メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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運命の舵輪編

絆と繋がり 中編

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 その時。

 メリアリアは夢を見ていた、そこはうんと昔の古代都市のような場所であり、そこの大通りであろう、石畳の道の上を名も知らぬ若い男女が連れたって歩いていた。

 それを見た瞬間、メリアリアは直感した、“ああ、これは私達だ”と、“生まれる前の、遥か以前の自分と蒼太だ”とたちどころに理解したのだ。

 するとそれと同時にー。

 今度は景色がいきなり変わって何処かで見た事のある風景が現れた。

 そこはガリア帝国の首都、ルテティアの街角の一角だったが、そこで幼い頃の自分達が遊んでいた、周囲を数人の大人や子供達に囲まれながら、自分と蒼太が何やら楽しそうに話し込んでいたのだ。

 ところが。

 この時、メリアリアはその人達の顔を、姿を朧気にしか思い出すことが出来なかった、それは確かに懐かしい両親や親しかった友人達の筈だったのだけれども、その存在も声もあやふやで上手く認識する事が出来なかったのである。

 代わって彼女を支配していたのは、全身全霊で追い求めていたのは目の前の少年の事だった、彼への気持ちが、彼への思いが、次々と胸の内側にある深い部分から沸き上がって来て止まらなかった。
 
 その笑顔、笑い声、そして何気ない仕草の一つ一つがただただ眩しくて、暖かくてー。

 “愛しい”そう思った瞬間。

 まだ夢の中に在りながらも、彼女はハッキリと自覚した、“そうだったのだ”と、“自分はこの時から、いやもっと以前から蒼太の事を愛していたのだ”と、“彼が自分の全てだったのだ”と理解したのだ。

(ああっ、蒼太、蒼太・・・!!)

 思わず夢の中で愛しい人の名を呼ぶがそれは心の奥底の、更に深い部分から湧いて来たモノだった、どんなに感性を研ぎ澄まそうとも自我や顕在意識では決して到達する事の出来ない領域。

 即ち魂から漏れ出た記憶だった、魂の叫びだったのだ。

「蒼太、蒼太・・・っ!!」

(・・・リー、メリー!!)

 尚も彼の名を叫んで、もっと良くその顔を、存在を感じようとした瞬間、聞き覚えのある、優しい声に呼ばれたような気がしてメリアリアの意識は急速に現へと引き上げられて行った。

「・・・リー、メリー!!」

「・・・う、うん?」

 彼女、メリアリア・カッシーニがその瞼(まぶた)を開くとそこには、心配そうに見つめる恋人の顔があった。

「大丈夫?メリー・・・」

「う、うん。大丈夫・・・」

 その青空色の瞳(ひとみ)をゆっくりと動かして、声の主の黒曜石の眼(まなこ)を見つめるモノの、そこに写っていた彼氏の顔は、ホッとしていると同時に何だかとても嬉しそうだった。

