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撮影
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翌朝、菜摘はオレンジ色のトートバッグを提げて登校した。
朝のホームルームが始まり、濱田結衣が教室に入ってきた。
教壇に立ち、お定まりの挨拶をしたあと、故意か無意識か、教室の中央最後列の菜摘の席に視線を投げかけた。机の横のトートバッグが目に入ったらしく、あからさまに顔をしかめた。菜摘は挑むような眼差しを送りつけたが、それには取り合わず、何食わぬ顔でホームルームの始まりを宣言した。
チャイムが鳴ると、濱田結衣は雑談をしようと群がってきた女子の一団に一言断り、菜摘の席へと歩を進めた。顔から表情が消えている。彼女が児童を叱りつける直前に決まって見せる表情だ。
濱田結衣は一旦説教を始めるとしつこいが、出し抜けに怒鳴りつけるような真似はまずしない。先手必勝、敵が机に辿り着くよりも先に口火を切った。
「せんせぇ。ランドセルが壊れたから、今日から違う鞄で学校に来ることにしたんですけど、別にいいですよね。事情が事情だし」
「壊れた? 事情が事情って、どういうこと?」
「事故があって、ボロボロになっちゃったんです。こんなふうに」
スタンバイしていたスマートフォンの画面を見せる。おびただしい切り傷を負った赤いランドセルの画像を目の当たりにした瞬間、濱田結衣の眉間に深く皺が刻まれた。片手でスマートフォンをやんわりと押しのけ、険しい表情のまま菜摘を見据える。
あんたがやったんじゃないの? 事故のせいで壊れてしまったんじゃなくて、あんたがわざと傷つけたんじゃないの?
二つの瞳は、そう詰問するかのようだった。
「……仕方ないわね」
溜息がこぼれた。濱田結衣の唇からだ。
「そういうことなら、ランドセル以外の鞄で来ても構わないわ。なにをやって壊したのかは知らないけど、今後は気をつけなさいよ、つまらない不注意には」
そう言い捨てて、机から離れる。教卓を囲むように待機していた女子たちと少しばかり言葉を交わし、教室をあとにした。
「壊れた」と言ったのに「壊した」と決めつけられたのは納得がいかなかったし、「つまらない」の一言は癪に障ったが、黙っていた。感情を顔に出すのも自制した。全ては今後のことを考えての対応だった。
*
菜摘は昨晩、濱田結衣の顔写真をどう撮るかについて考えた。
面と向かって頼むか。それとも、無断で撮影するか。
相手の性格、そして菜摘との仲を考えれば、頼んでも簡単には撮らせてもらえないだろう。だからといって隠し撮りをするのは、犯行が発覚したときが怖い。どちらも選びがたいが、下手に出て相手の警戒心を和らげた方が、目的を遂げられる可能性が高いはずだ。
わざわざ職員室に出向いて願い出るのは、いささか大げさで、怪訝に思われかねない。行動を起こすとすれば、濱田結衣が教室にいて、なおかつ、授業やホームルームが行われていないとき。つまり、授業やホームルームを行うために教室に入って来てからそれらを始めるまでの間か、それらを終えてから教室を出て行くまでの間。それ以外ならば、給食時間。三つのうちのいずれかだ。
給食時間の場合、クラスメイト全員から注目を浴びるのは必至で、やりにくい。授業やホームルームの前後の場合、例によって一部の女子が担任を取り囲むと予想されるが、チャンスが全くないわけではないはずだ。
濱田結衣は理科の教科担任を務めている。理科の授業は、明日の三時間目にある。
明日、三時間目が始まる前か終わったあとに顔写真の撮影を申し出よう。
そう方針を固めてから半日が経ち、計画を実行に移すときが来た。
*
濱田結衣は授業が始まる三分前に教室にやって来た。好都合なことに、彼女とよく話をする女子のグループは全員、教室の隅で無駄話に夢中になっている。
