朝倉家の秘め事 ~過剰な愛と5人の獲物~

まさき

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​第3話:明るい爆乳ギャルだけどお嬢様。

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​第3話:明るい爆乳ギャルだけどお嬢様。

​ 午前中の授業は、俺にとって精神修行の場以外の何物でもなかった。
 
 右隣の席では、清楚系美少女の代表格、白河詩織が静かにペンを走らせている。
 彼女がノートに文字を書くたびに、机の上に「置かれた」Iカップの果実が、重力と筆圧に耐えかねてムニュムニュと形を変える。時折、彼女が「ふぅ」と溜息をつけば、ブラウスの第ニボタンが弾け飛ばんばかりに張り詰め、その隙間から真っ白な肌とレースの断片がこちらを誘惑してくるのだ。
​(……落ち着け、俺。俺は地味なモブだ。ただの背景の一部だ……)
​ そう自分に言い聞かせながら、俺は眼鏡の奥で必死に「むっつりレーダー」の感度を調整していた。
 だが、限界だった。このままでは昼休みを待たずに俺の理性がオーバーヒートを起こす。
 チャイムが鳴ると同時に、俺は誰とも目を合わせず、足早に教室を抜け出した。向かう先は校舎の裏手。古びたベンチがあり、昼時でもほとんど人が来ない俺だけの「聖域」だ。
​ 購買で買った適当な焼きそばパンを頬張り、ようやく一息つく。
「……はぁ。やっぱり『普通』を演じるのは、御曹司の重圧よりきついな」
​ 独りごちたその時、静寂は派手な靴音によって破られた。
​「あー! センパ~イ!……じゃなくて、朝倉くーん! 見っけ!」
​ 突き抜けるような高音。そして、春の風に乗ってやってくる、甘くて刺激的なココナッツのような香水の匂い。
 顔を上げると、そこには昼の太陽を反射して黄金色に輝く髪の毛と、周囲の空気を一変させるような「陽」のオーラを纏った少女が立っていた。
​「……君は、確か同じクラスの……鳳凰寺さん、だっけ」
「そー! 鳳凰寺蘭! 蘭でいーよ。ねえ、隣いい?」
​ 断る間もなかった。
 彼女は短いプリーツスカートを翻し、俺の横にドサリと腰を下ろした。
 その瞬間、ベンチがわずかに沈み込む。それは彼女の体重というよりは、彼女が前身に纏っている「装備」の質量によるものだと、俺のレーダーが即座に弾き出した。
​「ちょっ……鳳凰寺さん、近すぎ。ほら、そこら中にベンチ空いてるだろ?」
「え~? やだ。あたし、朝倉くんに興味あるんだもん。クラスのみんなは『地味でパッとしない』とか言ってるけど、あたしにはわかるんだな~。アンタ、絶対なんか隠してるでしょ?」
​ 蘭は俺の顔を覗き込もうと、グイッと身を乗り出してきた。
 その拍子に、彼女の開け放たれたブラウスの隙間から、視界の全てを埋め尽くさんばかりの「絶景」が飛び込んできた。
​(……Jカップ。いや、成長期特有の張りを考えれば、計測値以上のインパクトだ)
​ 薄い生地を限界まで押し広げ、内側から激しく抗議の声を上げているかのような巨大な双丘。
 彼女が動くたびに、その重厚な肉塊はぷるん、ぷるんと波打ち、まるで生き物のように形を変える。特に、彼女の腕が胸の横をかすめるたびに、その弾力ある脂肪がムニュッと中央に寄せられ、深い、あまりに深い「渓谷」を作り出していた。
​「……ねえ、どこ見てんの? 朝倉くん」
「……いや、別に。空が青いなと思って」
「嘘ばっか! 今、絶対あたしの胸、穴が開くくらい見てたでしょ? 認めてもいーんだよ? 蘭ちゃんのナイスバディは、男子の視線を集めるためにあるんだから!」
​ 蘭はガハハと豪快に笑いながら、俺の肩をバンバンと叩く。
 その衝撃で、彼女の胸はさらに激しく揺れ、今にもブラウスからこぼれ落ちそうになる。
 俺は必死に冷静さを装ったが、正直、心臓の鼓動は朝倉家の株価変動よりも激しく上下していた。
​「鳳凰寺さん……君さ、鳳凰寺建設のお嬢様だろ。そんな風に誰にでも馴れ馴れしくしてると、家柄に傷がつくんじゃないか?」
 
 俺がさらりと「家柄」の話題を出すと、蘭の笑顔がほんの一瞬だけ固まった。
 彼女は俺をじっと見つめ、不敵な笑みを浮かべる。
​「……へぇ。アンタ、やっぱりただの地味キャラじゃないね。あたしの実家のことまで知ってて、しかもその言い方。まるでお嬢様に慣れてるみたいじゃん?」
「……ただの噂好きだよ。御曹司だらけのこの学校なら、それくらい耳に入る」
「ふーん。ま、いっか。そんなことよりさ――」
​ 蘭は俺の腕を強引に引き寄せ、自分の豊かな胸の間に挟み込んだ。
 逃げ場のない、熱い感触。
 Jカップの柔らかな重みが、俺の二の腕を包み込み、ダイレクトにその体温が伝わってくる。
​「……っ!? 鳳凰寺、何すんだよ!」
「えへへ、朝倉くん、顔赤いよ? ほら、もっとこっち来て。午後の授業、サボっちゃわない? あたしと二人で、もっと楽しいことしよーよ」
​ 彼女はわざとらしく俺の耳元で吐息を漏らし、さらに密着度を高める。
 腕に押し当てられた胸の先端が、コリッとした感触を伝えてくる。これは……自覚的なのか、それとも天然なのか。
 いや、この「獲物を逃さない」ような強気な視線。彼女は明らかに俺を楽しんでいる。
​(こいつ……地味キャラの俺をいじって遊んでいるのか? それとも、俺の『正体』をどこかで……?)
​ 朝倉家と鳳凰寺家。ビジネスの場では何度か名前を耳にしているはずだ。
 もし彼女に正体がバレれば、俺の「平穏なむっつりライフ」は完全に終了する。
​「……悪いけど、俺は真面目なのが取り柄なんだ。午後の授業には出るよ」
「え~、つまんないの。でも、そういう堅物なとこも、なんか『そそる』よね。……あ」
​ 予鈴のチャイムが鳴り響く。
 蘭は名残惜しそうに俺の腕を解放したが、立ち上がる直前、俺の頬に自分の唇をギリギリまで近づけて囁いた。
​「また放課後、声かけるから。逃げても無駄だよ? 蘭ちゃんからは、誰も逃げられないんだから!」
​ 彼女はウインクを一つ残すと、揺れるJカップを堂々と誇示しながら、教室へと戻っていった。
 一人残された俺は、深く、長いため息をつく。
 
 腕に残った彼女の感触が、いつまでも消えない。
 清楚な白河さんに、肉食系ギャルの鳳凰寺。
 どちらも一筋縄ではいかない「規格外」なヒロインたち。
​ 俺は眼鏡の位置を直し、覚悟を決めた。
 この学園、どうやら俺が思っていた以上に、理性を保つのが難しそうだ。
 そして何より、家に帰れば「最強のメイド」透子さんが待っているのだから……。
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