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はん
しおりを挟む恋が流行した。
感情とは、ミームにすぎない。
絶対的なように見える悲しみ、愛、恐怖などと言った感情も、生命が繁栄するために必要だったからに存在しているに過ぎない。
生命が誕生したはじめは、何か奇跡的なことが起きたんだろうか。ともかく微生物のようなごく小さい生命が海から生まれた。
それらは当たり前だが、生命とも呼べないようなごくたんじゅんなシステムを繰り返しているだけの存在だが、しかし次第にそれは意志を持つようになっていく。
魚の先祖や、あるいは植物の先祖などが生まれた。当初は分裂して生殖するのだが、交配を繰り返すことによって、より進化の速度が上がることになった。組み合わせ爆発によって、安定して特性の大きくことなった生命体を生み出すことができるからだ。
その繁殖方法は、現代にも続いているとても優秀なものだったが、しかしそれが最初から恋という感情を伴うものではなかっただろう。
それは単に、コンピューターの中の情報のように、ただ変化を繰り返すものだったはずだ。
遺伝子を分裂させ、あるいは遺伝子を二つ合わせて変化を富むようにしていくのは、単にシステム。
だが頻繁に繰り返されるうちに、次第にそれが性欲、愛、恋などと言った感情を伴うようになっていった。
その詳しい経緯は以下のものである。
この世界には情報生命がいた。
それは、物質ではない。いや、性格には、物質よりも細かい物質要素で構成された知的生命体だ。いわば魔法の生き物のようなもの。
それが、頻繁に繰り返され、そして重要な行動パターン、生殖行為に生まれたのである。
そして生まれたのが、感情、愛や恋などと言ったものだった。
同じように、捕食されたり、失ったり、獲得したり、といったものに、恐怖、悲しみ、喜びといったものが生まれたのだ。
だが、その感情は、強すぎたのだ。
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