プリズム・オムニバス=オムニバス ドシリアスからギャグまで色々な世界を覗けます

木森林木林

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甘え

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 人が、人形を不気味だと思う現象。


 あるいは、動物が人格を持っていないのではないかと思う現象。


 それらには人が持つ、世界を支配したいという欲が現れているのではないか。


 世界の支配。そう大仰に表現するが、しかしこれは大仰なものじゃあない。

 それどころかむしろ、人であれば、生命であればみな世界を支配しているのだ。多かれ少なかれ。


 それは、例えば手で何かを創ったり、あるいは攻撃したり移動したりと言ったことだ。

 そうすることによって,そのものが眺めている世界は変化する。


 支配力が高い生物は、トップクラスはヒト、あるいはタコ、鳥、その下に普通の動物とかだろう。


 逆に、低い生物は、アリとか、微生物とか貝とかは、あまり世界を支配する能力が低いと考える。それらはほとんど本能で動いているがゆえに、世界を支配できていないと考える。 


 

 支配が強い生物には、特徴があると思う。

 それは、世界を操るための器官が存在しているということだ。

 人ならば手(そして口(言葉))、タコならば触手、鳥ならば嘴や翼などがそれにあたる。



 人は、力は弱いものの、かなり指先が器用だ。



 逆に、力の強い動物はたくさん自然界にいる。

 だが、力が強いだけでは、トップクラスの生命たりえない。

 例えばクマやトラなどの猛獣は、力が強い者の世界をしはいしているとは言えない。


 人こそが世界を支配していると言える。



 だが、、器用さに加え、力も強いとしたらどうだろうか。

 人が支配できないものは、他の人である。

 いや、一部は支配できているのかもしれない。例えば権力者などがそれだ。上司は部下に命令できる。これは条件付きで人を支配できるということだ。

 そして、その支配できないものに力があるとしたらどうだろうか。


 人形が不気味に思える現象はそれに起因していると思う。

 人形は動いたりしているかもしれないという妄想が人にはあり、それは力である。単に暴力的な力ではなく、科学で解明されていない力という方向性の力がある(それが妄想ではあるが、妄想の中にあるという意味では存在していると言える)。

 

 そして、世界を支配できないという状態は、人の、世界を支配していた歴史から見て、人の天敵だ。


 人は世界を支配していたのに、それができなければ、人の持つ能力を発揮できない。


 例えば猛獣に囲まれた状態で、人の持つ能力、アイディアや解析、創造を十分に発揮できるだろうか。


 なので、人は安全地帯にいることが当たり前ともいえる。


 そして、それはつまるところ、女々しさ、あるいは幼稚さにもつながると思う。言い換えれば何かに依存していなければ何もできないということだ。

 それはある意味悪い意味に囚われがちだが、そうではない。

 あらゆる性質に負と正の側面がある。

 女々しさは、自分では何もできないが、しかしその分思案したくさんの可能性を持つことができる。

 そのツイとなる荒々しさは、自分で生きることはできるが、苦労して様々な試練を乗り越えなくてはならない。

 人は、前者になるべきではないか。過去の戦争の残酷さ、そして現代の経済の薄汚さを文献から効いていると、そのように思う。
 
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