最強の回復魔法で、レベルアップ無双! 異常な速度でレベルアップで自由に冒険者をして、勇者よりも強くなります

おーちゃん

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『ヒール162』

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『ヒール162』



「なんだと………あの勇者サリオス達に殺されたと言うのか。たいして強くなかったけどな……どうして負けたかな。私の知るゲオルギウスなら負ける理由はない。サリオス程度なら軽く殺せたはずだが……まぁ年を取ったからだろう。ゲオルギウスは魔王のナカでも古い。かなりの老齢だったからな。きっと魔力も相当に減少していたのだろうな。それでサリオス達に負けたのだろう」

 竜神様はサリオスに負けたのは最初は信じないようであったが、実はかなりの老体だったらしい。

 魔王も年には勝てないのかな。

 まぁ年を取ると言っても人とは感覚が違うとは思うが。

「魔王も老人になるのかぴょん?」

「なる。魔王だっていつかは死ぬ。しかし死んでも、常に新しい魔王がどこかで生まれるのも魔界の仕組みだ。ゲオルギウスは私の知る限りでは一番老いていたな。ついに死んだか」

「確かに魔王は現在は複数いると聞いてます」

「ゲオルギウスだけじゃない」

「勇者サリオスは一番弱い魔王を倒したてことになるのかな……」

 竜神様の話から察するとゲオルギウスは弱まっていたわけで、サリオスは弱まっている魔王を倒したてことになる。

「そうなる。偶然か知らんが、一番弱い魔王だろうな。弱いとはいえ、昔は強かったのだぞ」

「はい」

「竜神様に強いて言われる……どんだけ強いのかがわからん」

「あまり考えたくない」

「それがトレイルの中に加護でいる。トレイルも考えようによっては恐ろしいな」

「俺を変な風に考えないで」

「だって魔王が入っているのは確かなんだ。人族と呼べるのか」

「人族だよ俺は」

 パピアナが変な風に俺を見てくる。

 魔王の入っている人てのも確かに異様ではある。

 自分でもあまり考えたくはないのが正直なところ。

「しかしトレイルはゲオルギウスによって助けられてもいる。今も私達は助けられた。だから感謝していいのよ」

「そうよ、トレイルはめちゃくちゃに弱かったのだから。最初はFランク冒険者だったのを今ではレベル100超えの冒険者にまで成長させてくれたのはゲオルギウスのおかげてしよ」

「レベルは132になった」

「レベル132!!」

「なんだそのレベルは!!」

「ちょっと前に会った時からさらに成長したことになるわ?」

 正直にレベルの値を言うと、雷鳴のタップアウトは驚いていた。

 ローズ達はある程度知っているから驚きはないが、雷鳴の仲間達は引いていた。

「うん、今もレベルアップしたからね」

「ヒールする度に成長するのよ、トレイルは」

「なるほどゲオルギウスはヒール魔法の使い手だった。なつかしい魔法だ。あのゲオルギウスに気に入られたトレイルは興味深い人だ。実に面白い。まさかそんな人族に出会うとはな。外に出るのも悪くはないな、あっははははは」

 楽しそうに笑い出す神様。

 笑われても俺たちは困る。

 神殿の中に引っ込んでいて欲しいわけだから。

「笑っていないで神殿に戻って欲しい」

「嫌だね。普段なら寝ていたいところだが、サリオスに無理やりに起こされた今は、寝る気がしない。むしろ外で暴れたい気分なのさ!」

「お願いだから止めてほしい」

「そうです、暴れたい気分を抑えてください」

「嫌だね」

「どうしたら神殿に戻ってくれますか?」

「戻らない」

 どう聞いても戻らないの一点張りだった。

 長老の言うとおりに、無理やりに起こすと手がつけられないてのは本当。

 話しても無駄な気もする。

 わがままなのか、神様だからなのか、そもそも神様はわがままなのかとも思ってしまう。

 人族に理解できる相手じゃない。

 しかしゲオルギウスと顔見知りなのは面白い話ではあった。

「竜神様は魔王と戦える力があると聞きました。そこから竜人の剣として力を貸してくださるとも。サリオスには力を貸す気はなかったとなりますね?」

「ないね。あんな勇者には私の力を貸してやりたくもない。残念なながらあの勇者にはな」

「サリオスなら私も嫌いだ。そこは竜神様に賛成する」

「戦っている相手に賛成してどうするのパピアナ!」

「そうです。今は賛成している状況ですか。どうやって生き残るかを考えなさい」

「考えなかてもわかるわよ、竜神様を寝かせたらいいのだろ、それくらいわかるバカっ」

 いや、全くわかっていないパピアナ。

 本人はわかっているみたいだが、みんなはショックを受けている。

 俺も寝かせたらとは思う。

 けど竜神様の態度から無理っぽいのも伝わるし、それにサリオスは勇者として竜神様は認めなかったわけ。

 雑用係をああも簡単に殺した。

 俺たちの目の前で魔法で殺した。

 サリオスは雑用係が悪いと、護衛を殺したとして、雑用係を始末したと。

 実際は目撃情報もあるし、サリオスが護衛をコロシタに違いない。

 竜神様だけだなく俺もサリオスを勇者と認めない。

 勇者失格だろう。

「竜神様、ひとつ聞きたい」

「何かな」

「サリオスは護衛を殺したと思うかい?」

「そうだろうな。護衛がいる限り、神殿には入れないだろ。殺してきたと考えられるし、あの勇者ならやりかねないな。護衛を殺したのだし、その分、苦しめてやろうと思う」

「仲間の雑用係が護衛を殺したとして雑用係を始末しました」

「なるほど、他人のせいにしたか。ひどい勇者だ。人族はあんな人を勇者にしている。私はあの勇者に剣の力を貸すつもりはない。ゲオルギウスを殺したのは関係ないがな。特別にゲオルギウスと仲か良いとかじゃないから、それだけは言っておく」

「わかった。それでまだ暴れる気かい?」

 問題はそこの点。

 機嫌の悪さをなんとかしないと、俺達がもたない。

 いい加減に全員か死んでしまうよな。

 しかしどうしたら竜神様が落ち着くのかもわからない以上、話し合うしかなかった。

「そのつもりだった。眠いのを起こされたからな。けどゲオルギウスの話は面白かったから、少しだけ楽しめた。トレイルは面白かった。ゲオルギウスに気に入られた人族。とても面白い。それで少しは不満が減ったかな、あははは」

「………」

 結局は機嫌が良いのか悪いのかどちらなんだ?

 神殿には入りそうにないようにも聞こえた。

「ゲオルギウスにちなんで今日のところは戦うのは止めにしてやろう。神殿に入るわけじゃないからな、そこは勘違いしてはいけない。ちょっと町を出てみるかな。ドラゴンよ、来なさい」

「ドラゴン?」

「町を出てみる?」

「竜神様は変なこと言った」

「俺に聞かれても……」

 ドラゴンて……まさかドラゴンを呼んだてことかな。

 
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