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終章 友だち
友だち
しおりを挟むドアを開け、目の前に現れた遥の彼女に、自分はなにを言っていいのかわからなかった。
「あの――
どちらさまでしたっけ?」
と言った彼女は自分のことは思い出せないようだった。
それで余計に腹が立った。
疑うのなら、全員疑いなさいよ!
遥の周りに居る女、全部!
この表面しか見えてない人間がっ!
今、この女に乱暴を働いてはいけないことはわかっていた。
だが、止められなかった。
気がついたら、彼女の髪を掴み、引きずり回そうとしていた。
「やめて! やめてやめて!」
女は頭を引っ張られながらも、お腹をかばうようにして、しゃがみ込む。
その仕草に、はっとし、手を離した。
そして、無性に遥に腹が立った。
遥っ。
なんで、こんな女を選んだの!
あんたがこんな莫迦みたいな女に引っかからなかったら、麻里はきっと死なずに済んだのに!
もしかしたら、遥もこの女とは、ちょっと付き合ってみただけだったのかもしれない。
だが、子どもが出来たとなっては、遥のような人間は、きっと彼女を捨てられない。
「貴方、なんなのっ?
頭がおかしいの!?
警察を呼びますよ!」
しゃがんだまま、女はこちらを睨みあげる。
「……呼べば? ケーサツ。
私は困らないわ」
女の顔が蒼褪める。
「呼びなさいよ、警察!
遥は今、警官たちと一緒に居るわ!
その小憎らしい顔を、遥の前でも見せなさいよ!
いつもみたいに、わざとらしい笑顔、作ってないで!」
止められず、胸倉を掴みあげていた。
だが、やはり、彼女のお腹を気遣い、それ以上のことは出来なかった。
「返して…… 麻里を返してよ!
なんなのよ、あんた!
麻里が何をしたのよ!
あの子が一番遥に対して、恋愛感情がなかったのよ!
だから、あんなに平気で人前で、引っ付いてられたんじゃない!
あんた、そんなこともわからないほど子どもなの!?
ほんとに遥が好きだったら近寄れないよっ。
なんにも言えない!」
美沙は俯き、涙を落とした。
必死に抵抗しようとしていた彼女の動きが止まり、美沙もまた手を緩めた。
彼女がその場に座り込む。
「私が悪いの。
私が悪かったの。
麻里を一人で帰らせるんじゃなかった。
でも、遥と居たかったから――。
麻里は私が昔のまま、準を好きなんだと思ってた。
そんな何年も心を動かさないでいるのは、麻里くらいのものよ。
私の気持ちはとっくの昔に変わってた。
だけど、本当のこと言って、いろいろ気を使われるのも嫌だから黙ってた。
あの日、麻里は自分は充分、準と話したから、私に席を譲ろうとして帰ったの。
私、もう準のことは関係ないって言おうかと思ったけど、ひどく酔ってた麻里を早く帰したかったから、なにも言わなかった。
麻里はそのまま、遥のとこに行ったのね。
酔いを覚ましながら、遥が帰るのを待ってたのよ。
久しぶりに準に会えて嬉しかった話をしたくて。
みんなの前では恥ずかしくて出来ない話を、親友の遥と――」
美沙は唇を噛み締める。
女を見下ろし美沙は言った。
「あんた莫迦よ……。
遥を好きだったのは、私。
あんた、本当になんにも見えてない。
悔しいわ。
遥があんたなんかを選んだことが。
あんたは怪しい女だって思ったときに、遥を止めなかったことが。
人として好きな人間と、異性として好きな人間は違うんだから仕方ないと思って、自分に言い聞かせてた。
でも、あんたから遥を奪い取れなくても、せめて、その努力くらいするべきだった」
目の前に膝をついた自分に、女はどきりとし、身を引いたようだった。
つくづく莫迦な女……。
そう思いながらも、そっと彼女の腕に触れ、そのお腹に耳を寄せた。
「……止められればよかった、何処かで。
あんた、コンビニで出逢ったの、覚えてる?
私と麻里が遥と話し始めると、あんた、麻里の方だけ睨んでた。
あのとき言えば良かった。
遥を好きなのは、麻里じゃなくて私よって。
いつも側に居ない私なら、あんたもただ、優越感に浸ってられただけだったでしょうに」
「……貴女の頭の中の私がどんな風なのか知らないけど」
かすれた声で、女は言う。
「そこまで私、性格、ひどくないわよ?」
見上げた女の顔は泣いていた。
泣きながら、口許だけ震わせて笑おうとしていた。
先程まで、怒りで見えてなかったものが見えてくる。
この女は確かに自分の嫌いな類いの女だが、そんなに人でなしではない。
ちゃんと自分のしたことに苦しむだけの心は持っている。
わかってはいたが、誰のためにも認めたくはなかった。
「ひどい女よ、あんたは――
私の大好きな遥の子どもをこんな目に遭わせて。
この子、どうやって産まれてくるの?
