きらきら幼馴染み達からの溺愛は腐女子にはキツすぎます。

三色団子

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いつも通りのーーーー

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「さぁ帰るぞ!」

蓮が帰るぞと私を促す。

「えっと、蓮と帰るの?」

「嫌なのか!」とムッとされた。

「いやいや、そんな訳ないよ蓮と帰れるんだよ。嫌なわけないよ。」と私は無理に笑って蓮の気持ち持ちあげた。

内心では目立つ蓮と並んで帰るのは勿論嫌だった、だって、蓮見だつしイケメン出したーーーー私、可愛くないし絶対『ブスいい気になるな』って思われてるはず。今だってそう通りすがりの女性に蓮を見て「格好いい」「素敵」「どこ高?」やら、最悪なのは「隣のブス誰?うざいんだけど。」ってね私だって一緒に歩きたくないよ。(泣)
私学のお嬢様学校の女子は「蓮様に会えたわ、ラッキー!」ときゃいきゃいと黄色い声が上がっている。
男子からも見られているが「顔だけ男」とか揶揄されていた。
好奇な目で見られるの嫌だわ、ーーーーでも怒っている蓮に『一緒に帰るの嫌だ』なんて言えない。弱い私だった。

「あっれ~蓮と千世じゃない。今帰りなの?」

この声天の助け、振り返ると美優がいた。

『ありがとう美優』心の中で喜んだ。
あんたら二人が並んでくれたら私の存在が消えるからマジで助かる。

「美優も帰り?」そうであって欲しい。

「千世あんた又俯いて、可愛いんだから顔あげなよ。」とイケメン男子みたいに私に顎クイをした。

「前髪上げたら前もよく見えるし可愛い顔が見えるし一石二鳥よ。」と美優は私の長い前髪を可愛い飾りの付いたピンでとめた。

「何それ、美優おばさんみたい。」と私はふふふと笑った。

「美優、有難いけど私の大きな顔が丸出し何だよ、この前髪は私の大きな顔を隠すアイテムなんだから。」折角美優がとめてくれたピンを外した。

「はぁ~、大きくないし小さい方じゃない。」と美優はプリプリしていた。

「千世はこれでいいんだ!わざわざみんなに千世の可愛い顔を見せなくていいんだよ!」蓮はピンを外した時に乱れた前髪を手際よく直してくれた。

蓮は私を後ろからぎゅうぎゅうと抱きしめたーーーー
嫌、抱きしめてなんてないーーーー羽交い締めがあっていた。

地味に痛いんだけど。

「そうだ!千世あんた今日調理実習だったでしょ!何で言わないの?あんたのクラスの女子が晴夏にクッキー渡してるのを見たわ。」教えなかった事にご立腹な美優。

「それで、私の分はあるんでしょうね。」

「ええぇー、蓮に貰いなよ女子からいっぱい貰ってたし、私のより絶対に美味しいはずよ。」

「千世のがいいの」と手を差し出した。

まぁどうせ美優に渡そうとしてたんだし「はい、美優の分だよ。」

「ありがと。」美優はクッキーをマジマジと見つめる。

「上手に出来てるじゃない。」美優は袋を開けクッキーを一つつまみ食べた。

「美味しい!ちゃんと間違えずに砂糖使ったんだね。」

「うん、そこは確認したよ。」

「ありがとうね、千世。美味しかった。」美優は残りのクッキーを鞄に入れた。

蓮は美優に声をかけて歩き出した。


美男美女の後ろを少し離れて私はとぼとぼと歩く。あぁーーーー早く家に帰りたい。


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