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六章 大戦編
百三十九 状況が複雑だよね
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セントラル王国城でアルランはデリカと乱れた後、魔道具の地図を見て嘆息する。
地図に記されたマークが幾つか動いている、マークはアルランの知りたい人物がどこにいるか記されているのだ。
数日前突然表れた、光とセレナ、そしてロニエのマークが別々に動き出したことを契機に世界中で魔物が増加し始めた。勇者として最前線で戦いつつ、三人の行方を追っていた。
しばらく、ふらふらとしていたように見える光のマークがヒーストランド王国の辺りで、アルランの婚約者ヒムート・ヒーストランドと合流してから物凄いスピードでセントラルに向かってきて居る。
ヒムートは光が洗脳していた一人だ。また洗脳したのだろう、だとしたらもう一度洗脳を解除してあげなければいけない。すれば少し記憶と身体がまた幼くなってしまうがそれはしかのないことだ。
更に、アルランの真の想い人セレーナ。光はセレナと呼んでいるがそこは良い。
そのセレーナが一直線にセントラルに向かってきて居るのだ。
これを追いかけて光もセントラルに向かってきているのかもしれない。
もう、セレーナはセントラルに入りいつアルランの前に現れても良い頃合いだ。
愛するセレーナに会える。光から逃げてきたのであろうセレーナを受け入れるためにアルランは準備を整えていた。
そして、ロニエ・ノースカロライナ。
大賢者に見せられた、真実の世界でアルランと真の正妻になるはずだった少女。
光に奪われた少女もまたセントラル近辺に来ていた。
アルランとともに地図を見ていたデリカが乱れた服を整えながらアルランに進言する。
「ワタシが殺してあげるわぁ」
「デリカ! セレーナとロニエ様には手を出す事は僕が赦さないと何度言えばわかるんだ!」
声を荒げて、デリカを叱るがデリカは唇を尖らせて言い返す。
「違うわぁ、光を始末して来るって言っているの」
「!」
デリカの提案にアルランは驚き笑った。
それは良い。デリカなら光を殺れる。光がデリカに危害を加えることはないし、もしかしたら警戒心すら持たないかもしれない。
今なら光の近くにいるのはヒムートただ一人、光を守るものは誰一人居ない。
殺せる。世界で一番邪魔な奴を亡き者にできる!
瞬時に黙考してからアルランはデリカの肩を優しく抱いた。
「やってくれるのかい?」
「アルランの為ならね」
デリカに気付かれない程度にほくそ笑みアルランは言った。
「なら頼むよ。僕の怨敵を」
「ふん。殺して来るわ。ワタシの敵でもあるしね。ワタシを洗脳してたこと後悔させてやるのよ」
そういい、デリカが光の近くに転移して行った。
それを確認して側に控えていたた、金髪のアルランの妻イリア・セントラルが発言した。
「アルラン様。良いのですか? 危険では?」
「構わないよ、デリカは元々光から奪っただけだからね。君とは違う」
「フフフフ。悪い人ですね」
アルランにとって大事なのは光に奪われたものを取り返す事。大賢者が見せた世界でアルランが囲っていた女性の中にデリカはいなかった。つまり。デリカはアルランのものではないという事だ。だからアルランはデリカを失うことを恐れてはいなかった。
アルランとイリアが悪い笑みを浮かべていたその時。扉が慌ただしく開き密偵からの急報が入った。
『セントラル王国にて謎の黒茨出現。国民達を無差別に襲っている』
その急報を聞きアルランは窓の外を見る。眼下に広がる光景はかつて一度見たことのある黒茨が土の地面、岩の壁、ありとあらゆる場所から凄まじい速度で増殖し人間をからめとっている光景だった。
茨にからめとられた人間は皆生気を失っている。
だがアルランが驚愕したのはそこじゃ無かった。
黒茨の中心で赤い茨のドレスに身を包んだ、セレーナが眼光を鈍く光らせて佇んでいたのだ。
常人より遥かに視力の良いアルランの目には、セレーナの赤い茨が元々赤ではなく他の茨と同じく黒であることを見抜いていた。
あれは。
「血で..............」
人体の中に無ければならない赤い液体が身体中から染み出しているのだ。
黒い茨がセレーナの皮膚を破いて。
「助けなきゃ! 僕が助けなきゃ!」
決意しアルランはすぐにセレーナの元に向かった。
アルランがセレナの元に向かったちょうどその時、家の影からセレナを見ていたロニエとシズクが息を呑んでいた。
自らの血にまみれながらも、茨を操り人を襲うその姿に驚愕し恐怖していた。
「.......怨みに囚われて自我すらももう無い様ですね」
「セレナ母様」
一目で事情をだいたい察したロニエは奥歯をきつく噛み締めていた。
その反対側の軒裏でも同じく、ずっとセレナの後をつけていたアレスも苦い想いをしていた。
何度声をかけてももうセレナに反応は無かったただここまで足を進めていただけだった。
血にまみれたセレナの痛ましい姿に何一つすることは出来なかった。
アレスには。
「もう! 誰でも良い! 誰か母さんを! 母さんを助けてくれよ!」
アレスの叫びは誰にも届くことは.......
