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迷いの森
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学院の寮室へ戻ると、サーシャは調香依頼の内容を改めて確認した。
指定材料を使うこと。
男性用の香だが、女性に好まれるものを作ること。
コルアレ―ド固有の香料を加えること。
ラァスとの話で取ったメモを見つめ、下部に付け加える。
相手の女性の心証を良くする材料のひとつとなるようにすること、と。
(18歳の女性・・・・香りの好みは不明だから、おまかせ、か・・・・)
こうして見てみると、確かに難しい。
(あたし好みの香りで、相手の女性に受けが悪かったらって思うと、責任重大ね、これは)
個人的主観から言わせてもらえば、何をしたかは不明だが、誠心誠意を込めて謝り、心を尽くして話をするべきだ。
だが、気位の高い上流階級の令息だというのなら、それは何にも勝る難題かもしれないが。
サーシャは息をつき、意識を切り替える。
(けど、あたしのところに来る依頼で、これだけの材料と難題が揃うなんてそうそうない。これをこなせば、調香師としての技量も上がる。頑張るしかないじゃない)
決意も新たに、擦り切れた帳面を捲る。
これまでの彼女の努力を物語るそれには、調香のあらゆる情報が書き込まれているのだ。
夜が深まり、皆が寝静まる頃になってもその一室には小さな明かりが灯っていた。
::::
「最近、随分遅くまで起きてるって聞いたけど大丈夫?」
普段使いの香りが少なくなったから、と調香の依頼をしてきた学友の一人が心配そうな顔をした。
本日学院は休校日。
サーシャは外出届けを記入し終え、寮母へ提出しに行く途中だった。
お得意様である彼女に大丈夫と答え、サーシャは鞄の中から帳面を取り出した。
香の名称、注文者の名を記す。
「いつもありがとうね。渡すの明日になるけどいい?」
「うん。だけど、無理はしないでね?顔に寝不足って書いてあるし」
「はは、ありがと。ちょっと、難か・・・・やりがいのある依頼が入ってて。あ、けど、香はちゃんと作るから。日中は【ロキの森】に行くけど、帰寮次第、取り掛かるから明日にはできてるよ」
「・・・・あんな森に行くの?」
鬱蒼と茂る森は、学院から少し離れた場所にある。
春にはその近くまでピクニックに行く生徒たちも多いが、森の中に足を踏み入れる者は少ない。
「欲しい材料があるの。ちょっと特殊なものだから、市場には出回らなくて」
以前人づてに、あの森には夜光蔓が生えていると聞いたことがあるのだ。
(あれが生える場所なら、ムルサバの木があってもおかしくない)
可能性があるならば、行ってみるしかない。
エンナがよく言っていたように、探求心を忘れてはならない――――。
例えばそれが、別名:迷いの森と呼ばれる場所であったとしても
:::
不可思議な鳴き声が響き渡り、サーシャは上空を仰いだ。
鳥なのか、獣なのか判別しがたいそれは、森のどこからしているものなのか不明だ。
折り重なるようにして林立する木々の間から、僅かに覗く空の色を見つめ、額に浮かんだ汗を拭った。
進めど進めど同じような景色が続く――――確かに、迷いそうだ。
出口まで戻れるよう木に目印をつけて進んでいるが、目的の木どころか、生えていると聞いた夜光蔓すらも見かけない。
森に入ってすでに数時間は経過している。
焦燥感が込み上げてくる中、懸命に歩いているとどこからか川のせせらぎが聞こえてきた。
森に入って歩き通しだ。
空腹を覚え、サーシャは川辺で休憩することにした。
音のする方へと歩いていくと、木々の向こうに陽の光を反射する川面が見える。 そちらへ近づいた瞬間、サーシャは足を踏み外した。
「っ!?」
平坦だとばかり思っていた地面は傾斜になっていたらしい。
むき出しの石や木の根の上を転げ落ち、雑草の中に倒れこんだ。
「いっ、たた・・・・」
呻きながら半身を起こすといたるところが痛む。
擦り傷は勿論だが、転がる途中で石にぶつかった肩と捻っているのか足がじんじんする。
斜め掛けの鞄は幸い近くに転がっていた。
中身のいくつかが飛び出して散らばっているのを見て立ち上がろうとしたサーシャは、右足首に走った激痛にうずくまる。
(・・・・まずい。思ったより酷いかも)
