そのダンジョンの冒険者はダイバーと呼ばれている。

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ダイバー編

一話 ノラとしての冒険

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 全長は遥か雲の上で一説には、頂上はスカイの一部と隣接しているらしい。

 口を開けてタワーの内部を見上げると、天井はその辺に生えてる大木のゆうに倍はある。

 ダンジョンらしく柱も階段も室内を照らすランプでさえも、人工物とは思えない物が視界に飛び込んできた。

 螺旋状に大きな階段が左右に一つずつあり、中央には市場のような出店が並んでいて、回復に使うアイテムの【キュラル】や武具防具を販売している。

 出店にならぶ胃液を大量に出させる朝食や昼食用のバーガーサンドに五感を奪われつつも、グッと我慢して右の階段へと近づくカイネル。

 しかし、こちら側が彼が上るべき階段ではないということは一目で気が付いた。

 右の階段では、ギルドパーティーらしい集団がいくつも出発前の準備をしている。

 対する左の階段は、点々と個々人がバラバラな足並みで上層を目指し黙々と上っている。

 最初は気が付かなかったが、出店も武具防具の店は右側に向いて店を構えていた。

 左側は【ノラ】右側が【ギルド】とはっきり分かれているようだった。

 気を取り直して左の階段へと向かうと、いよいよ初めてのモンスターとの対面に近づいた気がした。だけど、いざ階段を上がろうとしたカイネルの腕を誰かが掴んでくる。

「待ちな、お前さん一人でタワーを上るのかい?」

 振り向くと、フードを深々と被って口元に怪しい笑みを浮かべている男が立っていた。

 その問いに、「はい」とカイネルが答えると、男はそうかいと言い一つの提案を持ちかけてきた。

「お前さんみたいな子どもがタワーに一人で上るの危険だから、おいちゃんが一緒に上ったげるよ」

 カイネルは男の言葉を疑った。

 スキルが危険な者や迷惑な者が多いノラは、大体パーティーに好まれない。

 それが見ず知らずの人間なら尚更なのは周知されていることだからだ。

 男は一人がどれだけ危険かをペラペラと話し始めて、彼がもう少しで話を真に受けそうになった時。

「そこまでよ、ハーメルン」
「チっ」

 声をかけられた男は舌打ちとともに足早にその場を去っていった。

 声をかけた女性は、薄い緑の髪を靡かせながらカイネルに指を指して言った。

「あの男はスキル【ソールイーター】を持っているわ。効果はパーティーメンバーが一人欠けるごとに戦闘力が倍になるのよ。だからあの男は素人を上層まで言葉巧みに連れて行って見捨てて、自分は能力アップしてレベリングする最低な奴よ。次からは気をつけなさいルーキー君」

「あ、ありがとうございます。ボク、カイネル、カイネル・レイナルドっていいます」
「私はメイア・シャス・ラインハート」

 その名に彼は聞き覚えがあった。

 ラインハートはギルド【クロスハート】のマスターの名前だったはず。

「キミ、ソロなの?」
「はい!ノラです」

「……ノラね……提案なんだけど、うちのパーティーに混ざらない?」

 彼女は後ろで頭を抱えるパーティーメンバーに目を向けて、いいわよねと聞くが、後衛の参謀職らしき男が反対した。

「お嬢様、私は反対です。彼はノラ、間違いなくレッドスキルの持ち主だ」

 男の言うレッドスキルがカイネルの最初のスキルのことだということは、ノラの時点ですぐに分かることだった。

 スキルやステータスを確認するスキル鑑定士が、鑑定した時にスキルが赤く見えることからそう呼ばれている。

「わかってるわ、でも上層に行かなければいいだけの話よ。私たちのレベルより7ぐらい下ならレッドがいても問題ないと思うの」

「確かに7下なら十分に安全でしょうが、彼のような見ず知らずのルーキーを連れて行くのはリスクが高いだけです」

 男の反対意見にメイアは問題ないの一点張りだったけど、カイネルは隠さずに自分の危険性を話した。

「あの……誘っていただいてありがたいんですが、ボクのレッドはパーティージャックなんです」

 彼の言葉を聞いたメイアやそのメンバー。

 声が聞こえた周りのノラまでが、足を止め驚きを表すほどのレッドスキル。

 【パーティージャック】――レッドスキルの三大凶の一つとされ、このスキルを持っているダイバーが一人でもパーティーにいると、味方へのモンスターのヘイト値が3倍上昇しさらにメンバーのスキル発動率を無効化する。ただし、パーティージャック同士はヘイトを上げるだけでスキルを打ち消さない。

 今までもこのスキルで全滅したパーティーは数知れない、――とされているがこのスキルを持つ者が少ないため、そこまで全滅したパーティーはなく少ないはずだ。

「キミ……それは本当なの?」
「はい、だからボクはノラで大丈夫です」

 カイネルは振り返り階段を見ると、周りの視線を感じながら再び前に向かって歩き始めた。

 その手をしかし、メイアが再びその手を掴んだため歩みが止まる。

「待って、少しだけ待って」

 メイアはそう言うが、参謀職らしき男が睨みつけてくる。

 カイネルは笑顔で彼女に微笑むと言う。

「大丈夫です。一人でもダイバーをこなしている人は沢山いますから」
「だけど――」

 彼は制止を振り切るように階段を駆け上がった。

 彼女の優しさを振り払うのをとても心苦しく思いつつも、彼は今甘えるわけにはいかない。

 だけどこの時、本当に大丈夫だろうと高をくくっている部分もカイネルにはあった。

 知らなかったのは無知で、仕方の無いことだけど、このスキル――いやレッドスキルを持つ者が通る苦難は、まだこの先に待っていたのだ。


 タワーの最初の階層は、高さ18バレン位置にあり、帰るときは来た道を歩いて帰るよりも階層の横穴から飛び降りた方が早いため、タコと呼ばれる落下傘が使われる。

 昔はそのタコにも不良品があり、開かずに落下死なんてこともあったらしいが、今は確立はとても低い。年に一度くらいその悪運を引く者がいるくらいだ。

 誰もがタワーへ上り、夕暮れ時には飛び降りることから、タワーを上る冒険者のことをダイバーと呼ぶようになった。

 一階層にはクリムと呼ばれる小鬼のモンスターだけがいて、錬金生命体であるため経験値以外は素材や鉱石は一切落とさない。つまり一階層で戦っていても利益はなく、普通ならパーティーを組んでいる場合は、一階二階層を飛ばして三階層のバグハという植物系のモンスターを狙いレベリングと素材集めをする。

 錬金生命体は、ゴーレム式かスライム式に分かれていて、どちらもタワーを守るために宇宙人が置いた存在だと言われている。

 カイネルは現状レベル4で、レベル11のバクハと戦うのも二階層のレベル8のダータスと戦うのも無謀ということはすぐに理解した。

 クリムですら6から7レベルで、今の彼では1対1ならなんとかなる程度。

 だけど、だけどやはり彼にはこれしか道が無い。一日も早くレベルを上げて、バクハを倒せるまでにならないと、日々の食いぶちも稼げやしない。

 いずれは十一階層の階層主ガダラスという錬金生命体を倒せるようになって、十二階層のオータというモンスターから取れる鉱石で大金を稼ぎたいところだけど、これは彼の将来の目標みたいなものだ。

 一階層は通過点と言わんばかりに、次々とダイバーたちが駆け抜けて行く。

 できればクリムとの戦い方を見ておきたかった。

 そう思うカイネルは、ある事実に苦笑いを浮かべて呟く。

「高レベルのダイバーは、クリムなんて一撃で倒して行くから参考にもならないか」

 などと言いつつ、出現【スポーン】したクリムを見つける。

 大体のダイバーがクリムを無視するおかげで、再出現【リスポーン】する危険が少なくてすむのも初心者向きかもしれない。

「クリムのことは、図書館の魔物図鑑で下調べを済ましているからね、後は――」

 実際に対峙した時の立ち回りだけだ。

 大きな包丁のような武器を持つクリムは、その攻撃が大振りであり、不意を衝かれない限りはまず当たることがない。

 背にした片手用の楯を左手に持ち、右手にショートソードを握ると、人生初のモンスターとの戦闘が始まった。

 初めてクリムと対峙するダイバーは、クリムの振り下ろしを防いではいけない。

 安易に安い楯でそれを防ごうとすれば、腕ごと楯を折られてしまう。しかし、受けたほうがいい攻撃もあり、その一つがなぎ払いと言われている。

「振り下ろしを避けて、横振りを防ぐ――くっ!」

 バシン!と大きな音を立てて楯とぶつかった包丁は、勢いを殺されて動きが止まる。そしてその隙にカイネルはクリムの腕を斬って、続けざまに胴を突き刺す。

「ガァァアア!!」

 腕を斬られて包丁を落とし大きな呻き声を上げたクリムに、引き抜いた剣をもう一度突き立てると、一瞬で煙になって消え去ってしまう。

 勿論包丁もクリムの一部であるため消失してしまう。クリムのような錬金術によって生み出されたモンスターは、人が生まれる前から存在してその起源は古の宇宙人のものらしい。

「よし!」

 初めての戦闘はあっけないものだった。ここからカイネルは一人でモンスターと戦っていかなければならない、一瞬の油断が自らを母を妹たちを全てを失ってしまうことにつながる。

「大丈夫!きっと何とかなる!」

 彼は底抜けの楽観主義者、決して後退ることはない。

 朝ダンジョン内へ向かい、昼過ぎまで20体ほどのクリムを倒して手にした経験値は現状鑑定士に見てもらわないと更新されない。自ら確認するスキルを持っているダイバーなら、自分で確かめることも可能ではある。

 クリム1体に付き2ポイントで20体だから40ポイント、レベル4からレベル5への昇格には、大体1200ポイントなのは先人の知恵から得られる情報で、大体後580体クリムを倒さないといけない計算だ。

「よし、日に50体だ!」

 1日50体をノルマにすると、約12日程度は期間がかかる計算だ。

 装備の手入れや食事、タコの再装填を含めると1日250ギリー12日で3000ギリー。

 ただ、現状はタコは必要ないため、600ギリー引いた2400ギリーの赤字だ。

 レベル5から6へは2000、7へは3400、バクハを倒せる最低ラインのレベル8へは6600。計12000、単純計算で120日、約三ヶ月ギリーにして30000。

 とてもじゃないがそこまで時間はかけられない、カイネルはリスクを抑えつつノルマを上げていかないといけないと考えていた。

「昼食もなるべく短くしないといけないな、ノルマに達成しても時間があまればできるだけ粘ってからないとだし」

 タワーの中では時間を知る術がなく、日の光は一切入らない、置時計なんってものもない。

 そのため街に設置された大きな鐘の音が、朝・昼・夕の3回ならされ、朝はゆっくり鳴らされ日が暮れるにつれ速く鳴らされる。これは危険を知らせる意味でも日が落ちるにつれて、鐘の音が速くならされることになる。

 夕を知らせる鐘の音がタワーに響く中、カイネルは61体目のクリムを倒した。

「よし、今日は帰ろう!タコを使って帰らないから、まだボクはダイバーって呼ばないかもしれないな」

 この日はそれで彼は家に帰った。

「ただいま!」
「お帰りお兄ちゃん!」
「お帰りなさいお兄ちゃん!」

 二人の妹は今日も元気で、母マリアも体を起こしてカイネルを迎えた。

 夕暮れ頃から販売される野菜のスープを抱えたカイネルは、それを食器に移して妹たちと母に食べさせる。そして、自身は干し肉と乾燥した野菜の葉を食べながら、自室に引きこもってしまう。

 父がいた頃から、彼はこうして自室に籠ることが良くあった。

 それは彼の趣味が深く関係していて、母も妹たちも知らないことだった。


 翌日もその次の日もさらに次の日も、タワーを上ってはクリムを倒し続ける日々。

 だが、9日目の昼前には目標数を討伐していた。

 その日は昼食を用意せず、昼には一度帰宅して街外れにある鑑定士の元を彼は訪ねた。

「こんにちは、ルーディばぁちゃん」
「よくきたね、カイネルぼうや」

「ステータス見てもらってもいいかな?」

 ルーディばぁちゃんは、昔はダイバー相手に鑑定士として依頼を受けていた。専門家だけあってステータスやバフ付加能力増加、デバフ付加能力低下、スキルの名前や性能が見れる。

 鑑定士の中には、武器や防具の性能やアイテムの効果に素材の鑑定もできる専門家もいたりする。

 老眼鏡を外したルーディばぁちゃんは、ボクの瞳を覗くと筋力値やらなんやらを言った後現状のレベルを口にする。

「レベルは……4じゃな、経験値は分からんが、数値は4の後半で間違いない」

 耳を疑った。

「それは本当なの?何かの間違いじゃ――」

 カイネルはレベルは4だった、経験値を集めだす前から200から300のポイントがあると考えていて、少なくともレベル5の前半になっていると考えていたから、彼が驚いてしまうのは当然だった。

 でも現実は違い、カイネルはレベル4のままで、1200ポイントを稼いだ時点で、レベル5に到達していない、これの意味する所は。

「カイネルぼうや……どうやら、ぼうやの成長速度は晩成型のようじゃ」

 晩成型――レベル毎の経験値が通常よりも必要で、そのポイントは人によって異なり、レベルが上がるにつれて育ちにくいが、他の同レベルの人と比べると能力値は高くなる。

 通常1200ポイントところを1500から1600のポイントが必要になる。

 逆に、早熟は約1000ポイント稼げば4から5へレベルアップできる。

 普通なら絶望する時、カイネルは再びあの言葉を頭に浮かべる。

 大丈夫、何とかなる。

「よかったねカイネルぼうや、神様は、努力すればするだけ力をあたえる、そう言っておるのじゃよ」

 ルーディばぁちゃんはそう言って笑顔を見せてくれた。

「うん!大丈夫!何とかなる!」

 その笑顔に救われたし、その言葉は最もだと考えた。

 そうしてルーディばぁちゃんの家を出たカイネルは、再びタワーへと向かった。そして、出店の香ばしいバーガーを一つだけ買い、その場で平らげると再び階段を上がって行った。

 得なければならない経験値が増えたとはいえ、ギリーはタワーから帰って夕刻から荷降ろしや配達の仕事を手伝えばなんとかなるし、父と母の蓄えで家は半年は大丈夫で期間は半年、半年でバクハを狩れるまでになればいい。

 そんな考えを持ちつつ彼は階段を上る。

「よし!」

 駆け上がる足は軽い、なぜなら、まだカイネルの冒険は始まったばかりだから。
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