「僕が助けるよ! アレス君、君の母親は僕が助けるよ」
応えたのは、金髪の青年だった。
背筋がビリッと伸びていて、肩幅、身長共に大きい、整った顔立ちと何より声の質。
その声に安心を覚える。
この人なら何とか出来ると思ってしまえる。セレナを助けて貰える。そうアレスには思えた。
比べる必要も無いが父親の光よりもかっこよかった。
そして、アレスは懇願していた。
「お願いだ! 母さんを救ってくれ」
「ああ、任せてくれ」
アレスの頭を一撫でしてからアルランは颯爽とセレナの前に出て行った。
大きな手だなとアレスは思った。
セレナの前に出たアルランは十歩分の距離で足を止めた。
アルランの脳裏に浮かび上がるのは、かつて、光とセレナがセントラル王国城でした光景。
それを今度は自分がやるのだと気合いを入れる。
そして一歩前に足を出すと、地面から茨が生えてアルランの足に絡み付いた。
棘が皮膚を破って痛覚を刺激する。そのセレナを守る上黒茨の性質、触った者の命を吸う.......それが発動する。凄まじい苦痛が全身を駆け巡る。
アルランには命を吸われているのが分かった。
何故? アルランがそう思うのは、知っていたからだ。セレナの茨はセレナを愛するものには効かない。そう知っていたのだ。だが.......襲い掛かる苦痛はセレナの茨が正常に作動しているとしか思えなかった。
『触れないのね』
思い出したのは、セレナが悲しそうに言った、言葉だった。
「足りないのか? セレーナへの気持ちが足りないのか!」
アルランは、光と同じ事をするのを諦めた。
黒い剣を抜いて足に絡みつく茨を切断して距離をとる。
「なら! それでも構わない。それでも僕はセレーナを愛している。僕がセレーナを助けるんだ!」
叫びセレナの間合いに入るアルランにまたもや茨が襲い掛かる。だが今度はかわす、目にも止まらない速度で飛びはね、飛び下がり、切り落とし茨の妨害を越えていく。
が、
セレナがおもむろに片手をあげ、掌をアルランに合わせる。
するとアルランの身体が後ろに吹き飛んだ。
アルランは飛ばされながらも体勢を何とか整えて、岩の家の側面に垂直に着地する。
もう一度セレナの領域に入る前にそれは起こった。
アルランの身体が動かなくなったのだ。
金縛り、推進力を失い地面に落ちるアルランを包み込むように黒茨がその身体を包み込んだ。
その茨にゆっくりとセレナが近付いて、茨に包まれているアルランの顔に手をあて始めて言葉を言った。
「貴方も.......違うのね.......」
■■■■■■■■
アルランとセレナが運命的な決戦をしているまさにその時光は.......
「デリカ、久しぶりにエッチしようよ!」
デリカを抱きしめて股間をデリカのまたに擦り付けてもぞもぞしていた。
「光.......ワタシは.......」
「デリカ。俺は今こうしてデリカを抱いているんだよ。お互い辛い事があったけどさ、それをひきずたって、俺はデリカと前に進むんだよ。反省はしてるんだから。なら今度はまた会えてよかったって思えるようにしないと悲しいだけだよ」
俺が知らない二年間をデリカがアルランとどう過ごしたかは想像に固くない。
でもそれは、デリカの意思でそうしていたのだろう。だから何も言わない。俺は彼女に処女性を求めるほど自己中でも残念な男でも無い。デリカにはデリカの出会いと想いがあるんだから、元彼が居ようとハメまくって居ようと、今俺を、俺だけを愛しているならそれで良い。
「でも光。ワタシの身体は汚れているわぁ」
デリカの身体を上からしたまで観察してデリカの目を見る。
「めっちゃ綺麗だよ。このまま出来るよ。気にしないよ」
「そういう意味じゃ無いわぁ」
目を反らすデリカの顔を無理矢理俺に向けさせる。
そういう意味じゃないのは知っている。
でも。
「それでも、めっちゃ綺麗だよデリカ」
答は変わらない。デリカの身体は清く美しくそれでいて綺麗だ。
それだけは何があっても変わらない。
「デリカ。もしかして本当は俺としたく無いから拒んでるの? 俺がデリカのいう綺麗じゃないから? 色んな人としてるから? だからといってやなの?」
だとしたら、俺はデリカと共には居られない。俺には大切な人が既に多すぎる。
それにもし、誰かたった一人を選ぶなら俺は.......
「光は! とても綺麗だわぁ、でも綺麗な光を汚したく無いから」
「汚してよ。デリカ。俺はデリカにつけられる汚れなら全部綺麗だと思うから。俺もデリカを汚す。デリカも俺を汚す。それじゃ駄目?」
「光.......」
それでも拒むデリカに更に追撃をしかける。
「ねぇ。デリカ。実はね、デリカが嫌じゃないならデリカ何と言おうと、俺はデリカとするから、もうそろ、我慢の限界だから、後はデリカが罪悪感を感じながらつまらない時間を過ごすか、俺に身を任せて一緒に肉欲に溺れてくれるかの違いしかないんだよ。結果はもう変わらない」
そう、デリカが俺の抱擁を拒まない時点でデリカを犯すことは既に決めている。
だって。
「俺は取り戻した女の子と必ずエッチするって決めたから、デリカを俺を選ぶならそうするって決めたから」
「グルルルルル」
「.......うん。ルミアは.......まず人間に戻ってからね。コホン、さてとデリカ取り敢えず俺に身を任せてね」
つべこべ言おうとするデリカの口をキスで塞いで暴れるデリカの身体を力で押さえ付けてサッサとショーツをずらして、待機させて置いたそそり立つ俺の息子をズブッとデリカの熱い中に挿し込む。
その瞬間包まれる快感に身を任せて、ズブズブとデリカに種ずけをした。
抵抗が弱くなったデリカの服の中に手を入れて乳首をクリッと弄る。
キュンと締まるデリカのアソコに満足してから、デリカの口の中に俺の舌を捩込む。
背中をタップするデリカを無視して、上も舌も乳首も掻き回す。デリカがビクンと跳ね上がり上の口がトロトロになってきた頃、二度目の種付けをする。
汗のかいて湿っているデリカの背中に手を這わせて一度口を離して抵抗のしなくなったデリカの事を落ち着いて見る。
「ほら。デリカどうする? 抵抗しても無駄だよ。もう汚れちゃったよ? どうする?」
「.......光.......大好きだわぁ.......。ワタシ、光が大好きだわぁ.......」
今日何度目の涙なのかわからない涙を流して俺の胸に抱き着いてデリカは初めて笑った。
「光がワタシの為に汚れてしまったのに嬉しいわぁ.......ワタシをまだ.......光.......嬉しいわぁ.......好きに.......ワタシを光の好きにして」
「うん。デリカ。言葉になってないけど俺も嬉しいよ。デリカが俺を選んでくれて。俺とエッチして嬉しいって喜んでくれて嬉しいよ。だからデリカ。もっと気持ち良くなってよ」
そういって俺は、デリカと何度も交わった。性欲が枯れるまで。
ひたすら.......
途中で目覚めたヒムートが元気で混ざって来たが.......
感情の高ぶりを一先ず出し切ってヒムートにペロペロ綺麗にしてもらっている時。
もう、俺から距離を取らなくなったデリカに聞く。
「それでデリカ。どこまで思い出してるの?」
「全部だわぁ.......光との思い出と時間全てだわぁ」
「ふーん。ならよかった。デリカが元に戻ったって事は皆も元に戻せるってことだ。まあその前にセレナとロニエとは仲直りしないといけないけど」
「アレは光が悪いわぁ」
一応状況説明をするために、デリカに記憶を付与したのでデリカにも怒られた。悲しいな。俺だっていろいろあって大変だったたんだけどな。うん。悲しいな。まあいいけど。
「因みに、デリカは一日何回ぐらいアルランとしてたの?」
「それはワタシが悪いわぁ.......」
「俺とアルランどっちの方が気持ち良かった?」
「..............」
「俺とアルランどっちの方が大きかった?」
「............................」
「ほーう。気持ちいいのは俺だけど。大きいのはアルランという事か、あいつ下の大きさまでイケメンかよ」
「言ってないわぁ.......何も言ってないのにぃ」
「ハハハハハ。いわずとも反応で大体分かるんだな! そうかデリカは大きい方が良いのか」
カプリ。
デリカからかっていたら、ヒムートに股間をかじられた。
何事!? と思って視線をヒムートに移すと。ヒムートが頬をプクッと膨らませて
「魔王様イジメは駄目です。意地悪な魔王様は嫌いです」
って言われた。
閑話休題。
夜の風に揺られながら、ふあふあのルミアの毛布に包まっていると、デリカがルミアを撫でながら呟いた。
「随分大きくなったのね.......」
「ぐるる」
ルミアはデリカに撫でられるのが気持ちいいのか甘ったるい声を出している。
俺は、俺の腕枕で眠っているヒムートの長い銀髪とルミアの白い毛髪に挟まれて.......
