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第一章 出会い編
理性と本能
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「ひゃっ…!?あ…、」
そのまま彼は私の足の間に身体を滑り込ませる。
「嫌っ…!こ、こんな…!こんな格好…!」
あまりにも恥ずかしい格好に必死に足を閉じようとするが彼が足の間にいるので足が閉じれない。必死に彼を退かせようと両手で彼の腕を押すがビクともしない。
彼は笑い声を溢し、下着に手をかけた。
「お前の恥ずかしい所、見せてみろ…。」
「や、あ…!」
下着を破るように剥ぎ取られ、誰にも見せたことがない秘めた場所が晒け出された。
「きゃあああ!?…い、嫌っ!やめてえ!」
彼の視線から逃れようと身体を動かすが両膝裏を掴まれてしまい、逃げられない。
隠すものが何もなくなったあそこをじっと見つめられ、恥ずかしさのあまり、じわりと涙が滲んだ。
「これが…、女の…、」
感動したような声で呟き、そのまま秘部に触られる。
「ひゃっ…!」
彼の長い指がゆっくりと秘部をなぞった。
そこはさっき、彼に胸を愛撫されたせいか少し濡れていた。
金色の茂みを掻き分け、割れ目をなぞるように指が触れると、クチッ、と音がした。
彼にあそこを見られ、触られるとじわじわとまた身体が熱くなり、トロトロと愛液が溢れ出した。
「ああ…。凄い…。どんどん溢れてくる…。」
ルーファスの長い指がツプ…、と音を立てて、入っていく。
「ッ…!い、た…!?」
初めて異物が入る感覚に身を強張らせる。
いや…!何…!?怖い…!この先の行為が怖くて、抵抗しようとしたが…、彼の荒くて熱い息遣いと欲望を孕んだ眼差しに思わず息を止めた。痛みも忘れて、魅入ってしまう。
彼が私で興奮しているのだと思うと、ゾクゾクするような感覚が身体を突き抜けた。
ギュッと目を瞑り、抵抗することなく、彼の指を受け入れる。
「あ…!い…!」
濡れているとはいえ、誰も受け入れたことのないそこは狭くて、指が動かされる度に強い痛みが走る。
必死に歯を食い縛り、シーツを掴んでその痛みに耐える。
「ああ…。熱くて、狭い…!」
「ん…!ふ、う…!」
最初は痛かったが段々とそれに慣れてくると、その痛みが別の感覚に変わっていく。
クチュ、クチュと厭らしい音が聞こえて、あそこから愛液が溢れ出ているのが自分でも分かった。
刺激に慣れてきた身体は2本目の指も受け入れる。
「あっ、あっ…!あっ…!」
身体の奥がじんわりと熱くなり、声もさっきの痛みを堪えるようなものとは違い、甘く、艶めかしいものへと変わってくる。
「ひゃ…!?ん、あっ…、」
ビクン、と身体が跳ねる。その反応にルーファスは目を細めた。
「今、ビクッてなった。ここがいいのか。」
「あっ、はあ…、あっ、ん…。」
先程、私が強く反応した所を重点的に指で攻められる。
グチュグチュと中を掻き回され、喘ぎ声が止まらない。
お腹の奥がキュンキュンと疼いてしまい、その感覚が段々と強くなってくる。
思わず手を伸ばし、彼の髪に触れる。
「あっ、あっ、あっ、や、あ…!あー!」
ビクン!と一際大きく身体が跳ね上がり、頭の中が真っ白になった。
今まで感じたことがない強い快感に足がガクガクと震える。
な、何これ……?初めて味わう感覚に戸惑いながらもその心地よさに身を委ねた。
こ、こんな…、こんなの初めて…。
頭がボーとして、ハアハアと熱い息を吐きながらぼんやりと天井を見つめた。
「ああ…!早く…、早く挿れたい…!ぐちゃぐちゃにして、中で…!」
