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五章 裏切り編
百二十九 これが私のハーレムです
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王室のベッドで、ロニエ、ヒムート、セレナと同時に盛り上がって居た暑い日の正午。
突然ロニエが、
「ヒカル様、お暇しても良いですか?」
と言い出した。
俺はまだまだ、ロニエと盛り上がるつもりで居たので少しだけ残念な気持ちになった。
行かないで欲しい。それが本心だ。
一度ロニエに甘えた事で、またロニエに甘えきってしまいたくなる。
「ロニエ、最近ちょくちょくどこか行くけど、何してるの? 不倫?」
「ヒカル様!! のお馬鹿様!!」
ロニエが大きく振りかぶって左頬をビンタ、効果音は「ぱっーちーん」だ。
まあ、ロニエに叩かれると痛いけど、最低な事を言った自覚はあるので受け入れる。
「冗談だよ。それより本当に何してるの? 折角盛り上がってるのに抜けるなんてロニエらしくないよ。冗談じゃなくても、俺と居るのが嫌なのかと思っちゃうよ」
「ヒカル様と共に居るのはロニエの生きる意味です。そんなことは思わないでください。ロニエももっとヒカル様と身体を重ねていたいですよ」
それは分かっている。だからこそ気になる。ロニエが俺よりも優先するものが気になる。
今までは、大目に見てきたけど今日は見ない。ロニエを束縛する。
だって俺はロニエよりも俺の幸せを幸福感を優先することを選んだのだから。
「だったら、いかないでよ。ロニエ」
「そうですね。ではヒカル様も来て下さい」
「え? 良いけど、待ってよ。もうちょっとエッチしようよ。折角、平和なんだからさ」
なんだかんだで今までは次々と様々な事があったために、こうしてゆっくりと腰を入れて一日中ロニエ達を抱くことは少なかった......ような気もする。
「ヒカル様、今日は行かないと駄目です。ロニエについて来るか、ここでロニエを待つか選んでください」
「え? やだよその二択、そうだな~、じゃあ、セレナ」
「ふふん。任せなさい」
セレナが、王室の時を切り離した。これでロニエが時間を気にする必要は無くなった。
飽きるまでロニエを抱ける。
「これで良い?」
「はい。これならヒカル様ともっといられます。でも今日の夜までには行かないと駄目ですよ」
「だから何するの?」
「内緒です。一緒に来てくださいよぉヒカル様」
一瞬、驚いた。
だってロニエに。
「お願いされた!? うん。行く。すぐ行く? 今からでも良いよ?」
「あ! 取り消しです。ヒカル様の自由にしてください」
「嫌だ。ロニエにお願いされた。なら、性欲とか貪っている場合じゃない。すぐに行かなければ」
そもそも、ロニエがエッチなこと以外で俺にお願いするのは初めてかもしれない。
嬉しすぎてウキウキしてきた。
「セレナ、ロニエの為に全力を尽くしてね」
「嫌よ。私はダーリンの為にしか力は使わないわ」
「セレナのケチ」
「五月蝿いわ、それでどうするつもりなのよ。続けるのかしら? やめるのかしら?」
性欲かロニエか、ならロニエだ。
そう決断し、声に出す前に、ロニエが先に声を出した。
「ヒカル様。時があるならギリギリまでヒカル様と混じり合っていたいです」
「続行だよ。セレナ」
「分かったわ」
夜までとなると、今から、四時間ほどか。
そうなると......
「まあ良いか、ほらセレナ、フェラして」
「ダーリン......好ね」
「うん。セレナにしてもらうの大好き。上手いし、それにセレナだからかな?」
「嬉しいわ」
セレナが近づいて、俺のぺニスを舐め始める。
セレナに舐めてもらいながら、ヒムートを腰に抱く。
「ヒムートは何したい?」
「セレナちゃん......」
ヒムートはセレナの名前を呼んでお腹を触る。
すると、セレナは一度舐めるのを辞めてヒムートのお腹にもう一度触る。
「魔女セレナが命じるわ! 私と命を繋げなさい」
微かにヒムートのお腹が光り、セレナの胸に一本の透明な白い線が伸びて繋がった。
「大丈夫よ。貴女がアレスを愛する様に私も貴女の子を愛するわ。ダーリンの子は私が命を懸けて守るわ。だから貴女はダーリンの求めに安心して応えなさい」
「セレナちゃん、大好き!」
「ふふん。私はダーリンの為なら何だってするだけよ。貴女の為じゃないわ」
まただ、セレナは俺に依存し過ぎている。そう思うことがたたある。
でも。
「セレナ。愛してるよ。だから悲しそうにしないでもっと俺に溺れれば良いよ」
「ふふん。違うわよ。ダーリンが私に溺れなさい」
「それでも良いいね。ほらセレナ、口が止まってるよ、疲れちゃった? もう疲れちゃった?」
「まだまだこれからよ!」
セレナの笑顔は俺が守る。セレナは辛いことがありすぎた。これ以上残酷な事なんて見ないで良い。
知らないで良い。
セレナは強いから、それを全て受け入れて諦めてしまうから、俺は絶対にセレナを離さない。
そして......
