香織の通勤電車

夢咲忍

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第1章

M字開脚

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 私は倉田香織、今年29歳。今、電車の中でM字開脚をしている。なぜそんな格好をしているか不思議だ。


 7月下旬の金曜日の夜、私は遅くまで残業をしたせいで帰りが遅くなってしまった。夜の10時を過ぎてJR池袋駅から高崎線の下り電車に乗り込んだ。

 乗り込む前からホームは人でごった返していた。金曜日の夜ということもあり、酒に酔った人が少なくない。電車から降りる人も多かったが、乗り込む人の方が多かった。下り電車というのは東京から埼玉方面へ向かう電車を指す。

 池袋駅から走りだし、次の停車駅は赤羽だ。赤羽駅は埼玉県から都内に入る北の玄関口と言えるだろう。池袋駅から赤羽駅までの所要時間は11分。香織が降りる駅はその次の停車駅である浦和駅だ。眠ってしまうとあっという間に通りすぎ、最悪は群馬県まで行ってしまうこともある。

 仕事で疲れた時こそ普段は座らないようにしている。なぜなら、座るとつい眠りに落ちてしまうからだ。ところがこの日の疲れは酷く、つい空いた席に座ってしまった。タイミングというのもある。たまたま人の流れで歩いていただけなのに、偶然空いた席の前に立ったのだ。そして、偶然他の人はそこに座ろうとしなかったのだ。そのため、私は誘惑に勝てずに座ってしまったのだ。


 池袋駅を出発するとガタンゴトンという音と心地良い揺れが睡魔を誘う。寝過ごしてはいけないと香織は必死で目をつぶらないよう我慢する。万一寝てしまったら不味いので、浦和駅到着時に鳴るようスマートフォンのアラームをセットする。22時56分に浦和駅に到着予定なので、1分前にバイブで知らせてくれるようにセットした。それを左手に握っておく。


 私は車輌の端の3人掛けの席の真ん中に座り、右側には50歳代と思われるサラリーマン風の男性と左側には20歳前後と思われるTシャツにジーパンを履いた若者に挟まれている。その席の前にもサラリーマン風のスーツを着た男性や半袖のワイシャツにスラックス姿の男性が吊り革につかまり、立っている。通路も隙間が無いぐらいに多くの人で埋まっている。多くの人がスマートフォンをいじって動画を観たり、SNSを見たりしている。

 私は瞬きをする度に危なく眠りに落ちてしまいそうになる。


 池袋駅を出発してから2~3分は経っただろうか。右側のおじさんが私の太ももの脇を左手の甲で撫でてきた。これは偶然を装っての事だと思った。

(あれ?おじさん、痴漢?)

私は一旦お尻を浮かせ座り直す仕草をする。

するとおじさんは1度手を引っ込めた。しかし5秒も経たないうちにもう一度左手の甲で同じように香織の太ももを撫でてきた。香織は、

「んっ、うん」

と咳払いをした。するとおじさんはまた手を引っ込めた。そのまま私は声を出さずに様子を見ることにした。すると予想をしていなかった反対側からの刺激に驚いた。左側の若者が右手の甲で私の太ももの脇を撫でてきた。

(あれ?こっちも痴漢?)

私は先程のように咳払いをした。すると若者は手を引っ込めた。私は嫌な気分になって、次の赤羽駅に着いたら降りようと考えた。池袋駅から赤羽駅までの所要時間は11分。既に4~5分は経っているので、あと7分ぐらいというところか。私はこれ以上何事も起きないでほしいと願った。


 ところが30秒後ぐらいに両側から同時に太ももを触られてしまった。今度は大胆に手のひらを太ももに置いたのである。

「キャッ」

思わず声に出した。明らかに痴漢だ。これで周りの乗客も気づくはずだ。私は顔を上げ、前に立っている人達を見るが皆スマートフォンをいじっているだけで、誰も見向きもしない。

 両側にいるおじさんと若者は太ももをやわやわと揉み始めた。

「あの、やめてください。」

私は左右を見ながら声に出した。それと同時にそれぞれの手をつかんでやめてもらえるように自分の太ももから離すようにしたかった…

ところが2人の手は思ったよりも力が強く、太ももから持ち上げることが出来ず、好きなように触られたままだ。次第に男達の手は私の膝に近づき、膝上5cmのタイトスカートの裾をつかんだ。


 私は埼玉県さいたま市のアパートで一人暮らしをし、都内に勤務している。パートナーは2年前からいて、セックスは月に1回あるかないか。寂しいものだ。私はっきり言って欲求不満であった。元々中学生の頃からオナニーをしていたので、彼がいる今もよくオナニーをしている。オナニーをする時は無理矢理されるのを妄想しながらすることが多い。

 胸はたわわでFカップだ。薄着の季節になるととても目立つ。ウエストは普通だがお尻がやや大きめであるため、とてもグラマーに見える。すれ違う男性はよく振り向いて私を二度見することもある。