荒い息を吐いて、ルーファスは興奮したように呟いた。そんな彼を涙で潤んだ視界の中、見つめる。
先程の快感の余韻が残っているのか身体に力が入らない。
両足首を掴まれ、そのまま上に持ち上げられる。
が、不意に彼の手がピタッと止まり、私の足首から勢いよく手を離した。
「ッ…!だ、駄目、だ…!こんな…!こんな事許される筈が……!」
彼は低い声で自らに言い聞かせるように叫んだ。
喉元を押さえ、苦しそうに息を吐きながらも顔を上げた彼の目は先程と違い、僅かに理性を宿した目をしていた。正気を取り戻したように見えるがその理性の色は揺れていて、今にも崩れてしまいそうな不安定なものだった。彼は震える手で私の腕を掴み、
「はっ…、あ…!うっ、あ…!…俺は…、俺は…!こんな…、こんな事したいわけじゃ…!」
目の前の彼は理性と本能の狭間に立っているかのような危うさを感じる。
そんな彼を逃げることも声をかけることもせずに呆然と見つめた。
苦しそうにする彼の表情から目が離せなかった。
髪の間から覗く彼の鋭い眼差しが私を射抜いた。
「…くれ…。」
「殿下?」
「早く…、逃げ、てくれ…!」
バッと私の手を振り払い、彼は切羽詰まった表情でそう叫んだ。
「頼むから…!俺に近付くな…!今なら…、まだ…、間に合う…。俺の…、理性がある内に逃げろ…!」
私はゆっくりと起き上がり、身体を隠すこともせずに彼を見つめる。
どうして…?どうして、彼は…、こんなにも苦しそうにしているのだろうか。
「っ、あ…!何、してる…!早く…!逃げろ…!」
私は動けなかった。目の前の彼があまりにも苦しそうにしているから、ここから立ち去ることができなかった。彼がどうして、こんな状態になっているのか分からない。彼は私に逃げろと言った。それは全て…、
「うっ…!あ、ああ…!」
ルーファスはその場に蹲り、歯を食い縛って何かに耐えようとしている。
だが、段々目から理性の光が消えかけていた。
「あ、グッ…!どうして…、まだ…、ここに、いるんだ…!早く…!行け…!」
ルーファスは私の身体を突き飛ばそうとした。が、その力は弱く、突き飛ばすほどの威力はない。
「……。」
私は彼の命令を無視して、彼に手を伸ばした。そのまま彼の頬に手を添える。
怪訝な表情を浮かべるルーファスにゆっくりと唇を近づけた。
「何、を…、ッ!?」
そのまま彼と唇を合わせた。イグアスに無理矢理奪われた一方的なキスとは違い、自分から彼に唇を重ねた。唇に触れるだけの口づけ…。そのまますぐに唇を離しかけたが、
「ッ!?ん、う…!」
ルーファスに引き寄せられ、そのまま後頭部に手を回され、再度、唇が重なった。
今度は触れるだけの口づけではなく、舌を絡ませる濃厚な口づけだった。
「ん…、あっ…!ふ、う…!は、あ…!」
舌と舌が絡み合う卑猥な音が室内に響いた。
苦しい…!息ができない。吐息すらも奪おうとするかのような激しい口づけに思わず彼の腕に縋りつく。
彼は口づけを止めることはせずに私の唇を貪った。激しい口づけにそのまま倒れそうになるが彼の腕が私の体を支える。やっと解放された時は彼と私の間に銀色の糸が引いた。
ハア…、と息を吐き、涙目で彼を見上げる。すると、そのままベッドにドサッと押し倒され、彼が私の上に覆いかぶさった。
「はあ…!もう…、無理、だ…!」
彼の手が私の足を左右に大きく開かせた。
カチャ、とベルトを外す音が聞こえた。蜜口にぴたり、と熱くて太い肉棒が押し当てられる。
「あ…、」
これって…。殿下の……。漠然とそう思った瞬間、彼の手が私の腰を掴み、ズプッとした音を立てながら硬くて熱い肉棒が侵入した。
