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第77話
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◆神坂冬樹 視点◆
病院で医師に今のまま停滞し続けるのは嫌なので前に進んでいきたいと相談したところ、段階的に様子を見ながら進めれば良いのではないかという提案をされ、具体的には美晴さんに側に居てもらう状態で姉さんとハルとビデオチャットをするところから始めることにした。
「久しぶり、姉さん、ハル」
『ああ、久しぶりだな冬樹』
『フユ、久しぶり。元気にしてた?』
「うん、なんとか元気でやってるよ。そっちはどう?」
『まぁ、身体の方は元気だが精神的にはちょっとな・・・』
『うん、そうだね。精神的には厳しいかな』
『まず冬樹にちゃんと謝らせて欲しい。お前のことをちゃんと信じて守ってやれなくてすまなかった。その事は深く反省している』
『フユ、あたしも早とちりしてちゃんと話を聞かないで騒ぎを大きくさせちゃってごめんなさい。
あと、フユの前の家に押し掛けて追い詰めちゃったこともごめん』
「ふたりともありがとう。たしかに恨んだりもしたけど、誤解を解けなかったのをすぐに諦めた俺も悪かったと思うし、過ぎたことを今更掘り返してもしょうがないよ。
それよりも、これからは前に進むことを考えたいんだ。だからふたりにも協力して欲しい」
『もちろん協力するよ!ね、お姉』
『ああ、もちろんだ』
「それでなんだけど、これからしばらくこうやってビデオチャットで顔を合わせさせて欲しいんだ。
段階的に時間を増やしたりして様子を見ていって、大丈夫そうなら直接会っていきたい」
『それは、あたしこそ望むところだよ』
「うん、ありがとう。
それと、大事なことを報告させてもらうと、美晴姉さん、美晴さんとお付き合いすることになったから」
『そ、そうか、それは良かったと思うぞ。おめでとう』
『美晴お姉と!?い、良い人だしここ最近ずっと一緒だったんだもんね!良かったよ!』
姉さんたちは祝福の言葉をかけてくれたけど、何かを気にしているようで焦っているようにも見える。
「ふたりともありがとう。美晴さんと付き合うからには将来のことまでしっかり考えたいと思ってるから・・・
そういうのもあって、ふたりや父さん母さんともちゃんと向き合いたいって思っているので、よろしく頼むね」
『あ、ああ、もちろんだ。な、春華?』
『も、もちろんだよ、お姉』
それからしばらく他愛のない雑談を交わして通話開始から10分くらいでビデオチャットを終えた。
画面越しだったのが良かったのか、嫌な気持ちになることも気分が悪くなることもなく無事に話すことができたので大きな前進だと思う。
◆神坂春華 視点◆
美晴お姉を通じてフユがビデオチャットで会話をしたいと言ってきた。病気を克服したいと言う目的だとはわかっているけど、それでもフユと話ができると思うと嬉しくてしょうがなかった。
お姉はクールだからあまり感情を出さないけど、最近で一番嬉しそうな雰囲気をまとっていた。
そんなあたしたちの様子に気付いた美波ちゃんがどうしてなのかと尋ねてきたので、お姉とふたりでフユとビデオチャットをする話をしたら、美波ちゃんも会話したいと言ってきた。
美波ちゃんは鷺ノ宮と直接関わっていたし、もっと言えばフユがずっと好きだった相手だから、今回の目的からすると遠慮してほしかったのでお姉とふたりでできるだけ角が立たない様に気を付けつつ断りを入れたら、そこはなんとか納得してもらえたけど、あたしたちがフユとビデオチャットをする様子を側で見せて欲しいという事は断れなかった。
お姉とはチャットが始まったら早い段階で美波ちゃんが側で聞いていることを言う予定にしていた。目的は美波ちゃんに聞かれたくないことを言わないためだったのだけど、それよりも早く美波ちゃんに今はまだ一番聞かれたくなかった美晴お姉と付き合い出したことをフユが言ってしまった。
