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第2章
実行
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朝5時に起きると既に街は明るくなっている。部屋は冷房をつけてなく、朝から蒸し暑い。
「さて、今日は作戦を実行に移すか」
とおれはひとり小声で呟いた。
普段はポロシャツにチノパンで車通勤をしているが、今日は特別な格好をして出かける。入社時の面接以来の白い半袖のワイシャツに黒のスラックスを身に付けた。ステンレスの腕時計をはめ、黒の革靴を履く。仕事でもこんな格好はしないのにまるで会社員のようだ。ビジネスバッグを左手に持ち、右手で財布を右のお尻のポケットに入れた。
「さあて、準備オッケー」
掛け時計を見ると針は5時40分を指していた。
「さぁ、作戦開始!」
おれはそう呟くとアパートを出た。最寄り駅まで徒歩約20分。それから電車を待つこと5分ほど。1時間後には女のアパートの近くまで行ける。そう考えると胸がドキドキした。同時に股間が熱くなるのを感じた。
電車に乗ると僅かに空席があった。辺りを見回し、若い女性の隣に座った。女性はロングヘアで緩い巻き髪だ。シャンプーの香りか香水の香りか分からないが、ほのかな甘い香りがする。
(この女も犯したい)
と思った。
電車を乗り換え、女の最寄駅に着いた。腕時計を見ると6時40分になっていた。西口改札を抜け、2日前の夜道を思い出した。商店街に入り、数分歩くと『喫茶店カレン』がある。そこは7時に開くがまだ早い。少し店の前で立って待つことにした。
7時の少し前、シャッターが開けられた。7時ちょうどにはドアが開かれた。中から50代半ばと思われる女性が愛想よく出てきた。
「おはようございます。いらっしゃいませ。」
とおれに笑顔を向けて来た。悪い気はしない。店内に入ると昭和レトロな雰囲気があった。カウンター、テーブル、椅子、照明、どれも古いが味があるような気がした。
おれは2人掛けのテーブル席を選んだ。そこは窓の外がよく見え、女の家の方向が見える場所だ。女がこの時間帯に出勤するとすれば、きっとここを通る。そんな考えでこの店とこの席を選んだ。窓の外を気にしながらメニューを選んだ。と言っても、モーニングセットで飲み物をブレンドコーヒーにしただけだ。店員の女性にそれを注文した。
おれは窓の外を眺めている。すぐにサラダが運ばれてきて、5分経ったか経たないかぐらいでコーヒーとトーストが運ばれてきた。おれは店員の女性にひとつお願いをした。
「ちょっと急な呼び出しがある可能性があって、急いでお店を出なければならないかもしれないんです。先にお会計をしてもいいですか?」
と。すると店員は
「ええ、構いませんよ」
と笑顔で答えた。
先に会計を済ませ、トーストにかぶりつく。ふっくらして、とても美味しい。コーヒーは深い香りがする。ひとくちすすると苦味があり、酸味は少ない。こうしてる間ももちろん窓の外を見ている。
トーストを食べ終え、コーヒーを飲み終えて腕時計を見ると、7時35分。まだ女の姿は見えない。おれは仕方なくブレンドコーヒーのおかわりを注文し、会計をした。コーヒーはほどなく運ばれてきた。ひとくち、ふたくちとすすっていると窓の外には例の女の姿が…
「あ、ご馳走さまでした。美味しかったです。また来ますね。」
と、おれは笑顔を作り店員さんに向けた。急いで『喫茶店カレン』を出た。女はクリーム色のブラウスに紺色のタイトスカート、黒いパンプスを履いている。それに黒いハンドバッグを左手に持っていた。そしておれは女の約30m後ろをつけた。
西口の改札を通り抜け、満員電車に乗る。おれは女から2m、間に3人のサラリーマン風の男が入っている。6駅で乗り換えて、またおれは女の近くにいながら目立たない場所に立つ。そして、3駅乗ったところで女は降りた。おれももちろんそれに続き、降りた。女はやや早足である。腕時計を見ると8時40分。南口改札を出て、繁華街を歩くこと約10分。女は雑居ビルに入った。入るとすぐにエレベーターがある。さすがにそこに一緒に入るわけにはいかない。女がエレベーターに乗り、ドアが閉まるのを確認したらエレベーターが何階に停まるかを確認した。3階で停まった。ビルの外に出て、そこが何かを確認した。デンタルクリニックだった。受付か歯科衛生士というところか…。