「ッ!あ、ああああああああ!」
痛い!痛い…!指を入れられた時とは比べ物にならない位に痛かった。
熱くて、大きいそれはギチギチと狭いあそこを抉じ開けていく。
まるで身体が引き裂かれるかのような痛みだった。
「グッ…!きつい…!」
涙で視界が滲んだ。ハッ、ハッと打ち上げられた魚のように呼吸を求める。
すると、彼は尚もググッと腰を押し進めた。
「い、あ!ああああ!」
「ハッ…!これが…、女の中…!想像より…、ずっといい…!」
苦しい…!痛い…!それなのに、私の中は彼を求めるように肉棒に吸い付き、収縮を始める。
「っ、これでは、全部入らないな…。」
視線を落とせば彼の肉棒がまだ半分しか入っていなかった。
そんな…、これだけ痛いのにまだ全部入っていないなんて…。そんな風に思っていると、狭いわたしの中を抉るように彼は腰を動かした。
「ッ…!ハッ…!」
圧迫感と裂けそうな痛みから無意識に逃げようとするが、その度に腰を引き戻された。
流れる涙を拭う事もせずに唇を噛みながら、顔を上げた。
「クッ…!うっ…!」
彼は眉根を寄せ、歯を食い縛って何かに耐えるような表情をしていた。
上気した頬や滴る汗や荒くて熱い息遣いが彼を生身の人間らしく見せている。
それどころか…、目の前の彼はぞくりとした色気があり、荒々しく、雄っぽさすら感じた。
私の中で…、私の体で今、彼はこんな表情を浮かべている。そう思うと、腹の奥がキュン、とした。
「あ…!何だ…?今、キュッて締まった…!」
はあ…、と色っぽい吐息を漏らす彼に私は身体が熱くなり、益々、気分が高揚した。
身体の奥からじわじわと何かがこみ上げる。徐々に痛みではない別の何かを感じ始めた。
「んっ…!あ…。あっ…!」
口から出るのは甘い声…。自分の中から愛液が溢れているのが何となく分かる。
少しずつ彼の形に慣れてきたのか窮屈だったそこは柔らかくなっていた。
「さっきより…、滑りがよくなったな…。これなら、入りそうだ…!」
ズン!と一気に剛直を突き立てられる。
「ひ、あっ!ああああああ!」
今までにない痛みと衝撃が私を襲った。
彼の先端が奥まで届くと、一際、甲高い悲鳴を上げ、背中が仰け反った。
「っ、全部、入ったな。」
見れば、彼の肉棒が根元までしっかりと私の中に埋め込まれている。
「はぁ…っ、あ…。」
軽く気が遠くなりかけるが彼の手がグッと身体を引き寄せる。
そのまま腰を上下に動かし始めた。
「ふ、あっ!?あ、やあ!だ、め…!う、動いちゃ…、ああっ!」
彼が動くたびに痛みが走る。でも…、それだけじゃない。痛みと同時に快感が混ざり合って…、痛いのに気持ちがいい。そんな不思議な感覚を全身で味わう。
ずぷっ、ずぷっと浅く深くと抜き挿しが繰り返され、その度に私の口からは甘い嬌声が零れ落ちる。
「あ、ああ!ひ、う…!やっ…!お、おかしくなっ…!」
彼のモノが私の中で擦れ、強烈な快感を生み出す。ギュッとシーツを掴んでその快感に耐えた。
「っ、ああ…!凄い…!中が…、うねって、俺のに絡みついてくる!女の中がこんなに気持ちいいとは…!」
彼はまるで熱に浮かされたようにガツガツと獣のように腰を振っている。
その腰の動きに合わせてギシギシと寝台が音を立てて、軋んでいる。
肉がぶつかる音とクチュクチュという水音が響き渡り、淫靡な匂いが立ち込めた。
「はっ…、あ、あっ…!ひ、う…!」
奥を突かれる度に何かが押し寄せてくる。
小さな電流のような刺激が全身へと駆け巡り、徐々にその刺激が大きくなっていく。
あ…、あ…!な、何…?何か変…!ま、また、きちゃう…!