それから、四ヶ月近く性を貪り、愛を深めあった。
アレをペロペロしている、セレナの頭を撫で撫でしながら、ロニエに服を着せてあげる。
「ヒムートも着せてあげようか?」
「自分で出来ます」
出来るのは知ってる、ただ......まあ、良いか。
「ほらセレナ、早くしないと裸で外に出ることにるよ?」
「ダーリンがヤラせてるんじゃない!」
「いやそうだけども、そろそろ服着ないとおいてくよ」
「......理不尽だわ。でも意地悪なダーリンも素敵だわ」
何か変とこにスイッチが入っているセレナを本気で置いていこうか考えてから、セレナがいないと悲しいのでやめる。
「ほらセレナ」
「ふふん。魔女の着替えは早いのよ」
そういって、アレをしゃぶりながら、セレナは指を鳴らし出す。
すると、唐突にセレナの身体に服が現れる。
紫をベースにした、白い太ももが見えるワンピースッポイ服......魔女の服だ。薄い袖は余り気味でダボッとしているが細い腕の輪郭が見えてセクシーさが際立つ。
服やスカートも豪華な飾りがついて可愛らしくデコレーションされてる。長い青の三角帽子もキュートに決まってるし、黒いニーソがスカートの下まで伸びている。スカートは短めだがそれを全く感じさせずはしたなさが無いのは、下に紺色の短いパンツを履いて居るからか......
「セレナ脱いで」
「嫌よ。置いていかれるわ」
余りのセレナのセクシーさに、性欲が再び掻き乱されてセレナをもう一度抱くために肩に手をかける。
「コホン。セレナ......エッチしたくなるような服は勘弁してよ」
「ふふん。わざとダーリンの好きそうな服を選んだのよ、幻想的な服が好きなのよね」
「そうだけども! まあ良いか、セレナがエロ可愛いのはいつもの事だから」
ギリギリ理性を保ってセレナを抱きしめるだけで我慢する。
もう十分セレナのことは貪った。次はロニエとの約束だ。
「セレナちゃん。ヒムートにも王様が喜ぶ服を作ってください」
「そうね......あまり多くは作らないわよ」
セレナから手を離してロニエの柔らかなお腹に手を回して抱き上げる。
......やっぱりセレナも抱き直して、ロニエとセレナのダブル天国を味わう事にする。
鼻いっぱいに、ロニエとセレナの香が香る。香り香るなんちゃって。
コホン。
「さてと、どこ行くの?」
「フフフ。癒しの空間ですよ。......ヒムートさんは身篭って居るのですからあまりはしゃいでは駄目ですよ」
「心配しなくても大丈夫です。ヒムートは元気な御子を生みますから。それにセレナちゃんが守ってくれます」
「ふふん。任せなさい! ダーリンの子は私の子よ。元気に生まれて来なければ許さないわ」
どうやら、セレナもヒムートもロニエがどこに何をしに行くのか知っていそうだ。
話から推測するに、ヒムートが喜ぶこと......まさか!
「ヒカル様。次にロニエの愛を疑うのなら流石に許しませんよ」
「ハハハハハ。何言ってんのかわからないなハハハハハ」
ロニエの暗い声音に脳裏に浮かんだ。言葉を飲み込んでから笑いしておく。
どうやら同じネタを二度もやらせてくれる事は無いらしい。それ、程俺に疑われるのは嫌なことみたいだ。
「ま。ロニエ達が不倫なんてする分けないんだけどね」
「そうですか。ヒカル様は『不倫』と一瞬でも考えたのですか。そうなんですか、わかりました」
「うっ」
あっさり、ロニエに考えたことがばれたのはただの自爆なので良いとして、問題はロニエだけでは終わらなかったことだ。
「ダーリン。私がそんなことをすると本気で思って居るのなら、この世界からダーリン以外のオスを消滅させるわ」
「思ってないから! しないで! 人間のオスが居ないと可愛い女の子が生まれて来なくなるから! 前人類、俺の子なんて流石にやだよ。出会いが無いもん」
「あら。良いじゃない。ダーリンの子はみんな可愛いわ。出会いなら我が子に求めてしまいなさい」
「セレナ......本気で駄目だからね! やったら流石の俺もセレナをしばらく抱かなくなるよ」
「それは......そうね。辞めておくわ」
前人類が一人の女の子の嫉妬で滅びる事を回避していたら、セレナを抱かないという自分の言葉にムラムラしてきたので、
「ロニエ、セレナ、どっちかハめて良い?」
「ダーリン最低よ」
「そうですね。最低です」
それを解消しようとしたら怒られた。まあ仕方ないか。
男のムラムラを女の子が全て理解してくれる分け無いのだから。
男は産ませる。女の子は産まされる。その違いが男女の性に対しての意識の差を産ませる。
まあ、女の子がビッチばかりだったら嫌だけど......
というかセカイガ多分恐ろしいことになってる。
「ゴメン......我慢するよ」
だから素直に引き下がると。
「何言っているのよ。我慢なんて必要ないわ。ダーリンがしたいならすれば良いのよ」
「え? 良いの?」
「そうですよ。いつも言っているではありませんか、ヒカル様の全てをロニエは受け入れると。だからヒカル様。ロニエ達にどちらかを選ばせるなんて最低なんですよ。ヒカル様がしたい方とするんです。さぁどちらとしたいのですか?」
まあ、何にせよロニエとセレナが嫌がるわけ無い。
なので。
フムと悩む。セレナのキツマンか、ロニエの高級マンかどちらも嵌め放題なら、どうするか......。
悩みに悩み抜いた結果。
「ダブルで」
「言うと思ったわ」
「ヒカル様は欲張り様ですからね。良いですよ、それもロニエは受け入れます」
どちらも嵌めることに決めた。
だから早速、話しているロニエのパンツをずらして、ヌプヌプ挿入する。
そのまま、ロニエの中で気持ち良くなってから、セレナの中にも入れる。
これを交互に繰り返しながら、ロニエの指示にしたがって歩いていると。
「王様......ヒムートとはしたくないです?」
と、ヒムートに言われてしまった。
「ヒムートは大きいから歩きながら気軽に出来ないだけだよ」
「やっぱり王様は、大きいヒムートの事は......」
俺はロリコンだが、それは全く関係無いのだが実際に小さく無いという理由でヒムートを抱かない分けだから、ヒムートが落ちこんでも仕方が無いが、ヒムートが落ちこむのはもう、無視できない。
「よしセレナ、ヒムートの事を縮ませるんだ」
「ダーリン......辞めておきなさい。赤ちゃんがお腹に居るのよ。無茶苦茶言わないのよ」
セレナの正論に諭されてヒムートロリ化作戦を諦める。
「んー。ヒムートと沢山したいから少し待って。ロニエ達みたいな特殊なプレイは出来ないけど、ヒムートの身体が大きいからこそ出来ることもきっとあるよ」
「はい。王様がヒムートの事を好きなのは分かっています。驚かして見ただけです」
「ヒムート~、小悪魔チックなの辞めてよ」
そんなふうにいつも通りに仲良く話しながら、ロニエが向かった場所は、城の後ろにそびえ立つ。魅惑の場所、男の楽園。そこは。
「後宮?」
そう、天野王国では使われることの無いはずの宮殿だった。
だってみんな仲良く一緒に寝るもん。だよね......
