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本編
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私達のパーティーはたった4人、プリーストでパーティーリーダーのノブ、アーチャーで恋人のフィール、アサシンで大親友のラルク、そしてナイトの私。
少人数だけど冒険者の間ではそこそこ名の通ったパーティーで結構危険なクエストにも挑戦している。今日私達は村を困らせていると言うゴブリンを退治しに遠路はるばる王都からやって来た。
ノブはレベルが高すぎてモンスターが寄ってこないので後方で待機、気配を消せるラルクと遠距離攻撃を得意とするフィールは茂みに隠れ、案の定私が囮になる。ゴブリンは若い女性が大好物だ、私が川で水浴びしていると砂糖に群がる蟻のようにわらわらと湧いてくる。
こいつ等が村の作物を荒らし、村娘を犯してきたゴブリン。奴らは私を四方から囲み込んでグヘヘヘヘと笑い声にも似た鳴き声を発し迫ってきた。
私は咄嗟に身をよじり恥部を隠す。睨んで威嚇するとゴブリン達は興奮し雄叫びをあげて飛びかかってきた。だけど大丈夫、三本の矢が三体のゴブリンの頭を射抜く。
流石はフィール、今日も矢の三本射りが冴えわたっている。フィールは木の上で三本の矢を握り、弓を引いてまた三匹倒す。
するとゴブリンは棍棒を振り回してフィールに向かっていった。でもそれも想定内だ。ゴブリンの一体が地雷を踏み高々と吹き飛ぶ。辺りを煙が包み、一体、また一体とモンスターの首がはねられていく。ラルクだ。
ラルクはマスクをし自慢のマフラーをなびかせながら煙幕から飛び出すと私に剣を投げつける。
「レフィ!」
その掛け声に反応して私は投げられた剣を手に取り背後から忍び寄るゴブリンを真っ二つにした。二人の息はピッタリ、ラルクは私に布をかぶせ互いに背合わせになって構える。
「良いタイミング」
「一体何年付き合ってると思ってんだ?」
私達はクスリと笑う。
ラルクと出会ったのは七年前、私が王宮の暮らしに飽き飽きしていた頃スラム街で知り合った。
喘鳴を上げ、小さな心臓を限界まで鳴らせて近衛兵から逃げる幼き私。大人の手に捕まりかけたその時、私の手を握って抜け道を教えてくれたのがラルクだ。
ラルクは孤児で恵まれない子だった。男の子ばかりの環境で育ったせいか性格は男勝りで猫のように身勝手、でもそんな彼女をあの頃の私はカッコいいと思ってしまった。
自分に正直でどこまでも真っ直ぐな彼女に私は憧れた。
ラルクの夢は冒険者になって一旗あげる事だ。それにつき合っているうちに今では私もこの有様、いつの間にか冒険者になってしまっていた。でもそのおかげでノブと出会い、フィールと出会えた。
今ここにいるのが本当の私、ラルクは籠の鳥だった私に生きる自由を、恋愛の自由を教えてくれた。
私の両腕にゴブリンの投げた鎖が絡まって左右に引っ張られる。私は騎士、真っ向勝負には強いがこう言った卑怯な手にはすこぶる弱い。でも心配はいらない、私にはラルクがついている。
ラルクの投げたクナイが鎖を引くゴブリンを仕留め、ラルクの背後から飛びかかるゴブリンを私が斬る。私達のコンビネーションは抜群だ、もちろんフィールも最高だよ?
ゴブリンの群れをあらかた片付け私は剣を地面に突き刺す。
隣を見るとラルクは顔にかかったゴブリンの返り血を手の甲でゴシゴシ拭っていた。私はラルクにタオルを渡す。
「サンキュ」
そして私達は手をあげてハイタッチする。勝利の合図だ。
フィールが木の上から降りてくる。
「これで全部か?」
「たぶんな」
頃合いを見てノブもやってくる。
「お前等大丈夫か?怪我してるなら治してやる」
!?
