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童貞ダンジョン
8ピンクの空気
しおりを挟む「そ、そうなの?ランズがそう言うなら……俺も
油断しないで進むから……」
ランズにそう言った途端、油断していたつもりは無かったけれど、目の前がいきなりピンク色の空気になった事に気づかなかった。
「ロジェ!!ロジェ!!このピンクの空気は吸ってはいけない!!息を止めて私の方に逃げてっ!!」
「えっ??あれっランズ何処にいるっ??」
ランズが咄嗟に「逃げて」って教えてくれたのにも関わらず、俺は思いっきりピンクの空気を吸ってしまった。
「ここは……どこ……?」
するとダンジョンの中だった筈なのに辺り一面がピンク一色の空間になってしまっている。
「ランズー!!ランズー何処にいるー?」
「ロジェ……ここよ」
「ランズ!!よかっ………えっ?君はリーレじゃないか……何故こんな所に……」
自分を呼ぶ声がして、ランズだと思って振り返ると俺の幼馴染みのリーレがいた。
実は俺は小さい時からリーレという可愛い女の子に片思いしていた。
冒険者になる前に一度だけ告白をしてみたけれど見事玉砕して、そのまま村を出て冒険者になったからリーレを見るとその時の大好きだった気持ちがまた蘇ってくる。
「ロジェ!!貴方とっても素敵になったのね!!私も実は……貴方の事がずっと好きだったのよ!!」
「ええっ!!そ、それは本当なのかい!!」
「本当よ!!私ずっと貴方の事が好きだったのよお~」
「はははっ……リーレが俺を!!」
するとリーレが俺を抱き締めてきた。
一度も女の子を抱きしめられた事がなかった俺はそれだけで舞い上がってしまうのに、抱き締めてくれた人が俺の好きだったリーレだと思うと更に興奮してしまった。
リーレがギュッと俺を離さないので、俺も同じ様にリーレを抱き締めてしまう。
リーレのたわわに実った2つの果実がポヨンポヨンと俺の身体にも響いてきて頭がフワフワしていやらしい気分になってくる。
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