そのデンタルクリニックは18:30に診療が終了する。それが分かればここにいる必要はない。夕方まではネットカフェかどこかで時間をつぶすことにしよう。簡単に言うと、個室でAVを見るのだ。そこでレイプ物でも見て改めて犯し方を研究しようと思った。
9時間で3回射精した。夕方6時半過ぎには雑居ビル近くに戻り、ビルの入口が見える所で立って女を待ち伏せした。夜7時3分、女が出てきた。もちろんおれは後をつけた。今日はまっすぐ帰るようだ。電車を乗り継ぎ、最寄駅に着くと、女は商店街を歩いた。まだ開いてる店もあるため、人通りはある。しかし、住宅街に入ると人通りはほとんどない。おれは女と違う道を進んだ。少し手前で左に曲がり、アパートへ先回りするのだ。
おれはアパートの1階の廊下の1番奥に行ってみた。隠れる場所はないようだ。失敗したなと思いながらも女を待つことにした。約3分で女が現れた。道路からアパートに入ってきたタイミングでおれは廊下の奥から道路に向けて歩く。女はおれに目もくれない。女は鍵穴に鍵を挿入し、ドアを開ける。そして女が中に入ろうとするタイミングでおれは103号室のところを通るようにした。女に
「こんばんは」
と声をかけると女は
「こんばんは」
と返事をした。恐らく同じアパートの住人とでも思ったのだろう。
女が中に入りドアが閉まるタイミングでおれはそのドアに身を滑り込ませた。女は玄関で振り向き、鍵を締めようとしたのだろう。そこにおれがいたのだから驚き、悲鳴を…
あげられなかった。
振り向くとわかっているおれは女が振り向いた瞬間、女が悲鳴をあげようとした時すでに右手で強く口を塞いだ。左手で後頭部を抑え、右手で強く塞いでいるのだ。そして、更には口を塞ぐ時にある小さな錠剤を女の口に放り込んだのだ。睡眠薬だ。
すぐに眠る訳ではないが女が暴れようとするため、おれは体制を安定させるため衝撃がない程度で女をキッチンに押し倒した。玄関を上がるとすぐにキッチンなのだ。顔を覚えられないように右手で口を塞ぎなが、左手で目を塞ぐ。まだ照明はつけられていないのだ。
「んんー、んんー」
と女は唸る。女の足元は玄関にあり、靴は履いたままだ。おれも靴を履いたままだが、キッチンに仰向けにしている女の腹部に馬乗りになった。そして、口と目を塞ぎながら床に肘を付いた。そして女の耳元で囁くように言った。
「これ以上暴れると怪我をすることになる。そして、さっき口に入れたのは睡眠薬だ。恐らく飲み込んでいないとしても、そろそろ溶けてるだろう?」
と。女は何かが口に入ったのは分かったが口を塞がれたまま吐き出すことも出来ず、口の中で溶かしてしまっていた。自然とこれが体内に入っていく。
女は両手でおれの上腕や背中を叩く。さほどの力はない。おれは更に囁いた。
「そろそろ眠くなってきてるだろ?段々力が抜けてくるぞ。」
女は言われた通り段々と眠くなり、男の囁きが遠くから聞こえるような気がしていた。
女の腕が床に落ちた。完全に脱力している。おれは軽く女の頬を叩いた。反応はない。馬乗りから立ち上がり、靴を脱いだ。部屋の照明のスイッチを探す。玄関の壁にキッチンの照明のスイッチがあった。明るくなった。6畳程のキッチンとその奥にも6畳程の洋室がある。奥の壁にはピンクのカーテンがある。普通に考えれば窓があるのだろう。洋室の奥には横向きにベッドが置かれている。
奥に進み洋室の照明もつけた。ピンク色を基調とした柔らかな雰囲気の可愛らしい部屋だった。ベッドの上にはきちんと畳まれたパジャマがあり、布団はきっちり畳んである。
(きっと几帳面なんだろうな…)
女は玄関のところでぐっすり眠っている。足元にはハンドバッグが落ちている。まずはハンドバッグを脇に寄せ、女の靴を脱がせた。女をお姫様抱っこしてベッドに寝かせた。女はナチュラルメイクでとても美人だ。ブラウスの上からでも分かる胸の膨らみは推定EカップかFカップというところだろう。タイトスカートに包まれた下半身はとても嫌らしい女性らしいラインを見せている。
(さてと、これからが本番だな…)
おれは腕時計を見た。
(なんだかんだともうこんな時間か…)
女を服を着せたままベッドに寝かせ、文字通り爪先から頭のてっぺんまで舐めるように眺めている。睡眠薬は個人差はあるが大体4時間は効く。しかも常用していない者であれば、効き目は間違いないだろう。
おれは玄関の近くにあるハンドバッグとおれが持ってきたビジネスバッグを手に取った。洋室のベッドの横の床に赤いクッションを置き、その上に腰を下ろした。そして、縦横60cmぐらいのテーブルがあり、そこにハンドバッグを置いた。上から中を覗く。恐らく化粧ポーチと思われる物がひとつ、タオルハンカチ、ポケットティッシュ、スマートフォン、財布、職場のIDが入ったネックストラップがある。それらの配置を覚えてから中身をテーブルに出した。
