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木森林木林

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もんじゃ焼き

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もんじゃ焼き


「もみあげ!今日はお前に本当のもんじゃ焼きをみせたる!!」

 今日、俺は友人とともにもんじゃ焼きのお店に来ていた。

「・・・はぁ、めんどくせぇな」

 普段は全く使わない関西弁などを使って友人がいきっていた。
 
 まったくこいつは、月島と何のゆかりもないくせに何かもんじゃやきがどうのこうの言ってきているのだ。
 
 いつもの奴だろう。漫画好きだから何らかの作品に影響されたのかもしれない。いや、絶対そうだ。
 
 漫画で見知ったような浅い知識で彼は偉そうに持論を語っていく。
 
「もんじゃはなぁ・・正確に手順を不満といけんのや。そういう意味では、科学と似ている。あるいは魔法」

「はぁ・・、んで、手順を踏まないとまずくなるのか?」

 もんじゃなんてお好み焼きみたいなものだろう。混ぜて焼けばOK。
 
 そう侮っていたのだが、こいつはキッ!と親の仇でも見るような表情で、
 
「ばかもんじゃ!!」

「ぐえー!!」

 熱く熱したへらを押し付けてきたのだ!!
 
 なんだこいつ?!
 
「やめろ!!死ぬだろ!!」

 俺は殴り返すが、なぜか油っぽい障壁に守られていた。なんだ・・?!子の感触は・・まさかもんじゃ・・?いやまさかな。
 
 何か異変を感じ取った俺は呆然としていたが、友人は偉そうに言う。

「いや、これでも優しいほうやで。もんじゃ焼きはなぁ、間違えたらまずくなるだとか、そういう次元じゃないんや。最悪死ぬ」

「死っ・・?!!」

「ていうか、正確には爆発する」

「爆っ・・?!」

 爆発・・?ボンバーマン爆外伝?そいう阿保な妄想が頭をよぎったが、しかし相手は真剣だ。そして指で周囲を指していく。
 
「ほら、みてみい」

「・・ん?」

 そこにいるのは一組のカップル。
 
「ねぇ~まさし~チョコいれたーい★」

「いいよ~ゆかりん~」

 その瞬間、ボンッ!
 
「「ぐはぁああああああああああ!!!」」

 鉄板が爆発して、盛大に血をまき散らしている一組のカップル!!まさしくリア充爆発とはこのことだが、しかし彼らが何をしたというんだ!!ここまでされる謂れはない!!
 
 だがこいつ、そして周りの客も平然としていた。狂気!
 
「いや、これがもんじゃ会の不思議な現象や。もんじゃ屋では時空の歪みが常に発生しており、もんじゃ神の意の反することをするともんじゃから鉄槌が下されるんや!!」

「えぇ・・」

 明らかにやばい宗教のようだ。ていいうか俺の知っているもんじゃはそういうんじゃない!!
 
 なんていうか、静かで豊かで、自由でなくちゃいけないのがもんじゃのはずだったのに・・!!
 
「まさか・・!!」

 俺は気が付いて自らの手に付けていく世界時計を見た。
 
 やはり。次元番号00から38に変化している。ここはもんじゃが神のごとく信仰されている世界に来てしまったようだ。
 
「逃げるぞ!!友人!!」

 それが分かればここに居るのは危険だ。早くここから逃げないといけない。そう言って俺は彼の手を掴んで逃げようとしたのだが・・
 
「お客さん・・もんじゃを焼かずにこの店から出られると思っているんですかいねい・・?」

 やたら筋肉もりもりでで肩に棘をつけている店員にとうせんぼされた。その手には当然の権利のごとくもんじゃを持っている。
 
「無駄だ。もんじゃ屋に来たからにはもんじゃを焼かないと店から出られないシステム・・!!さあ焼くぞ!!」

(やるしかないのか・・!!)

 そうして、俺らは底知れぬもんじゃの沼にハマっていくのだった・・!

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