最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

文字の大きさ
74 / 232

『ヒール62』

しおりを挟む
『ヒール62』



 騎士団兵士に連れて行かれる背中はがっくりとしている幹部フォルコメン。
 サリオスから金を貰い受けて俺のパーティーを潰そうとしたのが失敗、転落人生になるな。 
 
「騎士団幹部と領主は、どこに運ばれたの?」
「騎士団の審議する会館。証拠もあるし、牢獄行きは避けられません。町で会うことは2度とありません」
「良かったね、ミュートエアー。騎士団の領主派閥は消滅するでしょう。安心していいよ」
「そうね、これも竜の守りの皆さんのおかげです。最初は力を試すとか失礼なことをしてしまった。謝ります」

 俺達に頭を下げ軽く下げる。
 別に俺は気にしていない。
 ミュートエアーに感謝しているくらいだ。

「いいえ、猫人が無事に助けられて嬉しいの。同じ猫人だし、放置できないもん」
「良かったなローズも」
「うん」

 頭を軽く撫でてあげたら、嬉しそうにしている。

「もしミュートエアーに出会っていなかったら、領主の館での戦いも、騎士団の幹部の件も上手くいかなかった。俺の方が感謝している」
「ギルドで偶然に会ったのは運命だった。たまたまトレイル達が領主について会話しているのか耳に入ったのがきっかけで、騎士団の再建をしていく」
「俺も応援してるし、騎士団には繋がりが出来て今後にお世話になれる」
「その時は私もトレイルに役に立ちたい」






 騎士団支部を出る。
 目的の領主の不正をなくして、猫人も助けられた。
 いい結果になった。

「私達はこれで失礼する。目的は達成したし、町が良くなるといい」
「ありがとう竜の守り」
「雷鳴の悪魔からもお礼を言う。トレイルに助けられた。トレイルが居なかったらと思うとゾッとする」
「クールキャット、また会いましょう」
「またな竜の守り!」
「さよなら、エルフのパピアナをお忘れなく」
「忘れない」
「ドワーフのミヤマもいる。いいダンジョンがあったら教えてくれ」
「わかった教える」

 雷鳴パーティーとも握手をするローズ、ミヤマ、パピアナ。
 路地裏でのお互いに認め合い、ともに敵と戦った仲であるので、別れは寂しいのだろう。
 





 騎士団支部を去ると町を歩いた。

「今日は寂しい気がする。こんな気持ちは初めてだ。なんていうか、パーティーに入ったことがなかったからかな。猫人にもこんな感情があったみたいだ」
「ローズ、良い経験になったな」
「ローズにとっても初めてだし、私も初めてかな。パーティーでの冒険とか旅はトレイルと出会い初めて。出会いも別れもあるんだなて」
「パピアナにもそんな優しい気持ちがあったのだな。俺は嬉しいよ」
「バカっにしないでよ、私にだってあるわよ」
「バカにしてないさ。ただパピアナにも冒険者の気持ちがあったてことが俺は嬉しいのだよ」

 パピアナが冒険者らしく思えた。

「当たり前っよ」
「違うのよトレイル。トレイルがローズを褒めたから、自分も言われたかったのよ」
「ミヤマは私にいつもそう言うけど、バカっじゃないの!」
「顔が赤いけど」
「知らない!」

 パピアナは俺と顔を合わせなくて、でも少し赤い気もした。
 ローズはそれを見て笑っていた。




森の王
勇者サリオス
大魔導師ジェンティル
ムジカ

バーニング
風の陣パーティー

ハルキストン商人

ライゴッド領主

フォルコメン
騎士団幹部

シャークウォーニン
殺し屋




 話を整理すると、幹部のフォルコメンがサリオスに脅された。
 フォルコメンは領主と商人を使い、俺達を分裂させようと企んだということだ。
 風の陣と殺し屋は領主が雇って実行したが、俺の異常なレベルアップは知らなかったわけだ。

 そこで、ふと俺の前に人影が現れる。
 人影は10人はいた。
 よく見ると猫人だ。

「助けて頂いてありがとうですローズ」
「あら、館にいた猫人達じゃない。みんな家に帰ったのかと思ったのに。集まってどうしたのかな」
「集まっていたのは理由があります」
「言ってごらんよ」

 ローズが猫人の肩に手を置き言った。
 猫人はみんな申し訳なさそうにしているのが気になるな。

「館か助けていただいてお礼を言います。みんなとてもローズや、竜の守りに感謝してます。けど家に帰ろうにもみんな、この町から離れた町に家があるの。帰るお金がなくて困っていたの。もちろんローズには迷惑はかけたくないし、でも相談したらいいかなと」

 相談の内容はお金のことだった。

「そうだったの。お金のことで悩んでいたの。それならトレイルに言えばいい。そうよね?」
「トレイル、何とかしてあげてよ、猫人がかわいそうだよ!」
「ドワーフの仲間に言って寝泊まりはしてあげられるが、やはりトレイルが助けてあげるのがいい!」
「お金なら俺が出すさ。ごめんな。そこまで気が付かなくて。なんで俺はお金の点に気づかなかったのか不思議だ」

 領主のことばかり考えていて、猫人の心配をおろそかにしてしまったのは失敗だったな。

「私も気づかなかったのが情けない。同じくごめん」
「謝ることないぴょん」

 なんだ、急に変な言葉が聞こえたような。

「ぴょん?」
「あれ、猫人の中に一人だけ違う?」

 ローズが最初に気づいて俺もそこで気づいた。

「猫人じゃないの、私は兎人だぴょん。よろしくトレイルぴょん」
「俺の方こそよろしく」

 館にいた猫人の中に一人だけ兎人の少女が混じっていた。
 耳は猫人のように頭の上についているが、長いのが特徴だった。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。

水定ゆう
ファンタジー
 村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。  異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。  そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。  生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!  ※とりあえず、一時完結いたしました。  今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。  その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

処理中です...