私は咄嗟にマントで体を隠した。そう言えば下何も履いてない・・・頬を赤く染める。
すると異変に気付いたフィールが私に寄り添う。
「どうしたレフィ、怪我でもしたのか?」
ノブが近づいてくる。
「どれ、俺に見せてみろ」
突然ラルクが叫んだ。
「痛って!!!」
「どうしたラルク?」
「なんか左腕折れてるみたい。ノブ、向こうの木陰で見てくれよ?」
「なら今ここで見てやる」
「いいから向こう行けよハゲ!気が利かねぇなぁ、殺すぞ?」
ラルクはノブの尻を蹴り上げ私を嘲るようにニヤニヤして向こうに行ってしまった。
もうラルクは、大きなお世話だよ。そこまで私達の仲を気遣ってくれなくてもいいのに。
少人数だけど冒険者の間ではそこそこ名の通ったパーティーで結構危険なクエストにも挑戦している。今日私達は村を困らせていると言うゴブリンを退治しに遠路はるばる王都からやって来た。
ノブはレベルが高すぎてモンスターが寄ってこないので後方で待機、気配を消せるラルクと遠距離攻撃を得意とするフィールは茂みに隠れ、案の定私が囮になる。ゴブリンは若い女性が大好物だ、私が川で水浴びしていると砂糖に群がる蟻のようにわらわらと湧いてくる。
こいつ等が村の作物を荒らし、村娘を犯してきたゴブリン。奴らは私を四方から囲み込んでグヘヘヘヘと笑い声にも似た鳴き声を発し迫ってきた。
私は咄嗟に身をよじり恥部を隠す。睨んで威嚇するとゴブリン達は興奮し雄叫びをあげて飛びかかってきた。だけど大丈夫、三本の矢が三体のゴブリンの頭を射抜く。
流石はフィール、今日も矢の三本射りが冴えわたっている。フィールは木の上で三本の矢を握り、弓を引いてまた三匹倒す。
するとゴブリンは棍棒を振り回してフィールに向かっていった。でもそれも想定内だ。ゴブリンの一体が地雷を踏み高々と吹き飛ぶ。辺りを煙が包み、一体、また一体とモンスターの首がはねられていく。ラルクだ。
ラルクはマスクをし自慢のマフラーをなびかせながら煙幕から飛び出すと私に剣を投げつける。
「レフィ!」
その掛け声に反応して私は投げられた剣を手に取り背後から忍び寄るゴブリンを真っ二つにした。二人の息はピッタリ、ラルクは私に布をかぶせ互いに背合わせになって構える。
「良いタイミング」
「一体何年付き合ってると思ってんだ?」
私達はクスリと笑う。
ラルクと出会ったのは七年前、私が王宮の暮らしに飽き飽きしていた頃スラム街で知り合った。
喘鳴を上げ、小さな心臓を限界まで鳴らせて近衛兵から逃げる幼き私。大人の手に捕まりかけたその時、私の手を握って抜け道を教えてくれたのがラルクだ。
ラルクは孤児で恵まれない子だった。男の子ばかりの環境で育ったせいか性格は男勝りで猫のように身勝手、でもそんな彼女をあの頃の私はカッコいいと思ってしまった。
自分に正直でどこまでも真っ直ぐな彼女に私は憧れた。
ラルクの夢は冒険者になって一旗あげる事だ。それにつき合っているうちに今では私もこの有様、いつの間にか冒険者になってしまっていた。でもそのおかげでノブと出会い、フィールと出会えた。
今ここにいるのが本当の私、ラルクは籠の鳥だった私に生きる自由を、恋愛の自由を教えてくれた。
私の両腕にゴブリンの投げた鎖が絡まって左右に引っ張られる。私は騎士、真っ向勝負には強いがこう言った卑怯な手にはすこぶる弱い。でも心配はいらない、私にはラルクがついている。
ラルクの投げたクナイが鎖を引くゴブリンを仕留め、ラルクの背後から飛びかかるゴブリンを私が斬る。私達のコンビネーションは抜群だ、もちろんフィールも最高だよ?
ゴブリンの群れをあらかた片付け私は剣を地面に突き刺す。
隣を見るとラルクは顔にかかったゴブリンの返り血を手の甲でゴシゴシ拭っていた。私はラルクにタオルを渡す。
「サンキュ」
そして私達は手をあげてハイタッチする。勝利の合図だ。
フィールが木の上から降りてくる。
「これで全部か?」
「たぶんな」
頃合いを見てノブもやってくる。
「お前等大丈夫か?怪我してるなら治してやる」
!?
私は咄嗟にマントで体を隠した。そう言えば下何も履いてない・・・頬を赤く染める。
すると異変に気付いたフィールが私に寄り添う。
「どうしたレフィ、怪我でもしたのか?」
ノブが近づいてくる。
「どれ、俺に見せてみろ」
突然ラルクが叫んだ。
「痛って!!!」
「どうしたラルク?」
「なんか左腕折れてるみたい。ノブ、向こうの木陰で見てくれよ?」
「なら今ここで見てやる」
「いいから向こう行けよハゲ!気が利かねぇなぁ、殺すぞ?」
ラルクはノブの尻を蹴り上げ私を嘲るようにニヤニヤして向こうに行ってしまった。
もうラルクは、大きなお世話だよ。そこまで私達の仲を気遣ってくれなくてもいいのに。
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