「ルミア.......ケモノ臭いよ」
「ぐる!? グルルルルル!」
まさに電光石火の早業だった。ルミアは俺の言葉を聞くや否や急ブレーキをかけて三本の尻尾で俺達を掴み地面にソフトに置いてから、あっ! という間に森の奥へと姿を消した。
「光.......女の子に臭いって言うのは駄目だわぁ」
「魔王様デリカシーが無いです」
同時にヒムートとデリカから、じとめでお叱りを受けたので反省はするが。
思うのである。
ルミアを近いうちに人間の姿に戻そうと。
しばらくして、どこかで水浴びをしてきたのかびしょびしょになって戻ってきたルミアをデリカが魔法の風で乾かすことになって暇になったので、デリカが所持していた水晶玉を弄って遊んでいた。
「どうみてもただの水晶だよな.......なわけ無いんだろうけどさ」
ただの水晶をわざわざデリカが持ってくるわけが無い。
これでオシャレとか雰囲気を出すためのフレーバーアイテムとかだったら壊してやる。
と思いつつ、デリカに聞く。
「ずっと気にはなってたんだけどこの水晶何?」
「それはただの水晶だわぁ。ミステリアスな雰囲気を醸し出せるの」
バリン。(水晶の割れる音)
「まぁ必要ないものだから良いわぁ」
「デリカはからかい慨がないな。セレナだったら面白いリアクションしてくれるんだけどな」
あのキレのあるツッコミが懐かしい。
セレナに会いたい。セレナの優しさを無下にしたことを謝りたい。
そしてもう一度セレナを抱きしめたい。
「っていうか、アルランより先にセレナを探がそうかな?」
別にアルランなんて後で良い。いずれ決着を付けないといけないがそれより先にセレナを探して仲直りすることの方が先ではないか?
いやでも、アルランの謎の力でまた時間を戻されたら意味が無くなるし、先にアルランだよな。
「はぁ.......ロニエには離婚するって言われちゃったし、仲直り出来るかな? ロニエ頑固だからな.......許してくれなさそう。あ! またなんかうじうじ悩んでるよ。よし一つ一つ行こう。アルラン。セレナ。ロニエの順でいく。決めた! もう決めた! もう悩まない。うじうじタイム終わり」
というか辞めないとロニエもセレナも居ないから慰めて貰えないし.......
それにもう。止まらない覚悟を決めたのは本当だ。
「光。そういえば。第一王妃も、真理の魔女もセントラルに来ていたわぁ」
ルミアを乾かし終えたデリカがポンと手を叩いて教えてくれる。
「まじか、なんだかんだで繋がってるな。なら早く行かなくちゃデリカ転移出来る?」
道中ゆっくり行こうと決めては居たが、ロニエとセレナが目的地にいるのならはなしは別だ。
セレナとロニエの目的はまぁ俺と同じだろう。
多分。
まあ何にせよ早く行くことに悪いことはない。
というか二人に一刻も早くあって抱きしめたい。それだけだ。
「出来ないわぁ。真理の魔女と違ってワタシは人を連れて飛べないわぁ。それに連続転移も出来ないわぁ」
「なら。ルミア。お願いだ。超特急でセントラルへ向かってくれないか? 全部終わったら今度こそルミアと結婚するからさ」
「グルル!」
抱きしめたいというちっぽけな気持ちだけだけど、それでも俺はその気持ちだけでここまで来たような物だ。今更変えるつもりはない。俺の人生にあの二人は欠かせないのだから。あの二人だけは欠かせないのだから。
もちろん、俺の凍り着いた心を溶かしてくれたヒムートも欠かせないが。
俺の頼みにルミアが俺達を背に乗せて走り出した。休憩前より四倍以上速い速度で駆け抜ける。
遭遇する魔物を無視して駆け抜ける。それでもついて来る魔物はデリカが焼き払う。俺は吹き付ける風で飛ばされないようにヒムートをしっかり押さえ込み、ルミアにしがみつく。
魔物臭いと言ったが今はルミアの良い香に包まれていた。
地図に記されたマークが幾つか動いている、マークはアルランの知りたい人物がどこにいるか記されているのだ。
数日前突然表れた、光とセレナ、そしてロニエのマークが別々に動き出したことを契機に世界中で魔物が増加し始めた。勇者として最前線で戦いつつ、三人の行方を追っていた。
しばらく、ふらふらとしていたように見える光のマークがヒーストランド王国の辺りで、アルランの婚約者ヒムート・ヒーストランドと合流してから物凄いスピードでセントラルに向かってきて居る。