おれはひとつひとつスマホで写真を撮った。重要なのはIDだ。
(えっと、名前は、坂口美和だな。よしっ。)
次の作業はスマートフォンの中を覗くことだ。恐らく指紋認証で開くのだろうが、指紋はベッドの上にある。寝ている女の右手をとり、認証させる。開くことが出来た。まずは1通りアプリを見るのだ。普段何を使っているのかがわかる。それから通話履歴だ。運の良いことにAndroid端末を使っている。これなら分かる。
(なるほど。LINEとカカオトークを使っているんだな。それと…)
連絡先一覧を覗く。
(初めて女性のスマホを覗くが、女性の知人が多いな。ご丁寧にアイコンに顔写真があるじゃないか。類は友を呼ぶか…)
アイコンには美女が多いのだ。
そしてGoogleマップを開く。タイムラインでどこに立ち寄ったか分かるのだ。このGoogleマップのタイムラインと通話履歴、連絡先などを見ると普段の行動パターンが見えてくるのだ。何時何分にどこにいて、何で移動したのかが分かる優れものだ。
おれはビジネスバッグから秘密兵器と呼べる物を取り出した。USBだ。これは記憶媒体で、スマホのバックアップに使えるのだ。データを盗み出そうというわけだ。
連絡先や写真などをUSBに取り込む。1時間ぐらいかかりそうだ。その間におれは女の行動パターンを記憶した。その中で1番気になったのが…
(ほほぅ、なるほどね。)
おれは行動パターンの中には、行きつけのbarとジム、美容院とエステがある。最も興味を持ったのはカカオトークの中にある男の存在があった。これは先日見かけた男だ。アイコンに写真はないがトーク内容を見ればわかる。2日前に
『お店の前に着きました』
と会話が残されている。食事をしたようだ。
遡って会話を覗くと男には妻子があり、この坂口美和というこの女にかなり気があるようだ。しかし、この女は真面目なのだろう。食事以上の関係は断っている。そして分かっているのは男の誕生日だ。
(もうすぐじゃないか。7/29。何かをやってやる…)
女の部屋には梯子がある。
(なんだこれは?)
上に目をやるとロフトがあったのだ。登ってみた。そこにはローチェストが2つ並んでいる。もしかすると、ここに秘密の何かが隠されているかもしれない。引き出しを開けた。早速下着がキレイに並んでいた。ひとつひとつ出してはスマホで写真を撮った。かなり際どいものを着けているんだな。レースの普通のものもあれば、透け避けのものもある。パンティとブラジャーの写真を撮った。
違う引き出しを開けてみるとノートの形をしたものが出てきた。表紙には『Diary』と書かれている。
(これは日記か!)
面白いものが出てきた。中をパラパラとめくる。ここには本音が書かれているようだ。この女はカカオトークの男に気があるな。時々奥さんがいることが辛いとか、男を思ってムラムラしていることが書かれていた。
この男は同僚なんだな。去年の4月に知り合って1年と数ヶ月経ったのだか、食事だけか。そして、この女に彼氏はいなくオナニーをしているようだ。Diaryが入っていた引き出しにはポーチが入っていた。それを取り出すと、大人のオモチャが出てきた。バイブとピンクローターだ。これを見ておれは興奮した。作戦がまた面白くなる。もちろんこれも撮影した。
腕時計を見た。あと約3時間は大丈夫だろう。下着を元の場所にキレイに戻し、Diaryとオモチャを持って洋室に降りた。これからが面白い。
おれはロフトから降りた。Diaryと大人のオモチャを床に置いた。女はまだ寝ている。ベッド上で仰向けになり脚を伸ばした状態である。まずはその状態でスマホで写真を撮った。
次は体をごろんとうつ伏せにさせ、スカートのホックを外し、ファスナーを下ろす。また体をごろんとし、仰向けにする。ブラウスのボタンを全部外す。胸元をチラリと覗くが黒のキャミソールが見える。簡単にはお尻を持ち上げることは出来ない。仰向けで腰を折り、オムツ交換をするかのような体制にして、お尻をベッド面から浮かせた。そしてスカートを脱がせた。ベッージュのストッキング越しに水色のパンティが見えた。
(これは興奮するな…)
ストッキングも脱がせるとスベスベの肌が露出する。ベッドの横の床にスカートを畳み、ストッキングを4つに折って丸めてスカートに置いた。