気持ちよくてぼんやりした頭の中で本能的にそう思った。
瞬間、パチパチと火花が真っ白に弾け飛んだ。絶頂に達したことで中が激しく痙攣し、彼の肉棒を締め付ける。
「くっ……!そんなに、締めつけられたら…!もう、出る…!う、ああ!」
「ああっ!あっ、あっ、あああああああ!」
子宮に熱い飛沫が注がれる。
「は、っ、あ……。」
お腹の奥が濃くて熱い液体で満たされていく。
彼の肉棒がドクドクと脈打つのを感じながら、私はそのまま意識を失った。
そのまま彼は私の足の間に身体を滑り込ませる。
「嫌っ…!こ、こんな…!こんな格好…!」
あまりにも恥ずかしい格好に必死に足を閉じようとするが彼が足の間にいるので足が閉じれない。必死に彼を退かせようと両手で彼の腕を押すがビクともしない。
彼は笑い声を溢し、下着に手をかけた。
「お前の恥ずかしい所、見せてみろ…。」
「や、あ…!」
下着を破るように剥ぎ取られ、誰にも見せたことがない秘めた場所が晒け出された。
「きゃあああ!?…い、嫌っ!やめてえ!」
彼の視線から逃れようと身体を動かすが両膝裏を掴まれてしまい、逃げられない。
隠すものが何もなくなったあそこをじっと見つめられ、恥ずかしさのあまり、じわりと涙が滲んだ。
「これが…、女の…、」
感動したような声で呟き、そのまま秘部に触られる。
「ひゃっ…!」
彼の長い指がゆっくりと秘部をなぞった。
そこはさっき、彼に胸を愛撫されたせいか少し濡れていた。
金色の茂みを掻き分け、割れ目をなぞるように指が触れると、クチッ、と音がした。
彼にあそこを見られ、触られるとじわじわとまた身体が熱くなり、トロトロと愛液が溢れ出した。
「ああ…。凄い…。どんどん溢れてくる…。」
ルーファスの長い指がツプ…、と音を立てて、入っていく。
「ッ…!い、た…!?」
初めて異物が入る感覚に身を強張らせる。
いや…!何…!?怖い…!この先の行為が怖くて、抵抗しようとしたが…、彼の荒くて熱い息遣いと欲望を孕んだ眼差しに思わず息を止めた。痛みも忘れて、魅入ってしまう。
彼が私で興奮しているのだと思うと、ゾクゾクするような感覚が身体を突き抜けた。
ギュッと目を瞑り、抵抗することなく、彼の指を受け入れる。
「あ…!い…!」
濡れているとはいえ、誰も受け入れたことのないそこは狭くて、指が動かされる度に強い痛みが走る。
必死に歯を食い縛り、シーツを掴んでその痛みに耐える。
「ああ…。熱くて、狭い…!」
「ん…!ふ、う…!」
最初は痛かったが段々とそれに慣れてくると、その痛みが別の感覚に変わっていく。
クチュ、クチュと厭らしい音が聞こえて、あそこから愛液が溢れ出ているのが自分でも分かった。
刺激に慣れてきた身体は2本目の指も受け入れる。
「あっ、あっ…!あっ…!」
身体の奥がじんわりと熱くなり、声もさっきの痛みを堪えるようなものとは違い、甘く、艶めかしいものへと変わってくる。
「ひゃ…!?ん、あっ…、」
ビクン、と身体が跳ねる。その反応にルーファスは目を細めた。
「今、ビクッてなった。ここがいいのか。」
「あっ、はあ…、あっ、ん…。」
先程、私が強く反応した所を重点的に指で攻められる。
グチュグチュと中を掻き回され、喘ぎ声が止まらない。
お腹の奥がキュンキュンと疼いてしまい、その感覚が段々と強くなってくる。
思わず手を伸ばし、彼の髪に触れる。
「あっ、あっ、あっ、や、あ…!あー!」
ビクン!と一際大きく身体が跳ね上がり、頭の中が真っ白になった。
今まで感じたことがない強い快感に足がガクガクと震える。
な、何これ……?初めて味わう感覚に戸惑いながらもその心地よさに身を委ねた。
こ、こんな…、こんなの初めて…。
頭がボーとして、ハアハアと熱い息を吐きながらぼんやりと天井を見つめた。
「ああ…!早く…、早く挿れたい…!ぐちゃぐちゃにして、中で…!」
