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マリー1
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「どうしたの?マリー、今日溜息多くない?」
メイド仲間のミルが心配そうに聞いてくる。
「うん、弟の薬代が値上がりするらしくてさ。仕送りを増やして欲しいって」
「あ~、マリーの弟体調良くないんだっけ。今までもお給料料カツカツって言ってなかった?ココお給料いいのに」
そう、他の家のメイドと比べるとお給料は良いのだ。仕事環境もいいと思う。
「もっとお給料がいいところに移るしかないのかな。でも、この仕事辞めたくない。ミルとも友達に慣れたし、仕事環境いいし」
ショボンとするマリーにミルはコソコソと小さい声で話し始める。
「あのね?あくまでも聞いた話なんだけど、どうしてもお金に困ったら、どうして困っているのか理由と名前を書いて、1階にある鎧の顔の中に手紙を入れとくとお金を融通してくれるんだって」
「ホントッ!?」
「でもね?えっと、対価は身体らしいよ?あ、でも噂だから真偽は不明なんだけど」
「うん・・・。そっか、対価いるよね、考えてみるよ」
数日考えた結果、今朝、鎧に手紙を入れておいた。お願いだから助けて欲しい。それに、この仕事は辞めたくい。
翌日仕事を終え、部屋に帰ってくると扉に手紙が挟まっていた。急いで部屋に帰り、中身を確認する。
『相談を受けるかどうかは、条件を確認してからにします。本日22時に南館2階の洋室に来てください。部屋の扉を開けておきます』
マリーはゴクリとノドを鳴らした。
メイド仲間のミルが心配そうに聞いてくる。
「うん、弟の薬代が値上がりするらしくてさ。仕送りを増やして欲しいって」
「あ~、マリーの弟体調良くないんだっけ。今までもお給料料カツカツって言ってなかった?ココお給料いいのに」
そう、他の家のメイドと比べるとお給料は良いのだ。仕事環境もいいと思う。
「もっとお給料がいいところに移るしかないのかな。でも、この仕事辞めたくない。ミルとも友達に慣れたし、仕事環境いいし」
ショボンとするマリーにミルはコソコソと小さい声で話し始める。
「あのね?あくまでも聞いた話なんだけど、どうしてもお金に困ったら、どうして困っているのか理由と名前を書いて、1階にある鎧の顔の中に手紙を入れとくとお金を融通してくれるんだって」
「ホントッ!?」
「でもね?えっと、対価は身体らしいよ?あ、でも噂だから真偽は不明なんだけど」
「うん・・・。そっか、対価いるよね、考えてみるよ」
数日考えた結果、今朝、鎧に手紙を入れておいた。お願いだから助けて欲しい。それに、この仕事は辞めたくい。
翌日仕事を終え、部屋に帰ってくると扉に手紙が挟まっていた。急いで部屋に帰り、中身を確認する。
『相談を受けるかどうかは、条件を確認してからにします。本日22時に南館2階の洋室に来てください。部屋の扉を開けておきます』
マリーはゴクリとノドを鳴らした。
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