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本編
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どうして?どうしてこんなことに・・・
私は群衆に飛び込んで人を押し退けながら前へと進む。侵入禁止のロープをまたいで人のいない空間に出ると数人の兵士が私に飛びかかった。乗りかかられ、手足を抑えつけられて動けなくなる、だけどそれでも顔を上げて二人の友を見上げる。
それを見たアロルドは呆然とした。
「あれはスティアーナか?なぜスティアーナが二人いる??」
「アロルド皇子、壇上に立っているのはお姉さまの影武者ですわ、身代わりを立てて逃げようとしたところを我が国の優秀な兵士が捕えたのでございます」
ロギーニャの合図で男がリーネのカツラを取る。彼女の茶色い髪が衆目にさらされた。
「なにぃ~!?この期に及んでまだ私を騙そうとしていたのか?・・・許せん、断じて許せん!」
「ロギーニャは昔から知っておりました、スティアーナは魔性のクズでございます。どうかアロルド皇子の手で裁きを」
ロギーニャの邪悪な笑みが見える。
「ロギィィィニャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
妹にハメられたことにようやく気づいて私は叫んだ。
信じていたのに・・・
二人の男が私の両脇を抱えて壇上へと登る。
そこは血塗れだった、隅にはラルクが死んだように横たわっている。
早く手当てをしないと本当に死んでしまう。
だけど今の私にはどうすることもできない。私が心配そうにラルクを見つめていると急に髪を掴まれて無理矢理アロルドの方に顔を向けさせられた。
私は睨む、唇を嚙み、憎しみを込めて、彼の隣に立つ妹を。
これで満足か!?
すると遠くの方で民衆の悲鳴が聞こえた。段々と、段々と騒がしくなっていく。こんな時に何事か?水を差されしばらく、アロルド達は刑の執行を忘れそれを注視する。
ドスン・・・ドスン・・・と地鳴りが響いてくる。
一人の兵士が血相を変えて国王の下にやってきた。
「国王様、国王様!」
「どうした、騒がしい」
「オークが、オークが我が国に攻めてきました!」
たちまち空気が凍りつく。
「なん・・・だと・・・?」
向こうの方からのっそのっそと黒い巨体が歩いてくる。忘れもしないあの姿、あの日私を犯したあいつがやって来る。何故今更?
黒いオークは私を見るとほっと安堵の表情を浮かべた。
「良かった。どうやら間に合ったようだな」
そして一声、
ブヒィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と大きく雄叫びを上げる。
それに呼応して一人の女性が悲鳴をあげた。すると群がっていた民衆もクモの子を散らすようにその場から逃げ出す。
「オークだ、オークが出た!」
「犯される、助けて!」
そんな声を上げながら他者を押し倒し、我先と逃げる。警備にあたっていた兵が混乱を収めようと必死になって宥めるも千を超える人の波は留まる事を知らない。
それに兵士とて人間だ、平均身長3m超えの化物の軍勢とそのさらに倍はある怪物を前にしては立ちはだかる勇気も出ない。脇にそれ、それが我が物顔で通っていく様をただじっと見つめる。私の両腕を抑えていた二人の男も私を置いて逃げて行った。
悪夢再び、まさかまた相まみえることになろうとは。奴の影が私に迫る。
黒いオークは見下ろしながら言った。
「姫騎士よ、迎えに来たぞ」
そして跪き私に目線を合わせる。
また犯される!?
そう思った次の瞬間奴の持っていた物に唖然とする。それは人の握り拳ほどもある大きなダイヤモンド、オークはそれを摘まんで私に捧げる。
「姫、俺様と結婚してくれ!」
・・・
”!?”
驚き過ぎて言葉が出ない。
私は群衆に飛び込んで人を押し退けながら前へと進む。侵入禁止のロープをまたいで人のいない空間に出ると数人の兵士が私に飛びかかった。乗りかかられ、手足を抑えつけられて動けなくなる、だけどそれでも顔を上げて二人の友を見上げる。
それを見たアロルドは呆然とした。
「あれはスティアーナか?なぜスティアーナが二人いる??」
「アロルド皇子、壇上に立っているのはお姉さまの影武者ですわ、身代わりを立てて逃げようとしたところを我が国の優秀な兵士が捕えたのでございます」
ロギーニャの合図で男がリーネのカツラを取る。彼女の茶色い髪が衆目にさらされた。
「なにぃ~!?この期に及んでまだ私を騙そうとしていたのか?・・・許せん、断じて許せん!」
「ロギーニャは昔から知っておりました、スティアーナは魔性のクズでございます。どうかアロルド皇子の手で裁きを」
ロギーニャの邪悪な笑みが見える。
「ロギィィィニャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
妹にハメられたことにようやく気づいて私は叫んだ。
信じていたのに・・・
二人の男が私の両脇を抱えて壇上へと登る。
そこは血塗れだった、隅にはラルクが死んだように横たわっている。
早く手当てをしないと本当に死んでしまう。
だけど今の私にはどうすることもできない。私が心配そうにラルクを見つめていると急に髪を掴まれて無理矢理アロルドの方に顔を向けさせられた。
私は睨む、唇を嚙み、憎しみを込めて、彼の隣に立つ妹を。
これで満足か!?
すると遠くの方で民衆の悲鳴が聞こえた。段々と、段々と騒がしくなっていく。こんな時に何事か?水を差されしばらく、アロルド達は刑の執行を忘れそれを注視する。
ドスン・・・ドスン・・・と地鳴りが響いてくる。
一人の兵士が血相を変えて国王の下にやってきた。
「国王様、国王様!」
「どうした、騒がしい」
「オークが、オークが我が国に攻めてきました!」
たちまち空気が凍りつく。
「なん・・・だと・・・?」
向こうの方からのっそのっそと黒い巨体が歩いてくる。忘れもしないあの姿、あの日私を犯したあいつがやって来る。何故今更?
黒いオークは私を見るとほっと安堵の表情を浮かべた。
「良かった。どうやら間に合ったようだな」
そして一声、
ブヒィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と大きく雄叫びを上げる。
それに呼応して一人の女性が悲鳴をあげた。すると群がっていた民衆もクモの子を散らすようにその場から逃げ出す。
「オークだ、オークが出た!」
「犯される、助けて!」
そんな声を上げながら他者を押し倒し、我先と逃げる。警備にあたっていた兵が混乱を収めようと必死になって宥めるも千を超える人の波は留まる事を知らない。
それに兵士とて人間だ、平均身長3m超えの化物の軍勢とそのさらに倍はある怪物を前にしては立ちはだかる勇気も出ない。脇にそれ、それが我が物顔で通っていく様をただじっと見つめる。私の両腕を抑えていた二人の男も私を置いて逃げて行った。
悪夢再び、まさかまた相まみえることになろうとは。奴の影が私に迫る。
黒いオークは見下ろしながら言った。
「姫騎士よ、迎えに来たぞ」
そして跪き私に目線を合わせる。
また犯される!?
そう思った次の瞬間奴の持っていた物に唖然とする。それは人の握り拳ほどもある大きなダイヤモンド、オークはそれを摘まんで私に捧げる。
「姫、俺様と結婚してくれ!」
・・・
”!?”
驚き過ぎて言葉が出ない。
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