荒い息を吐いて、ルーファスは興奮したように呟いた。そんな彼を涙で潤んだ視界の中、見つめる。
先程の快感の余韻が残っているのか身体に力が入らない。
両足首を掴まれ、そのまま上に持ち上げられる。
が、不意に彼の手がピタッと止まり、私の足首から勢いよく手を離した。
「ッ…!だ、駄目、だ…!こんな…!こんな事許される筈が……!」
彼は低い声で自らに言い聞かせるように叫んだ。
喉元を押さえ、苦しそうに息を吐きながらも顔を上げた彼の目は先程と違い、僅かに理性を宿した目をしていた。正気を取り戻したように見えるがその理性の色は揺れていて、今にも崩れてしまいそうな不安定なものだった。彼は震える手で私の腕を掴み、
「はっ…、あ…!うっ、あ…!…俺は…、俺は…!こんな…、こんな事したいわけじゃ…!」
目の前の彼は理性と本能の狭間に立っているかのような危うさを感じる。
そんな彼を逃げることも声をかけることもせずに呆然と見つめた。
苦しそうにする彼の表情から目が離せなかった。
髪の間から覗く彼の鋭い眼差しが私を射抜いた。
「…くれ…。」
「殿下?」
「早く…、逃げ、てくれ…!」
バッと私の手を振り払い、彼は切羽詰まった表情でそう叫んだ。
「頼むから…!俺に近付くな…!今なら…、まだ…、間に合う…。俺の…、理性がある内に逃げろ…!」
私はゆっくりと起き上がり、身体を隠すこともせずに彼を見つめる。
どうして…?どうして、彼は…、こんなにも苦しそうにしているのだろうか。
「っ、あ…!何、してる…!早く…!逃げろ…!」
私は動けなかった。目の前の彼があまりにも苦しそうにしているから、ここから立ち去ることができなかった。彼がどうして、こんな状態になっているのか分からない。彼は私に逃げろと言った。それは全て…、
「うっ…!あ、ああ…!」
ルーファスはその場に蹲り、歯を食い縛って何かに耐えようとしている。
だが、段々目から理性の光が消えかけていた。
「あ、グッ…!どうして…、まだ…、ここに、いるんだ…!早く…!行け…!」
ルーファスは私の身体を突き飛ばそうとした。が、その力は弱く、突き飛ばすほどの威力はない。
「……。」
私は彼の命令を無視して、彼に手を伸ばした。そのまま彼の頬に手を添える。
怪訝な表情を浮かべるルーファスにゆっくりと唇を近づけた。
「何、を…、ッ!?」
そのまま彼と唇を合わせた。イグアスに無理矢理奪われた一方的なキスとは違い、自分から彼に唇を重ねた。唇に触れるだけの口づけ…。そのまますぐに唇を離しかけたが、
「ッ!?ん、う…!」
ルーファスに引き寄せられ、そのまま後頭部に手を回され、再度、唇が重なった。
今度は触れるだけの口づけではなく、舌を絡ませる濃厚な口づけだった。
「ん…、あっ…!ふ、う…!は、あ…!」
舌と舌が絡み合う卑猥な音が室内に響いた。
苦しい…!息ができない。吐息すらも奪おうとするかのような激しい口づけに思わず彼の腕に縋りつく。
彼は口づけを止めることはせずに私の唇を貪った。激しい口づけにそのまま倒れそうになるが彼の腕が私の体を支える。やっと解放された時は彼と私の間に銀色の糸が引いた。
ハア…、と息を吐き、涙目で彼を見上げる。すると、そのままベッドにドサッと押し倒され、彼が私の上に覆いかぶさった。
「はあ…!もう…、無理、だ…!」
彼の手が私の足を左右に大きく開かせた。
カチャ、とベルトを外す音が聞こえた。蜜口にぴたり、と熱くて太い肉棒が押し当てられる。
「あ…、」
これって…。殿下の……。漠然とそう思った瞬間、彼の手が私の腰を掴み、ズプッとした音を立てながら硬くて熱い肉棒が侵入した。
「ッ!あ、ああああああああ!」
痛い!痛い…!指を入れられた時とは比べ物にならない位に痛かった。
熱くて、大きいそれはギチギチと狭いあそこを抉じ開けていく。