「まさか、ロニエの逆ハーレムになってないよね」
「そうですね。ロニエのハーレムであることは確かです」
「............いや。ロニエ。嘘は良くないよ」
ロニエがハーレムなど気づくはずは無い。
その核心俺にはある。
「いえ。ヒカル様がハーレムを築く様にロニエにだって好きな方を囲う権利はありますよ」
「そうね。私達にとってダーリンが一番だけども、ダーリンが構ってくれない時はここに来るわよ」
「はい! 王様が忙しそうなときは良く来ます」
その核心が俺には......ある。多分。
これ全部冗談だよ。流石にね。実は嫁がネトラレてましたなんて事はね。無いはずだからね。
「へい! ロニエちゃん、また来たんですか?」
何か、久しぶりに男の声を聞いた気がするが......というかヘワタの声が聞こえた......
後宮って男子禁制......まさかロニエのハーレムその一はヘワタ!? まさかね。
「ヘワタさん。ロニエをその呼び方で呼ばないでくださいと何度言えばわかるのですか?」
「へい! ロニエちゃん。イリア王女とルミア王女も楽しんでいる所っすよ」
「とりあえずヘワタは死刑」
戦慄が身体を駆け巡る......まさか! イリアとルミアまで!?
楽しんでるって! 嘘だろ!?
でもハーレム囲っている俺が文句を言えた義理では無いのかも知れない......ロニエ達の愛が俺を一番愛していれば良い。のか? ん?
「ヒカル様。行きますよ?」
「ロニエ。楽しむ気なの? 俺の前で? 他の男と?」
「? 何を......は! なるほど」
ロニエは久しぶりに、へら~っと笑ってセレナを見た。
「コホン。はい。ヒカルの前で沢山楽しみますよ。そうですよね。セレナさん」
「当たり前じゃない。私が楽しまないわけ無いわよ!」
「さぁ行きましょう! ヒカル様」
嫌だ行きたくない!
見たくない!
身体中に嫌なドロリとした汗を大量にかく。嫁がやってる姿なんて流石に見たくない......
ネトラレは嫌だー!!
誰が好きなんだよ! 俺に関係する女の子でやるなよ! ていうかロニエ!
「冗談だよね?」
「フフフ。何のことですか? ロニエにはわかりません」
こうして俺は後宮の中に入りその実態を見た。
中では、既にイリアとルミアが乱れていた。
楽しそうに笑っていた......アレスとシズクの相手をしながら......
「って! そりゃそうだよね!」
結論。ただ普通に子供の相手をしていただけだった。
そんなことに胸を撫で下ろしていると、ロニエが耳元に口を近付けて囁く。
「どうしたのですか? ヒカル様。ロニエのハーレムですよ」
「うん。そうだね。ロニエ......あの台詞が聞きたいな」
ロニエが深く溜息をついてから言った。
「ロニエはヒカル様のロニエですよ。ヒカル様だけのロニエですよ」
「うん。そうだよね、許して」
何度も聞いた言葉をもう一度敢えて言ってもらう、そこにロニエの全ての信念がある気がするし、ロニエを疑った自分への戒めにもなるから。
でも。
「まあ、全然疑って無いんだけどね」
「知っていますよ。ヒカル様が本当にお馬鹿様なら、ロニエが好きになる筈なんて無いのですから」
ただ少しだけロニエなら、男のハーレムを作り上げてしまったかもと思ったことをだけは言わないでおく。
それも、セレナが肯定していたから有り得ないのだが。
「うん。セレナはロニエと違ってビッチじゃないから疑ってないよ。セレナの事を犯すチンコは俺のだけだよね」
「ふふん。当然よ。今の私を犯そうとするなら消し炭にするわ」
「............セレナは人殺しをしないでね。ロニエなら良いけど」
「そうね。気をつけるわ」
まあ、セレナはセレナで処女は俺じゃ無かったけれども......最初から汚れまくっていたけれども。
「そう考えると、ヒムートが一番俺の物だね」
「どう考えたのよ!」
どうって......