ただでさえ人が寄り付かない場所だというのに、こんな傾斜の下では発見される可能性は低い。
痛みを堪えながら足を引きずって動くと鞄を拾い、落ちた中身を拾い集めると、傾斜の上を見た。
普段なら上がれなくもないが、今の状態では少し厳しい。
次に逆方向である川の向こうを見やる。
川幅は狭くもないが、広くもない。
上流から流されてきたであろう大小さまざまな自然石が、川の中に転がっている。
(流れは速くなさそう・・・・色を見る限り、深い場所もないみたい)
川を渡って向こう側へ行き、傾斜のない場所を見つけて戻ろう――――そう考えると、ひとまずサーシャは近くの石の上に腰を下ろした。膝の上に昼食用に持ってきた調理パンの包みを置き、開く。
(せっかくここまで来たのに、肝心の木が見つからない・・・・)
目印になる夜光蔓は、日中より夕闇に包まれる頃からの方が見つけやすい。が、そんな時刻には、恐らく夜行性の獣も横行し始めるだろう。それまでに見つけられたらと思っていたが、これではそれも難しそうだ。
パンを食み、進むか引き返すかを決めかねていると、どこか遠くで人の声が聞こえた気がした。
辺りを見回すが、人影は見当たらない。
もしかするとあの傾斜の上を通るかもしれないと思い、最後の一口を頬張ると立ち上がる。
ひょこひょこと動いていき、ちょうど自分が落下した辺りまでくる。
茂みをかき分ける音とやはり人の話し声がした。
「あの!すみません!!誰かいらっしゃいますか?」
声を張ると、話し声が止み、がさがさという音が大きくなる。
落差があるのに気づかず同じ轍を踏んでしまわないようにと忠告しなければ。
更に言葉を重ねようとした瞬間、がさっと丈の高い笹をかき分け姿を現したのは、フードを目深に被った人物だ。
「あ!そこ、落ちると危ないので――――」
「何をしているのだ、そんな所でっ」
いきなり初対面―――に違いない―――の人間に激昂され、サーシャは面食らった。
「えっ・・・・っと、足を踏み外しまして、落ちました」
「落ちただと!?」
「え?ルティカさんがですか!?」
(?この声・・・・)
聞き覚えのあるそれに首を捻ったサーシャは、あっと口の中で声を漏らす。
何やら怒気の滲むフードの人物―――声の低さから若い男と知れる―――の背後から、つい先日出会ったばかりの青年、ラァスが顔を見せた。
指定材料を使うこと。
男性用の香だが、女性に好まれるものを作ること。
コルアレ―ド固有の香料を加えること。
ラァスとの話で取ったメモを見つめ、下部に付け加える。
相手の女性の心証を良くする材料のひとつとなるようにすること、と。
(18歳の女性・・・・香りの好みは不明だから、おまかせ、か・・・・)
こうして見てみると、確かに難しい。
(あたし好みの香りで、相手の女性に受けが悪かったらって思うと、責任重大ね、これは)
個人的主観から言わせてもらえば、何をしたかは不明だが、誠心誠意を込めて謝り、心を尽くして話をするべきだ。
だが、気位の高い上流階級の令息だというのなら、それは何にも勝る難題かもしれないが。
サーシャは息をつき、意識を切り替える。
(けど、あたしのところに来る依頼で、これだけの材料と難題が揃うなんてそうそうない。これをこなせば、調香師としての技量も上がる。頑張るしかないじゃない)
決意も新たに、擦り切れた帳面を捲る。
これまでの彼女の努力を物語るそれには、調香のあらゆる情報が書き込まれているのだ。
夜が深まり、皆が寝静まる頃になってもその一室には小さな明かりが灯っていた。
::::
「最近、随分遅くまで起きてるって聞いたけど大丈夫?」
普段使いの香りが少なくなったから、と調香の依頼をしてきた学友の一人が心配そうな顔をした。
本日学院は休校日。
サーシャは外出届けを記入し終え、寮母へ提出しに行く途中だった。
お得意様である彼女に大丈夫と答え、サーシャは鞄の中から帳面を取り出した。
香の名称、注文者の名を記す。
「いつもありがとうね。渡すの明日になるけどいい?」
「うん。だけど、無理はしないでね?顔に寝不足って書いてあるし」
「はは、ありがと。ちょっと、難か・・・・やりがいのある依頼が入ってて。あ、けど、香はちゃんと作るから。日中は【ロキの森】に行くけど、帰寮次第、取り掛かるから明日にはできてるよ」
「・・・・あんな森に行くの?」
鬱蒼と茂る森は、学院から少し離れた場所にある。
