロイさんとは、今関係を深めている途中だとも伝えてある。
寮にいた時とは様子が違って、寝ながら泣かなくなってきたと言っていた。ロイさんとのお付き合いは、屋敷のみんなから応援していると言われた時は恥ずかしかった。


ロイさんが戻ってきた。多分すぐにベッドに入れば、私が緊張してしまうので、またソファで、膝の上にいる。

「もうここにアオイがいるのが当たり前になってきているから、明後日からが寂しい。こう、すっぽり入って丁度いい感じで。」

「抱き枕?的な?」

「抱き枕?」

「枕なんですけど、寝るときに抱いて寝る枕です。」

「じゃあ、今夜はアオイが抱き枕だ。」

「潰さないでくださいね。」

「大事に、大事に抱いて寝るから、潰さない。」

ふふっと笑ってしまった。本当に大事にしてもらえてる。今きちんと実感できる。

ロイさんの胸に、体を預ける。心臓の音がトクトクと聞こえて、眠気を誘う。

「眠くなってきた?」

「ん~。」

「眠くなると、幼くなるよね?」

「ん~、ん~。」

「ベッド行くよ?」

「ん。」

いつもは縦抱きが多いが、私が寝そうなのもあって横抱きで運んでくれた。
ベッドに寝かしてから、少し離れ、部屋の灯りを落とす。サイドテーブルの灯りも落とした。
ロイさんはベッドに入ってきて、私を抱きしめる。

「アオイ、今夜は月が明るいから、灯りは全部落としたからね。」

「ん。…きれい。」

「月見ながら寝ようか?」

「ん。」

背中に感じるロイさんの体温で更に眠くなってきた。

頭頂部にキスをされ、

「おやすみ」

と囁かれる。おやすみと返したかったが言葉にできず寝てしまった。




夢を見た。
私とロイさんで苗に水やりをしていた。
名前なんてわからない苗だけど、大事に育てようって話した。
花が咲いたら、一緒に花見をして、食べられる実がなったら、一緒に食べようって。
ままごとみたいだけど、一緒に経験していこうって。
歩調を合わせてくれて嬉しくて泣いてしまった。
困った顔をしたけど、嬉しいって伝えたら、彼も嬉しいって笑ってくれた。



朝になり、目が覚めた。しっかり抱きしめられていた。ロイさんのおかげで素敵な夢を見られた気がした。内容は覚えていなかったけど。

「起きた?」

と、顔を見れば、ロイさんは先に起きていたみたいで、

「おはよう」

「おはよう」

と、額にキスをしてくれた。

「先に起きていたなら、起こしてくれても良かったのに。」

「寝顔が可愛くて、ずっと見ていた。」

「よだれ垂らしてなかった?」

「ふはっ、そこを心配するの?」

と、笑われてしまった。

「だって…。」

唇にキスをされる。

「アオイはいつでも可愛いよ。」

「ぐぅぅっ。」

と、ロイさんの胸に顔を埋める。
朝からこのやり取りは心臓が持ちません!

頭をなでなでされる。

「今夜は、屋敷のみんなでパーティーするんだろ?料理作るって張り切っていたから。そろそろ起きないとだろ?」

そうでした!またお城に戻る前にみんなでご飯食べたいっていう私の希望を、立食パーティーみたいにしてやることにしたんです。
立食ならマナーは気にしなくて、みんな楽しめるかと思って。
ロイさんに相談したら、ロバートさんが大まかに取り仕切ってくれることになったんです。私もみんなに料理を食べてもらいたいし。

「起きます。夜楽しみにしていてください。」

「楽しみにしている。アオイ、キスしていい?」

ロイさんが聞いてくるキスは、深いキスをする時だ。

「…はい。」

にっこり微笑んで、キスをしてくる。舌が入ってきて、絡めあう。前した時みたいに激しくはないが、私の気持ちを大事にしてくれている、気持ちがいいキスだ。

唇が離れ、

「今夜はいっぱいさせて?」

と、言われた。

恥ずかしくて、言葉には出来なかったが頷いた。

ロイさんは、すごく良い笑顔をした。

ロイさんはベッドから降り、自室へと戻って行った。



私は、恥ずかしくて、また、ベッドに潜ってしまった。









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