74 / 252
第74話
しおりを挟む
◆神坂春華 視点◆
二学期の始業の日、お姉と登校し玄関で別れて自分の教室へ入るとクラスメイト達があたしへ向ける視線が刺す様で嫌な感じだと思いながら、クラスでは一番仲が良いすーちゃんとよっちゃんに声を掛けた。
「おはよ!今学期もよろしくね!」
「う、うん」
「悪いんだけど、これからは声をかけないでくれるかしら。
よっちゃんもハッキリ言いなよ」
「すーちゃん、なんで?」
「あなた、自分のお兄さんが悪いことをしてなかったのに率先して冤罪を広めたでしょ。
私達も何かあった時に裏切られるんじゃないかって思うと付き合ってられないのよ」
「ご、ごめんね」
「そ、それはっ。あたしのやったことに悪いところもあったけど、率先してはいないよ!
第一、あたしがすーちゃん達を裏切るわけないじゃない!」
「だから、それが信じられないって言うのよ。
それに私達だけでなく学校中が神坂さんのことを疑っているわよ」
いつの間にか教室にいたクラスメイト達は全員あたし達のやり取りを見ていて、みんながあたしに対して刺す視線が変わっていなかった。
逃げるように自分の席に座ろうとしたら、机の上に1枚の紙が貼ってあったのでそれを見たら『裏切られるのは嫌なので文化祭も体育祭も参加しないでください。クラス一同』っと書かれていた。
これは一学期にフユがよくされていた嫌がらせで、学校の備品や私物には触れないけど精神的にはクるものだ。
すーちゃんも自分が嫌がらせに巻き込まれたくなくてあんなことを言ってきたのだと悟った。
◆塚田智 視点◆
夏休みが明け、新学期が始まってしまった。とても気が重い。
一学期に僕のクラスが震源地となる事件が起き、その関係者だった数名が退学していて、その上被害者の神坂君は籍だけは残したけど実質的には自主退学の状態で、岸元さん・二之宮さんは当面休学。被害者の女子ふたりについては最悪の事態としてずっと登校できないかもしれないけど、卒業ができる様にケアを行うことが決まっているし、その担当も担任である僕だ。
更に今朝職員室で耳敏い先生方に教えてもらったところ、一学期に神坂君を責めていた一部の生徒たちが責任転嫁で僕のクラスを悪者に仕立て上げているという。学校の裏サイトではその流れに便乗する生徒が出てきているそうだ。また、僕には直接関係ないけど、その悪者に仕立て上げられているのは僕のクラスの他に神坂君の姉妹もターゲットになっているという。学生はこういった流れができると集団心理でいじめを行うから困ったものだ。そして、いじめを行っていた責任を今回のように負わされて次のいじめの正当化に利用される。
救いなのはうちの学校は有名大学進学を目指す生徒が多いからか悪質な犯罪的ないじめが起きにくく、いじめの内容も物証の残りにくい無視や陰口といった精神攻撃的なものがほとんどな事だろう。
そうこう考えている内に職員室での朝礼が終わり、始業の時間に合わせて教室へ向かった。
「おはようございます。今日から二学期が始まりますが、全員揃って迎えることができませんでした。
知っている人もいるかと思いますけど、一学期に起きたあれこれで犯罪となることをした生徒が退学になり、被害者の生徒もお休みしている状況です。
また、その一連の事件の中で冤罪だった神坂君に嫌がらせをしていた生徒の一部が責任転嫁でこのクラスのせいだと広めているとのことです。
そういう人は得てして嫌がらせを正当化して行ってきたりするので、注意してください。
そして、問題が起きたり起きそうだったりしたら先生に相談してください」