(女は几帳面だから、これぐらいしてやらないとな…)
枕を頭に敷いてあったが、それを外しベッドの頭部分にあたるヘッドボードに立て掛けた。おれは女の上半身の横に立ち、脇の下から両腕を入れて抱えるように持ち上げた。お尻を引きずるようにし、女をヘッドボードに寄りかからせた。ブラウスとキャミソールを脱がす。
(寝ている女を脱がすのは一苦労だな。)
やっとブラジャーとパンティだけの姿になった。ヘッドボードに寄りかからせてはいるが、女は寝ているため顔は俯いている。胸はきちんと谷間を作っていた。
(思っていたよりも巨乳だな。)
脚をM字開脚させ、その写真を撮った。さて次は全裸だな。ブラジャーのホックを外し、ブラジャーを取る。乳房は垂れることなく形を保っている。
(凄い美乳だな…。23歳か。)
ブラジャーを外しパンティだけの姿でもう一枚撮影した。
乳房を揉んでみた。柔らかいが張りがある。手を離せばすぐに元の形に戻る。美しい…
では最後の1枚、パンティを脱がせる。おれはM字開脚の前に腰を下ろし、やや前屈みでパンティの横の部分に左右それぞれ親指以外の4本指を入れた。そして、お尻の丸みに合わせて布を滑らせた。シーツとの摩擦はあったが、するりと抜けた。そして女の足を上げ、足首からパンティを抜いた。これで全裸の美女が出来上がったわけだ。
女はじっとり汗をかいている。おれは夢中だったため今頃気づいた。冷房を入れてなかったのだ。おれはエアコンのリモコンを探した。壁にあったので冷房を入れた。ほどなく冷たい空気が流れ出した。
気づくとおれは汗びっしょりだ。テーブルに置いたスマホを見ると画面ロックされていた。再度指紋認証で開くとバックアップは完了していた。これでこの端末に入っている連絡先と写真は盗み出した。あとでゆっくり見るとしよう。
ついでにこのスマホで全裸でM字開脚してる姿を撮影してやろう。
「パシャ!」
(とても美しい。)
自分で撮った記憶のない自らの全裸を見て、さぞ驚くだろう。
腕時計を見る。夜の10時43分。
(しまった。睡眠薬の時間しか気にしていなかったが、終電がなくなってしまう。のんびりしてられないな。)
女のスマホはテーブルに置いた。おれは女体の前に戻る。そして局部を覗き込む。
「これが坂口美和のおまんこかぁ。」
毛は申し訳程度に割れ目の上に薄く生えているだけで、割れ目は完全に見えている。大陰唇は肌の色よりもやや赤く、ぽってりしてしる。そして、小陰唇はややグレーがかっているのがビラビラと見えている。刺激したわけではないので濡れてはいない。
局部に寄っておれのスマホで撮影する。足元からのアングルで撮影してみる。俯いてはいるが、顔がうつるようにした。まんこと顔が一緒に写るようにしたのだ。これだと残念ながら脚で乳房はほとんど写らない。顔の高さからも写す。これなら顔は見えないが全体が写る。面白いことを閃いた。Diaryを昨日から遡るように読んだ。
「やっぱりか…」
『彼のことを想うと胸が痛い。でも私の身体は疼いちゃう。こんな私、いけないのかなァ…』
と書いてあるページがあった。恐らくオナニーでもしたのだろう。先程の大人のオモチャを手に取った。バイブを局部の前に突き刺すかのように置き、その横にはピンクローター、そしておれから見た手前には先程のDiaryのページを開いて置いた。そして写真撮影。
「うーん、動画でも撮っておくか…」
Diaryのアップから始め、バイブ、局部のアップから引いて足元から局部と顔が見えるアングル。そして上にあがり、乳房も見える高さへ。これで良いものが出来た。
「もう、こんな時間か」
腕時計を見ると10時58分。片付けなければならない。ベッドの上の物を床に下ろした。女をベッドに仰向けに寝かせ、胸まで布団をかけた。
「ま、全裸だけどいいか。風邪引かせちゃ不味いからな。」
Diaryと大人のオモチャを持ってロフトに上がり、元の引き出しに戻す。そして、降りてからハンドバッグに入ってた物を戻す。ブラウスとキャミソールも畳んで、先程のスカートと一緒にブラジャーも置いておく。
ハンドバッグはテーブルの横に置き、おれは辺りを確認した。おれはビジネスバッグとスマホとUSBを忘れないように。辺りはおれの指紋だらけだが、全科は無いし、訴えることがないようにしよう…
腕時計を見ると11時18分。終電が0時35分だから十分間に合う。洋室を消灯し、玄関に向かう。足元を見ると女が落としたキーケースがあった。それを拾い、キッチンも消灯する。ドアを少し開け辺りをうかがう。人通りはなさそうだ。廊下に出てドアを閉め、鍵を閉めたらキーケースに鍵をしまい、玄関の新聞受けに落とす。そしてその場から立ち去った。