それを聞いた瞬間の美波ちゃんは般若の形相で今まで見た中で一番怖い雰囲気を纏っていた。お姉も一番隠したかったことを言われてしまったから、逆に美波ちゃんが聞いていることを言わないままチャットを続け、後は他愛のない雑談しかなかったので美波ちゃんに聞かれて困ることはなかったけど、逆に美波ちゃんについて一言も触れなかったことが美波ちゃんは不満だった様でチャットが終わるまでずっと恐ろしい雰囲気を醸し出していた。
◆岸元美波 視点◆
二学期に入り最初の週末が過ぎた火曜日、最近のルーチンワークであるわたしの部屋で春華ちゃんとの勉強をして過ごし、夏菜お姉ちゃんが学校から帰宅してきた頃合いで一旦お開きにし、夕食とお風呂を済ませてから、今度は神坂家へお邪魔した。
春華ちゃんの様子が勉強していた時と全然違っていて嬉しそうで、しかも夏菜お姉ちゃんも珍しく機嫌が良かったので、どうしてなのか尋ねたらこれから冬樹とビデオチャットをするというのだ。たしかに、それは嬉しくなる気持ちもわかる。わたしも混ぜて欲しいとお願いしたけど、冬樹の病気克服のためのリハビリ的なものなので、鷺ノ宮くんと関わっていたわたしは今の冬樹に刺激が強いだろうから今回は遠慮して欲しいということで受け入れて我慢することにしたけど、邪魔をしないので側で様子を見させて欲しいとお願いし、そのことだけは聞いてもらえることになった。
時間になり準備ができたたところで、冬樹とのビデオチャットが始まった。
別のモニターで冬樹の顔を見ながら声を聞いていたら嬉しくなり、ビデオチャットとは言え顔を見て会話をし、謝っている春華ちゃんたちが羨ましく思えた。
お互いの謝罪が終わったところで冬樹から恐ろしい発言を聞いた。
お姉ちゃんと付き合い出したというのだ・・・とても大きい衝撃だったけど、色々あったのでやむを得ないと言い聞かせながらビデオチャットの様子を見ていたけど、冬樹はわたしについて一言も触れず気にかける様子すらなかったのだ。
それなのに高梨先生やその友人の『みゆきさん』については触れたのに対し、最後までわたしのことについて触れることなくビデオチャットが終わったのは悲しかったし、少し苛立ちもした。
◆鷺ノ宮那奈 視点◆
7月に弟の隆史が警察に捕まってから環境が大きく変わってしまった。
隆史は他の仲の良い男子と共に同じ学校の女子生徒を集団で凌辱していて、特に悪質なのは動画を撮ってそれをネット上にバラ撒かれたくなければ言うことを聞くようにと脅迫までしていたという。そんな事は断じて許せないし、被害に遭った娘のことを考えると申し訳無さで旨が痛くなる。
しかし、本人も認めている事実として突きつけられてもなお、本当に隆史がそんな事をしたのかという疑問がある。身内の贔屓にはなるけど、思春期の男の子だからというのもあって多少は悪ぶるところもあるけど、そんな卑劣なことを主導して行うような性格ではなくせいぜい周りに流されて追随してしまうくらいのもので、ハッキリとは言えないけど、周囲に流されてしまったのではないかとも考えられる。隆史は昔から流されやすい性格だったので、部活の先輩か誰かに良い様に踊らせて主犯になってしまったのではないか・・・事ここに至ってなお、振り返って考えてもそんな大それた事を行う前兆は全く無かったと思うし、警察に逮捕されてから面会に行った時もそんな風には見えなかった。
特に先週面会に行って話した時はひたすら後悔し、自分のせいで被害者の女の子たちや周囲の人間に迷惑をかけたことを悲しんでいた様子を見てそう思ってしまう。
私自身式まで決まっていた義之さんとの婚約を破棄することになり、職場も居心地が悪くなって促される様に辞め、両親の負担まで考えて風俗で働き始めたけど隆史を恨む気にはならない。どこまでいっても弟を見捨てられない言う気持ちがあるし、更生し罪を償ってくれる兆しが見えているから頑張ろうと思える。
新しい職場は思っていた以上にキツかった。今まで義之さん以外とは触れあった事がなかったから、どうしても身体が強張ってしまってそのせいで怒鳴られたこともある。大声で怒鳴られたのも人生で初めてのことで心が挫けそうだったけど、お父さんの次の仕事の目処すら立っていないし、今のお母さんにはお金の心配をかけたくないから頑張るしかない・・・