「う、うん。あれ?蒼太・・・?」

 それと同時に気が付くが、そこは先程までのソファでは無くて蒼太の部屋のベッドの上だった、どうやら気を失っている最中に蒼太がここまで運んでくれたらしい。

「メリー、ちょっとおいで。自分の姿を見てごらん?」

「え・・・、姿って?」

「ちょっといいから、自分の姿をみてごらんよ!!」

 ほらほら、と言って蒼太は自分を何処かへと、連れ出そうとする。

「ほら早く、おいでよメリー!!」

「う、うん。解ったけど・・・」

 “姿って?”と言って立ち上がろうとした時に、異変に気付いた、手足が長く伸びている事に気が付いたのである。

 それだけじゃない、何というか全体的な感覚がそれまでと違っていた、ベッドから感じる温もりの領域の広さや、目に見える景色から身体が少し大きくなっている事を自覚する。

 何より。

 自分で自分の髪の毛を触ってみて驚くが、何とそれは今までのように黒ではなかった、眩いばかりに煌めく、光沢のある金色をしていたのである。

「あ、ああ・・・っ!?」

「元に、戻ったんだよメリー!!」

 おめでとうと、蒼太が言った、良かったねと優しく微笑みながら。

「いや、本当にビックリしたよ。だってエッチをしていたら、急にメリーの身体が輝きだして、一気に元に戻ったんだもの!!」

「エ、エッチをしていたら・・・?」

 その言葉に、思わずメリアリアが唖然となるが、まさか呪(まじな)いを解く方法が恋人とのエッチだったなんて。

「信じられない、これってどう表現すれば良いの!?」

 とメリアリアもまた悦びを隠そうともせずにそう告げるが彼女からしてみれば、下手をすれば“もう一生、このままかも知れない”等と思っていた為にその感慨も一入(ひとしお)であったのだ。

 “有難う!!”と、メリアリアは感極まって思わず蒼太に抱き着いた、自分の恋人は自分に人を愛すると言うことを、そして女としての幸せを教えてくれただけでは無くて、自分に掛けられていた呪(まじな)いをも解いてくれたのだ。

 本当に蒼太はなんて素敵な人なんだろう、なんて素晴らしい人なんだろう!!

「元に戻してくれて有難うっ、すっごく嬉しいっ!!!」

「わっ!?メリー、ちょっと激しすぎだって!!」

 そう応える蒼太だったが、彼もまた“よかった、よかった”と言いながら、彼女に応えるかのようにしてその身をしっかりと抱き締め返す。

 大人に戻ったメリアリアからは少女の時よりも甘ったらしくて、それでいて高貴なバラのような香りがした、胸も大きく成熟して身体も細く柔くなり、抱き心地は最良だ。

 何より。

「・・・んちゅ」

「んぷぷぷぷぷぷっ!?そ、そうら・・・」

 前の時はやや前屈みにならなくてはならなかったが、今では少し首を動かすだけでキスが出来るようになったのも嬉しかった、体格差が適正に是正された事で、恋人としてのタッチが手軽に行えるようになったのだ。

「ちゅ、ちゅるっ、ちゅぱ、ちゅるっ。じゅるるる、ちゅるじゅる。レロ、クチュ、ちゅぷちゅぷ。ちゅるるる、じゅるるるるるるるる~っ!!!」

「んぷ、んあっ!?そうら、そうらああぁぁぁっっ❤❤❤❤❤ちゅ、ちゅ、ちゅぱ、じゅるっ。ちゅるるる、じゅるるるっ。レロ、クチュ、ちゅるちゅるっ。じゅるじゅる、じゅるるる、じゅるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤」

 最初は軽く啄むようなバードキスの応酬だったそれは、程なくして深くて強いディープキスへと様変わりした、二人は共に舌を絡めて唾液を混ぜ合い、時にはそれを音を立てて啜り合う。

 互いに互いへと向き直ると相手のベロをチュルチュルと吸引し、口元と口元とを噛み合わせるようにして激しい口付けを繰り返した。

「ちゅる、ちゅる、ちゅぱっ。ぷは・・・」

「ぷはあぁぁっ。はあはあはあはあ・・・っ!!あ、ああ。蒼太・・・❤❤❤」

 一頻り、それを終えると蒼太は一度唇を離して彼女を再び横にした、そしてー。

 片手をその秘部へと伸ばすといきなり中指と人差し指とを突き入れて中で折り曲げ、俗に言うGスポットを擦るように、軽く押すように素早く連続して刺激したのだ。

「うはあぁぁぁぁぁああああああああっっっ❤❤❤❤❤」

 次の瞬間、メリアリアから思わず歓喜の悲鳴が挙がるが、先程までのエッチですっかり目覚めさせられていた身体の感覚は、十分ほど経った現在でもそれほど衰えておらず、それどころか直前に行われたキスの応酬により再び燃え上がってしまっていた。

 ただでさえ敏感になっていた所へ持ってきて、責め方を心得た蒼太がそのテクを駆使して性感帯をダイレクトに刺激して来る為に、メリアリアはいきなり軽いアクメに昇らされた挙げ句、そのまま連続するエクスタシーの坩堝へと叩き込まれてしまったのだ。

