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本編
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純白に身を包んだ新郎新婦がいた。
神聖で柔らかな淡い光が雲の切れ間から差し込み、金髪碧眼の新郎と、桃色髪の新婦を照らし出す。ブライドメイドの散らした桃色の花弁が、風に煽られ二人を包み込むように踊っている。
全てに祝福された新郎新婦は幸せそうに見つめ合い、優しい、優しい、キスをした。
(――――――――――ッ!!)
どうしてわたしは、あそこに、彼の隣にいないの……。
あの人が彼女を選んだという現実が、わたしに向かって襲いかかってくる。
大好きで大好きでたまらなかったあの人。
けれど、胸の奥で未だ轟々と燃え続ける炎は、もう害でしかない。要らない。もう、不要なもの。
「うぁ……っ」
つうっと流れる涙はそのまま、わたしは胸を抑え――――無様にも、その場に倒れたのだった。
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