ヒムートは光が洗脳していた一人だ。また洗脳したのだろう、だとしたらもう一度洗脳を解除してあげなければいけない。すれば少し記憶と身体がまた幼くなってしまうがそれはしかのないことだ。
更に、アルランの真の想い人セレーナ。光はセレナと呼んでいるがそこは良い。
そのセレーナが一直線にセントラルに向かってきて居るのだ。
これを追いかけて光もセントラルに向かってきているのかもしれない。
もう、セレーナはセントラルに入りいつアルランの前に現れても良い頃合いだ。
愛するセレーナに会える。光から逃げてきたのであろうセレーナを受け入れるためにアルランは準備を整えていた。
そして、ロニエ・ノースカロライナ。
大賢者に見せられた、真実の世界でアルランと真の正妻になるはずだった少女。
光に奪われた少女もまたセントラル近辺に来ていた。
アルランとともに地図を見ていたデリカが乱れた服を整えながらアルランに進言する。
「ワタシが殺してあげるわぁ」
「デリカ! セレーナとロニエ様には手を出す事は僕が赦さないと何度言えばわかるんだ!」
声を荒げて、デリカを叱るがデリカは唇を尖らせて言い返す。
「違うわぁ、光を始末して来るって言っているの」
「!」
デリカの提案にアルランは驚き笑った。
それは良い。デリカなら光を殺れる。光がデリカに危害を加えることはないし、もしかしたら警戒心すら持たないかもしれない。
今なら光の近くにいるのはヒムートただ一人、光を守るものは誰一人居ない。
殺せる。世界で一番邪魔な奴を亡き者にできる!
瞬時に黙考してからアルランはデリカの肩を優しく抱いた。
「やってくれるのかい?」
「アルランの為ならね」
デリカに気付かれない程度にほくそ笑みアルランは言った。
「なら頼むよ。僕の怨敵を」
「ふん。殺して来るわ。ワタシの敵でもあるしね。ワタシを洗脳してたこと後悔させてやるのよ」
そういい、デリカが光の近くに転移して行った。
それを確認して側に控えていたた、金髪のアルランの妻イリア・セントラルが発言した。
「アルラン様。良いのですか? 危険では?」
「構わないよ、デリカは元々光から奪っただけだからね。君とは違う」
「フフフフ。悪い人ですね」
アルランにとって大事なのは光に奪われたものを取り返す事。大賢者が見せた世界でアルランが囲っていた女性の中にデリカはいなかった。つまり。デリカはアルランのものではないという事だ。だからアルランはデリカを失うことを恐れてはいなかった。
アルランとイリアが悪い笑みを浮かべていたその時。扉が慌ただしく開き密偵からの急報が入った。
『セントラル王国にて謎の黒茨出現。国民達を無差別に襲っている』
その急報を聞きアルランは窓の外を見る。眼下に広がる光景はかつて一度見たことのある黒茨が土の地面、岩の壁、ありとあらゆる場所から凄まじい速度で増殖し人間をからめとっている光景だった。
茨にからめとられた人間は皆生気を失っている。
だがアルランが驚愕したのはそこじゃ無かった。
黒茨の中心で赤い茨のドレスに身を包んだ、セレーナが眼光を鈍く光らせて佇んでいたのだ。
常人より遥かに視力の良いアルランの目には、セレーナの赤い茨が元々赤ではなく他の茨と同じく黒であることを見抜いていた。
あれは。
「血で..............」
人体の中に無ければならない赤い液体が身体中から染み出しているのだ。
黒い茨がセレーナの皮膚を破いて。
「助けなきゃ! 僕が助けなきゃ!」
決意しアルランはすぐにセレーナの元に向かった。
アルランがセレナの元に向かったちょうどその時、家の影からセレナを見ていたロニエとシズクが息を呑んでいた。
自らの血にまみれながらも、茨を操り人を襲うその姿に驚愕し恐怖していた。
「.......怨みに囚われて自我すらももう無い様ですね」
「セレナ母様」
一目で事情をだいたい察したロニエは奥歯をきつく噛み締めていた。
その反対側の軒裏でも同じく、ずっとセレナの後をつけていたアレスも苦い想いをしていた。
何度声をかけてももうセレナに反応は無かったただここまで足を進めていただけだった。
血にまみれたセレナの痛ましい姿に何一つすることは出来なかった。
アレスには。
「もう! 誰でも良い! 誰か母さんを! 母さんを助けてくれよ!」
アレスの叫びは誰にも届くことは.......