「ひゃあ、あひっ。うひいぃぃっ❤❤❤うっひゃあああああああ~・・・・・っっ❤❤❤❤❤ぷはぁっ。はあ、はあっ。はああん❤ああああっ!!?あひ、あひゅっ。うはあああぁぁぁぁぁ~・・・・・っっ❤❤❤❤❤」

 甲高い嬌声を発してメリアリアが身悶えるが、蒼太は構わず手マンを続けて彼女を二度、三度と果てさせ続ける。

 結合部からは先程中出ししたばかりの精液と愛液の混ざり合った白濁液が溢れ出してきて蒼太の指を、ベッドのシーツを濡らして行くが、それでも蒼太は手を休めずに、彼女を次々と快楽の頂へと追いやって行った。

「あああっ❤ダメダメッ。またイッちゃうからぁ~っ❤❤❤ああああっ!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~・・・・・っっ❤❤❤❤❤かはぁっ。はっ、はっ、はっ。あああぅっ。また来る、来ちゃうよ、イクイクッ。イックウウウゥゥゥゥゥ~・・・・・ッッ❤❤❤❤❤くはぁっ。はっ、はっ、はっ、はっ。はあ、はあ、はあ、はあぁぁ・・・っ❤❤❤」

 乱れに乱れるメリアリアを、蒼太はそれでも満足そうな表情で見つめていた、彼にしても夢にまで見た恋人との再会の後の、久方振りの逢瀬である、指を締め付けて来る彼女の膣の感触も、絡み付く愛液の暖かさも、その存在の全てが懐かしくて、愛おしい。

 それに正直な話し、彼だって興奮していた、無理もないだろう、蒼太はまだ18歳なのだ、確かに成長期は終わりに差し掛かってはいたモノの、それでもまだ完全に思春期を抜けた訳では無かった。

 この時期は男の子が一生で一番力に溢れ、また無鉄砲で後先を考えずに行動する時期であり、そしてそれ故に一番、生命力と行動力とに溢れる時期でもあった。

 また性への関心が高まるために一番、性欲の旺盛になる時期でもあって、それはどんなに優しくて大人しいとは言っても蒼太と言えども例外では無かった、だからー。

 恋人の見せる痴態に、それも自分で気持ち良くなってくれていると言う事実と認識とに、気分の激しく高揚してしまった蒼太は、その持てる全てのテクニックと経験とを駆使して精力と生命力と体力の続く限りに、この年上幼馴染みの恋人の事を、犯して犯して犯し抜く事にした、要するに自分の全てを彼女にぶつける事にしたのである。

「ああああ、ダメダメッ。だめええぇぇぇぇぇ~・・・・・ッッ❤❤❤❤❤あはあぁぁっ!?はあっ、はあっ、はあっ、はあぁぁっ!!!あああっ!?そんなに弄っちゃだめっ。だめええぇぇぇぇぇーーーっっっ❤❤❤❤❤❤❤」

 蒼太が手マンを続けていると、やがてメリアリアが金切り声にも似た絶叫を迸らせて、それと同時に腰をクンッと高く突き上げる。

 その直後にその秘裂からはプシャーッと、再び熱い飛沫が吹き上がるが彼氏の愛撫で感じる余りにまたもメリアリアは潮を吹き出してしまい、周囲をビチョビチョに濡らしてしまった。

「はあっ、はあっ、はあっ、はあ・・・っ。あ、あああっ!?ああ・・・っ❤❤❤」

「・・・お仕置きだよメリー」

 ハアハアと、荒い吐息を付きながらもベッドにグッタリとなる恋人にそう声を掛けると一呼吸置いてから蒼太は再び指を、それも今度は三本に増やして入れ直し、前にも増して激しい手マンを開始した。

「ふあぁぁぁぁぁあああああああーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤」

 メリアリアの口からは、再び絶叫が迸るがそれは休みなく訪れる快楽の、電撃にも似た強い刺激だった、自身の一番大事な部分を、それも感じるスポットを強く素早く的確に弄られる恥辱と快感とに、再び発情し切ってしまったメリアリアはだから、次から次へとイキ続けた。

 部屋の中には“グチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョ~ッ!!!”と言う卑猥な水音が連続して響き渡り、それと合わせるかのようにしてメリアリアの甲高くて甘ったるい嬌声が幾度となくこだまする。

 下半身はビクビクと戦慄いてプシャーッ、プシャーッと潮を噴き上げ、乳白色のその身体からは甘酸っぱい匂いのする汗が引っ切り無しに溢れ出て来る。

「あぁぁぁあああぁぁぁぁああああっっっ❤❤❤❤❤だめえぇぇっ、ダメダメッ。も、もう弄っちゃ・・・っ。ひゃああああああああああっっっ❤❤❤❤❤❤❤」

 際限なく達し続けるメリアリアだったがただでさえ、イキまくっている上に散々に弄(まさぐ)られ続けた彼女の女性器はいっそ過敏とも言える状態になってしまっており、普段よりも熱く疼いて強い収縮を繰り返していた、にも関わらず。

 そんな恋人の敏感な膣を、蒼太は更に責め立て続けて彼女を何度となく果てさせ続けた、その激しい愛撫に、指使いに堪らなくなってしまったメリアリアは思わず両脚を閉じようとするモノの、青年がしっかりと手を入れて股間を弄(いじく)り続ける為にアソコを閉じる事が出来ず、与えられる快楽に、ただ身を震わせて堪えるだけだった。

 やがてー。

 ジュポオォォ・・・ッ。

「かはあぁぁ・・・っ。はあ、はあ、はあ、はあぁぁ・・・っ。あ、ああ・・・っ❤❤❤」

 ようやくにして蒼太がその指を引き抜いたかと思うと、まだ快楽の余韻でボーッとしている恋人を尻目に、彼は間髪入れずに次の行動を開始した、メリアリアの足下に回ると先ずは両脚の足首を持ち上げ、更に手を移動させて太腿に触れる。

 少し強めに力を込めてその股間を再びググッと開かせると、既にバッキバキに勃起していた自身のそれを手で持って、その先端部分をグッチョリと濡れてヒク付いている膣口へと押し当てる、そのままー。

「うあぁぁぁあああぁぁぁぁああああああ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤」

 ゆっくりと挿入を開始した蒼太だったがそれと同時にメリアリアの口からは大きな嬌声が迸った、なんと彼女は入れられただけでいきなり達してしまっていたのだ。

 無理もないだろう、元々数え切れない程に蒼太に抱かれ続けて何百回も、何万回も突きまくられて来た彼女の膣も子宮も今やすっかりその形を覚え、それに合うように変化して彼との結合で快感を得やすくなっていたと言うのに、そこへ持ってきてつい今し方まで“これでもか”と言う位にまで刺激され続けていたその女性器は、与えられる快楽に対してこれ以上無いほどに鋭敏に反応するようになってしまっていたのだ。

「あぁぁぁああああぁぁぁぁぁあああああ~・・・・・っっっ!!!!?かはぁっ。はあ、はあ、はあ、はあぁぁ・・・っ❤❤❤」

 お腹の底から荒く息を付く恋人を眺めつつ、それでも蒼太はジリジリと挿入を続けて遂にはコリッとした出っ張りの、子宮口まで辿り着く。

 そこも強引にこじ開けると陰茎を更に奥へと入れて、その先にある生殖器への扉をゴツンと叩いた。

「あふぁああぁぁぁぁぁ~っっっ❤❤❤❤❤❤」

 素っ頓狂な声を挙げつつメリアリアがまた絶頂するモノの、勿論それで終わりでは無かった、見ると蒼太の男根はまだ半分近くが露出したままとなっており、自分の中に収まりきっていない。

 それは蒼太も同感だったらしく、少女の姿の時はそれでも我慢していた彼は、“大人になった今ならば大丈夫だろう”と腰にググッと力を入れてその剛直を、奥の奥まで進ませる。

「えええっ!?そ、蒼太っ!!蒼太、蒼太、蒼太あああぁぁぁぁぁっっっ♪♪♪♪♪おっほおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっ❤❤❤❤❤」

 メリアリアからまたもや絶叫が迸るがこの時、彼女は猛烈なまでの圧迫感とエクスタシーとに襲われていた、蒼太が限界を超えてその根元の部分までをも、自身の中へと突き入れようとしていたのだ。

 身体の最も内側にまで追いやられてしまった生殖器は完全に拉(ひしゃ)げて潰れ、ジンジンとする熱くて危険な快楽が全身へと拡散して行く。

 あまりの大きさの蒼太のそれに、彼とのエッチに慣れているはずのメリアリアでさえも思わず息苦しさを覚えて狼狽した。

「はあぁぁぁあああああっっっ!!!!?ダ、ダメエェェェ!!蒼太ダメッ。それ以上は・・・っ。ふんおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおっっっ❤❤❤❤❤❤❤」

「大丈夫だよ、メリー。昔よくやったろ?」

「だ、大丈夫だけど・・・っ。それ以上はあああぁぁぁぁぁぁぁっっっひゃああああああああああっっっ❤❤❤❤❤❤」

 何事かを言い掛けて、しかし最後の方はもう、言葉にはならなかった、見ると下腹部は再び亀頭の形に盛り上がっており、体内の感触からも、今まさに男根が生殖器へと捻じ込まれる直前である事が伺える。

 心臓がバクバクと脈を打ち、身体中から色々な汗が一気にドバッと放出された。

 青空色のその瞳は思わずカッと見開かれ、口は限界まで開かれて“ハアハア”と荒い息を繰り返した。

「あぁぁぁああああぁぁぁぁぁあああああっっっ!!?ダッ、ダメエェェェッ。蒼太ぁっ。それ以上は入れちゃ・・・・・っ。あがあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤」

 一際甲高い嬌声を発したその直後に、メリアリアの顕在意識は完全に吹っ飛んだ、蒼太が腰に力を込めて思い切り“ズン”ッと突き入れた瞬間、ニュポオォォォォォッと言う感触と同時に収縮を繰り返していたメリアリアの最奥部分が蒼太の巨大な剛直を、肉茎の部分まで受け入れたのだ。

 それは尋常ならざる、凄まじいまでの悦楽の連続だった、お腹の奥底を中心とした超越的なエクスタシーの激震が何度となく巻き起こってメリアリアの感覚を、精神を、そして自我の全てを飲み込んで行く。

 体温が一気に跳ね上がった為だろう、丸みのある白い肢体は紅潮して赤く染まり、まるでサファイアのように輝くその双眸は完全に裏返って真っ白くなった。

 鮮やかなサーモンピンク色の秘裂からはピシャーッと潮が吹き上がり、だらしなく開け放たれた口元からは舌が突き出てピクピクと戦慄いている。

「・・・・・っっ。~~~~~~~~~~~~っっっ!!!!!?あっ。あああ~っ!!あ・・・❤❤❤❤❤」

「・・・・・」

 正気を失ってしまったかのように声なき声で悶絶しつつも痙攣を繰り返す恋人を、それでも暫くは黙って見つめていた蒼太だったがやがて上から覆い被さるようにしてのし掛かると逞しいその両腕で可愛らしい彼女の頭部をガッチリとホールドする。

 開け放たれていた唇を奪うと舌に舌を絡めてその表面をレロレロと舐めるようにし、溢れ出ていた大量の唾液をも美味しそうに啜り尽くした。

 そしてー。

 再び内股の筋肉を使い下半身を、特に腰から臀部に掛けての部分を小刻みに振動させ始めるが、今度はそれのみならず、肉体そのものをも大きくグラインドさせるようにして彼女の最奥部分へと向けて、大小ダブルの刺激を休まず連続して与えるようにした。