病院で医師に今のまま停滞し続けるのは嫌なので前に進んでいきたいと相談したところ、段階的に様子を見ながら進めれば良いのではないかという提案をされ、具体的には美晴さんに側に居てもらう状態で姉さんとハルとビデオチャットをするところから始めることにした。
「久しぶり、姉さん、ハル」
『ああ、久しぶりだな冬樹』
『フユ、久しぶり。元気にしてた?』
「うん、なんとか元気でやってるよ。そっちはどう?」
『まぁ、身体の方は元気だが精神的にはちょっとな・・・』
『うん、そうだね。精神的には厳しいかな』
『まず冬樹にちゃんと謝らせて欲しい。お前のことをちゃんと信じて守ってやれなくてすまなかった。その事は深く反省している』
『フユ、あたしも早とちりしてちゃんと話を聞かないで騒ぎを大きくさせちゃってごめんなさい。
あと、フユの前の家に押し掛けて追い詰めちゃったこともごめん』
「ふたりともありがとう。たしかに恨んだりもしたけど、誤解を解けなかったのをすぐに諦めた俺も悪かったと思うし、過ぎたことを今更掘り返してもしょうがないよ。
それよりも、これからは前に進むことを考えたいんだ。だからふたりにも協力して欲しい」
『もちろん協力するよ!ね、お姉』
『ああ、もちろんだ』
「それでなんだけど、これからしばらくこうやってビデオチャットで顔を合わせさせて欲しいんだ。
段階的に時間を増やしたりして様子を見ていって、大丈夫そうなら直接会っていきたい」
『それは、あたしこそ望むところだよ』
「うん、ありがとう。
それと、大事なことを報告させてもらうと、美晴姉さん、美晴さんとお付き合いすることになったから」
『そ、そうか、それは良かったと思うぞ。おめでとう』
『美晴お姉と!?い、良い人だしここ最近ずっと一緒だったんだもんね!良かったよ!』
姉さんたちは祝福の言葉をかけてくれたけど、何かを気にしているようで焦っているようにも見える。
「ふたりともありがとう。美晴さんと付き合うからには将来のことまでしっかり考えたいと思ってるから・・・
そういうのもあって、ふたりや父さん母さんともちゃんと向き合いたいって思っているので、よろしく頼むね」
『あ、ああ、もちろんだ。な、春華?』
『も、もちろんだよ、お姉』
それからしばらく他愛のない雑談を交わして通話開始から10分くらいでビデオチャットを終えた。
画面越しだったのが良かったのか、嫌な気持ちになることも気分が悪くなることもなく無事に話すことができたので大きな前進だと思う。
◆神坂春華 視点◆
美晴お姉を通じてフユがビデオチャットで会話をしたいと言ってきた。病気を克服したいと言う目的だとはわかっているけど、それでもフユと話ができると思うと嬉しくてしょうがなかった。
お姉はクールだからあまり感情を出さないけど、最近で一番嬉しそうな雰囲気をまとっていた。
そんなあたしたちの様子に気付いた美波ちゃんがどうしてなのかと尋ねてきたので、お姉とふたりでフユとビデオチャットをする話をしたら、美波ちゃんも会話したいと言ってきた。
美波ちゃんは鷺ノ宮と直接関わっていたし、もっと言えばフユがずっと好きだった相手だから、今回の目的からすると遠慮してほしかったのでお姉とふたりでできるだけ角が立たない様に気を付けつつ断りを入れたら、そこはなんとか納得してもらえたけど、あたしたちがフユとビデオチャットをする様子を側で見せて欲しいという事は断れなかった。
お姉とはチャットが始まったら早い段階で美波ちゃんが側で聞いていることを言う予定にしていた。目的は美波ちゃんに聞かれたくないことを言わないためだったのだけど、それよりも早く美波ちゃんに今はまだ一番聞かれたくなかった美晴お姉と付き合い出したことをフユが言ってしまった。
それを聞いた瞬間の美波ちゃんは般若の形相で今まで見た中で一番怖い雰囲気を纏っていた。お姉も一番隠したかったことを言われてしまったから、逆に美波ちゃんが聞いていることを言わないままチャットを続け、後は他愛のない雑談しかなかったので美波ちゃんに聞かれて困ることはなかったけど、逆に美波ちゃんについて一言も触れなかったことが美波ちゃんは不満だった様でチャットが終わるまでずっと恐ろしい雰囲気を醸し出していた。