何処で産むの?
誰が育てるの?
遥、子どもが大好きなのよ」
こちらも少し笑顔を浮かべたかったが、叶わず、頬を引きつらせながら、ただ彼女のお腹を撫でさすっていた。
まだ産まれてもいない子どもを慈しむように。
「……産んでいいの?」
「産みなさいよ!
なに言ってんのよ!
堕ろしたら承知しないから!
なんのために、麻里は死んだのよ!」
「私、これでも我慢してたのよ。
彼女があの人の側で見せる笑顔に、いつもムカついてたけど。
でも、あの日は我慢できなかった。
なんで此処に居るの? って思った。
私たちが結婚しても、この人また、家に来て上がり込んで来て、こんな風に笑うの? って思った。
そんなこと考えながらも、笑顔で付き合って、飲んでみたいって言うから、遥のために作ってきた味噌汁まで飲ませたわ。
そしたら、あの女、姑みたいに、
『ちょっと辛いんじゃない?』
って言ったのよ!
なんだかわかんないけど、もう腹が立って!
気がついたら、刺してたの。
途中までは友好的に接してたから、あの人にかまぼこ切ってあげてたのよ。
酔ってたけど、まだ呑み足りない風だったから、お酒出して。
驚いて逃げようとしたあの人は外の階段を転がり落ちてった。
かまぼこ食べてたフォーク持ったまま。
私、助けなかった。
手も伸ばさなかった。
自分が落ちるの、嫌だったから」
とお腹に手をやる。
「あの人は悲鳴も上げずに落ちてって。
そして、遥さんが帰ってきた――」
彼女は顔を覆う。
「私、今、何を言われても、腹が立ったり、泣けたりするの。
妊娠もそれで気づいたの。
親があんたのその情緒の不安定さはおかしいって言って。
いつも我慢してたのに。
腹立っても我慢してたのに」
美沙は立ち上がり、女を見下ろす。
「麻里が無神経だったことは認めるわ。
ごめんなさい。
私が代わりに謝っておく」
女は俯いたまま、首を振る。
「私が妊娠してなければ、あんなに腹を立てることもなかったし。
手を伸ばさず、麻里さんを助けないなんてこともなかった――」
確かに、情緒が不安定だったからこそ、いつも抑えていた感情が爆発してしまったのだろう。
もしかしたら、遥がちゃんと結婚について語っていなかったのかもしれない。
それで、余計に不安定になっていたのかも。
でも――。
女を見下ろし、美沙は言った。
「謝るから。
だから、そうして、すべてを子どものせいにするのはやめなさい。
お腹で聞いてるわ。
自分は此処に宿っちゃいけなかったのかと思うから」
「そうね。
気をつける……。
でも、私が責めてるのは私。
嘘から始まった関係だったから、いつも何処か不安だったの。
私――
七竈の下で幽霊なんて見ていない。
見てなかったのよ、ごめんなさい」
最後の言葉は自分ではなく、後ろの遥に向けられたものだった。
離れた位置に遥と刑事たちが待っているのに気づいていた。
女と争いながら、目の端で、あの少女が刑事たちを制止するのも見えていた。
自分たちの決着を着けさせてくれようとしたのだろう。
その方が彼女も自白しやすいだろうし。
彼女はよろりと立ち上がる。
手を貸そうとした遥を見上げていった。
「騙してごめんなさい」
遥は重い口を開いて言った。
「お前は霊感はないと思っていたようだが、そんなことはないかもしれない」
「え――」
「お前は麻里とともに、何度もうちに来ては何度も同じシーンを繰り返してた。
お前の生霊は何度もやり直そうとしていた、あのときを。
でも、お前は何度でも麻里を殺し、俺はその度、その死体を捨てにいった。
俺たちは本当によく似ている――」
その言葉が救いになるだろうか?
