6 / 197
凄腕のエージェント
しおりを挟むバンバンっ!
背後から衝撃を感じる。胸に手を当ててみてみると、そこには赤い液体がべっとりとついていた。思わずこうつぶやいてしまう。
「な、なんじゃこりゃぁ・・・!!」
そう、血まみれである。
時は20XX年。
俺は未来の秘密組織に所属している、凄腕のエージェントである。
正義のために裏から暗躍している組織で、敵対する悪の組織を撃つために色々やっているのである。
その銃撃戦で、撃たれてしまったのだ。今も背後にあの黒服の奴らがいるだろう。反射的に拳銃を抜くと、振り向きざま、
ぱんぱんっ!!
と俺は急いで銃を撃った。
「ぐはっ!!」
俺の冷酷無比な射撃により、全員眉間にクリーンヒット。おそらく即死であろう。だが俺もクリーンヒットとは言えずとも致命傷。
この傷では、このままでは長くない。
だが、この状況でも助かる方法である。
「治癒パワーパッドだっ!!」
そう、治癒パワーパッドとは、2019年くらいに出た、すごいばんそうこうである。
今までの傷は、乾かすのが主流だったが、その逆で湿らせるほうが治りやすいということが分かり、それを応用した奴である。
そう、その治癒力は、そのパッドの何百倍にもなる。内部のナノマシンが色々あれして、傷を治してくれるのだ。割と割だがではあるが、秘密組織のエージェントだからして買えない額ではない。
あれならば、このようにどてらに風穴があってもこれさえあればふさがるのだ。確か一つ余っていたはず。俺は懐を探って取り出そうとしたのだが・・
だが、しかし、持っていない?!
「そうだった・・・!!」
これは道に歩く幼女が転んだ時に使ってしまったのだ。
俺の困っている人を見たときにほおっておけないサガが災いしたのがいけなかった。
しかしその幼女はそのおかげで傷を治せたのである。それだけでも良かったとは言えないだろうか。
「ありがとうおじいちゃん!」
「違うだろう?秘密組織凄腕エージェントのお兄ちゃんだろう?」
「ありがとう!凄腕の~(略」
「(あらやだ、怪しい不審者。しかも凄腕のエージェント・・?もしかしてこれを報告すれば幹部に昇進できるかもしれないじゃない!!)」
そう、そのあとドローンによって監視しているその子の親が、俺を通報して、ロボットポリスが出動し、ハッキングで監獄から脱出したところを悪の組織に襲われたのだ。
「ぐぬぬ・・!!こうなったら空中コンビニを呼ぶしかない・・!!」
空中コンビニとは、空中を浮遊しているコンビニのことだ。利便性を追求した結果、下部にバーニアが付いているのである。
たまに事故って下敷きになる人もいないではないが、ビジネス的に金が儲かるなら命を捨てるのは2019年代でも同じだったと言えよう。あれから人類はまるっきり進化していない・・!(魔王感
まあそんな欠陥があるにせよ、今のこの状況なら便利というほかあるまい。
そう、その空中コンビニは、そのコンビニ企業が指定するダンスを踊ることによってよぶことができるのだ。
そうダンスを踊ることによって、そのダンス自体が広告となるのである。現代社会に生きるもの、全て等しくダンスマスターと言えた。
義務教育を受ける前にダンスの練習をするとも言われているほどである。
その副産物として、何やらアフロの髪型が多かったり、キラキラなダサい服が流行しているのは言うまでもない。
だが・・問題がある。傷から血があふれているということだ。この状態であのような激しいダンスを踊ってしまって、体力が持つのだろうか。
だが、「やるしかねぇぜ・・!!」
踊るしかないのだ。「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!だんすっだんすっ!」
その日、ある秘密組織のメンバーが命を落としたのだ。原因は出血多量であった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる