9 / 11
風紀委員の追憶
09
しおりを挟むリコールについては、忙しいからと言ってしまえばそれまでなのだろうが、内情を知る私からすれば、実はまだ風紀委員会には余裕があるのだ。
転校生が事件を起こして駆け回っている時期に腐男子の友人と話をする…、一方的に『萌えトーク』を聞かされているのがいい証拠だろう。
風紀委員会の上層部は兎も角として、下の風紀委員は、の話だが。
それでも上層部自らが出張ることは滅多に無いし、事後処理は上層部、事件の対処へ向かうのは平の風紀委員というシステムに揺らぎはない。
何よりも、風紀委員達が不思議に…いや正直に言えば恐れているのは、いつもならば問題など問答無用で片付ける、鬼の風紀副委員長様が空恐ろしいまでに静かだという事だ。
腰が抜けてしまうような殺気を放ちはするのだが、ただそれだけ。
文句など何も言わず、淡々といつも通り仕事をこなし、そしていつも通りに帰っていく。
そのサイクルが、今は何よりも恐ろしい。
仕事に忙殺されるあまりに何かおかしなものでも食べてしまったのだろうか。
それとも寝不足のせいでどこかで頭でも打ったのだろうか?
疑問に思っていたことを友人に話すと、
『本当、ハルって悪気なく口悪いって言うか、毒舌だよな……。はっ!天然毒舌攻めとか……イケる!ハルっち、親友のよしみで可愛いチワワとのにゃんにゃんを覗かせてくれ!腐腐腐腐腐、萌えぇ!!』
最後の方はいつもの暴走状態だったが、私はそれほど口が悪いのだろうか?
0
あなたにおすすめの小説
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
美少年幽霊の狂愛〜私は彼に全てを奪われる
べーこ
恋愛
小さな町の高校に通う信濃ほのかは平凡な女子高生だ。
彼女のクラスには一度見たら忘れられない壮絶な美貌を持つ男子生徒がいた。
彼の名前は赤城陽光。黒い滑らかな髪の毛に整った顔立ちの白皙の美貌の少年で芸能界でもお目にかかれないレベルの美形だ。
とある偶然をきっかけにほのかと赤城は意気投合し仲良くなる。
しかしある日ほのかは訳あって彼を遠ざけてしまう。そして赤城がほのかに淡い恋心を抱いてるのをほのかは知らなかった。
不慮の事故で亡くなった赤城は淡い恋心が独占欲と執着心に塗れてしまい悪霊となってほのかの元へと現れた
絶世の美少年幽霊ヤンデレと臆病なヒロインの物語です。
つよつよヤンデレに何もかも奪われて人生を引っ掻き回される連作短編です
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる