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『ヒール91』
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『ヒール91』
話は決まった。
ミュートエアーは信頼してくれているから俺のところに来たのだし、信頼に答えたい。
逃亡した国については、詳しく話を聞いた。
国の規模は大きく、城もあると城塞都市らしい。
外壁もしっかりしており、魔物も入れないとか。
逃亡先としては良く考えられている。
騎士団が追えない先に潜伏したわけだ。
「さぁ出発」
「楽しみぴょん」
「シシリエンヌ、遊びにいくのと違うぞ」
「逃亡した国は行ったことはない。面白いぴょん」
「楽しむのは商人を発見してからだ。逃亡した国の城塞都市にいるらしいと騎士団は情報を得ているらしい。あくまでらしい程度の情報でしょ、嘘の情報もあり得る」
「嘘の情報だったらバカよ」
「先ずは行ってみるしかない」
嘘情報の可能性もあるが、そこはミュートエアーを信じるしかなく、馬車での移動となる。
国と国、または遠い町への移動は馬車が一般的だ。
城塞都市までは道が開通していたから、馬車で移動を選んだ。
徒歩で行ける距離ではないと教えてくれた。
護衛をつけるかと聞かれたが、断った。
馬車の集まる業者へと到着。
通行料を支払いお願いする。
「お客様、城塞都市までですね」
「お願いします」
「国を超えるので税金がかかりますから、その分の料金は高くなります」
「はい」
大きな街道では通行税を取っている。
特に入国する際には税を支払う。
そしてギルドなどで指名手配されてる人物は拒否されるし、その場で拘束されることもある。
俺達は騎士団から証明書をもらっていた。
危険な人物ではない証明書だから、心配する必要はない。
「お客様は大魔道士が怖くて城塞都市に行くのかい?」
「えっ、大魔道士、もしかしてジェンティルのこと」
「そうですよジェンティル、あの大魔道士ジェンティル」
業者はジェンティルの話をぶっ込んできて、俺は頭がふらっとした。
「昨晩はジェンティルが酒場で暴れたらしく、怖くて逃げ出す者もいましたからね」
「私達は別の件で移動します」
「そうですか、聞いた噂では大魔道士ジェンティルは勇者サリオスとケンカしたらしい。魔物を討伐しに行く最中にケンカになったとか。最近は森の王は名声を上げていたのにどうしたのでしょうかね」
「それが原因で酒場に」
「そうらしいですよ、しかし騎士団が駆けつけて抑えようにもジェンティルですから、手に終えないのは説明不要でしょう、あははは」
「それは大変ですね」
「現在はサリオスとムジカも近くにいるけど、ケンカ中だから、困ったものです」
業者から聞いた話。
俺達がその場にいたのは伏せておいた。
逃げたのは正解だった。
あのまま店に居たらと考えると、ゾッとした。
やはりサリオスと上手くいってなく、しかもケンカ状態らしい。
原因は俺なのは黙っておこう。
下手に話すと俺のことを騎士団が怪しむ。
ジェンティルが今頃どこにいるかは聞かないう。
あまり知りたくないし。
ミヤマが俺の顔を見て苦笑いした。
「馬車は歩くより速い。城塞都市まで楽々」
「商人がどこに居るかよね。町は規模が大きくて探すのも大変そう」
「簡単よ、町中に貼り紙だしておけばいい。この商人を探してますって、直ぐに見つかる」
「パピアナは単純すぎ、貼り紙出したら探してるの商人にもバレちゃう。別の町に逃亡する」
「わかってるわよ」
貼り紙はさすがにないだろう。
「町のギルドに行って教えてもらうのはありかも。ギルドはどの町にもあるし、情報が集まる。商人の情報もあるかもだ」
「ギルドに行ってみるのはアリだな」
馬車での移動は長い時間かかった。
途中で小さな町に寄った。
「お客様、少し休憩としまして、宿で宿泊してください。明日出発します」