「セレナは既に会う前から凌辱されてて、心が壊れてるメンヘラだったし、ロニエはクネットの俺に喘いでたし。そもそも俺に呪いをかけるとかヒロイン失格だし。そうなるとほら、自然考えてヒムートは、俺に何もしてないし、俺に処女くれたし、俺以外の男の身体を知らないし、いつも俺を待っててくれる、真正の姫属性だし、要所、要所で俺を助けてたし、めんどくさい能力も無い」
能力はあるにはあるが、あれは、俺の痛みを肩代わりしたいという一途な思いからだ。
ロニエは俺とエロいことがしたいが能力になった、セレナは......分からないけど、別にたいしたことでは無いだろう。
「だから必然的にヒムートが正ヒロイン枠だよね」
そう結論付けた。
そして、その正ヒロインのヒムートを無視してる訳にはいかないので、ロニエを地面に降ろして、セレナを垂直にぶん投げてヒムートを抱き寄せる。
セレナ達みたいに抱き上げることは出来ないけど、それでも腰を抱いて密着することは出来る。
「王様、子供の前では駄目です」
「分かってるよ。ロニエと違ってヒムートは視姦されて喜ぶ特殊性癖は無いもんね」
とそこで落ちてきたセレナが俺の視線と同じ高さで留まり空中に浮く。
「ダーリン......投げられるのは嫌だと言っているじゃない! それにダーリンが私の処女が欲しいなら再生するわ」
「え? 処女膜再生? それだと確かに処女みたいな物だけど、セレナの初体験では無いんだよ。俺は初体験がよかったの! 未知の行為に恥ずかしがるセレナを犯したかったの! 今やってもセレナ俺のこと怖がらないじゃん!」
「何を言っているのよ! ダーリンは怖がってたら抱かないじゃない!」
そんな、俺とセレナのやり取りを上にロニエがブツブツ独り言を言い始めた。
「ロニエがヒカル様の正ヒロイン失格? 有り得ません。ロニエが正です。ヒムートさんは......父親に教育されていました。それにクルックル王と婚約しようとしたりしてました。有り得ません。ロニエが正ヒロインです。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ませんーーー」
壊れた黒時計の様に同じ事を連呼するロニエはしばらくモドッテ来ないだろう。
まあ、ロニエははっちゃけ過ぎるので良い薬になるだろう。
俺の反応を楽しんでいた節もあるし、これぐらいのお仕置きは必要だ。
「へい! ビックボス、ロニエちゃんをください!」
「ヘワタ、久しぶりの登場だからってロニエを口説きに来るな! 一々突っ込むのもだるいわ、突っ込むのは女の子の中だけで十分だから」
結構下品なネタだが、突っ込み役のセレナはダメレナだし、ロニエは壊れてる。ヒムートは俺に抱かれて頭真っ白のロリムートになってるから、俺の発言に何か反応するものは......
「おとうさま!?」
舌足らずな子供特有の声質の持ち主。俺の娘シズクだった。
シズクはタタタっと駆け寄ってきて俺に飛び付こうとジャンプした。それをロニエが空中でキャッチアンドリリースで地面にたたき落とした。
「ロニエ!! なにしてんの!?」
あまり事に驚愕して叫ぶと、ロニエはケロッと悪びれもせずに説明した。
「ヒカル様にあって嬉しいのは分かりますが、もうシズクは四歳になります。そろそ謹みを覚える必要があります。シズク貴女はヒカル様の娘である自覚を持ってください」
「ロニエ.......言ってることがババくさいよ。子供は甘やかして良いんだよ」
どうやらロニエは教育ママの様だ。将来は学者にでもするつもりなのかな?
「シズク。将来ヒカル様の正室になるために今から猛勉強するのですよ」
「はい。お母様。シズクはお父様のお嫁様になるために頑張ります」
って! 俺かよ! って突っ込みたい。けど、ほらパパのお嫁さんなりたいって言うのはまあ、普通の成長過程な気もするし、ロニエは何だかんだ、優しいからシズクの夢を否定できないのかもしれない。というか否定するべきではないな。うん。
もうちょっと大きくなれば父親はただの変態クソ野郎にしか見えなくなるからね。特に思春期入ったら、パパと同じ水で洗濯しないで! とか、まあ、そんな事を色々言われると思うと、可愛がれるのは今位しかない。
だから、シズクの夢くらいで慌てる必要も無い。
そう結論付けてロニエに何故か敬礼しているシズクに近づ居ていると、もう一人の俺の子、アレスが。
「ロニエママ!?」
「吹き飛びなさい」
と、ロニエに向かって飛び付こうとしてそれを空中でセレナに吹き飛ばされた。
「.......」
「ふふん。アレスももう四歳よ。そろそろ母親離れしなさい。それにロニエはダーリンのよ。手を出すオスは息子でも容赦しないわよ」
吹き飛ばさた、アレスをふわふわの尻尾で器用に受け止めるルミア見届けて安堵しながら。
「セレナ」
「何かしら?」
転移で両腕に抱いてからいつも通り、
「吹っ飛べ!」
ルミアに向かってぶん投げた。ルミアはセレナの事も尻尾で受け止めていたが、息子を投げる母親には容赦する必要は無い。
「な! 何するのよ!」
「アレスはまだ子供だよ! 投げたら危ないだろ、それにロニエを好きなのは良いことだよ」
「ふふん。私がこの位の時にはもう独り立ちしてたわよ! 男はもう狼よ気をつけるに越したことは無いわ」
「セレナ.......ごめん。おいで」
セレナの過去を思い出して、せつない気持ちが溢れてきたのでもう一度セレナを転移させて抱きしめる。
「セレナ、俺と一緒にずっといようね」
「ふふん。当たり前よ」
「でも、アレスも独り立ちはしばらく先だよ。セレナと同じ道を歩ませないからね」
五歳で奴隷になって世界の残酷性を身体に叩き込まれたセレナ。その記憶を見た俺はセレナのすごさを知っている。諦めずに立ち上がり、俺と出会ってくれた。それが一番嬉しいことだ。
だが、それをアレスに求めるのはまちがっている。
セレナは俺が守る様に、アレスも誰か大切な人を見つけて貰いたい。
「でも、アレス。王族系は止めた方が良いよ。お姫様って思ったよりお転婆ばかりだから。特に魔女とか呪い持ちとか止めた方が良いよ。あとハーレムも出来れば止めた方が良いよ」
四歳の息子に俺は俺の経験で避けた方が良い属性を教えてあげた。
うん.......何してるんだろう。
#####
実は最近筆が重い。更新速度落とすかも......
