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『ヒール93』
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『ヒール93』
店主が商人を知っているらしいので待つことにした。
その間は、飲み物を注文してあった。
「商人が居るかもだ。居たらその場で拘束する」
「お店の中だと迷惑がかかるよパピアナ」
「すでにたくさん迷惑かけてる商人だ。正義のために拘束する」
「こっちの騎士団に注意されても困るぴょん」
パピアナは拘束すると言ったが、確かに商人と会ったとして、話を出来るかは微妙だ。
そうしていると店主らしき男が近寄った。
紹介してくれた男は風俗店店主らしい感じだったが、喫茶店店主は紳士的な感じだ。
「私が店主です。商人ハルキストンをお探しということですよね。どちらでお聞きになったのですかね、うちに居ると」
「はい、来る途中の町で、やたらと色っぽいお姉さんがいっぱいいるお店で。そこにいた怖そうな店主がこの喫茶店に居るはずだとね。商人の顔は今は見えないみたい」
「ああ、そうですか。色っぽいお姉さんのお店ね」
店主は笑顔で優しい感じしていたのに、急に顔つきが変わった感じに。
目つきが鋭くなった気がした。
何か嫌な雰囲気を感じる。
みんなはどう思ったか。
「それで、商人は?」
「商人はここには居ませんよ。居場所は知ってますが、あなた達には教えません。なぜならここで死んでもらいますから」
「ええっ!」
「死んでもらうですって!」
「お前達が誰か知らないが、この場で死んでもらいます。全員を捕らえろ!」
「おお!」
店主の言ったのは俺達を殺す内容だった。
ここに来たのは失敗だ。
あの風俗店主は、良い人ではなかった。
「みんな、気をつけろ。喫茶店は罠だったんだ。初めから俺達を殺す予定だった!」
「ヤバい、客が剣を持ってますぴょん!」
「死ぬ!!」
客だと思っていたら、客のふりをした店主の仲間だった。
周りから剣を持った仲間が集まる。
キーン!
ローズの短剣と敵の剣が重なる音。
キーン!
シシリエンヌの槍と剣の音。
ガーン!
ミヤマのハンマーが相手の剣と激突した音。
俺と店主が向かい合い剣と剣を突き立てた。
店内の椅子とテーブルは倒されて物音を立てる。
ここで戦うには狭いし相手の数も多く不利なのは明らか。
パピアナにお願いしよう。
「パピアナ、魔法で窓を壊してくれ。外に脱出しよう」
「窓ね、破壊するから、みんな退いて。窓に放つわよ、ホーリーサークル」
ドーーン!
爆音だった。
ホーリーサークルを窓に放ってもらうと、窓は外に壊されポッカリと穴が空いた。
窓を破壊するのならパピアナが適任。
楽に人が通れる大きさだ。
さすがパピアナと褒めたい。
「穴が空いた!」
「ローズ、シシリエンヌ、ミヤマも穴から外に!」
「オッケー!」
穴から外に脱出した。
敵の仲間はホーリーサークルにいひょうをつかれていて、剣を落としていた。
外に出ると通りだった。
通りは多くの通行人。
いきなり爆音がしたら、壁と窓が吹き飛んだのだから、固まっていた。
何が起きたかわからない感じで。
俺達は通りを走った。
町は来たばかりで右も左もわからなくて、でも立ち止まると敵の仲間に追いつかれる。
ローズが最初に右に走ったから、みんな右に方向を取った。
「待て!!」
走っても追いかけてくる声は聞こえた。
「どうなってるの、商人の仲間が嘘を」
「そうだった、私達は騙されたんだよ、あのエロい店の男に」
「この喫茶店に来てはダメだったぴょん」
「とにかく逃げよう。あの建物の路地裏に入るわよみんな」
ローズの言うとおりにして、人が入れる路地裏に。
まだ追っては来ない。