だが、彼女は全員に向かい頭を下げると、刑事の許へと行った。
確かに彼女は、七竈の下の霊を見ていないようだ、と美沙は思った。
彼女はまったく矢部七月に興味を示さなかったからだ。
「言えばよかった――
何もかも」
美沙は誰にも聞こえないだろう言葉をもらす。
人には見えないものが見えることで感じる孤独を遥が埋めたがっていたのなら。
言えばよかった――。
あのときも、あのときも。
何度でもそのチャンスはあったのに。
あの肝試しから数年経って。
遥が酔った弾みに、七竈の霊の話をしたときにでも言えばよかった。
今更言うのも、なんて思わずに。
矢部七月がこちらを振り向いた。
七竈の下で壮絶な顔でこちらに向かい、手を伸ばしていたときとは違う。
毅然とした瞳で自分を見ていた――。
麻里を殺してしまった遥の恋人は遥に連れられ、こちらにやってきた。
それを見送っている美沙。
美沙の自分を見る目は迫田遥と一緒だ、と七月は思っていた。
理性をなくしかけていた遥は恐怖を全面に出していたが、彼女はずっとそれを覆い隠していた。
「そんなつもりはなかったんだけど――」
ぽつりと呟く自分を槻田が見下ろす。
「七竈の霊とそっくりな私が目撃者かもしれないってことで、迫田遥は二重に怯えることになったわけよね」
そう言い溜息をもらしたが、槻田はフォローを入れてくれているのか、
「だが、それで追い詰められた迫田がお前に襲いかかろうとしたことで、早く事件が解決したんだろ?
よかったじゃないか」
と言ってきた。
だが、刑事たちと階段を下りながら、七月は苦い顔をする。
「結構、あそこでいろいろ見えてる人居るのね。
もしかして、私、知らない間にいろんな人に怯えられているのかしら」
迫田遥はパトカーに乗る前に、こちらを見、頭を下げた。
そのまま乗り込もうとしたが、物言いたげな表情を一度こちらに向ける。
だが、その顔に浮かんだ問いに自分は答えてあげることは出来ない。
少し笑顔を浮かべて手を振ると、彼は何故か、ほっとしたような顔をし、乗り込んでいった。
「これ、ずっと持ってたみたいだね」
と隆彦がビニール袋に入れてあるフォークを見せてきた。
「彼が発見したとき、麻里さんの身体に刺さってたみたい。
このフォークが彼女と一緒に転がり落ちたから、あんな無数の細かい穴が開いてたんだね。
迫田遥は、これ、ずっとポケットに入れてたって。
なんか切ないね」
「お手柄ではあったが、囮《おとり》捜査まがいのことはどうかと思うね」
仙石の声に振り向くと、彼は厳しい顔で、こちらを見ていた。
――というか、隆彦を。
「あの美沙という娘に迫田のアパートでの話を聞かれて、先回りされたようだが。
もし、犯人に何かあったら、どうするつもりだったんだね。
あの子まで罪に問われるところだったんだぞ」
「はい、すみません」
と頭を下げた隆彦はこれ以上叱られる前にと、そそくさとその場を去ろうとした。
七月の横を通るとき、小声で囁いていく。
「ねえ、七月ちゃん。
僕、ゼンショウさんに何か悪いことしたかな?」
「はは……。
まあ、軽くね」
今のは隆彦だけが叱られるところではないと思うが、そこで反論しないのが隆彦らしいな、と七月は思った。
他の刑事たちと合流する隆彦を眺めていると、仙石が言ってくる。
「七月は知っていたのかね」
「あ、さっき電話かかってきました」
と振り向き苦笑いすると、彼は溜息とともに、
「……そうかね」
とちょっと寂しそうに言った。
槻田に頭を下げ、首を振りながら仙谷は行ってしまう。
隆ちゃん、前途多難かも……と七月は叔父の後ろ姿を見ながら苦笑いしていた。
「なんの話だ?」
となにも知らない槻田が訊いてくる。
「いやいや、ちょっとね。
それより、なんでみんな突っ込まないのかしら」
「何をだ?」
「あの真剣なシーンをも台無しにする迫田遥の頬の肉球のあとよ」
「……人はな。
理解できないものを見たら、とりあえず突っ込まないでおくんだよ」
「そういうのって、日本人特有よね。
いろいろ助かるわ」
「お前は特にだろう」
だけど、目だけで激しく問われてるときもあるけど、と振り返る。
アパートの前に立つ美沙が今、まさにその瞳で訴えていた。
貴女は誰――?
どうして、何度もあそこで殺されているの?
七月は隠すことを止め、ストレートに自分を見つめてくる彼女から視線をそらす。
走り去ったパトカーを見つめる麻里の方を見た。
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