「僕が助けるよ! アレス君、君の母親は僕が助けるよ」
応えたのは、金髪の青年だった。
背筋がビリッと伸びていて、肩幅、身長共に大きい、整った顔立ちと何より声の質。
その声に安心を覚える。
この人なら何とか出来ると思ってしまえる。セレナを助けて貰える。そうアレスには思えた。
比べる必要も無いが父親の光よりもかっこよかった。
そして、アレスは懇願していた。
「お願いだ! 母さんを救ってくれ」
「ああ、任せてくれ」
アレスの頭を一撫でしてからアルランは颯爽とセレナの前に出て行った。
大きな手だなとアレスは思った。
セレナの前に出たアルランは十歩分の距離で足を止めた。
アルランの脳裏に浮かび上がるのは、かつて、光とセレナがセントラル王国城でした光景。
それを今度は自分がやるのだと気合いを入れる。
そして一歩前に足を出すと、地面から茨が生えてアルランの足に絡み付いた。
棘が皮膚を破って痛覚を刺激する。そのセレナを守る上黒茨の性質、触った者の命を吸う.......それが発動する。凄まじい苦痛が全身を駆け巡る。
アルランには命を吸われているのが分かった。
何故? アルランがそう思うのは、知っていたからだ。セレナの茨はセレナを愛するものには効かない。そう知っていたのだ。だが.......襲い掛かる苦痛はセレナの茨が正常に作動しているとしか思えなかった。
『触れないのね』
思い出したのは、セレナが悲しそうに言った、言葉だった。
「足りないのか? セレーナへの気持ちが足りないのか!」
アルランは、光と同じ事をするのを諦めた。
黒い剣を抜いて足に絡みつく茨を切断して距離をとる。
「なら! それでも構わない。それでも僕はセレーナを愛している。僕がセレーナを助けるんだ!」
叫びセレナの間合いに入るアルランにまたもや茨が襲い掛かる。だが今度はかわす、目にも止まらない速度で飛びはね、飛び下がり、切り落とし茨の妨害を越えていく。
が、
セレナがおもむろに片手をあげ、掌をアルランに合わせる。
するとアルランの身体が後ろに吹き飛んだ。
アルランは飛ばされながらも体勢を何とか整えて、岩の家の側面に垂直に着地する。
もう一度セレナの領域に入る前にそれは起こった。
アルランの身体が動かなくなったのだ。
金縛り、推進力を失い地面に落ちるアルランを包み込むように黒茨がその身体を包み込んだ。
その茨にゆっくりとセレナが近付いて、茨に包まれているアルランの顔に手をあて始めて言葉を言った。
「貴方も.......違うのね.......」
■■■■■■■■
アルランとセレナが運命的な決戦をしているまさにその時光は.......
「デリカ、久しぶりにエッチしようよ!」
デリカを抱きしめて股間をデリカのまたに擦り付けてもぞもぞしていた。
「光.......ワタシは.......」
「デリカ。俺は今こうしてデリカを抱いているんだよ。お互い辛い事があったけどさ、それをひきずたって、俺はデリカと前に進むんだよ。反省はしてるんだから。なら今度はまた会えてよかったって思えるようにしないと悲しいだけだよ」
俺が知らない二年間をデリカがアルランとどう過ごしたかは想像に固くない。
でもそれは、デリカの意思でそうしていたのだろう。だから何も言わない。俺は彼女に処女性を求めるほど自己中でも残念な男でも無い。デリカにはデリカの出会いと想いがあるんだから、元彼が居ようとハメまくって居ようと、今俺を、俺だけを愛しているならそれで良い。
「でも光。ワタシの身体は汚れているわぁ」
デリカの身体を上からしたまで観察してデリカの目を見る。
「めっちゃ綺麗だよ。このまま出来るよ。気にしないよ」
「そういう意味じゃ無いわぁ」
目を反らすデリカの顔を無理矢理俺に向けさせる。
そういう意味じゃないのは知っている。
でも。
「それでも、めっちゃ綺麗だよデリカ」
答は変わらない。デリカの身体は清く美しくそれでいて綺麗だ。
それだけは何があっても変わらない。
「デリカ。もしかして本当は俺としたく無いから拒んでるの? 俺がデリカのいう綺麗じゃないから? 色んな人としてるから? だからといってやなの?」
だとしたら、俺はデリカと共には居られない。俺には大切な人が既に多すぎる。
それにもし、誰かたった一人を選ぶなら俺は.......