菜摘は席を立ち、教卓へ向かう。本日の授業で使うらしいプリントをチェックしていた濱田結衣は、気配を感じたのか足音を聞き取ったのか、顔を上げた。近づいてくる菜摘を認めると、あからさまではないにせよ、眉根と眉根の間隔を狭めた。その表情の変化に対する感情を抑えつけ、単刀直入に切り出した。
「せんせぇ。ボク、せんせぇの顔写真が欲しいんですけど、撮ってもいいですか」
唐突な申し出に、訝しげな眼差しを教え子に注ぐ。
「私の顔写真? どうしてそんなものが欲しいの?」
「どうしてって、欲しいからです」
「答えになってないじゃない。ちゃんと理由を言いなさい」
教室にいる児童の視線が集まり出したのを感じたが、意に介さずに答える。
「欲しいから、欲しいんです。それが理由です」
「……辻。あんたねぇ、人に頼み事をしておいてその態度はないんじゃないの。ふて腐れてないで、きちんと理由を説明しなさい。どうして先生の顔写真が欲しいの?」
「説明したら撮らせてくれるんですか」
「説明次第に決まってるじゃない。ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと説明しなさいよ。それとも、言えないような理由なの?」
言い合う二人の顔つきと声が、叱り叱られるときのそれに近づいてきた。濱田結衣に馴れ馴れしく接するグループに属する女子たちも、いつの間にか無駄話を止め、不安そうに成り行きを見守っている。
顔写真の撮影を願い出たのが彼女たちだったならば、すんなりと目的を達成できたに違いない。そう思うと、腹立たしくもあり、もどかしくもある。
相手を納得させられると確信を持てる虚偽の理由を、菜摘は用意できていなかった。昨夜も随分と遅くまで考えたし、言葉をやりとりしている今も懸命に思案している。しかし、どうしても、これというアイデアが浮かばない。
「言えないの? 言えないなら許可するわけにはいかないわ。顔写真は諦めなさい」
菜摘はなにも言い返せない。両の手を強く握り締めて悔しさを押し殺す。ジーパンのポケットに忍ばせているカッターナイフを、いつしか強く意識していた。
濱田結衣は菜摘から顔を背けた。それにワンテンポ遅れて、授業開始を告げるチャイムが鳴った。
タイムリミットを告げる音色に、菜摘は強引に迷いを振り切った。ジーパンのポケットに手を入れ、カッターナイフ――ではなく、スマートフォンを取り出す。カメラ機能を立ち上げ、レンズを濱田結衣に向け、撮影ボタンをタップした。
かしゃり、というシャッター音を追いかけるように、菜摘は画面を見た。濱田結衣の無防備な横顔がフレームに収まっていた。
「ちょっと、辻! あんた、なにを勝手に――」
鋭い眼差しと声から逃げるように、一目散に自席に戻る。胸にスマートフォンを強く押し当て、上体を天板に密着させ、さらに片腕で頭をガードする。心臓が狂乱したように拍動している。
「辻!」
二度目の怒鳴り声も無視する。机まで詰め寄ってくるかもしれないと危惧したが、足音は近づいてこない。ほどなく三度目の怒声が教室に響いたが、菜摘は体勢を崩そうとはしなかった。
重々しい溜息が聞こえたのを最後に、教室から一切の音が途絶えた。息が詰まるような沈黙は一分を超えて続いた。
膠着状態を打破したのは濱田結衣だった。感情を爆発させ、ひときわ大きな声で菜摘を怒鳴りつけたのではない。教科書を開くよう、さばさばとした口調で児童一同に命じたのだ。
恐る恐る顔を上げると、濱田結衣はプリントを配っていた。菜摘の方は見ていない。思わず、安堵の息がこぼれた。何食わぬ顔でスマートフォンをポケットに仕舞い、トートバッグから教科書を取り出す。
授業が終わると、濱田結衣は教卓の上を片づけながら菜摘を睨みつけた。菜摘は平然を装ってはいたが、鼓動は早鐘を打っていた。別室に連れて行かれて説教を食らうことを覚悟したが、案に相違して、敵はさっさと教室から出て行った。夕方のホームルームのあとも何事もなかった。