「・・・・・っっ!!!?ーーーーーーーっっっ!!!!!!!ん、んぶおおおぉぉぉぉぉっっ。んっぶおぉぉぉおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおおっっっ❤❤❤❤❤」

 我に返ったメリアリアが、堪らず自身も蒼太に抱き着き、声を限りによがり狂うがそれはそれまでのどんな悦楽よりも、遥かに強烈なモノだった。

 超絶的な性感スポットと化してしまっていた子宮の最奥部分にまで陰茎が突き入れられ、しかもそこが連続して小突かれまくる為にメリアリアは次々と深い絶頂に襲われてしまい、ビクゥ、ビクビクと恐ろしい勢いで全身を激しく震わせる。

 目の前には火花が飛び散って頭の中が真っ白くなり、呼吸は滅茶苦茶に掻き乱されて血液と言う血液が沸騰するかのような激感に襲われた。

「んぶ、ちゅぶ、ぢゅるるるる~っ。レロ、クチュ。ちゅぱ、じゅるっ。じゅるるる、じゅるるるるるるるるるるる~・・・・・っっっ♪♪♪♪♪くぷーっ。ふぅー、ふぅー、ふぅー、ふううぅぅぅぅぅっっ❤❤❤❤❤ん、んぷぷぅっ!?んぶ、じゅるっ。じゅるるるるるるるるるっっっぼおおおおおおおおおおっっっ❤❤❤❤❤❤❤」

 自身の腰の動きに合わせて達し続ける恋人を、それでも少しも力を抜かずに蒼太は奥まで貫き続ける。

 筋肉質なその肉体は見た目よりもずっと重くて体重を掛けられるとメリアリアはまるで布団の中に埋もれたように押し込められてしまい、身動きが取れなくなってしまった。

 逃げ場の何処にも無くなってしまった彼女を、青年は余計に勢いに乗って責め立て始めた、それもただ前後に素早く律動を繰り返すだけではない、全身を密着させたまま鍛え抜かれたその下半身を回してくねらせ、時には臀部ごと、思いっ切り“ズドン”と圧迫して来る。

「んぶ、ちゅぶっ。んちゅるぶ、ちゅぶちゅぶっ。ちゅぶぶぶぶぶぶぶぶ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤ぷふぅーっ。ふぅー、ふぅー、ふぅー、ふううぅぅぅぅぅっっ!!!ん、んぶおおおぉぉぉぉぉっっっ!!!!?んっぼおおおおおおおおおおおおおーーーっっっ❤❤❤❤❤」

(んほおぉぉぉおおおおおおっっ!!!!?ぎ、ぎぼぢいいっ。ぎぼぢいいよぉっ、蒼太のオチンポォッ。奥の奥まで届いて、抉ってっ。ズンズン来てりゅよ、堪んないよおおぉぉぉぉぉっっっ❤❤❤❤❤)

 そんな激しい交わりに、メリアリアは堪らず半狂乱となり、涙を流して喘ぎ悶えるが蒼太はそれでも彼女を決して離さず内股の素早い振動と大掛かりな全身グラインドとで恋人を抱いて抱いて抱きまくる。

 度重なる絶頂によって既に落ち切ってしまっていた生殖器は恋人の亀頭部分にベットリと張り付いていて、まるでキスをするかのように厚みを増した子宮粘膜がキュウキュウと窄まって吸い付いて来た。

「んぶぶぶーっ❤❤❤んぶ、ちゅぶっ。んぶぶぶっ、んっぶうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤んぶぶぅっ。ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふううぅぅぅ・・・っ!!!ん、んぶぶぶっ!?んぶぶぶっ。んぶんぶんぶんぶんぶっ、んっぶうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤ぷひーっ。ふうーっ、ふうーっ、ふうーっ、ふううぅぅぅ・・・っっ!!!」

 いつ果てるともなくイキ続ける恋人の、赤く染まったその肢体を、それでもしっかりと抱き締めたままで蒼太はひたすら腰を振り、熱く震える生殖器奥を“これでもか”と言う位にガン突きする。