「騙された感じだな」
「きっと商人ハルキストンと繋がっていて、商人を探している者を始末するつもりだろうな。商人の名前を出したら殺すよう決まっていたのかもだ」
「つまり、商人ハルキストンていう言葉は、絶対に言ってはダメな言葉だったのよ!」
「なぜ俺が怒られる」
「パピアナ、トレイルに怒っている場合じゃなくてよ、追ってが来たもん」
「またホーリーサークルしてあげます」
路地裏にいたらやはり追いかけてきた。
しつこい連中だ。
商人の仲間なら納得。
「逃げても無駄だぜ、お前らもバカだな、商人ハルキストンを追いかけてくるとは」
店主の男が言った。
「やっぱり商人の仲間か」
「ハルキストンとは仕事の繋がりがある。野草は儲かる。しかし野草を取るのを邪魔した連中がいた。予定の野草が手に入らなくなり、しかも商人ハルキストンは騎士団に怪しまれた。もしやお前ら騎士団か?」
「違う騎士団じゃない。しかし騎士団から頼まれて来た。商人を捕まえるためにな」
野草と言ったな。
野草がここまで関わっていたとなると、根が深いのか。
「竜の守りとか言うパーティーがあるらしい。商人ハルキストンが憎んでいた。野草の利権が、そのパーティーのせいでなくなるとも」
「野草てのは、そんなに重要なのか」
「知らなかったのか。野草はただの野草じゃない。戦闘時にB、Aランク魔物に痺れの効果があるアイテムになる。魔王級にも効果があるそうだ。冒険者には欲しいアイテムとなる。いくら金を払っても欲しい。BランクのパーティーはAランクになりたいだろう。AランクのパーティーはSランクになりたいのが人だ。しかし野草はギルドが管理していて、簡単には手に入らない」
「それで窃盗していたのか。商人はバゲットと繋がっていた」
そこまで価値のある野草とは知らなかった。
危険を犯しても欲しいのは金のためか。
「バゲットまで知ってるのか。尚さら生かしておくわけにはいかんな。みんな殺していいぞ!」
「殺せ!」
店主が商人を知っているらしいので待つことにした。
その間は、飲み物を注文してあった。
「商人が居るかもだ。居たらその場で拘束する」
「お店の中だと迷惑がかかるよパピアナ」
「すでにたくさん迷惑かけてる商人だ。正義のために拘束する」
「こっちの騎士団に注意されても困るぴょん」
パピアナは拘束すると言ったが、確かに商人と会ったとして、話を出来るかは微妙だ。
そうしていると店主らしき男が近寄った。
紹介してくれた男は風俗店店主らしい感じだったが、喫茶店店主は紳士的な感じだ。
「私が店主です。商人ハルキストンをお探しということですよね。どちらでお聞きになったのですかね、うちに居ると」
「はい、来る途中の町で、やたらと色っぽいお姉さんがいっぱいいるお店で。そこにいた怖そうな店主がこの喫茶店に居るはずだとね。商人の顔は今は見えないみたい」
「ああ、そうですか。色っぽいお姉さんのお店ね」
店主は笑顔で優しい感じしていたのに、急に顔つきが変わった感じに。
目つきが鋭くなった気がした。
何か嫌な雰囲気を感じる。
みんなはどう思ったか。
「それで、商人は?」
「商人はここには居ませんよ。居場所は知ってますが、あなた達には教えません。なぜならここで死んでもらいますから」
「ええっ!」
「死んでもらうですって!」
「お前達が誰か知らないが、この場で死んでもらいます。全員を捕らえろ!」
「おお!」
店主の言ったのは俺達を殺す内容だった。
ここに来たのは失敗だ。
あの風俗店主は、良い人ではなかった。
「みんな、気をつけろ。喫茶店は罠だったんだ。初めから俺達を殺す予定だった!」
「ヤバい、客が剣を持ってますぴょん!」
「死ぬ!!」
客だと思っていたら、客のふりをした店主の仲間だった。
周りから剣を持った仲間が集まる。
キーン!