写真を無断で撮影したことへの怒りはあるが、顔写真を悪用することはないと判断し、行為を消極的に肯定したのだ。菜摘はそう結論した。
朝のホームルームが始まり、濱田結衣が教室に入ってきた。
教壇に立ち、お定まりの挨拶をしたあと、故意か無意識か、教室の中央最後列の菜摘の席に視線を投げかけた。机の横のトートバッグが目に入ったらしく、あからさまに顔をしかめた。菜摘は挑むような眼差しを送りつけたが、それには取り合わず、何食わぬ顔でホームルームの始まりを宣言した。
チャイムが鳴ると、濱田結衣は雑談をしようと群がってきた女子の一団に一言断り、菜摘の席へと歩を進めた。顔から表情が消えている。彼女が児童を叱りつける直前に決まって見せる表情だ。
濱田結衣は一旦説教を始めるとしつこいが、出し抜けに怒鳴りつけるような真似はまずしない。先手必勝、敵が机に辿り着くよりも先に口火を切った。
「せんせぇ。ランドセルが壊れたから、今日から違う鞄で学校に来ることにしたんですけど、別にいいですよね。事情が事情だし」
「壊れた? 事情が事情って、どういうこと?」
「事故があって、ボロボロになっちゃったんです。こんなふうに」
スタンバイしていたスマートフォンの画面を見せる。おびただしい切り傷を負った赤いランドセルの画像を目の当たりにした瞬間、濱田結衣の眉間に深く皺が刻まれた。片手でスマートフォンをやんわりと押しのけ、険しい表情のまま菜摘を見据える。
あんたがやったんじゃないの? 事故のせいで壊れてしまったんじゃなくて、あんたがわざと傷つけたんじゃないの?
二つの瞳は、そう詰問するかのようだった。
「……仕方ないわね」
溜息がこぼれた。濱田結衣の唇からだ。
「そういうことなら、ランドセル以外の鞄で来ても構わないわ。なにをやって壊したのかは知らないけど、今後は気をつけなさいよ、つまらない不注意には」
そう言い捨てて、机から離れる。教卓を囲むように待機していた女子たちと少しばかり言葉を交わし、教室をあとにした。
「壊れた」と言ったのに「壊した」と決めつけられたのは納得がいかなかったし、「つまらない」の一言は癪に障ったが、黙っていた。感情を顔に出すのも自制した。全ては今後のことを考えての対応だった。
*
菜摘は昨晩、濱田結衣の顔写真をどう撮るかについて考えた。
面と向かって頼むか。それとも、無断で撮影するか。
相手の性格、そして菜摘との仲を考えれば、頼んでも簡単には撮らせてもらえないだろう。だからといって隠し撮りをするのは、犯行が発覚したときが怖い。どちらも選びがたいが、下手に出て相手の警戒心を和らげた方が、目的を遂げられる可能性が高いはずだ。
わざわざ職員室に出向いて願い出るのは、いささか大げさで、怪訝に思われかねない。行動を起こすとすれば、濱田結衣が教室にいて、なおかつ、授業やホームルームが行われていないとき。つまり、授業やホームルームを行うために教室に入って来てからそれらを始めるまでの間か、それらを終えてから教室を出て行くまでの間。それ以外ならば、給食時間。三つのうちのいずれかだ。
給食時間の場合、クラスメイト全員から注目を浴びるのは必至で、やりにくい。授業やホームルームの前後の場合、例によって一部の女子が担任を取り囲むと予想されるが、チャンスが全くないわけではないはずだ。
濱田結衣は理科の教科担任を務めている。理科の授業は、明日の三時間目にある。
明日、三時間目が始まる前か終わったあとに顔写真の撮影を申し出よう。
そう方針を固めてから半日が経ち、計画を実行に移すときが来た。
*
濱田結衣は授業が始まる三分前に教室にやって来た。好都合なことに、彼女とよく話をする女子のグループは全員、教室の隅で無駄話に夢中になっている。
菜摘は席を立ち、教卓へ向かう。本日の授業で使うらしいプリントをチェックしていた濱田結衣は、気配を感じたのか足音を聞き取ったのか、顔を上げた。近づいてくる菜摘を認めると、あからさまではないにせよ、眉根と眉根の間隔を狭めた。その表情の変化に対する感情を抑えつけ、単刀直入に切り出した。