 その度毎にメリアリアの身体(からだ)はビクンビクンと戦慄き続けて時には仰け反り加減となるモノの、蒼太の鋼鉄の肉体はビクともせずにそれらを撥ね除け、力強く押し返した。

 仮に少しでもズレそうになると、蒼太は直ぐさま体勢を変化させてそれに応じ、全く変わらぬ力と勢いとでいつまでもいつまでも、子宮の奥の奥にまで、その陰茎を突き立て続けた。

「んふーっ、んふーっ、んふーっ、んふううぅぅぅ・・・っっ❤❤❤❤❤ん、んぶぶぶっ!?んぶぶぶぅっ。んぶんぶんぶんぶうううぅぅぅぅぅっっっぼおおおおおおおおおお~~~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤」

(はあはあっ。あああっ!?ダメエェェェッッ!!!そんなに激しくされたらあぁぁぁっ。メリーの頭壊れちゃうよっ、もう戻れ無くなっちゃうよおおぉぉぉぉぉっっっ❤❤❤❤❤)

 情熱的なその腰使いにメリアリアはすっかり頭を蕩かされてしまい、唇を奪われたままで悶絶するが、蒼太は少しも力を緩めず動きも止めずにキュウキュウと収縮を繰り返す子宮最奥を散々に穿ち抜く。

 感覚と言う感覚は快楽に染め上げられ、心は彼氏への愛欲でいっぱいになるモノの、それでもメリアリアは少しも怯まず蒼太を抱き締め、その女性器を出来る限りで小刻みに締め付けるようにした。

「ん、んぶぶぶっ!?んぶんぶっ、んぶ・・・・・っっ❤❤❤❤❤くふうぅぅぅっ!?ふうーっ、ふうーっ、ふうーっ、ふうぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んぶぶぶ、ちゅぶちゅぶっ。じゅるるるるるるる~っっ♪♪♪♪♪んぶんぶっ。んぶぶぶうううぅぅぅぅぅっっっほおおおぉぉぉおおおぉぉぉおおおっっっ❤❤❤❤❤」

 だがそれは蒼太を責めると言うよりも、自分への莫大な悦楽となって跳ね返って来た、ただでさえ、内側からは剛根に突き上げられ、外側からは鍛え抜かれた腹筋に圧迫されて子宮が休みなく刺激されていると言うのに、そこへ持ってきて膣に神経と感覚とを集中させてしまった為に余計に彼氏の男根の大きさと熱さとが意識させられてしまい、強まった愉悦に悶えに悶える。

「ふぼーっ、ふぼーっ、ふぼーっ、ふぼおおぉぉぉ・・・っ❤❤❤ん、んぶおぉぉっ!?んぶ、んぼっ❤んほおぉぉっ❤❤❤んほおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤」

 繰り返される深い絶頂に、メリアリアは早くも限界に近付いていた、身体からはシーツがビショビショになる程の大粒の汗が滴り落ちて秘部からはビシューッ、ビシューッと何度も潮が乱れ飛ぶ。

 それは密着している彼氏の肉体をもベットリと濡らして行くが、皮肉な事に彼女の体液は天然の潤滑油となって摩擦を助け、蒼太の熾烈なピストンを、一層激しいモノにした。

「んぶおぉぉぉおおおおおおっっっ!!!!!?んぶ、んぼ・・・っ❤❤❤」

 遂にはそう呻いてメリアリアが気を失ってしまうモノのその直後に蒼太もまた再び達してその剛直から、大量の精を迸らせる。

 まるでゼリーのようにネバネバとしたそれはグッタリしている恋人の子宮最奥をしこたま強く撃ち抜いて、既に感覚を喪失してしまっている筈の彼女に更なる絶頂を誘発させた。

 意識の無い状態にも関わらずにメリアリアの身体はそれにはビクビクと反応してその自我を更なる深淵へと落とし込んで行った。
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