「光は! とても綺麗だわぁ、でも綺麗な光を汚したく無いから」
「汚してよ。デリカ。俺はデリカにつけられる汚れなら全部綺麗だと思うから。俺もデリカを汚す。デリカも俺を汚す。それじゃ駄目?」
「光.......」
それでも拒むデリカに更に追撃をしかける。
「ねぇ。デリカ。実はね、デリカが嫌じゃないならデリカ何と言おうと、俺はデリカとするから、もうそろ、我慢の限界だから、後はデリカが罪悪感を感じながらつまらない時間を過ごすか、俺に身を任せて一緒に肉欲に溺れてくれるかの違いしかないんだよ。結果はもう変わらない」
そう、デリカが俺の抱擁を拒まない時点でデリカを犯すことは既に決めている。
だって。
「俺は取り戻した女の子と必ずエッチするって決めたから、デリカを俺を選ぶならそうするって決めたから」
「グルルルルル」
「.......うん。ルミアは.......まず人間に戻ってからね。コホン、さてとデリカ取り敢えず俺に身を任せてね」
つべこべ言おうとするデリカの口をキスで塞いで暴れるデリカの身体を力で押さえ付けてサッサとショーツをずらして、待機させて置いたそそり立つ俺の息子をズブッとデリカの熱い中に挿し込む。
その瞬間包まれる快感に身を任せて、ズブズブとデリカに種ずけをした。
抵抗が弱くなったデリカの服の中に手を入れて乳首をクリッと弄る。
キュンと締まるデリカのアソコに満足してから、デリカの口の中に俺の舌を捩込む。
背中をタップするデリカを無視して、上も舌も乳首も掻き回す。デリカがビクンと跳ね上がり上の口がトロトロになってきた頃、二度目の種付けをする。
汗のかいて湿っているデリカの背中に手を這わせて一度口を離して抵抗のしなくなったデリカの事を落ち着いて見る。
「ほら。デリカどうする? 抵抗しても無駄だよ。もう汚れちゃったよ? どうする?」
「.......光.......大好きだわぁ.......。ワタシ、光が大好きだわぁ.......」
今日何度目の涙なのかわからない涙を流して俺の胸に抱き着いてデリカは初めて笑った。
「光がワタシの為に汚れてしまったのに嬉しいわぁ.......ワタシをまだ.......光.......嬉しいわぁ.......好きに.......ワタシを光の好きにして」
「うん。デリカ。言葉になってないけど俺も嬉しいよ。デリカが俺を選んでくれて。俺とエッチして嬉しいって喜んでくれて嬉しいよ。だからデリカ。もっと気持ち良くなってよ」
そういって俺は、デリカと何度も交わった。性欲が枯れるまで。
ひたすら.......
途中で目覚めたヒムートが元気で混ざって来たが.......
感情の高ぶりを一先ず出し切ってヒムートにペロペロ綺麗にしてもらっている時。
もう、俺から距離を取らなくなったデリカに聞く。
「それでデリカ。どこまで思い出してるの?」
「全部だわぁ.......光との思い出と時間全てだわぁ」
「ふーん。ならよかった。デリカが元に戻ったって事は皆も元に戻せるってことだ。まあその前にセレナとロニエとは仲直りしないといけないけど」
「アレは光が悪いわぁ」
一応状況説明をするために、デリカに記憶を付与したのでデリカにも怒られた。悲しいな。俺だっていろいろあって大変だったたんだけどな。うん。悲しいな。まあいいけど。
「因みに、デリカは一日何回ぐらいアルランとしてたの?」
「それはワタシが悪いわぁ.......」
「俺とアルランどっちの方が気持ち良かった?」
「..............」
「俺とアルランどっちの方が大きかった?」
「............................」
「ほーう。気持ちいいのは俺だけど。大きいのはアルランという事か、あいつ下の大きさまでイケメンかよ」
「言ってないわぁ.......何も言ってないのにぃ」
「ハハハハハ。いわずとも反応で大体分かるんだな! そうかデリカは大きい方が良いのか」
カプリ。
デリカからかっていたら、ヒムートに股間をかじられた。
何事!? と思って視線をヒムートに移すと。ヒムートが頬をプクッと膨らませて
「魔王様イジメは駄目です。意地悪な魔王様は嫌いです」
って言われた。
閑話休題。
夜の風に揺られながら、ふあふあのルミアの毛布に包まっていると、デリカがルミアを撫でながら呟いた。
「随分大きくなったのね.......」
「ぐるる」
ルミアはデリカに撫でられるのが気持ちいいのか甘ったるい声を出している。
俺は、俺の腕枕で眠っているヒムートの長い銀髪とルミアの白い毛髪に挟まれて.......
「ルミア.......ケモノ臭いよ」
「ぐる!? グルルルルル!」
まさに電光石火の早業だった。ルミアは俺の言葉を聞くや否や急ブレーキをかけて三本の尻尾で俺達を掴み地面にソフトに置いてから、あっ! という間に森の奥へと姿を消した。
「光.......女の子に臭いって言うのは駄目だわぁ」
「魔王様デリカシーが無いです」
同時にヒムートとデリカから、じとめでお叱りを受けたので反省はするが。
思うのである。
ルミアを近いうちに人間の姿に戻そうと。
しばらくして、どこかで水浴びをしてきたのかびしょびしょになって戻ってきたルミアをデリカが魔法の風で乾かすことになって暇になったので、デリカが所持していた水晶玉を弄って遊んでいた。
「どうみてもただの水晶だよな.......なわけ無いんだろうけどさ」
ただの水晶をわざわざデリカが持ってくるわけが無い。
これでオシャレとか雰囲気を出すためのフレーバーアイテムとかだったら壊してやる。
と思いつつ、デリカに聞く。
「ずっと気にはなってたんだけどこの水晶何?」
「それはただの水晶だわぁ。ミステリアスな雰囲気を醸し出せるの」
バリン。(水晶の割れる音)
「まぁ必要ないものだから良いわぁ」
「デリカはからかい慨がないな。セレナだったら面白いリアクションしてくれるんだけどな」
あのキレのあるツッコミが懐かしい。
セレナに会いたい。セレナの優しさを無下にしたことを謝りたい。
そしてもう一度セレナを抱きしめたい。
「っていうか、アルランより先にセレナを探がそうかな?」
別にアルランなんて後で良い。いずれ決着を付けないといけないがそれより先にセレナを探して仲直りすることの方が先ではないか?
いやでも、アルランの謎の力でまた時間を戻されたら意味が無くなるし、先にアルランだよな。
「はぁ.......ロニエには離婚するって言われちゃったし、仲直り出来るかな? ロニエ頑固だからな.......許してくれなさそう。あ! またなんかうじうじ悩んでるよ。よし一つ一つ行こう。アルラン。セレナ。ロニエの順でいく。決めた! もう決めた! もう悩まない。うじうじタイム終わり」
というか辞めないとロニエもセレナも居ないから慰めて貰えないし.......
それにもう。止まらない覚悟を決めたのは本当だ。
「光。そういえば。第一王妃も、真理の魔女もセントラルに来ていたわぁ」
ルミアを乾かし終えたデリカがポンと手を叩いて教えてくれる。
「まじか、なんだかんだで繋がってるな。なら早く行かなくちゃデリカ転移出来る?」
道中ゆっくり行こうと決めては居たが、ロニエとセレナが目的地にいるのならはなしは別だ。
セレナとロニエの目的はまぁ俺と同じだろう。
多分。
まあ何にせよ早く行くことに悪いことはない。
というか二人に一刻も早くあって抱きしめたい。それだけだ。
「出来ないわぁ。真理の魔女と違ってワタシは人を連れて飛べないわぁ。それに連続転移も出来ないわぁ」
「なら。ルミア。お願いだ。超特急でセントラルへ向かってくれないか? 全部終わったら今度こそルミアと結婚するからさ」
「グルル!」
抱きしめたいというちっぽけな気持ちだけだけど、それでも俺はその気持ちだけでここまで来たような物だ。今更変えるつもりはない。俺の人生にあの二人は欠かせないのだから。あの二人だけは欠かせないのだから。
もちろん、俺の凍り着いた心を溶かしてくれたヒムートも欠かせないが。
俺の頼みにルミアが俺達を背に乗せて走り出した。休憩前より四倍以上速い速度で駆け抜ける。
遭遇する魔物を無視して駆け抜ける。それでもついて来る魔物はデリカが焼き払う。俺は吹き付ける風で飛ばされないようにヒムートをしっかり押さえ込み、ルミアにしがみつく。
魔物臭いと言ったが今はルミアの良い香に包まれていた。
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