「さて、今日は作戦を実行に移すか」
とおれはひとり小声で呟いた。
普段はポロシャツにチノパンで車通勤をしているが、今日は特別な格好をして出かける。入社時の面接以来の白い半袖のワイシャツに黒のスラックスを身に付けた。ステンレスの腕時計をはめ、黒の革靴を履く。仕事でもこんな格好はしないのにまるで会社員のようだ。ビジネスバッグを左手に持ち、右手で財布を右のお尻のポケットに入れた。
「さあて、準備オッケー」
掛け時計を見ると針は5時40分を指していた。
「さぁ、作戦開始!」
おれはそう呟くとアパートを出た。最寄り駅まで徒歩約20分。それから電車を待つこと5分ほど。1時間後には女のアパートの近くまで行ける。そう考えると胸がドキドキした。同時に股間が熱くなるのを感じた。
電車に乗ると僅かに空席があった。辺りを見回し、若い女性の隣に座った。女性はロングヘアで緩い巻き髪だ。シャンプーの香りか香水の香りか分からないが、ほのかな甘い香りがする。
(この女も犯したい)
と思った。
電車を乗り換え、女の最寄駅に着いた。腕時計を見ると6時40分になっていた。西口改札を抜け、2日前の夜道を思い出した。商店街に入り、数分歩くと『喫茶店カレン』がある。そこは7時に開くがまだ早い。少し店の前で立って待つことにした。
7時の少し前、シャッターが開けられた。7時ちょうどにはドアが開かれた。中から50代半ばと思われる女性が愛想よく出てきた。
「おはようございます。いらっしゃいませ。」
とおれに笑顔を向けて来た。悪い気はしない。店内に入ると昭和レトロな雰囲気があった。カウンター、テーブル、椅子、照明、どれも古いが味があるような気がした。
おれは2人掛けのテーブル席を選んだ。そこは窓の外がよく見え、女の家の方向が見える場所だ。女がこの時間帯に出勤するとすれば、きっとここを通る。そんな考えでこの店とこの席を選んだ。窓の外を気にしながらメニューを選んだ。と言っても、モーニングセットで飲み物をブレンドコーヒーにしただけだ。店員の女性にそれを注文した。
おれは窓の外を眺めている。すぐにサラダが運ばれてきて、5分経ったか経たないかぐらいでコーヒーとトーストが運ばれてきた。おれは店員の女性にひとつお願いをした。
「ちょっと急な呼び出しがある可能性があって、急いでお店を出なければならないかもしれないんです。先にお会計をしてもいいですか?」
と。すると店員は
「ええ、構いませんよ」
と笑顔で答えた。
先に会計を済ませ、トーストにかぶりつく。ふっくらして、とても美味しい。コーヒーは深い香りがする。ひとくちすすると苦味があり、酸味は少ない。こうしてる間ももちろん窓の外を見ている。
トーストを食べ終え、コーヒーを飲み終えて腕時計を見ると、7時35分。まだ女の姿は見えない。おれは仕方なくブレンドコーヒーのおかわりを注文し、会計をした。コーヒーはほどなく運ばれてきた。ひとくち、ふたくちとすすっていると窓の外には例の女の姿が…
「あ、ご馳走さまでした。美味しかったです。また来ますね。」
と、おれは笑顔を作り店員さんに向けた。急いで『喫茶店カレン』を出た。女はクリーム色のブラウスに紺色のタイトスカート、黒いパンプスを履いている。それに黒いハンドバッグを左手に持っていた。そしておれは女の約30m後ろをつけた。
西口の改札を通り抜け、満員電車に乗る。おれは女から2m、間に3人のサラリーマン風の男が入っている。6駅で乗り換えて、またおれは女の近くにいながら目立たない場所に立つ。そして、3駅乗ったところで女は降りた。おれももちろんそれに続き、降りた。女はやや早足である。腕時計を見ると8時40分。南口改札を出て、繁華街を歩くこと約10分。女は雑居ビルに入った。入るとすぐにエレベーターがある。さすがにそこに一緒に入るわけにはいかない。女がエレベーターに乗り、ドアが閉まるのを確認したらエレベーターが何階に停まるかを確認した。3階で停まった。ビルの外に出て、そこが何かを確認した。デンタルクリニックだった。受付か歯科衛生士というところか…。
そのデンタルクリニックは18:30に診療が終了する。それが分かればここにいる必要はない。夕方まではネットカフェかどこかで時間をつぶすことにしよう。簡単に言うと、個室でAVを見るのだ。そこでレイプ物でも見て改めて犯し方を研究しようと思った。