2018年1月九日
突然ロニエが、
「ヒカル様、お暇しても良いですか?」
と言い出した。
俺はまだまだ、ロニエと盛り上がるつもりで居たので少しだけ残念な気持ちになった。
行かないで欲しい。それが本心だ。
一度ロニエに甘えた事で、またロニエに甘えきってしまいたくなる。
「ロニエ、最近ちょくちょくどこか行くけど、何してるの? 不倫?」
「ヒカル様!! のお馬鹿様!!」
ロニエが大きく振りかぶって左頬をビンタ、効果音は「ぱっーちーん」だ。
まあ、ロニエに叩かれると痛いけど、最低な事を言った自覚はあるので受け入れる。
「冗談だよ。それより本当に何してるの? 折角盛り上がってるのに抜けるなんてロニエらしくないよ。冗談じゃなくても、俺と居るのが嫌なのかと思っちゃうよ」
「ヒカル様と共に居るのはロニエの生きる意味です。そんなことは思わないでください。ロニエももっとヒカル様と身体を重ねていたいですよ」
それは分かっている。だからこそ気になる。ロニエが俺よりも優先するものが気になる。
今までは、大目に見てきたけど今日は見ない。ロニエを束縛する。
だって俺はロニエよりも俺の幸せを幸福感を優先することを選んだのだから。
「だったら、いかないでよ。ロニエ」
「そうですね。ではヒカル様も来て下さい」
「え? 良いけど、待ってよ。もうちょっとエッチしようよ。折角、平和なんだからさ」
なんだかんだで今までは次々と様々な事があったために、こうしてゆっくりと腰を入れて一日中ロニエ達を抱くことは少なかった......ような気もする。
「ヒカル様、今日は行かないと駄目です。ロニエについて来るか、ここでロニエを待つか選んでください」
「え? やだよその二択、そうだな~、じゃあ、セレナ」
「ふふん。任せなさい」
セレナが、王室の時を切り離した。これでロニエが時間を気にする必要は無くなった。
飽きるまでロニエを抱ける。
「これで良い?」
「はい。これならヒカル様ともっといられます。でも今日の夜までには行かないと駄目ですよ」
「だから何するの?」
「内緒です。一緒に来てくださいよぉヒカル様」
一瞬、驚いた。
だってロニエに。
「お願いされた!? うん。行く。すぐ行く? 今からでも良いよ?」
「あ! 取り消しです。ヒカル様の自由にしてください」
「嫌だ。ロニエにお願いされた。なら、性欲とか貪っている場合じゃない。すぐに行かなければ」
そもそも、ロニエがエッチなこと以外で俺にお願いするのは初めてかもしれない。
嬉しすぎてウキウキしてきた。
「セレナ、ロニエの為に全力を尽くしてね」
「嫌よ。私はダーリンの為にしか力は使わないわ」
「セレナのケチ」
「五月蝿いわ、それでどうするつもりなのよ。続けるのかしら? やめるのかしら?」
性欲かロニエか、ならロニエだ。
そう決断し、声に出す前に、ロニエが先に声を出した。
「ヒカル様。時があるならギリギリまでヒカル様と混じり合っていたいです」
「続行だよ。セレナ」
「分かったわ」
夜までとなると、今から、四時間ほどか。
そうなると......
「まあ良いか、ほらセレナ、フェラして」
「ダーリン......好ね」
「うん。セレナにしてもらうの大好き。上手いし、それにセレナだからかな?」
「嬉しいわ」
セレナが近づいて、俺のぺニスを舐め始める。
セレナに舐めてもらいながら、ヒムートを腰に抱く。
「ヒムートは何したい?」
「セレナちゃん......」
ヒムートはセレナの名前を呼んでお腹を触る。
すると、セレナは一度舐めるのを辞めてヒムートのお腹にもう一度触る。
「魔女セレナが命じるわ! 私と命を繋げなさい」
微かにヒムートのお腹が光り、セレナの胸に一本の透明な白い線が伸びて繋がった。
「大丈夫よ。貴女がアレスを愛する様に私も貴女の子を愛するわ。ダーリンの子は私が命を懸けて守るわ。だから貴女はダーリンの求めに安心して応えなさい」
「セレナちゃん、大好き!」
「ふふん。私はダーリンの為なら何だってするだけよ。貴女の為じゃないわ」
まただ、セレナは俺に依存し過ぎている。そう思うことがたたある。
でも。
「セレナ。愛してるよ。だから悲しそうにしないでもっと俺に溺れれば良いよ」
「ふふん。違うわよ。ダーリンが私に溺れなさい」
「それでも良いいね。ほらセレナ、口が止まってるよ、疲れちゃった? もう疲れちゃった?」
「まだまだこれからよ!」
セレナの笑顔は俺が守る。セレナは辛いことがありすぎた。これ以上残酷な事なんて見ないで良い。
知らないで良い。
セレナは強いから、それを全て受け入れて諦めてしまうから、俺は絶対にセレナを離さない。
そして......
それから、四ヶ月近く性を貪り、愛を深めあった。
アレをペロペロしている、セレナの頭を撫で撫でしながら、ロニエに服を着せてあげる。
「ヒムートも着せてあげようか?」
「自分で出来ます」
出来るのは知ってる、ただ......まあ、良いか。
「ほらセレナ、早くしないと裸で外に出ることにるよ?」
「ダーリンがヤラせてるんじゃない!」
「いやそうだけども、そろそろ服着ないとおいてくよ」
「......理不尽だわ。でも意地悪なダーリンも素敵だわ」
何か変とこにスイッチが入っているセレナを本気で置いていこうか考えてから、セレナがいないと悲しいのでやめる。
「ほらセレナ」
「ふふん。魔女の着替えは早いのよ」
そういって、アレをしゃぶりながら、セレナは指を鳴らし出す。
すると、唐突にセレナの身体に服が現れる。
紫をベースにした、白い太ももが見えるワンピースッポイ服......魔女の服だ。薄い袖は余り気味でダボッとしているが細い腕の輪郭が見えてセクシーさが際立つ。
服やスカートも豪華な飾りがついて可愛らしくデコレーションされてる。長い青の三角帽子もキュートに決まってるし、黒いニーソがスカートの下まで伸びている。スカートは短めだがそれを全く感じさせずはしたなさが無いのは、下に紺色の短いパンツを履いて居るからか......