 顔はどちらかと言えば童顔で目がクリッとしていて可愛らしいと言われる。


 朝は通勤ラッシュに揉まれ、帰りは曜日や時間帯によるがまぁまぁ混んでいる。金曜日には酒臭いサラリーマンに囲まれてしまうこともある。

 都内でOLをしているため、大抵はいつも通勤時は白のブラウスと黒のタイトスカートを履いている。肌色のストッキングを履き、黒のパンプスを履いている。髪は濃いめのブラウンで、低めのポニーテールで紺色のシュシュを愛用している。


…スカートの裾をつかまれ、捲り上げようとしている。私が座っているため簡単には裾は上がらない。

「いやっ、やめてっ!」

私は両手で男達の手をつかんで止めさせようとした。男達の力には敵わない。2人の力で私のお尻を席の前にずらされて、次の瞬間簡単にスカートの裾を捲られてしまった。肌色のストッキングは履いているものの、黒いパンティが露になってしまった。

「あぁ、止めて!」

ズルズルとスカートは腰まで上げられてしまった。私は必死で両手で股の部分を隠すようにする。

(こんなことが起きているのに周りの人は誰も助けてくれない。一体どうなっているの?)

「誰かっ、助けて!」

顔を上げてみると正面に立っているスーツの男はニヤニヤしながら私が痴漢されている様子を動画撮影している。

「いやっ、やめてっ!誰かっ、助けてくださいっ!」

周りを見た。衝撃が走った。皆が私を見ている。それだけでなく、スマートフォンのレンズが私に向けられているのだ。私は信じられなかった。

 両脇の男達は私の膝を持ち上げ、M字開脚させられる。そして、内ももをさわさわと嫌らしく撫でられているのだ。

「いやっ、やめてっ!」

脚を閉じようとしてもしっかりとつかまれてしまい、閉じることが出来ない。それどころか、正面に立っていた男が私の正面に座り何をするかと思ったら、捲り上げられているスカートの中に両手を入れ、ストッキングの腰の部分に手をかけた。

 両側にいる男達は私の脚と腕をつかんだ。一瞬男達の力が緩んだ時に私は脚を閉じた。その瞬間、正面にいた男がストッキングを一気に脱がしにかかった。スルリとお尻が出され、ストッキングが裏返しになりながら膝まで下ろされた。更に男は手繰り寄せ、パンプスを脱がすと同時にストッキングを剥ぎ取った。

私は何が何だか分からないでいる。次の瞬間両側の男達に膝をつかまれ、再びM字開脚させられてしまう。今度は黒いパンティがそのまま見えている状態だ。両腕をつかまれているため、股を隠すことが出来ない。

「な、なんで私がこんなことされるの?」

「それはなぁ、あんたがそこにいるからだよ。」

正面にいる男が答えた。その男はパンティの上から割れ目をなぞる。男は目線を変えて、私の上半身を見た。

「デカイおっぱいしてるな。」

そう言いながら服の上から両方の乳房を鷲づかみした。

「きゃっ、止めて!」

「騒いでも無駄だよ。ここにいるのは皆仲間なんだ。」

皆、片手でスマートフォンを私に向けて撮影しながら、人によっては股間を硬くしてズボンの上から撫でている。

「こんなっ、おかしいよっ!」

確かにこの光景はおかしい。

男は私のブラウスのボタンを外すことなく、バリッとボタンを弾きながら前を開けた。

「あぁ、なんてこと…」

ブラジャーとブラジャーの上にポヨヨンと上乳が見える。これはおっぱい好きには堪らない光景だ。

 男は私の脇から手を入れて、ブラジャーのホックを外した。そして、ブラジャーを上にずらす。すると、私のたわわなおっぱいがポロンと出てしまった。

「いやっ!」

 男達の目が私のおっぱいに集まる。正面の男は両方のおっぱいをヤワヤワとほぐすように揉む。

「あ、いやっ、止めて!恥ずかしいっ!」

「恥ずかしいのは、皆の前で感じちゃうからだろ?」

「そ、そんなことない。」

男は乳首をつまむ。

「いやっ、止めてったら…」

乳首を離したと思ったら次は乳首にしゃぶりついた。

チュパッ、チュッ、チュパッ

「あん、止めてったら!」

男は乱暴に私のパンティの股の所を横にずらした。

「あっ、あーん、止めて、お願い!」

割れ目が露になった。男は割れ目の上にぷっくりと付いているクリトリスを親指でグリグリとこねくりまわした。

「ああーん、止めて、いやっ!」

親指を下にずらすと局部の穴… おまんこがヌルヌルになっているのだ。

 両手の親指でぱっくりとおまんこを開いた。私は残念な事に両側の男に両腕と両脚を押さえられているのだ。私はM字開脚をして、多くの男達に見られている。そして、おまんこをスケベ汁でビショビショに濡らしてしまっているのだ。
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