9時間で3回射精した。夕方6時半過ぎには雑居ビル近くに戻り、ビルの入口が見える所で立って女を待ち伏せした。夜7時3分、女が出てきた。もちろんおれは後をつけた。今日はまっすぐ帰るようだ。電車を乗り継ぎ、最寄駅に着くと、女は商店街を歩いた。まだ開いてる店もあるため、人通りはある。しかし、住宅街に入ると人通りはほとんどない。おれは女と違う道を進んだ。少し手前で左に曲がり、アパートへ先回りするのだ。
おれはアパートの1階の廊下の1番奥に行ってみた。隠れる場所はないようだ。失敗したなと思いながらも女を待つことにした。約3分で女が現れた。道路からアパートに入ってきたタイミングでおれは廊下の奥から道路に向けて歩く。女はおれに目もくれない。女は鍵穴に鍵を挿入し、ドアを開ける。そして女が中に入ろうとするタイミングでおれは103号室のところを通るようにした。女に
「こんばんは」
と声をかけると女は
「こんばんは」
と返事をした。恐らく同じアパートの住人とでも思ったのだろう。
女が中に入りドアが閉まるタイミングでおれはそのドアに身を滑り込ませた。女は玄関で振り向き、鍵を締めようとしたのだろう。そこにおれがいたのだから驚き、悲鳴を…
あげられなかった。
振り向くとわかっているおれは女が振り向いた瞬間、女が悲鳴をあげようとした時すでに右手で強く口を塞いだ。左手で後頭部を抑え、右手で強く塞いでいるのだ。そして、更には口を塞ぐ時にある小さな錠剤を女の口に放り込んだのだ。睡眠薬だ。
すぐに眠る訳ではないが女が暴れようとするため、おれは体制を安定させるため衝撃がない程度で女をキッチンに押し倒した。玄関を上がるとすぐにキッチンなのだ。顔を覚えられないように右手で口を塞ぎなが、左手で目を塞ぐ。まだ照明はつけられていないのだ。
「んんー、んんー」
と女は唸る。女の足元は玄関にあり、靴は履いたままだ。おれも靴を履いたままだが、キッチンに仰向けにしている女の腹部に馬乗りになった。そして、口と目を塞ぎながら床に肘を付いた。そして女の耳元で囁くように言った。
「これ以上暴れると怪我をすることになる。そして、さっき口に入れたのは睡眠薬だ。恐らく飲み込んでいないとしても、そろそろ溶けてるだろう?」
と。女は何かが口に入ったのは分かったが口を塞がれたまま吐き出すことも出来ず、口の中で溶かしてしまっていた。自然とこれが体内に入っていく。
女は両手でおれの上腕や背中を叩く。さほどの力はない。おれは更に囁いた。
「そろそろ眠くなってきてるだろ?段々力が抜けてくるぞ。」
女は言われた通り段々と眠くなり、男の囁きが遠くから聞こえるような気がしていた。
女の腕が床に落ちた。完全に脱力している。おれは軽く女の頬を叩いた。反応はない。馬乗りから立ち上がり、靴を脱いだ。部屋の照明のスイッチを探す。玄関の壁にキッチンの照明のスイッチがあった。明るくなった。6畳程のキッチンとその奥にも6畳程の洋室がある。奥の壁にはピンクのカーテンがある。普通に考えれば窓があるのだろう。洋室の奥には横向きにベッドが置かれている。
奥に進み洋室の照明もつけた。ピンク色を基調とした柔らかな雰囲気の可愛らしい部屋だった。ベッドの上にはきちんと畳まれたパジャマがあり、布団はきっちり畳んである。
(きっと几帳面なんだろうな…)
女は玄関のところでぐっすり眠っている。足元にはハンドバッグが落ちている。まずはハンドバッグを脇に寄せ、女の靴を脱がせた。女をお姫様抱っこしてベッドに寝かせた。女はナチュラルメイクでとても美人だ。ブラウスの上からでも分かる胸の膨らみは推定EカップかFカップというところだろう。タイトスカートに包まれた下半身はとても嫌らしい女性らしいラインを見せている。
(さてと、これからが本番だな…)
おれは腕時計を見た。
(なんだかんだともうこんな時間か…)
女を服を着せたままベッドに寝かせ、文字通り爪先から頭のてっぺんまで舐めるように眺めている。睡眠薬は個人差はあるが大体4時間は効く。しかも常用していない者であれば、効き目は間違いないだろう。
おれは玄関の近くにあるハンドバッグとおれが持ってきたビジネスバッグを手に取った。洋室のベッドの横の床に赤いクッションを置き、その上に腰を下ろした。そして、縦横60cmぐらいのテーブルがあり、そこにハンドバッグを置いた。上から中を覗く。恐らく化粧ポーチと思われる物がひとつ、タオルハンカチ、ポケットティッシュ、スマートフォン、財布、職場のIDが入ったネックストラップがある。それらの配置を覚えてから中身をテーブルに出した。
