妹を虐めた人たちに復讐します……。絶対に許さないから。

冬吹せいら

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スイーナ・ヤンカレアへの復讐

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「スイーナ。あなたがユーラにしたいじめは……。どれも卑劣で、最悪だった。本当だったら、全く同じことを、あなたにもしてあげたいけれど……。数が多すぎて、やりきれないの」
「……なに言ってるの?」

スイーナが、不機嫌そうに私を睨みつけた。

「だからね……? 中でも、一番卑劣だと思ったものを軸にした、復讐を考えた」
「気持ち悪いわね……。グチグチと。これだから馬鹿は嫌いなの」
「馬鹿……。ふふっ。そうかもね」
「もう、出て行ってちょうだい。話したくないわ」
「心に余裕があるから、話を聞いてくれるんじゃなかったの?」
「だって……。あなた、なんだか不気味なんだもの」

不気味、か……。
これから、彼女に対して行う罰を想って、自分でも、興奮しているのかもしれない。

こんなに……。自信満々に、人を見下しているお嬢様が。

――動物の糞を、食べることになるのだから。

「スイーナ。ユーラに、牛の糞を食べさせたことを、覚えている?」
「食べさせた……? 違うわよ。裸の写真をバラまかれるか、糞を食べるか……。どちらが良いか訊いたら、あの子が糞を選んだだけじゃない」
「じゃあ、あなたにも選らばせてあげる」
「え?」
「一生、糞しか食べられない人生がいいか。それとも、今ここで、死ぬのがいいか」
「何を言っっ……」

スイーナがその場に倒れた。

私の魔法で、彼女の心臓を停止させたのだ。

本当に死んでしまう前に、すぐ蘇生。

「……っはぁ!!!」

まるで、溺れた子供のように、必死で地面をかきながら、スイーナが目を覚ました。
その目は見開かれ、恐怖に満ちている。

「……どうだった? 死んでみて」

そんなスイーナの顔を、覗き込んだ。

「あなた……。こんなことして、ただでっっ」

もう一度殺して、すぐに蘇生。

「っっぶふぁああ!!」

まるで、餌を待つ鯉のように、必死で口を動かし、空気を求めている。
そのせいで、スイーナは過呼吸のような状態になった。

「ちょっと痛いけど……」
「っぅああああぐういいいい!!!!!」

魔法で思いっきり肺を触り、呼吸を力技で、正常な状態に戻して上げた。

「……ああぁ、あなた、一体」
「はぁ。あなたで三人目よ? 同じ質問をするのは。私はローザ。ユーラの姉」
「人殺し……」
「ユーラだって、あのままいじめを受けていたら、死んでいたかもしれないわよ?」
「そんなことない。ちゃんと、加減して」
「加減されても、苦しいものは苦しいの。私だって今、加減してあなたを殺しているのよ? 本当は、耐え切れないほどの痛みを全身に与えて、ショック死させてあげてもいいくらいなんだから」
「や、やめっ……」

さて、と。
これで……。わかっただろう。

「もう一度、同じ質問をするわね? 一生、糞しか食べられない人生がいいか。それとも、今ここで、死ぬのがいいか……。どっちがいい?」
「死にたくない!」
「あはっ。良い子ね……。よく言えました!」
「っ!」

私は、スイーナのおでこを、思いっきり押した。
事前にこちらで用意しておいた、新しい体の構造を、スイーナに押し込んだのだ。

魔法によって、体の作りを変えることもできてしまう。

スイーナは……。
動物の糞しか、食べることができない体になった。

「な、なによ、これぇ……」

そして、異常な飢えを、常に感じる魔法もかけておいた。
相当な量の糞を食べないと、これは解消されない。

「た、食べ物。食べ物は!?」

飢えに耐え切れなくなったスイーナが、部屋を漁り始め……。
やがて、小さなビスケットを発見したらしい。

まるで、三日ぶりの食事かのように、そのビスケットを慌てて口に放り込んだスイーナだったが……。

「お、おええええっ!!!」

すぐに、吐き出してしまった。

「スイーナ。ダメよ。あなたは糞しか食べられないの」
「ああああっ……。うぇえぇ」
「他の物を胃に入れた瞬間、吐き出してしまうようになっているわ」
「たべ、食べものぉっ!」
「それしか言えなくなってしまったの……。学園のすぐ近くに、牧場があるじゃない。そこへ行ったら?」
「い、嫌よぉ! 糞なんてぇ!」
「だったら飢え死ぬだけね。私は知らないわ」
「うううう!!!」

お腹を押さえながら、スイーナが部屋を出て行った。

……これで、全員かぁ。

騒ぎになる前に、国に戻ろう。
て言っても、どうせすぐに、バレちゃうだろうけどね。
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