まるで身体が引き裂かれるかのような痛みだった。
「グッ…!きつい…!」
涙で視界が滲んだ。ハッ、ハッと打ち上げられた魚のように呼吸を求める。
すると、彼は尚もググッと腰を押し進めた。
「い、あ!ああああ!」
「ハッ…!これが…、女の中…!想像より…、ずっといい…!」
苦しい…!痛い…!それなのに、私の中は彼を求めるように肉棒に吸い付き、収縮を始める。
「っ、これでは、全部入らないな…。」
視線を落とせば彼の肉棒がまだ半分しか入っていなかった。
そんな…、これだけ痛いのにまだ全部入っていないなんて…。そんな風に思っていると、狭いわたしの中を抉るように彼は腰を動かした。
「ッ…!ハッ…!」
圧迫感と裂けそうな痛みから無意識に逃げようとするが、その度に腰を引き戻された。
流れる涙を拭う事もせずに唇を噛みながら、顔を上げた。
「クッ…!うっ…!」
彼は眉根を寄せ、歯を食い縛って何かに耐えるような表情をしていた。
上気した頬や滴る汗や荒くて熱い息遣いが彼を生身の人間らしく見せている。
それどころか…、目の前の彼はぞくりとした色気があり、荒々しく、雄っぽさすら感じた。
私の中で…、私の体で今、彼はこんな表情を浮かべている。そう思うと、腹の奥がキュン、とした。
「あ…!何だ…?今、キュッて締まった…!」
はあ…、と色っぽい吐息を漏らす彼に私は身体が熱くなり、益々、気分が高揚した。
身体の奥からじわじわと何かがこみ上げる。徐々に痛みではない別の何かを感じ始めた。
「んっ…!あ…。あっ…!」
口から出るのは甘い声…。自分の中から愛液が溢れているのが何となく分かる。
少しずつ彼の形に慣れてきたのか窮屈だったそこは柔らかくなっていた。
「さっきより…、滑りがよくなったな…。これなら、入りそうだ…!」
ズン!と一気に剛直を突き立てられる。
「ひ、あっ!ああああああ!」
今までにない痛みと衝撃が私を襲った。
彼の先端が奥まで届くと、一際、甲高い悲鳴を上げ、背中が仰け反った。
「っ、全部、入ったな。」
見れば、彼の肉棒が根元までしっかりと私の中に埋め込まれている。
「はぁ…っ、あ…。」
軽く気が遠くなりかけるが彼の手がグッと身体を引き寄せる。
そのまま腰を上下に動かし始めた。
「ふ、あっ!?あ、やあ!だ、め…!う、動いちゃ…、ああっ!」
彼が動くたびに痛みが走る。でも…、それだけじゃない。痛みと同時に快感が混ざり合って…、痛いのに気持ちがいい。そんな不思議な感覚を全身で味わう。
ずぷっ、ずぷっと浅く深くと抜き挿しが繰り返され、その度に私の口からは甘い嬌声が零れ落ちる。
「あ、ああ!ひ、う…!やっ…!お、おかしくなっ…!」
彼のモノが私の中で擦れ、強烈な快感を生み出す。ギュッとシーツを掴んでその快感に耐えた。
「っ、ああ…!凄い…!中が…、うねって、俺のに絡みついてくる!女の中がこんなに気持ちいいとは…!」
彼はまるで熱に浮かされたようにガツガツと獣のように腰を振っている。
その腰の動きに合わせてギシギシと寝台が音を立てて、軋んでいる。
肉がぶつかる音とクチュクチュという水音が響き渡り、淫靡な匂いが立ち込めた。
「はっ…、あ、あっ…!ひ、う…!」
奥を突かれる度に何かが押し寄せてくる。
小さな電流のような刺激が全身へと駆け巡り、徐々にその刺激が大きくなっていく。
あ…、あ…!な、何…?何か変…!ま、また、きちゃう…!
気持ちよくてぼんやりした頭の中で本能的にそう思った。
瞬間、パチパチと火花が真っ白に弾け飛んだ。絶頂に達したことで中が激しく痙攣し、彼の肉棒を締め付ける。
「くっ……!そんなに、締めつけられたら…!もう、出る…!う、ああ!」
「ああっ!あっ、あっ、あああああああ!」
子宮に熱い飛沫が注がれる。
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