おれはひとつひとつスマホで写真を撮った。重要なのはIDだ。
(えっと、名前は、坂口美和だな。よしっ。)
次の作業はスマートフォンの中を覗くことだ。恐らく指紋認証で開くのだろうが、指紋はベッドの上にある。寝ている女の右手をとり、認証させる。開くことが出来た。まずは1通りアプリを見るのだ。普段何を使っているのかがわかる。それから通話履歴だ。運の良いことにAndroid端末を使っている。これなら分かる。
(なるほど。LINEとカカオトークを使っているんだな。それと…)
連絡先一覧を覗く。
(初めて女性のスマホを覗くが、女性の知人が多いな。ご丁寧にアイコンに顔写真があるじゃないか。類は友を呼ぶか…)
アイコンには美女が多いのだ。
そしてGoogleマップを開く。タイムラインでどこに立ち寄ったか分かるのだ。このGoogleマップのタイムラインと通話履歴、連絡先などを見ると普段の行動パターンが見えてくるのだ。何時何分にどこにいて、何で移動したのかが分かる優れものだ。
おれはビジネスバッグから秘密兵器と呼べる物を取り出した。USBだ。これは記憶媒体で、スマホのバックアップに使えるのだ。データを盗み出そうというわけだ。
連絡先や写真などをUSBに取り込む。1時間ぐらいかかりそうだ。その間におれは女の行動パターンを記憶した。その中で1番気になったのが…
(ほほぅ、なるほどね。)
おれは行動パターンの中には、行きつけのbarとジム、美容院とエステがある。最も興味を持ったのはカカオトークの中にある男の存在があった。これは先日見かけた男だ。アイコンに写真はないがトーク内容を見ればわかる。2日前に
『お店の前に着きました』
と会話が残されている。食事をしたようだ。
遡って会話を覗くと男には妻子があり、この坂口美和というこの女にかなり気があるようだ。しかし、この女は真面目なのだろう。食事以上の関係は断っている。そして分かっているのは男の誕生日だ。
(もうすぐじゃないか。7/29。何かをやってやる…)
女の部屋には梯子がある。
(なんだこれは?)
上に目をやるとロフトがあったのだ。登ってみた。そこにはローチェストが2つ並んでいる。もしかすると、ここに秘密の何かが隠されているかもしれない。引き出しを開けた。早速下着がキレイに並んでいた。ひとつひとつ出してはスマホで写真を撮った。かなり際どいものを着けているんだな。レースの普通のものもあれば、透け避けのものもある。パンティとブラジャーの写真を撮った。
違う引き出しを開けてみるとノートの形をしたものが出てきた。表紙には『Diary』と書かれている。
(これは日記か!)
面白いものが出てきた。中をパラパラとめくる。ここには本音が書かれているようだ。この女はカカオトークの男に気があるな。時々奥さんがいることが辛いとか、男を思ってムラムラしていることが書かれていた。
この男は同僚なんだな。去年の4月に知り合って1年と数ヶ月経ったのだか、食事だけか。そして、この女に彼氏はいなくオナニーをしているようだ。Diaryが入っていた引き出しにはポーチが入っていた。それを取り出すと、大人のオモチャが出てきた。バイブとピンクローターだ。これを見ておれは興奮した。作戦がまた面白くなる。もちろんこれも撮影した。
腕時計を見た。あと約3時間は大丈夫だろう。下着を元の場所にキレイに戻し、Diaryとオモチャを持って洋室に降りた。これからが面白い。
おれはロフトから降りた。Diaryと大人のオモチャを床に置いた。女はまだ寝ている。ベッド上で仰向けになり脚を伸ばした状態である。まずはその状態でスマホで写真を撮った。
次は体をごろんとうつ伏せにさせ、スカートのホックを外し、ファスナーを下ろす。また体をごろんとし、仰向けにする。ブラウスのボタンを全部外す。胸元をチラリと覗くが黒のキャミソールが見える。簡単にはお尻を持ち上げることは出来ない。仰向けで腰を折り、オムツ交換をするかのような体制にして、お尻をベッド面から浮かせた。そしてスカートを脱がせた。ベッージュのストッキング越しに水色のパンティが見えた。
(これは興奮するな…)
ストッキングも脱がせるとスベスベの肌が露出する。ベッドの横の床にスカートを畳み、ストッキングを4つに折って丸めてスカートに置いた。
(女は几帳面だから、これぐらいしてやらないとな…)
枕を頭に敷いてあったが、それを外しベッドの頭部分にあたるヘッドボードに立て掛けた。おれは女の上半身の横に立ち、脇の下から両腕を入れて抱えるように持ち上げた。お尻を引きずるようにし、女をヘッドボードに寄りかからせた。ブラウスとキャミソールを脱がす。