既に何らかの嫌がらせをされているのか生徒たちの表情はあまり良くないし、諦念を伺わせるものもある。僕がそんな表情をする訳にはいかないが気持ちとしては同じだ。
◆神坂夏菜 視点◆
どうやら冤罪被害者だった冬樹への嫌がらせをしていた連中は責任転嫁で私をスケープゴートにする様だ。
残念なことに今まで親しくしていた内の何人かはその流れに乗って私との関わりを絶とうとしているのが感じられた。
今学期は文化祭と体育祭と生徒会役員選挙が立て続けに行われるし、生徒会長としてもっとも忙しくなる時期に私の求心力がなくなるのは頭が痛くなる。
とは言え、私にはそれでも何人も味方がいるから良いが、おそらく春華はもっと大変な状況だろう。主犯や主だった被害者と同じ学年で、しかも冬樹や美波と同じ学年だったために小学校の頃からそれ以外の人間とは学校で話す程度の関係しか作らず、深く付き合う仲の友人を作ってこなかった。今の状況で味方をしてくれる人間は少ないだろうし、最悪1人もいないかもしれない。
今日は始業式とホームルームだけの午前で終わりだった。放課後になって早々に春華へメッセージを送ったが未読のままで、電話をしても出ないので嫌な予感がして春華のクラスへ急いで向かった。
春華の教室へ着くと、嫌な予感の通り春華がクラスメイトにつるし上げられていた。不幸中の幸いで暴力は振るわれていない様だったが、敵意むき出しの生徒たちに囲まれ、縦横無尽に口撃されていた。
「すまないが、春華を放してはくれないか。用事があって急ぐんだ。
あと、聞きたいのだが、春華が何かしたのだろうか?」
睨むように囲んでいた生徒に尋ねても、私と目を合わせようとせず散り散りにほとんどが教室を出ていった。
「お姉・・・あたし・・・」
「何も言わないでいい。とりあえず、高梨先生のところへ行って相談しよう」
メッセージを送るとすぐに返信をしてくれ、部室で落ち合うことになった。
「話には聞いていたけど、春華さんが一番大変みたいね。
岸元さん達みたいに、学校をお休みして様子見をした方が良いと思うけどどうかしら?」
「はい、しばらくはお休みさせてもらいたいと思います。
今日だけでもものすごく辛かったですから、このまま学校へ来ても勉強にならないと思います」
「そうね。わたしもできるだけ悪くない形でお休みできる様に働きかけてみるわ。
夏菜さんはどうかしら?」
「私はかばってくれる友人がいるので大丈夫です。それに二学期は文化祭と体育祭と生徒会役員選挙があるので、生徒会長の私が休んでいるわけにもいかないんですよ」
「ひとりじゃないのなら大丈夫かもしれないわね。でも、生徒会のことよりも夏菜さんの方が大事だからダメそうだなと思ったら休むことを考えてね」
「はい、ありがとうございます」
今度は春華や私が高梨先生に迷惑をかけてしまうようだ。一学期の冬樹に続いて申し訳ない気持ちになるが、頼もしくもある。
今まであまり接点がなかったが、本当に良い先生と巡り会えて良かったと思う。
二学期の始業の日、お姉と登校し玄関で別れて自分の教室へ入るとクラスメイト達があたしへ向ける視線が刺す様で嫌な感じだと思いながら、クラスでは一番仲が良いすーちゃんとよっちゃんに声を掛けた。
「おはよ!今学期もよろしくね!」
「う、うん」
「悪いんだけど、これからは声をかけないでくれるかしら。
よっちゃんもハッキリ言いなよ」
「すーちゃん、なんで?」
「あなた、自分のお兄さんが悪いことをしてなかったのに率先して冤罪を広めたでしょ。
私達も何かあった時に裏切られるんじゃないかって思うと付き合ってられないのよ」
「ご、ごめんね」
「そ、それはっ。あたしのやったことに悪いところもあったけど、率先してはいないよ!