春にはその近くまでピクニックに行く生徒たちも多いが、森の中に足を踏み入れる者は少ない。
「欲しい材料があるの。ちょっと特殊なものだから、市場には出回らなくて」
以前人づてに、あの森には夜光蔓が生えていると聞いたことがあるのだ。
(あれが生える場所なら、ムルサバの木があってもおかしくない)
可能性があるならば、行ってみるしかない。
エンナがよく言っていたように、探求心を忘れてはならない――――。
例えばそれが、別名:迷いの森と呼ばれる場所であったとしても
:::
不可思議な鳴き声が響き渡り、サーシャは上空を仰いだ。
鳥なのか、獣なのか判別しがたいそれは、森のどこからしているものなのか不明だ。
折り重なるようにして林立する木々の間から、僅かに覗く空の色を見つめ、額に浮かんだ汗を拭った。
進めど進めど同じような景色が続く――――確かに、迷いそうだ。
出口まで戻れるよう木に目印をつけて進んでいるが、目的の木どころか、生えていると聞いた夜光蔓すらも見かけない。
森に入ってすでに数時間は経過している。
焦燥感が込み上げてくる中、懸命に歩いているとどこからか川のせせらぎが聞こえてきた。
森に入って歩き通しだ。
空腹を覚え、サーシャは川辺で休憩することにした。
音のする方へと歩いていくと、木々の向こうに陽の光を反射する川面が見える。 そちらへ近づいた瞬間、サーシャは足を踏み外した。
「っ!?」
平坦だとばかり思っていた地面は傾斜になっていたらしい。
むき出しの石や木の根の上を転げ落ち、雑草の中に倒れこんだ。
「いっ、たた・・・・」
呻きながら半身を起こすといたるところが痛む。
擦り傷は勿論だが、転がる途中で石にぶつかった肩と捻っているのか足がじんじんする。
斜め掛けの鞄は幸い近くに転がっていた。
中身のいくつかが飛び出して散らばっているのを見て立ち上がろうとしたサーシャは、右足首に走った激痛にうずくまる。
(・・・・まずい。思ったより酷いかも)
ただでさえ人が寄り付かない場所だというのに、こんな傾斜の下では発見される可能性は低い。
痛みを堪えながら足を引きずって動くと鞄を拾い、落ちた中身を拾い集めると、傾斜の上を見た。
普段なら上がれなくもないが、今の状態では少し厳しい。
次に逆方向である川の向こうを見やる。
川幅は狭くもないが、広くもない。
上流から流されてきたであろう大小さまざまな自然石が、川の中に転がっている。
(流れは速くなさそう・・・・色を見る限り、深い場所もないみたい)
川を渡って向こう側へ行き、傾斜のない場所を見つけて戻ろう――――そう考えると、ひとまずサーシャは近くの石の上に腰を下ろした。膝の上に昼食用に持ってきた調理パンの包みを置き、開く。
(せっかくここまで来たのに、肝心の木が見つからない・・・・)
目印になる夜光蔓は、日中より夕闇に包まれる頃からの方が見つけやすい。が、そんな時刻には、恐らく夜行性の獣も横行し始めるだろう。それまでに見つけられたらと思っていたが、これではそれも難しそうだ。
パンを食み、進むか引き返すかを決めかねていると、どこか遠くで人の声が聞こえた気がした。
辺りを見回すが、人影は見当たらない。
もしかするとあの傾斜の上を通るかもしれないと思い、最後の一口を頬張ると立ち上がる。
ひょこひょこと動いていき、ちょうど自分が落下した辺りまでくる。
茂みをかき分ける音とやはり人の話し声がした。
「あの!すみません!!誰かいらっしゃいますか?」
声を張ると、話し声が止み、がさがさという音が大きくなる。
落差があるのに気づかず同じ轍を踏んでしまわないようにと忠告しなければ。
更に言葉を重ねようとした瞬間、がさっと丈の高い笹をかき分け姿を現したのは、フードを目深に被った人物だ。
「あ!そこ、落ちると危ないので――――」
「何をしているのだ、そんな所でっ」
いきなり初対面―――に違いない―――の人間に激昂され、サーシャは面食らった。
「えっ・・・・っと、足を踏み外しまして、落ちました」
「落ちただと!?」
「え?ルティカさんがですか!?」
(?この声・・・・)
聞き覚えのあるそれに首を捻ったサーシャは、あっと口の中で声を漏らす。
何やら怒気の滲むフードの人物―――声の低さから若い男と知れる―――の背後から、つい先日出会ったばかりの青年、ラァスが顔を見せた。
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