(寝ている女を脱がすのは一苦労だな。)
やっとブラジャーとパンティだけの姿になった。ヘッドボードに寄りかからせてはいるが、女は寝ているため顔は俯いている。胸はきちんと谷間を作っていた。
(思っていたよりも巨乳だな。)
脚をM字開脚させ、その写真を撮った。さて次は全裸だな。ブラジャーのホックを外し、ブラジャーを取る。乳房は垂れることなく形を保っている。
(凄い美乳だな…。23歳か。)
ブラジャーを外しパンティだけの姿でもう一枚撮影した。
乳房を揉んでみた。柔らかいが張りがある。手を離せばすぐに元の形に戻る。美しい…
では最後の1枚、パンティを脱がせる。おれはM字開脚の前に腰を下ろし、やや前屈みでパンティの横の部分に左右それぞれ親指以外の4本指を入れた。そして、お尻の丸みに合わせて布を滑らせた。シーツとの摩擦はあったが、するりと抜けた。そして女の足を上げ、足首からパンティを抜いた。これで全裸の美女が出来上がったわけだ。
女はじっとり汗をかいている。おれは夢中だったため今頃気づいた。冷房を入れてなかったのだ。おれはエアコンのリモコンを探した。壁にあったので冷房を入れた。ほどなく冷たい空気が流れ出した。
気づくとおれは汗びっしょりだ。テーブルに置いたスマホを見ると画面ロックされていた。再度指紋認証で開くとバックアップは完了していた。これでこの端末に入っている連絡先と写真は盗み出した。あとでゆっくり見るとしよう。
ついでにこのスマホで全裸でM字開脚してる姿を撮影してやろう。
「パシャ!」
(とても美しい。)
自分で撮った記憶のない自らの全裸を見て、さぞ驚くだろう。
腕時計を見る。夜の10時43分。
(しまった。睡眠薬の時間しか気にしていなかったが、終電がなくなってしまう。のんびりしてられないな。)
女のスマホはテーブルに置いた。おれは女体の前に戻る。そして局部を覗き込む。
「これが坂口美和のおまんこかぁ。」
毛は申し訳程度に割れ目の上に薄く生えているだけで、割れ目は完全に見えている。大陰唇は肌の色よりもやや赤く、ぽってりしてしる。そして、小陰唇はややグレーがかっているのがビラビラと見えている。刺激したわけではないので濡れてはいない。
局部に寄っておれのスマホで撮影する。足元からのアングルで撮影してみる。俯いてはいるが、顔がうつるようにした。まんこと顔が一緒に写るようにしたのだ。これだと残念ながら脚で乳房はほとんど写らない。顔の高さからも写す。これなら顔は見えないが全体が写る。面白いことを閃いた。Diaryを昨日から遡るように読んだ。
「やっぱりか…」
『彼のことを想うと胸が痛い。でも私の身体は疼いちゃう。こんな私、いけないのかなァ…』
と書いてあるページがあった。恐らくオナニーでもしたのだろう。先程の大人のオモチャを手に取った。バイブを局部の前に突き刺すかのように置き、その横にはピンクローター、そしておれから見た手前には先程のDiaryのページを開いて置いた。そして写真撮影。
「うーん、動画でも撮っておくか…」
Diaryのアップから始め、バイブ、局部のアップから引いて足元から局部と顔が見えるアングル。そして上にあがり、乳房も見える高さへ。これで良いものが出来た。
「もう、こんな時間か」
腕時計を見ると10時58分。片付けなければならない。ベッドの上の物を床に下ろした。女をベッドに仰向けに寝かせ、胸まで布団をかけた。
「ま、全裸だけどいいか。風邪引かせちゃ不味いからな。」
Diaryと大人のオモチャを持ってロフトに上がり、元の引き出しに戻す。そして、降りてからハンドバッグに入ってた物を戻す。ブラウスとキャミソールも畳んで、先程のスカートと一緒にブラジャーも置いておく。
ハンドバッグはテーブルの横に置き、おれは辺りを確認した。おれはビジネスバッグとスマホとUSBを忘れないように。辺りはおれの指紋だらけだが、全科は無いし、訴えることがないようにしよう…
腕時計を見ると11時18分。終電が0時35分だから十分間に合う。洋室を消灯し、玄関に向かう。足元を見ると女が落としたキーケースがあった。それを拾い、キッチンも消灯する。ドアを少し開け辺りをうかがう。人通りはなさそうだ。廊下に出てドアを閉め、鍵を閉めたらキーケースに鍵をしまい、玄関の新聞受けに落とす。そしてその場から立ち去った。
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