最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

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『ヒール118』

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『ヒール118』



「俺もヒールする。魔王竜ヒール」
「やはりトレイルは魔力が無駄が多いの。もっと魔力が馴染むように練習しなさい」
「わかりました。魔王竜ヒール」

 言われるままに魔王竜ヒールを連発した。
 誰も居ない所にヒールを送るのも変な気もしたが、練習だと思うと集中は切れないで出来そう。
 誰も居ない方向にひたすら魔法を放った。
 隣でウインド魔法も繰り返されたのを見ると、やはり俺の魔法は遅れていたのがわかった。
 思っていた以上にやってみると難しいな。
 それからも続けて放っていると、

「頑張れトレイル!」
「ソロには負けるなよ!」
「頑張るぴょん!」

 後ろで見学しているみんなからの応援。
 そうだった、俺にはみんなが応援してくれていた。
 魔法の訓練は気持ちが切れたら終わりだな。
 なんとしても上達したい。
 繰り返された魔法は数えきれない数になったな。
 何発放っているか俺もわからなくなった。
 そこでソロフレーズが不自然な顔を作っているので、俺が悪いのかと思った。

「あの~~俺は一生懸命に魔法を放っていますが、何か問題でも?」
「問題あるわ。時間は経っている。普通に考えて長い時間魔法を打てる人間なんていやしない。初級魔法くらいなら納得しよう。しかしトレイルの魔法は上達魔法であろう。上達魔法をいくら遅く放っているとはいえ、魔力切れするのが当たり前だ」
「そうでした」

 どうやら俺の魔力か切れないのが変であると疑問に思ったらしい。
 それで不審な目で見てきたのだったが、あいにく俺の魔王竜ヒールは魔力消費かゼロ。
 魔力切れしたとこがない。

「そうでしたじゃない!」
「実は俺の魔王竜ヒールは魔力消費がゼロなんです。魔力切れしたことないのです」

 正直に言ってみたら、

「な、な、な、な、魔力消費ゼロだと!」
「はいゼロです、たぶん。たぶんていうのは魔力消費した感覚がないし、これだけ放っても魔力切れがないのが証拠かと」
「嘘だろ、あり得ない魔法だな。しかも魔法効果は全員に当時に行えるのだろう。回復を全員効果ありで魔力消費ゼロて、もう笑うレベルだ!」

 魔王竜ヒールの正体を知ると、うろたえているのかソロフレーズは、信じられない目で俺を見てくる。
 エルフから見ても俺は特殊なんだろうな。

「ちなみにソロフレーズは魔法はあとどれくらい放てますか?」
「もう無理だ。これ以上無理。とっくに魔力切れしているわ」
「そうでしたか。すみません」

 すでに魔力切れをしていたのだった。
 俺は全く魔力切れしていないので、なんだか失礼に感じてしまった。
 よく考えてみると魔力切れが普通だろうな。
 俺が異常なのだと自覚した。
 エルフが驚くほどに魔王竜の加護が半端ないと言うしかない。
 この調子なら日が暮れるまで魔法使えるし、疲れもそれほどないんだな。
 とにかくソロフレーズに教えてもらっているからには、何時間でも魔法の訓練をする。
 そして少しでも魔力の上達をしたいと思う。
 それからもヒールをし続けた。
 横で見るソロフレーズは苦笑いしている。

「大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。少し頭かクラクラしてきた。信じられない者を見たからだろう」
「もう止めますか授業は」

 頭がクラクラしているらしく、俺は授業どころじゃないと判断した。

「そうしよう。止めてくれるとありがたい。また明日続きをしよう」
「はい、お願いします」

 かなり時間を使ったので今日の授業は終わりとなった。
 後方にいたローズ達の所に行く。

「お疲れ様ですトレイル。どうでしたか魔法は?」
「うん、少しは魔力が上達したんしゃないかなと俺は思っている」
「あれだけ打てば上達してるだろう。アンダーロットはどう思う?」

 ミヤマが一緒に来ていた魔法の子猫の回復役アンダーロットに尋ねた。
 彼女はまるで怯えるようにしているが。

「無限に打てるのですか」
「トレイルは無限にヒール出来るんだよ」
「えええ!」
「バカな! エルフ族にも教えはある。無限に打てる魔法など存在しないし、勇者でも魔道士でも賢者にも無理。トレイルは勇者レベルの存在となるぞ」
「アモーレ、それは言い過ぎだ。トレイルは確かに常識を超えているが、勇者は言い過ぎだ。調子に乗るから言うな」
「良いじゃないパピアナ。トレイルが凄いて褒めているのよ」
「褒めるのは駄目だ。なぜなら今はソロから授業を受けている生徒なんだからな。褒めるのは真面目に授業を受けなくなる」
「トレイルは頑張るぴょん」
「それはどうかな。かなり怪しい」
「トレイルを信じなさい」

 パピアナは俺が不真面目になると思っているらしい。
 俺にはそんな気持ちも考えもないけどな。

「俺は授業を受けていて楽しかったよ。今まで魔法てのは苦しいものだと思っていたから」
「どうして苦しい?」
「だって魔法を使う場面、特にヒールてのは相手が大けがしたりしているわけだ。使わないにこしたことない魔法だろ」
「良い状況ではないと言いたいのね」
「今日は良く頑張ったぴょん」
「お疲れ様だ。帰ろう」
「俺はまだ魔法使えるんだけどな」
「えええっ! まだやる気!」
「もうソロフレーズを休ませてやってくれないか。俺からのお願いだ」
「このままだとソロフレーズの消耗が激し過ぎます。トレイルの授業をするのは過酷です!」
「あはは、俺は過酷ですか。はい帰ります」

 魔法の子猫達からは俺は生徒のはずなのに、やたらと恐れられて初日は終わった。
 平原は魔法の練習場に困らなかったので、次回も平原で行われることに。
 それにしても俺の魔力は減ったのかな。
 自分でも良くわかっていないのは良いのだろうか。
 見学していたミヤマからは、

「少しは魔力を上達できそうなのか?」
「自分でもわからない。毎日続ければ魔力を効率よく使えるようになるそうだ。今日一日では気が早いさ」
「毎日するのか。大変だな」
「トレイルは忙しくなるぴょん」
「忙しくなる」
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