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二日連続、トモノリは小屋に不在だった。
小屋の中を覗いてみたが、木台に置かれた工具のラインナップ、そして二畳のスペースに置かれた雑多な物品の位置が、昨日とまったく同じだと気がつき、隼人は氷の世界に囚われたような気持ちになった。
丸一日以上、トモノリは帰宅していない。
泊りがけの旅行に出かけたとは思えなかった。ひたすら小屋にこもり、たまに外に出て工作をする。これまでに聞いた噂の中で、トモノリの生態はそう語られてきた。事実、隼人はこれまで一度も、小屋から離れた場所でトモノリを見かけたことはない。見かけたという話を聞いたこともない。食料品や日用品などを買うために外出はしているのだろうが、頻繁に家を空けたり、小屋ではない場所に長時間滞在したりするイメージは、はっきり言ってない。
「……まさか」
トモノリの身になにか起きた? なんらかのトラブルに巻き込まれ、小屋に帰ってこられない?
そんな疑念を追いかけるように脳裏に浮かんだのは、川真田樹音の顔。
川真田たちがトモノリになにかした?
まさか。あいつらはまりりんを虐げるためにトモノリを利用しただけで、トモノリにはなんの恨みもないはずだ。トモノリの性格を考えれば、あいつのほうから川真田たちに接触したとも考えにくい。
だとすれば、他に考えられる可能性は――。
「……まりりんか?」
まりりんとトモノリは仲睦まじい。唇と唇が重なるキスをしたのが、そのなによりの証拠だ。こっそり会ってセックスをしているのでは、と疑ったことが一度あったが、その推測が正しかったのか? 二人は今ごろ、どこかの宿泊施設に泊まって、誰にも邪魔をされない環境で愛を交わし合っている?
隼人は握り拳を木台の天板に叩きつけた。自動車事故でも起きたかのような鈍い音が立ち、並べられている工具の位置が微動した。
証拠はない。思考がいささか短絡的で、的の真ん中を外している気がする。一方で、その予測が真実であってほしくないからそう思おうとしているだけなのかもしれない、とも思う。
真相を確かめたい、という猛烈な欲求が込み上げる。
明日も真夜中に小屋まで行き、トモノリが不在の事実を見せつけられたら、精神がどうにかなってしまいそうだ。そうなる前に、手を打とう。行動するんだ。まりりんのもとに駆けつけて、彼女を救い出そう。救い出さなければ。
小屋の中を覗いてみたが、木台に置かれた工具のラインナップ、そして二畳のスペースに置かれた雑多な物品の位置が、昨日とまったく同じだと気がつき、隼人は氷の世界に囚われたような気持ちになった。
丸一日以上、トモノリは帰宅していない。
泊りがけの旅行に出かけたとは思えなかった。ひたすら小屋にこもり、たまに外に出て工作をする。これまでに聞いた噂の中で、トモノリの生態はそう語られてきた。事実、隼人はこれまで一度も、小屋から離れた場所でトモノリを見かけたことはない。見かけたという話を聞いたこともない。食料品や日用品などを買うために外出はしているのだろうが、頻繁に家を空けたり、小屋ではない場所に長時間滞在したりするイメージは、はっきり言ってない。
「……まさか」
トモノリの身になにか起きた? なんらかのトラブルに巻き込まれ、小屋に帰ってこられない?
そんな疑念を追いかけるように脳裏に浮かんだのは、川真田樹音の顔。
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まさか。あいつらはまりりんを虐げるためにトモノリを利用しただけで、トモノリにはなんの恨みもないはずだ。トモノリの性格を考えれば、あいつのほうから川真田たちに接触したとも考えにくい。
だとすれば、他に考えられる可能性は――。
「……まりりんか?」
まりりんとトモノリは仲睦まじい。唇と唇が重なるキスをしたのが、そのなによりの証拠だ。こっそり会ってセックスをしているのでは、と疑ったことが一度あったが、その推測が正しかったのか? 二人は今ごろ、どこかの宿泊施設に泊まって、誰にも邪魔をされない環境で愛を交わし合っている?
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明日も真夜中に小屋まで行き、トモノリが不在の事実を見せつけられたら、精神がどうにかなってしまいそうだ。そうなる前に、手を打とう。行動するんだ。まりりんのもとに駆けつけて、彼女を救い出そう。救い出さなければ。
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