「宿泊します、また明日」
町には長い距離となるため今日は宿泊となった。
「町の宿屋に泊まるとしよう。宿屋はあるだろう」
「人は少ない感じする」
「お腹空いたぴょん」
「そうね、トレイル、ご飯にしましょうよ。あそこに料理店あるし」
「夜ご飯を取ろう」
全員一致しての近くにあった料理店にて、夜ご飯となった。
知らない町だけに不安もあるが、パピアナから、
「知らない店にいくのも悪くはない、変な料理出したら言ってやる」
「いい店そうよ」
「いらっしゃい、旅行で来たのかい?」
「ええ、そうです」
店の中は何人か客はいて、料理は全く問題なく美味しかった。
店員は俺達が旅行者と思ったらしい。
「近くのテーブルには別の客がいます。旅行者が通りかかる観光地なのかも」
「そういうお店って美味しいのよ。来てラッキーぴょん」
「俺もラッキーだな」
馬車の疲れもあり、ゆっくりとしていた。
「商人ハルキストンがこの町に寄っていてもおかしくない。目的の城塞都市に向かうなら。誰か見てたらいいけど」
「そうね、いったん、休憩は取るでしょから」
商人ハルキストンの名前を出して会話していたら、隣の客が振り向いた。
今の反応のしかた。
知ってるのかな。
「もし、今さ、キミたちハルキストンの名前を出したかい?」
「ええ、商人ハルキストンを探しているの。あなたは知ってます商人を」
ローズに話しかけてきた。
探している商人ハルキストンについてだった。
「知ってるさ商人ハルキストンを。今日の朝にここを通ったからな。彼は色々と仕事を世話してくれる人だ。なぜ探しているのかな。良かったら教えて欲しい。力になれるかもだ」
客に話していいのかローズは迷っていて小声で、
「どうする、理由を話してみる」
「ローズが上手くごまかして話して」
俺もパピアナも頷いた。
何か情報が得られるのなら話してもいい。
今のところ商人の足取りは不明である。
少しでも情報があるなら欲しいし、仕事で関わっている人なら、行き場所の手がかりが得られそう。
話は決まった。
ミュートエアーは信頼してくれているから俺のところに来たのだし、信頼に答えたい。
逃亡した国については、詳しく話を聞いた。
国の規模は大きく、城もあると城塞都市らしい。
外壁もしっかりしており、魔物も入れないとか。
逃亡先としては良く考えられている。
騎士団が追えない先に潜伏したわけだ。
「さぁ出発」
「楽しみぴょん」
「シシリエンヌ、遊びにいくのと違うぞ」
「逃亡した国は行ったことはない。面白いぴょん」
「楽しむのは商人を発見してからだ。逃亡した国の城塞都市にいるらしいと騎士団は情報を得ているらしい。あくまでらしい程度の情報でしょ、嘘の情報もあり得る」
「嘘の情報だったらバカよ」
「先ずは行ってみるしかない」
嘘情報の可能性もあるが、そこはミュートエアーを信じるしかなく、馬車での移動となる。
国と国、または遠い町への移動は馬車が一般的だ。
城塞都市までは道が開通していたから、馬車で移動を選んだ。
徒歩で行ける距離ではないと教えてくれた。
護衛をつけるかと聞かれたが、断った。
馬車の集まる業者へと到着。
通行料を支払いお願いする。
「お客様、城塞都市までですね」
「お願いします」
「国を超えるので税金がかかりますから、その分の料金は高くなります」
「はい」
大きな街道では通行税を取っている。
特に入国する際には税を支払う。
そしてギルドなどで指名手配されてる人物は拒否されるし、その場で拘束されることもある。
俺達は騎士団から証明書をもらっていた。
危険な人物ではない証明書だから、心配する必要はない。
「お客様は大魔道士が怖くて城塞都市に行くのかい?」
「えっ、大魔道士、もしかしてジェンティルのこと」
「そうですよジェンティル、あの大魔道士ジェンティル」
業者はジェンティルの話をぶっ込んできて、俺は頭がふらっとした。
