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10月のメインイベント
主人公(コーチ)登場
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校長室に入ってきたのは、服がだぼだぼの少年だ。
空町「え……これが?」
空町「……どういうことなんです?
お子様?」
主人公「お、お子様じゃねえ!」
空町「子ども……チャイルド?」
主人公「子どもじゃない
チャイルドでもない!
あのなあ……」
主人公「校長……ちょっと説明してくれるか?
まず、おれに」
校長「うーーむ。これは……主人公君。
先ほど、話していたのだが、つまり、
わしの魔力も最近だいぶ衰えてだな……」
主人公「ふっ、ふざけるなっじじい!
おれをこんな姿にっ……戻せっ元に戻せ!」
雷之丞「君ィ、校長に対し、失礼だよ? フ。
まずは落ち着きたまえ。
そこに冷めたTeaがあるよ」
空町「……どういうことなの??」
校長「いや誠すまぬ。どうやら召喚が半端に終わり、
結果、君の年齢の半分しか
こっちに召喚できなかったようだ」
主人公「あ、あのなあ。
そんな召喚がどこにある!
残り半分は、どこに?!」
校長「おそらく、亜空間のどこかへ置き去りに……」
主人公「……」
校長「しかしこれでは……
空町君。残念だが、コーチの件はとりあえず保留に」
空町「はい」
主人公「お、おいちょっと待……
おまえも、納得してるんじゃない!
そのだな、
コーチを切望していると聞いて、
遥々来てやったのだ」
空町「それは、本当にそうなのです。
なのですが……」
空町は主人公の姿をじっと見つめる。
主人公「(く……あからさまに、
不安と不満の眼差しを、
送ってくれるんじゃない……!)」
雷之丞「校長。コーチなら、私にもできますよ」
主人公「なっ」
校長「本当かね?
君にはしかし、学園の運営もある。
大変だろうと思ってのう。
それで、学園の運営と、
TACTIC部の監督を別に分けるようにと
取り計らったのじゃが」
雷之丞「私は、自身の仕事が増えるのは厭いません。
ええ。しかし彼が……」
雷之丞は主人公を憐れむ目線で、チラリと見やる。
主人公「(う……どいつもこいつも、
憐憫の情を易々と注いでくれるな。
さすがに自分も哀れになる……!)」
主人公「ああ、この体でもコーチなど十分にやれるぞ。
と言うかてめえはなんでここへ来る時、
おれみたいにならなかったんだ?」
雷之丞「私は若手No.1魔導師・雷之丞。
自身の力でいかようにも空間を行き来できる」
主人公「……なあ、じゃあ、あんたの力で
おれの残り半分の年齢をここに
召喚できないか?」
雷之丞「ふむ」
主人公「……」
雷之丞「……」
主人公「ど、どうなんだよ。
頭だって下げるぞ。……不本意だが」
雷之丞「……」
主人公「……できるのか?」
雷之丞「……
……それは」
主人公「……」
雷之丞「……無理だ」
主人公「どぅー」
主人公はだぼだぼの服の中へ、崩れ落ちた。
空町「……」
校長「まあ君にはとりあえず、
生徒としてこの学園で過ごしてもらおう」
残り半分についてはまあ、
そのうち何とかできるかどうか、考えるよ」
主人公「い、今考えろよ!」
校長「空町君、この件についてはどうか、内密に。
コーチの件については改めて検討するので」
空町「はい」
主人公「……改めるのかよ……
………」
空町「え……これが?」
空町「……どういうことなんです?
お子様?」
主人公「お、お子様じゃねえ!」
空町「子ども……チャイルド?」
主人公「子どもじゃない
チャイルドでもない!
あのなあ……」
主人公「校長……ちょっと説明してくれるか?
まず、おれに」
校長「うーーむ。これは……主人公君。
先ほど、話していたのだが、つまり、
わしの魔力も最近だいぶ衰えてだな……」
主人公「ふっ、ふざけるなっじじい!
おれをこんな姿にっ……戻せっ元に戻せ!」
雷之丞「君ィ、校長に対し、失礼だよ? フ。
まずは落ち着きたまえ。
そこに冷めたTeaがあるよ」
空町「……どういうことなの??」
校長「いや誠すまぬ。どうやら召喚が半端に終わり、
結果、君の年齢の半分しか
こっちに召喚できなかったようだ」
主人公「あ、あのなあ。
そんな召喚がどこにある!
残り半分は、どこに?!」
校長「おそらく、亜空間のどこかへ置き去りに……」
主人公「……」
校長「しかしこれでは……
空町君。残念だが、コーチの件はとりあえず保留に」
空町「はい」
主人公「お、おいちょっと待……
おまえも、納得してるんじゃない!
そのだな、
コーチを切望していると聞いて、
遥々来てやったのだ」
空町「それは、本当にそうなのです。
なのですが……」
空町は主人公の姿をじっと見つめる。
主人公「(く……あからさまに、
不安と不満の眼差しを、
送ってくれるんじゃない……!)」
雷之丞「校長。コーチなら、私にもできますよ」
主人公「なっ」
校長「本当かね?
君にはしかし、学園の運営もある。
大変だろうと思ってのう。
それで、学園の運営と、
TACTIC部の監督を別に分けるようにと
取り計らったのじゃが」
雷之丞「私は、自身の仕事が増えるのは厭いません。
ええ。しかし彼が……」
雷之丞は主人公を憐れむ目線で、チラリと見やる。
主人公「(う……どいつもこいつも、
憐憫の情を易々と注いでくれるな。
さすがに自分も哀れになる……!)」
主人公「ああ、この体でもコーチなど十分にやれるぞ。
と言うかてめえはなんでここへ来る時、
おれみたいにならなかったんだ?」
雷之丞「私は若手No.1魔導師・雷之丞。
自身の力でいかようにも空間を行き来できる」
主人公「……なあ、じゃあ、あんたの力で
おれの残り半分の年齢をここに
召喚できないか?」
雷之丞「ふむ」
主人公「……」
雷之丞「……」
主人公「ど、どうなんだよ。
頭だって下げるぞ。……不本意だが」
雷之丞「……」
主人公「……できるのか?」
雷之丞「……
……それは」
主人公「……」
雷之丞「……無理だ」
主人公「どぅー」
主人公はだぼだぼの服の中へ、崩れ落ちた。
空町「……」
校長「まあ君にはとりあえず、
生徒としてこの学園で過ごしてもらおう」
残り半分についてはまあ、
そのうち何とかできるかどうか、考えるよ」
主人公「い、今考えろよ!」
校長「空町君、この件についてはどうか、内密に。
コーチの件については改めて検討するので」
空町「はい」
主人公「……改めるのかよ……
………」
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