「せんせぇ。ボク、せんせぇの顔写真が欲しいんですけど、撮ってもいいですか」
唐突な申し出に、訝しげな眼差しを教え子に注ぐ。
「私の顔写真? どうしてそんなものが欲しいの?」
「どうしてって、欲しいからです」
「答えになってないじゃない。ちゃんと理由を言いなさい」
教室にいる児童の視線が集まり出したのを感じたが、意に介さずに答える。
「欲しいから、欲しいんです。それが理由です」
「……辻。あんたねぇ、人に頼み事をしておいてその態度はないんじゃないの。ふて腐れてないで、きちんと理由を説明しなさい。どうして先生の顔写真が欲しいの?」
「説明したら撮らせてくれるんですか」
「説明次第に決まってるじゃない。ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと説明しなさいよ。それとも、言えないような理由なの?」
言い合う二人の顔つきと声が、叱り叱られるときのそれに近づいてきた。濱田結衣に馴れ馴れしく接するグループに属する女子たちも、いつの間にか無駄話を止め、不安そうに成り行きを見守っている。
顔写真の撮影を願い出たのが彼女たちだったならば、すんなりと目的を達成できたに違いない。そう思うと、腹立たしくもあり、もどかしくもある。
相手を納得させられると確信を持てる虚偽の理由を、菜摘は用意できていなかった。昨夜も随分と遅くまで考えたし、言葉をやりとりしている今も懸命に思案している。しかし、どうしても、これというアイデアが浮かばない。
「言えないの? 言えないなら許可するわけにはいかないわ。顔写真は諦めなさい」
菜摘はなにも言い返せない。両の手を強く握り締めて悔しさを押し殺す。ジーパンのポケットに忍ばせているカッターナイフを、いつしか強く意識していた。
濱田結衣は菜摘から顔を背けた。それにワンテンポ遅れて、授業開始を告げるチャイムが鳴った。
タイムリミットを告げる音色に、菜摘は強引に迷いを振り切った。ジーパンのポケットに手を入れ、カッターナイフ――ではなく、スマートフォンを取り出す。カメラ機能を立ち上げ、レンズを濱田結衣に向け、撮影ボタンをタップした。
かしゃり、というシャッター音を追いかけるように、菜摘は画面を見た。濱田結衣の無防備な横顔がフレームに収まっていた。
「ちょっと、辻! あんた、なにを勝手に――」
鋭い眼差しと声から逃げるように、一目散に自席に戻る。胸にスマートフォンを強く押し当て、上体を天板に密着させ、さらに片腕で頭をガードする。心臓が狂乱したように拍動している。
「辻!」
二度目の怒鳴り声も無視する。机まで詰め寄ってくるかもしれないと危惧したが、足音は近づいてこない。ほどなく三度目の怒声が教室に響いたが、菜摘は体勢を崩そうとはしなかった。
重々しい溜息が聞こえたのを最後に、教室から一切の音が途絶えた。息が詰まるような沈黙は一分を超えて続いた。
膠着状態を打破したのは濱田結衣だった。感情を爆発させ、ひときわ大きな声で菜摘を怒鳴りつけたのではない。教科書を開くよう、さばさばとした口調で児童一同に命じたのだ。
恐る恐る顔を上げると、濱田結衣はプリントを配っていた。菜摘の方は見ていない。思わず、安堵の息がこぼれた。何食わぬ顔でスマートフォンをポケットに仕舞い、トートバッグから教科書を取り出す。
授業が終わると、濱田結衣は教卓の上を片づけながら菜摘を睨みつけた。菜摘は平然を装ってはいたが、鼓動は早鐘を打っていた。別室に連れて行かれて説教を食らうことを覚悟したが、案に相違して、敵はさっさと教室から出て行った。夕方のホームルームのあとも何事もなかった。
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