ローズの短剣と敵の剣が重なる音。
キーン!
シシリエンヌの槍と剣の音。
ガーン!
ミヤマのハンマーが相手の剣と激突した音。
俺と店主が向かい合い剣と剣を突き立てた。
店内の椅子とテーブルは倒されて物音を立てる。
ここで戦うには狭いし相手の数も多く不利なのは明らか。
パピアナにお願いしよう。
「パピアナ、魔法で窓を壊してくれ。外に脱出しよう」
「窓ね、破壊するから、みんな退いて。窓に放つわよ、ホーリーサークル」
ドーーン!
爆音だった。
ホーリーサークルを窓に放ってもらうと、窓は外に壊されポッカリと穴が空いた。
窓を破壊するのならパピアナが適任。
楽に人が通れる大きさだ。
さすがパピアナと褒めたい。
「穴が空いた!」
「ローズ、シシリエンヌ、ミヤマも穴から外に!」
「オッケー!」
穴から外に脱出した。
敵の仲間はホーリーサークルにいひょうをつかれていて、剣を落としていた。
外に出ると通りだった。
通りは多くの通行人。
いきなり爆音がしたら、壁と窓が吹き飛んだのだから、固まっていた。
何が起きたかわからない感じで。
俺達は通りを走った。
町は来たばかりで右も左もわからなくて、でも立ち止まると敵の仲間に追いつかれる。
ローズが最初に右に走ったから、みんな右に方向を取った。
「待て!!」
走っても追いかけてくる声は聞こえた。
「どうなってるの、商人の仲間が嘘を」
「そうだった、私達は騙されたんだよ、あのエロい店の男に」
「この喫茶店に来てはダメだったぴょん」
「とにかく逃げよう。あの建物の路地裏に入るわよみんな」
ローズの言うとおりにして、人が入れる路地裏に。
まだ追っては来ない。
「騙された感じだな」
「きっと商人ハルキストンと繋がっていて、商人を探している者を始末するつもりだろうな。商人の名前を出したら殺すよう決まっていたのかもだ」
「つまり、商人ハルキストンていう言葉は、絶対に言ってはダメな言葉だったのよ!」
「なぜ俺が怒られる」
「パピアナ、トレイルに怒っている場合じゃなくてよ、追ってが来たもん」
「またホーリーサークルしてあげます」
路地裏にいたらやはり追いかけてきた。
しつこい連中だ。
商人の仲間なら納得。
「逃げても無駄だぜ、お前らもバカだな、商人ハルキストンを追いかけてくるとは」
店主の男が言った。
「やっぱり商人の仲間か」
「ハルキストンとは仕事の繋がりがある。野草は儲かる。しかし野草を取るのを邪魔した連中がいた。予定の野草が手に入らなくなり、しかも商人ハルキストンは騎士団に怪しまれた。もしやお前ら騎士団か?」
「違う騎士団じゃない。しかし騎士団から頼まれて来た。商人を捕まえるためにな」
野草と言ったな。
野草がここまで関わっていたとなると、根が深いのか。
「竜の守りとか言うパーティーがあるらしい。商人ハルキストンが憎んでいた。野草の利権が、そのパーティーのせいでなくなるとも」
「野草てのは、そんなに重要なのか」
「知らなかったのか。野草はただの野草じゃない。戦闘時にB、Aランク魔物に痺れの効果があるアイテムになる。魔王級にも効果があるそうだ。冒険者には欲しいアイテムとなる。いくら金を払っても欲しい。BランクのパーティーはAランクになりたいだろう。AランクのパーティーはSランクになりたいのが人だ。しかし野草はギルドが管理していて、簡単には手に入らない」
「それで窃盗していたのか。商人はバゲットと繋がっていた」
そこまで価値のある野草とは知らなかった。
危険を犯しても欲しいのは金のためか。
「バゲットまで知ってるのか。尚さら生かしておくわけにはいかんな。みんな殺していいぞ!」
「殺せ!」
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