「セレナ脱いで」
「嫌よ。置いていかれるわ」
余りのセレナのセクシーさに、性欲が再び掻き乱されてセレナをもう一度抱くために肩に手をかける。
「コホン。セレナ......エッチしたくなるような服は勘弁してよ」
「ふふん。わざとダーリンの好きそうな服を選んだのよ、幻想的な服が好きなのよね」
「そうだけども! まあ良いか、セレナがエロ可愛いのはいつもの事だから」
ギリギリ理性を保ってセレナを抱きしめるだけで我慢する。
もう十分セレナのことは貪った。次はロニエとの約束だ。
「セレナちゃん。ヒムートにも王様が喜ぶ服を作ってください」
「そうね......あまり多くは作らないわよ」
セレナから手を離してロニエの柔らかなお腹に手を回して抱き上げる。
......やっぱりセレナも抱き直して、ロニエとセレナのダブル天国を味わう事にする。
鼻いっぱいに、ロニエとセレナの香が香る。香り香るなんちゃって。
コホン。
「さてと、どこ行くの?」
「フフフ。癒しの空間ですよ。......ヒムートさんは身篭って居るのですからあまりはしゃいでは駄目ですよ」
「心配しなくても大丈夫です。ヒムートは元気な御子を生みますから。それにセレナちゃんが守ってくれます」
「ふふん。任せなさい! ダーリンの子は私の子よ。元気に生まれて来なければ許さないわ」
どうやら、セレナもヒムートもロニエがどこに何をしに行くのか知っていそうだ。
話から推測するに、ヒムートが喜ぶこと......まさか!
「ヒカル様。次にロニエの愛を疑うのなら流石に許しませんよ」
「ハハハハハ。何言ってんのかわからないなハハハハハ」
ロニエの暗い声音に脳裏に浮かんだ。言葉を飲み込んでから笑いしておく。
どうやら同じネタを二度もやらせてくれる事は無いらしい。それ、程俺に疑われるのは嫌なことみたいだ。
「ま。ロニエ達が不倫なんてする分けないんだけどね」
「そうですか。ヒカル様は『不倫』と一瞬でも考えたのですか。そうなんですか、わかりました」
「うっ」
あっさり、ロニエに考えたことがばれたのはただの自爆なので良いとして、問題はロニエだけでは終わらなかったことだ。
「ダーリン。私がそんなことをすると本気で思って居るのなら、この世界からダーリン以外のオスを消滅させるわ」
「思ってないから! しないで! 人間のオスが居ないと可愛い女の子が生まれて来なくなるから! 前人類、俺の子なんて流石にやだよ。出会いが無いもん」
「あら。良いじゃない。ダーリンの子はみんな可愛いわ。出会いなら我が子に求めてしまいなさい」
「セレナ......本気で駄目だからね! やったら流石の俺もセレナをしばらく抱かなくなるよ」
「それは......そうね。辞めておくわ」
前人類が一人の女の子の嫉妬で滅びる事を回避していたら、セレナを抱かないという自分の言葉にムラムラしてきたので、
「ロニエ、セレナ、どっちかハめて良い?」
「ダーリン最低よ」
「そうですね。最低です」
それを解消しようとしたら怒られた。まあ仕方ないか。
男のムラムラを女の子が全て理解してくれる分け無いのだから。
男は産ませる。女の子は産まされる。その違いが男女の性に対しての意識の差を産ませる。
まあ、女の子がビッチばかりだったら嫌だけど......
というかセカイガ多分恐ろしいことになってる。
「ゴメン......我慢するよ」
だから素直に引き下がると。
「何言っているのよ。我慢なんて必要ないわ。ダーリンがしたいならすれば良いのよ」
「え? 良いの?」
「そうですよ。いつも言っているではありませんか、ヒカル様の全てをロニエは受け入れると。だからヒカル様。ロニエ達にどちらかを選ばせるなんて最低なんですよ。ヒカル様がしたい方とするんです。さぁどちらとしたいのですか?」
まあ、何にせよロニエとセレナが嫌がるわけ無い。
なので。
フムと悩む。セレナのキツマンか、ロニエの高級マンかどちらも嵌め放題なら、どうするか......。
悩みに悩み抜いた結果。
「ダブルで」
「言うと思ったわ」
「ヒカル様は欲張り様ですからね。良いですよ、それもロニエは受け入れます」
どちらも嵌めることに決めた。
だから早速、話しているロニエのパンツをずらして、ヌプヌプ挿入する。
そのまま、ロニエの中で気持ち良くなってから、セレナの中にも入れる。
これを交互に繰り返しながら、ロニエの指示にしたがって歩いていると。
「王様......ヒムートとはしたくないです?」
と、ヒムートに言われてしまった。
「ヒムートは大きいから歩きながら気軽に出来ないだけだよ」
「やっぱり王様は、大きいヒムートの事は......」
俺はロリコンだが、それは全く関係無いのだが実際に小さく無いという理由でヒムートを抱かない分けだから、ヒムートが落ちこんでも仕方が無いが、ヒムートが落ちこむのはもう、無視できない。
「よしセレナ、ヒムートの事を縮ませるんだ」
「ダーリン......辞めておきなさい。赤ちゃんがお腹に居るのよ。無茶苦茶言わないのよ」
セレナの正論に諭されてヒムートロリ化作戦を諦める。
「んー。ヒムートと沢山したいから少し待って。ロニエ達みたいな特殊なプレイは出来ないけど、ヒムートの身体が大きいからこそ出来ることもきっとあるよ」
「はい。王様がヒムートの事を好きなのは分かっています。驚かして見ただけです」
「ヒムート~、小悪魔チックなの辞めてよ」
そんなふうにいつも通りに仲良く話しながら、ロニエが向かった場所は、城の後ろにそびえ立つ。魅惑の場所、男の楽園。そこは。
「後宮?」
そう、天野王国では使われることの無いはずの宮殿だった。
だってみんな仲良く一緒に寝るもん。だよね......