「昨晩はジェンティルが酒場で暴れたらしく、怖くて逃げ出す者もいましたからね」
「私達は別の件で移動します」
「そうですか、聞いた噂では大魔道士ジェンティルは勇者サリオスとケンカしたらしい。魔物を討伐しに行く最中にケンカになったとか。最近は森の王は名声を上げていたのにどうしたのでしょうかね」
「それが原因で酒場に」
「そうらしいですよ、しかし騎士団が駆けつけて抑えようにもジェンティルですから、手に終えないのは説明不要でしょう、あははは」
「それは大変ですね」
「現在はサリオスとムジカも近くにいるけど、ケンカ中だから、困ったものです」
業者から聞いた話。
俺達がその場にいたのは伏せておいた。
逃げたのは正解だった。
あのまま店に居たらと考えると、ゾッとした。
やはりサリオスと上手くいってなく、しかもケンカ状態らしい。
原因は俺なのは黙っておこう。
下手に話すと俺のことを騎士団が怪しむ。
ジェンティルが今頃どこにいるかは聞かないう。
あまり知りたくないし。
ミヤマが俺の顔を見て苦笑いした。
「馬車は歩くより速い。城塞都市まで楽々」
「商人がどこに居るかよね。町は規模が大きくて探すのも大変そう」
「簡単よ、町中に貼り紙だしておけばいい。この商人を探してますって、直ぐに見つかる」
「パピアナは単純すぎ、貼り紙出したら探してるの商人にもバレちゃう。別の町に逃亡する」
「わかってるわよ」
貼り紙はさすがにないだろう。
「町のギルドに行って教えてもらうのはありかも。ギルドはどの町にもあるし、情報が集まる。商人の情報もあるかもだ」
「ギルドに行ってみるのはアリだな」
馬車での移動は長い時間かかった。
途中で小さな町に寄った。
「お客様、少し休憩としまして、宿で宿泊してください。明日出発します」
「宿泊します、また明日」
町には長い距離となるため今日は宿泊となった。
「町の宿屋に泊まるとしよう。宿屋はあるだろう」
「人は少ない感じする」
「お腹空いたぴょん」
「そうね、トレイル、ご飯にしましょうよ。あそこに料理店あるし」
「夜ご飯を取ろう」
全員一致しての近くにあった料理店にて、夜ご飯となった。
知らない町だけに不安もあるが、パピアナから、
「知らない店にいくのも悪くはない、変な料理出したら言ってやる」
「いい店そうよ」
「いらっしゃい、旅行で来たのかい?」
「ええ、そうです」
店の中は何人か客はいて、料理は全く問題なく美味しかった。
店員は俺達が旅行者と思ったらしい。
「近くのテーブルには別の客がいます。旅行者が通りかかる観光地なのかも」
「そういうお店って美味しいのよ。来てラッキーぴょん」
「俺もラッキーだな」
馬車の疲れもあり、ゆっくりとしていた。
「商人ハルキストンがこの町に寄っていてもおかしくない。目的の城塞都市に向かうなら。誰か見てたらいいけど」
「そうね、いったん、休憩は取るでしょから」
商人ハルキストンの名前を出して会話していたら、隣の客が振り向いた。
今の反応のしかた。
知ってるのかな。
「もし、今さ、キミたちハルキストンの名前を出したかい?」
「ええ、商人ハルキストンを探しているの。あなたは知ってます商人を」
ローズに話しかけてきた。
探している商人ハルキストンについてだった。
「知ってるさ商人ハルキストンを。今日の朝にここを通ったからな。彼は色々と仕事を世話してくれる人だ。なぜ探しているのかな。良かったら教えて欲しい。力になれるかもだ」
客に話していいのかローズは迷っていて小声で、
「どうする、理由を話してみる」
「ローズが上手くごまかして話して」
俺もパピアナも頷いた。
何か情報が得られるのなら話してもいい。
今のところ商人の足取りは不明である。
少しでも情報があるなら欲しいし、仕事で関わっている人なら、行き場所の手がかりが得られそう。
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