最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

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『ヒール77』

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『ヒール77』



 騎士団の方による私財の回収の終わりとともに俺達の依頼も完了した。
 その後に冒険者ギルドへと戻る。
 冒険者ギルドからの依頼なので報酬が出るからだ。
 冒険者ギルドへ。

「トレイル、依頼を無事に達成してくれて助かりました」
「ほとんど彼女の功績ですので、彼女に言ってください」

 シシリエンヌを前に差し出して言うと受付嬢は、

「あなたは確か兎人で、パーティーに加入したばかりでしたねシシリエンヌでしたか」
「はい、加入したばかりなので活躍して嬉しい。報酬をくれぴょん」
「もちろん報酬は出します」
「やったぴょん!」
「シシリエンヌのおかげだよ!」

 ローズと仲良く抱き合う。

「我々騎士団からもお礼を言いたい。あの厄介な暗闇の牙盗賊団を捕まえたのは賞賛に値する活躍だ。現在まで報酬を出すと言っても中々捕まえられなかった。特に団長のウィザードは強者。簡単には捕まえられない相手である。とても感謝したいし、竜の守りに対しては、騎士団から特別に評価を差し上げたい」

 騎士団の人からは絶賛されると俺は嬉しくなるし、ミヤマは頷いて聞いていた。

「そこで騎士団から特別に高評価を受けたことで竜の守りに対してランクアップすることが決定されましたことを伝えます」
「ええっ、ランクアップだって!」
「またまたランクアップだ!」
「トレイル、やったぞ!」
「うん、俺もびっくりです。てことは今のパーティーランクはD。Dの上のCになるてこと?」

 いきなり受付嬢からの話で慌ててしまう俺。

「はい、Cにランクアップです。通常ならDになったのも異常な速度でした。当然に当分はDランクのままとなります。しかし異例ですが竜の守りをCランクにしようとなりました。それだけの成果を残したわけで、ギルドからもお礼を言いたいです」
「ありがとう!」
「やったぴょん!」
「Cランクです!」

 シシリエンヌとパピアナが抱き合う姿に、ローズとミヤマも同じく抱き合う。
 異例の早さでのランクアップとなったのは騎士団からの応援があったらしい。
 騎士団での中でも俺の竜の守りは評価が高まったわけで、さらに活躍したい気分だ。
 もっと頑張ればもっとランクアップすることにも繋がるし、パーティーの成長にみんな喜んでいる。
 そうしているとギルド内でも変化があったようだ。

「冒険者がみんな私達を見ているよ。そしてヒソヒソ話をしているっぽい」
「きっと竜の守りが余りにも早くランクアップしたからだろうな」
「それもあるし、ドワーフの私の美しさも噂していると思う」
「ミヤマの噂をしてないよ」
「ミヤマは自分の体がランクアップしたと思っているのね」
「まあ私の体はAランクだろうよ」

 ミヤマは体の自慢をしていて笑いになったが、実際にギルドにいる冒険者から注目されてるのは確かだ。
 
「おめでとうございます」
「ありがとう」

 騎士団の人と握手をした。

「館にある領主の私財は全部回収した。領主ライゴットは刑罰が確実だし、二度と領主になることはない。我々の中にいた騎士団の幹部も同じ扱いだ。厳しい刑罰を受けるだろう。騎士団は町の人から安心して暮らせるよう今後は努力していく」
「信頼を取り戻すわけね」
「そうです。信頼が低くなったから、恥ずかしい話ですが」

 騎士団は自分達のしたことに反省している点は納得だった。
 しかし納得出来ない点もあり、領主と騎士団幹部に関わったのがサリオスであるのは確実。
 サリオスは全く処分されないわけで、変な話だよな。

「問題もあります。俺に関わる話ですがサリオスは罰せられないのは変な気がします。あいつが悪いのはわかっています」

 俺は思い切ってサリオスを話に出した。
 サリオスは勇者であり、世界的に英雄であるから、変な言いがかりは危険なのも承知だ。

「そうだよ、そうだよ、サリオスは死刑にしていい!」
「サリオスを登録抹消してください!」

 パピアナとローズからも批判が出たら、騎士団は苦い顔をした。

「サリオスが関わったのは聞きました。しかしサリオスは言われる通りに英雄です。あの魔王竜ゲオルギウスも討伐した人物。森の王を牢獄とか無理でしょう」
「だらしないぞ支部長さん、そんなんじゃ頑張れませんよ!」
「わかっているが、サリオスは別だ。あの人は特別な人。彼を安易に批判するのは止めた方がいい。だからサリオス達の件は関わらないことにする」
「ええっ、そんな酷いよ、サリオスは悪い奴なのにな。トレイルを追い込んで、自分達のパーティーに入れようとしているんだよ。最低な勇者だよ」
「ローズ、落ち着いてください。ここはギルドです。ギルドでサリオスの批判はお止めください。大勢の冒険者がいますので、ローズの立場が怪しくなります」
「わかりました。ギルドでは控えます」

 受付嬢から軽く注意を受けるローズは、舌を軽く出してみせる。

「誰が聞いていたっていいのよ、私もサリオスは嫌いだし」
「パピアナもご遠慮ください」
「はい」

 冒険者ギルドでは俺達の評判はどうなのかは気になるところ。
 Cランクになったのだから、今までよりも注目されることになるはずだ。

「今回のCランク判定となったため、受け付け可能なクエストも増えるのかな。DランクとCランクのクエストもしてみたい」
「ミヤマは気が早い」
「クエストはどうなのかな受付嬢?」
「Cランクまでのクエストは受け付けしますよ。しかし今までのクエストよりも魔物は格段に強くなりますし、危険も増えますのは覚悟しておいてください」
「Cランクになったからと言って必ずCランククエストを受ける必要ないわけね」
「そうです。無理はしないでください」

 Cランクのクエストならば報酬も増えるけど、その分は危険も増すてことだな。

「気をつけます。でも森の王がSランクなのでもっと頑張ってBランクを目指します」
「トレイルはサリオスに対抗心がおありなようで」
「そう思われても仕方ないです。俺はサリオスに対抗心があるから」
「サリオスの方は、トレイルをまだCランク程度にしか思っていないだろうよ」
「悔しいけど、ミヤマの言う通りだな。シシリエンヌも加わり竜の守りはまだ成長させたいよ。みんなこれからも一緒に冒険していこう!」
「冒険します!」
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