「まさか、ロニエの逆ハーレムになってないよね」
「そうですね。ロニエのハーレムであることは確かです」
「............いや。ロニエ。嘘は良くないよ」
ロニエがハーレムなど気づくはずは無い。
その核心俺にはある。
「いえ。ヒカル様がハーレムを築く様にロニエにだって好きな方を囲う権利はありますよ」
「そうね。私達にとってダーリンが一番だけども、ダーリンが構ってくれない時はここに来るわよ」
「はい! 王様が忙しそうなときは良く来ます」
その核心が俺には......ある。多分。
これ全部冗談だよ。流石にね。実は嫁がネトラレてましたなんて事はね。無いはずだからね。
「へい! ロニエちゃん、また来たんですか?」
何か、久しぶりに男の声を聞いた気がするが......というかヘワタの声が聞こえた......
後宮って男子禁制......まさかロニエのハーレムその一はヘワタ!? まさかね。
「ヘワタさん。ロニエをその呼び方で呼ばないでくださいと何度言えばわかるのですか?」
「へい! ロニエちゃん。イリア王女とルミア王女も楽しんでいる所っすよ」
「とりあえずヘワタは死刑」
戦慄が身体を駆け巡る......まさか! イリアとルミアまで!?
楽しんでるって! 嘘だろ!?
でもハーレム囲っている俺が文句を言えた義理では無いのかも知れない......ロニエ達の愛が俺を一番愛していれば良い。のか? ん?
「ヒカル様。行きますよ?」
「ロニエ。楽しむ気なの? 俺の前で? 他の男と?」
「? 何を......は! なるほど」
ロニエは久しぶりに、へら~っと笑ってセレナを見た。
「コホン。はい。ヒカルの前で沢山楽しみますよ。そうですよね。セレナさん」
「当たり前じゃない。私が楽しまないわけ無いわよ!」
「さぁ行きましょう! ヒカル様」
嫌だ行きたくない!
見たくない!
身体中に嫌なドロリとした汗を大量にかく。嫁がやってる姿なんて流石に見たくない......
ネトラレは嫌だー!!
誰が好きなんだよ! 俺に関係する女の子でやるなよ! ていうかロニエ!
「冗談だよね?」
「フフフ。何のことですか? ロニエにはわかりません」
こうして俺は後宮の中に入りその実態を見た。
中では、既にイリアとルミアが乱れていた。
楽しそうに笑っていた......アレスとシズクの相手をしながら......
「って! そりゃそうだよね!」
結論。ただ普通に子供の相手をしていただけだった。
そんなことに胸を撫で下ろしていると、ロニエが耳元に口を近付けて囁く。
「どうしたのですか? ヒカル様。ロニエのハーレムですよ」
「うん。そうだね。ロニエ......あの台詞が聞きたいな」
ロニエが深く溜息をついてから言った。
「ロニエはヒカル様のロニエですよ。ヒカル様だけのロニエですよ」
「うん。そうだよね、許して」
何度も聞いた言葉をもう一度敢えて言ってもらう、そこにロニエの全ての信念がある気がするし、ロニエを疑った自分への戒めにもなるから。
でも。
「まあ、全然疑って無いんだけどね」
「知っていますよ。ヒカル様が本当にお馬鹿様なら、ロニエが好きになる筈なんて無いのですから」
ただ少しだけロニエなら、男のハーレムを作り上げてしまったかもと思ったことをだけは言わないでおく。
それも、セレナが肯定していたから有り得ないのだが。
「うん。セレナはロニエと違ってビッチじゃないから疑ってないよ。セレナの事を犯すチンコは俺のだけだよね」
「ふふん。当然よ。今の私を犯そうとするなら消し炭にするわ」
「............セレナは人殺しをしないでね。ロニエなら良いけど」
「そうね。気をつけるわ」
まあ、セレナはセレナで処女は俺じゃ無かったけれども......最初から汚れまくっていたけれども。
「そう考えると、ヒムートが一番俺の物だね」
「どう考えたのよ!」
どうって......
「セレナは既に会う前から凌辱されてて、心が壊れてるメンヘラだったし、ロニエはクネットの俺に喘いでたし。そもそも俺に呪いをかけるとかヒロイン失格だし。そうなるとほら、自然考えてヒムートは、俺に何もしてないし、俺に処女くれたし、俺以外の男の身体を知らないし、いつも俺を待っててくれる、真正の姫属性だし、要所、要所で俺を助けてたし、めんどくさい能力も無い」
能力はあるにはあるが、あれは、俺の痛みを肩代わりしたいという一途な思いからだ。
ロニエは俺とエロいことがしたいが能力になった、セレナは......分からないけど、別にたいしたことでは無いだろう。
「だから必然的にヒムートが正ヒロイン枠だよね」
そう結論付けた。
そして、その正ヒロインのヒムートを無視してる訳にはいかないので、ロニエを地面に降ろして、セレナを垂直にぶん投げてヒムートを抱き寄せる。
セレナ達みたいに抱き上げることは出来ないけど、それでも腰を抱いて密着することは出来る。
「王様、子供の前では駄目です」
「分かってるよ。ロニエと違ってヒムートは視姦されて喜ぶ特殊性癖は無いもんね」
とそこで落ちてきたセレナが俺の視線と同じ高さで留まり空中に浮く。
「ダーリン......投げられるのは嫌だと言っているじゃない! それにダーリンが私の処女が欲しいなら再生するわ」
「え? 処女膜再生? それだと確かに処女みたいな物だけど、セレナの初体験では無いんだよ。俺は初体験がよかったの! 未知の行為に恥ずかしがるセレナを犯したかったの! 今やってもセレナ俺のこと怖がらないじゃん!」
「何を言っているのよ! ダーリンは怖がってたら抱かないじゃない!」
そんな、俺とセレナのやり取りを上にロニエがブツブツ独り言を言い始めた。
「ロニエがヒカル様の正ヒロイン失格? 有り得ません。ロニエが正です。ヒムートさんは......父親に教育されていました。それにクルックル王と婚約しようとしたりしてました。有り得ません。ロニエが正ヒロインです。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ません。有り得ませんーーー」
壊れた黒時計の様に同じ事を連呼するロニエはしばらくモドッテ来ないだろう。
まあ、ロニエははっちゃけ過ぎるので良い薬になるだろう。
俺の反応を楽しんでいた節もあるし、これぐらいのお仕置きは必要だ。
「へい! ビックボス、ロニエちゃんをください!」
「ヘワタ、久しぶりの登場だからってロニエを口説きに来るな! 一々突っ込むのもだるいわ、突っ込むのは女の子の中だけで十分だから」
結構下品なネタだが、突っ込み役のセレナはダメレナだし、ロニエは壊れてる。ヒムートは俺に抱かれて頭真っ白のロリムートになってるから、俺の発言に何か反応するものは......
「おとうさま!?」
舌足らずな子供特有の声質の持ち主。俺の娘シズクだった。
シズクはタタタっと駆け寄ってきて俺に飛び付こうとジャンプした。それをロニエが空中でキャッチアンドリリースで地面にたたき落とした。
「ロニエ!! なにしてんの!?」
あまり事に驚愕して叫ぶと、ロニエはケロッと悪びれもせずに説明した。
「ヒカル様にあって嬉しいのは分かりますが、もうシズクは四歳になります。そろそ謹みを覚える必要があります。シズク貴女はヒカル様の娘である自覚を持ってください」
「ロニエ.......言ってることがババくさいよ。子供は甘やかして良いんだよ」
どうやらロニエは教育ママの様だ。将来は学者にでもするつもりなのかな?
「シズク。将来ヒカル様の正室になるために今から猛勉強するのですよ」
「はい。お母様。シズクはお父様のお嫁様になるために頑張ります」
って! 俺かよ! って突っ込みたい。けど、ほらパパのお嫁さんなりたいって言うのはまあ、普通の成長過程な気もするし、ロニエは何だかんだ、優しいからシズクの夢を否定できないのかもしれない。というか否定するべきではないな。うん。
もうちょっと大きくなれば父親はただの変態クソ野郎にしか見えなくなるからね。特に思春期入ったら、パパと同じ水で洗濯しないで! とか、まあ、そんな事を色々言われると思うと、可愛がれるのは今位しかない。
だから、シズクの夢くらいで慌てる必要も無い。
そう結論付けてロニエに何故か敬礼しているシズクに近づ居ていると、もう一人の俺の子、アレスが。
「ロニエママ!?」
「吹き飛びなさい」
と、ロニエに向かって飛び付こうとしてそれを空中でセレナに吹き飛ばされた。
「.......」
「ふふん。アレスももう四歳よ。そろそろ母親離れしなさい。それにロニエはダーリンのよ。手を出すオスは息子でも容赦しないわよ」
吹き飛ばさた、アレスをふわふわの尻尾で器用に受け止めるルミア見届けて安堵しながら。
「セレナ」
「何かしら?」
転移で両腕に抱いてからいつも通り、
「吹っ飛べ!」
ルミアに向かってぶん投げた。ルミアはセレナの事も尻尾で受け止めていたが、息子を投げる母親には容赦する必要は無い。
「な! 何するのよ!」
「アレスはまだ子供だよ! 投げたら危ないだろ、それにロニエを好きなのは良いことだよ」
「ふふん。私がこの位の時にはもう独り立ちしてたわよ! 男はもう狼よ気をつけるに越したことは無いわ」
「セレナ.......ごめん。おいで」
セレナの過去を思い出して、せつない気持ちが溢れてきたのでもう一度セレナを転移させて抱きしめる。
「セレナ、俺と一緒にずっといようね」
「ふふん。当たり前よ」
「でも、アレスも独り立ちはしばらく先だよ。セレナと同じ道を歩ませないからね」
五歳で奴隷になって世界の残酷性を身体に叩き込まれたセレナ。その記憶を見た俺はセレナのすごさを知っている。諦めずに立ち上がり、俺と出会ってくれた。それが一番嬉しいことだ。
だが、それをアレスに求めるのはまちがっている。
セレナは俺が守る様に、アレスも誰か大切な人を見つけて貰いたい。
「でも、アレス。王族系は止めた方が良いよ。お姫様って思ったよりお転婆ばかりだから。特に魔女とか呪い持ちとか止めた方が良いよ。あとハーレムも出来れば止めた方が良いよ」
四歳の息子に俺は俺の経験で避けた方が良い属性を教えてあげた。
うん.......何してるんだろう。
#####
実は最近筆が重い。更新速度落とすかも......
2018年1月九日
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