◆岸元美波 視点◆
二学期に入り最初の週末が過ぎた火曜日、最近のルーチンワークであるわたしの部屋で春華ちゃんとの勉強をして過ごし、夏菜お姉ちゃんが学校から帰宅してきた頃合いで一旦お開きにし、夕食とお風呂を済ませてから、今度は神坂家へお邪魔した。
春華ちゃんの様子が勉強していた時と全然違っていて嬉しそうで、しかも夏菜お姉ちゃんも珍しく機嫌が良かったので、どうしてなのか尋ねたらこれから冬樹とビデオチャットをするというのだ。たしかに、それは嬉しくなる気持ちもわかる。わたしも混ぜて欲しいとお願いしたけど、冬樹の病気克服のためのリハビリ的なものなので、鷺ノ宮くんと関わっていたわたしは今の冬樹に刺激が強いだろうから今回は遠慮して欲しいということで受け入れて我慢することにしたけど、邪魔をしないので側で様子を見させて欲しいとお願いし、そのことだけは聞いてもらえることになった。
時間になり準備ができたたところで、冬樹とのビデオチャットが始まった。
別のモニターで冬樹の顔を見ながら声を聞いていたら嬉しくなり、ビデオチャットとは言え顔を見て会話をし、謝っている春華ちゃんたちが羨ましく思えた。
お互いの謝罪が終わったところで冬樹から恐ろしい発言を聞いた。
お姉ちゃんと付き合い出したというのだ・・・とても大きい衝撃だったけど、色々あったのでやむを得ないと言い聞かせながらビデオチャットの様子を見ていたけど、冬樹はわたしについて一言も触れず気にかける様子すらなかったのだ。
それなのに高梨先生やその友人の『みゆきさん』については触れたのに対し、最後までわたしのことについて触れることなくビデオチャットが終わったのは悲しかったし、少し苛立ちもした。
◆鷺ノ宮那奈 視点◆
7月に弟の隆史が警察に捕まってから環境が大きく変わってしまった。
隆史は他の仲の良い男子と共に同じ学校の女子生徒を集団で凌辱していて、特に悪質なのは動画を撮ってそれをネット上にバラ撒かれたくなければ言うことを聞くようにと脅迫までしていたという。そんな事は断じて許せないし、被害に遭った娘のことを考えると申し訳無さで旨が痛くなる。
しかし、本人も認めている事実として突きつけられてもなお、本当に隆史がそんな事をしたのかという疑問がある。身内の贔屓にはなるけど、思春期の男の子だからというのもあって多少は悪ぶるところもあるけど、そんな卑劣なことを主導して行うような性格ではなくせいぜい周りに流されて追随してしまうくらいのもので、ハッキリとは言えないけど、周囲に流されてしまったのではないかとも考えられる。隆史は昔から流されやすい性格だったので、部活の先輩か誰かに良い様に踊らせて主犯になってしまったのではないか・・・事ここに至ってなお、振り返って考えてもそんな大それた事を行う前兆は全く無かったと思うし、警察に逮捕されてから面会に行った時もそんな風には見えなかった。
特に先週面会に行って話した時はひたすら後悔し、自分のせいで被害者の女の子たちや周囲の人間に迷惑をかけたことを悲しんでいた様子を見てそう思ってしまう。
私自身式まで決まっていた義之さんとの婚約を破棄することになり、職場も居心地が悪くなって促される様に辞め、両親の負担まで考えて風俗で働き始めたけど隆史を恨む気にはならない。どこまでいっても弟を見捨てられない言う気持ちがあるし、更生し罪を償ってくれる兆しが見えているから頑張ろうと思える。
新しい職場は思っていた以上にキツかった。今まで義之さん以外とは触れあった事がなかったから、どうしても身体が強張ってしまってそのせいで怒鳴られたこともある。大声で怒鳴られたのも人生で初めてのことで心が挫けそうだったけど、お父さんの次の仕事の目処すら立っていないし、今のお母さんにはお金の心配をかけたくないから頑張るしかない・・・
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