第一、あたしがすーちゃん達を裏切るわけないじゃない!」
「だから、それが信じられないって言うのよ。
それに私達だけでなく学校中が神坂さんのことを疑っているわよ」
いつの間にか教室にいたクラスメイト達は全員あたし達のやり取りを見ていて、みんながあたしに対して刺す視線が変わっていなかった。
逃げるように自分の席に座ろうとしたら、机の上に1枚の紙が貼ってあったのでそれを見たら『裏切られるのは嫌なので文化祭も体育祭も参加しないでください。クラス一同』っと書かれていた。
これは一学期にフユがよくされていた嫌がらせで、学校の備品や私物には触れないけど精神的にはクるものだ。
すーちゃんも自分が嫌がらせに巻き込まれたくなくてあんなことを言ってきたのだと悟った。
◆塚田智 視点◆
夏休みが明け、新学期が始まってしまった。とても気が重い。
一学期に僕のクラスが震源地となる事件が起き、その関係者だった数名が退学していて、その上被害者の神坂君は籍だけは残したけど実質的には自主退学の状態で、岸元さん・二之宮さんは当面休学。被害者の女子ふたりについては最悪の事態としてずっと登校できないかもしれないけど、卒業ができる様にケアを行うことが決まっているし、その担当も担任である僕だ。
更に今朝職員室で耳敏い先生方に教えてもらったところ、一学期に神坂君を責めていた一部の生徒たちが責任転嫁で僕のクラスを悪者に仕立て上げているという。学校の裏サイトではその流れに便乗する生徒が出てきているそうだ。また、僕には直接関係ないけど、その悪者に仕立て上げられているのは僕のクラスの他に神坂君の姉妹もターゲットになっているという。学生はこういった流れができると集団心理でいじめを行うから困ったものだ。そして、いじめを行っていた責任を今回のように負わされて次のいじめの正当化に利用される。
救いなのはうちの学校は有名大学進学を目指す生徒が多いからか悪質な犯罪的ないじめが起きにくく、いじめの内容も物証の残りにくい無視や陰口といった精神攻撃的なものがほとんどな事だろう。
そうこう考えている内に職員室での朝礼が終わり、始業の時間に合わせて教室へ向かった。
「おはようございます。今日から二学期が始まりますが、全員揃って迎えることができませんでした。
知っている人もいるかと思いますけど、一学期に起きたあれこれで犯罪となることをした生徒が退学になり、被害者の生徒もお休みしている状況です。
また、その一連の事件の中で冤罪だった神坂君に嫌がらせをしていた生徒の一部が責任転嫁でこのクラスのせいだと広めているとのことです。
そういう人は得てして嫌がらせを正当化して行ってきたりするので、注意してください。
そして、問題が起きたり起きそうだったりしたら先生に相談してください」
既に何らかの嫌がらせをされているのか生徒たちの表情はあまり良くないし、諦念を伺わせるものもある。僕がそんな表情をする訳にはいかないが気持ちとしては同じだ。
◆神坂夏菜 視点◆
どうやら冤罪被害者だった冬樹への嫌がらせをしていた連中は責任転嫁で私をスケープゴートにする様だ。
残念なことに今まで親しくしていた内の何人かはその流れに乗って私との関わりを絶とうとしているのが感じられた。
今学期は文化祭と体育祭と生徒会役員選挙が立て続けに行われるし、生徒会長としてもっとも忙しくなる時期に私の求心力がなくなるのは頭が痛くなる。
とは言え、私にはそれでも何人も味方がいるから良いが、おそらく春華はもっと大変な状況だろう。主犯や主だった被害者と同じ学年で、しかも冬樹や美波と同じ学年だったために小学校の頃からそれ以外の人間とは学校で話す程度の関係しか作らず、深く付き合う仲の友人を作ってこなかった。今の状況で味方をしてくれる人間は少ないだろうし、最悪1人もいないかもしれない。
今日は始業式とホームルームだけの午前で終わりだった。放課後になって早々に春華へメッセージを送ったが未読のままで、電話をしても出ないので嫌な予感がして春華のクラスへ急いで向かった。
春華の教室へ着くと、嫌な予感の通り春華がクラスメイトにつるし上げられていた。不幸中の幸いで暴力は振るわれていない様だったが、敵意むき出しの生徒たちに囲まれ、縦横無尽に口撃されていた。
「すまないが、春華を放してはくれないか。用事があって急ぐんだ。
あと、聞きたいのだが、春華が何かしたのだろうか?」
睨むように囲んでいた生徒に尋ねても、私と目を合わせようとせず散り散りにほとんどが教室を出ていった。
「お姉・・・あたし・・・」
「何も言わないでいい。とりあえず、高梨先生のところへ行って相談しよう」
メッセージを送るとすぐに返信をしてくれ、部室で落ち合うことになった。
「話には聞いていたけど、春華さんが一番大変みたいね。
岸元さん達みたいに、学校をお休みして様子見をした方が良いと思うけどどうかしら?」
「はい、しばらくはお休みさせてもらいたいと思います。
今日だけでもものすごく辛かったですから、このまま学校へ来ても勉強にならないと思います」
「そうね。わたしもできるだけ悪くない形でお休みできる様に働きかけてみるわ。
夏菜さんはどうかしら?」
「私はかばってくれる友人がいるので大丈夫です。それに二学期は文化祭と体育祭と生徒会役員選挙があるので、生徒会長の私が休んでいるわけにもいかないんですよ」
「ひとりじゃないのなら大丈夫かもしれないわね。でも、生徒会のことよりも夏菜さんの方が大事だからダメそうだなと思ったら休むことを考えてね」
「はい、ありがとうございます」
今度は春華や私が高梨先生に迷惑をかけてしまうようだ。一学期の冬樹に続いて申し訳ない気持ちになるが、頼もしくもある。
今まであまり接点がなかったが、本当に良い先生と巡り会えて良かったと思う。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
付き合う前から好感度が限界突破な幼馴染が、疎遠になっていた中学時代を取り戻す為に高校ではイチャイチャするだけの話
頼瑠 ユウ
青春
高校一年生の上条悠斗は、同級生にして幼馴染の一ノ瀬綾乃が別のクラスのイケメンに告白された事を知り、自身も彼女に想いを伝える為に告白をする。
綾乃とは家が隣同士で、彼女の家庭の事情もあり家族ぐるみで幼い頃から仲が良かった。
だが、悠斗は小学校卒業を前に友人達に綾乃との仲を揶揄われ、「もっと女の子らしい子が好きだ」と言ってしまい、それが切っ掛けで彼女とは疎遠になってしまっていた。
中学の三年間は拒絶されるのが怖くて、悠斗は綾乃から逃げ続けた。
とうとう高校生となり、綾乃は誰にでも分け隔てなく優しく、身体つきも女性らしくなり『学年一の美少女』と謳われる程となっている。
高嶺の花。
そんな彼女に悠斗は不釣り合いだと振られる事を覚悟していた。
だがその結果は思わぬ方向へ。実は彼女もずっと悠斗が好きで、両想いだった。
しかも、綾乃は悠斗の気を惹く為に、品行方正で才色兼備である事に努め、胸の大きさも複数のパッドで盛りに盛っていた事が発覚する。
それでも構わず、恋人となった二人は今まで出来なかった事を少しずつ取り戻していく。
他愛の無い会話や一緒にお弁当を食べたり、宿題をしたり、ゲームで遊び、デートをして互いが好きだという事を改めて自覚していく。
存分にイチャイチャし、時には異性と意識して葛藤する事もあった。
両家の家族にも交際を認められ、幸せな日々を過ごしていた。
拙いながらも愛を育んでいく中で、いつしか学校では綾乃の良からぬ噂が広まっていく。
そして綾乃に振られたイケメンは彼女の弱みを握り、自分と付き合う様に脅してきた。
それでも悠斗と綾乃は屈せずに、将来を誓う。
イケメンの企てに、友人達や家族の助けを得て立ち向かう。
付き合う前から好感度が限界突破な二人には、いかなる障害も些細な事だった。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる