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待つ気持ちと再会
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レオナルド様が討伐に行って、会えない日が一月が過ぎた。
まだ収束していない。
私はポーションを追加で作り、食事を作り、現地に送る後方支援をしていた。もちろん書類作成、報告、承認までの作業をしていた。没頭していないとレオナルド様のことばかり考えてしまう。婚約者でも恋人でもない私が手紙を書いたらおかしいだろうと思い控えていた。
家族も薄々わかってきたのだろう。
「ルイーザ、悩みがあるの?最近ため息ばかりついているわよ」
「お母様。私ね、ローズルクセンガーデン騎士団長のことが好きなの。今、討伐に行っているので、怪我をしていないか心配なのと会えないことが寂しいのです」
「ふふふっ、あなたも恋をする女の子になったのね。あの馬鹿王子の婚約者だった時はあなたは辛そうだった。でも、今の辛そうなのは相手を思い遣ってのこと。そうなのね。フフッ、ローズルクセンガーデン騎士団長だなんて。頼もしくて大きいわね。ルイーザはタイプなのね。貴族女性は細身男性が好みの方が多いから。ガタイがいい人を好きな人もいるけど、なかなか言えないというのもあるわね。ルイーザなら声を大にしていうわよね、もちろん」
「当たり前です。あんな筋肉が素晴らしい人なのですよ。声を大にしていいますわよ、筋肉がついている男性が好き。それとは関係なくレオナルド様のことが好きです」
「お母様は全く反対しませんよ。そういう細身の男性が優遇されることを断ち切るのにいいかもしれないわね。あの方のお祖母様のルネ様が最初試みたけど、追随する人がいなかったのよ。いなくてもお祖父様のことはベタ惚れなのは隠そうともしなかったようだけど。信念の強い方よ、ルネ様は。あなたもがんばりなさい。お父様には本決まりになりそうな時に言った方がいいわね。今はまだ恋人とのという感じではないのでしょう?」
「そうなのです。まだ気持ちは伝えていないです。行動は示しているのですがわかっていないと思います。でも今度の王妃様の誕生の晩餐会にエスコートをお願いしました。ドレスを送ってくださると言ってました。どうでしょう?脈アリだと思いますか?お母様」
必死な娘を見て、母は笑っていた。そして隣に来て抱きしめてくれた。あったかい。
「いつでも母は貴女のそばにいますよ。あの馬鹿王子の婚約者になってから甘えもしないで頑張っていて、寂しかったわ。これからはいっぱい甘えてちょうだい」
「おかあさま」
ぎゅーっと抱きしめて甘えた。
頭の上で、それにしても騎士団長様なのね、ふふふっと笑っていた。母上様~。
それからは母になんでも相談し、不安な時は一緒にいてくれた。
そしてとうとう帰還するという知らせが入ってきた。討伐が終わり、救助者、復旧を大体終わらせての帰還ということだった。
死亡者や重症者はいないと聞いた。
転移門から王宮に行く道すがら、遠くで様子を見ていた。先頭を歩くのはレオナルド様だ。無事でよかった。なんとか涙を堪えていたが、涙が出てしまう。
レオナルド様がこちらを見た?目と目が合ったように感じたが遠いので気のせいだろう。私の姿なんて向こうからは見えないだろう。
今日はそのまま帰宅し、その後討伐収束の労いの宴があるそうだ。
書類整理に没頭していた時にドアが開いた。見上げるとレオナルド様が立っていた。
「レ、レオナルド様?」
私はレオナルド様の方へ近寄って行った。
「ただいま、ルイーザ」
姿を見て涙が出てきてしまった。それから、ふわっと抱き抱えられた。足が床から離れている状態です。足がプランプランです。
「会いたかった、ルイーザ」
「私も会いたかったです。寂しかったです」
これは夢ですか?前世の妄想が現実に。厚い胸板にがっしりとした腕に抱きしめられているのですが。
そんなことを脳内で繰り広げていたら、口づけされた。するりと厚い舌が口内に入り込み、角度を変えて口づけされています。
ひゃー、じ、情熱的です。この気持ちを返していいですよね、いいんです。
お互い夢中でした。お互いの舌を絡ませてた。足がプランプランの状態なので、私はレオナルド様の首に腕を巻きつけている。レオナルド様は私の腰と頭のうしろを支えている。
そしてレオナルド様の熱くて硬いものがお腹に当たっております。
「す、すまない。久しぶりに会えて気持ちが昂ってしまった」
「いえ、その嬉しいです」
「う、嬉しい?嫌じゃなかったか?」
「まったく嫌じゃありません。むしろ嬉しいです。もう一度、キスしてくれませんか?」
お互い顔を見合わせて、また口付けをした。初めて啄むような、先ほどとは違ってお互い意識した恥ずかしそうな口付け。それから徐々に深くなり、また分厚い舌が口内に入り込んできた。お互い舌と舌を絡めていた。足腰が立たない状況かもしれない。このまま降ろされたら立っていられないかもしれない。
「すまない。でも、俺としてはこのままの方が嬉しい。ではこうしよう」
お姫様抱っこです。総人生初!軽々と抱っこされてしまいましたわ。胸板が、胸板が顔のところにある。スリスリしていいですか?本当に痴女だわ。
まだ収束していない。
私はポーションを追加で作り、食事を作り、現地に送る後方支援をしていた。もちろん書類作成、報告、承認までの作業をしていた。没頭していないとレオナルド様のことばかり考えてしまう。婚約者でも恋人でもない私が手紙を書いたらおかしいだろうと思い控えていた。
家族も薄々わかってきたのだろう。
「ルイーザ、悩みがあるの?最近ため息ばかりついているわよ」
「お母様。私ね、ローズルクセンガーデン騎士団長のことが好きなの。今、討伐に行っているので、怪我をしていないか心配なのと会えないことが寂しいのです」
「ふふふっ、あなたも恋をする女の子になったのね。あの馬鹿王子の婚約者だった時はあなたは辛そうだった。でも、今の辛そうなのは相手を思い遣ってのこと。そうなのね。フフッ、ローズルクセンガーデン騎士団長だなんて。頼もしくて大きいわね。ルイーザはタイプなのね。貴族女性は細身男性が好みの方が多いから。ガタイがいい人を好きな人もいるけど、なかなか言えないというのもあるわね。ルイーザなら声を大にしていうわよね、もちろん」
「当たり前です。あんな筋肉が素晴らしい人なのですよ。声を大にしていいますわよ、筋肉がついている男性が好き。それとは関係なくレオナルド様のことが好きです」
「お母様は全く反対しませんよ。そういう細身の男性が優遇されることを断ち切るのにいいかもしれないわね。あの方のお祖母様のルネ様が最初試みたけど、追随する人がいなかったのよ。いなくてもお祖父様のことはベタ惚れなのは隠そうともしなかったようだけど。信念の強い方よ、ルネ様は。あなたもがんばりなさい。お父様には本決まりになりそうな時に言った方がいいわね。今はまだ恋人とのという感じではないのでしょう?」
「そうなのです。まだ気持ちは伝えていないです。行動は示しているのですがわかっていないと思います。でも今度の王妃様の誕生の晩餐会にエスコートをお願いしました。ドレスを送ってくださると言ってました。どうでしょう?脈アリだと思いますか?お母様」
必死な娘を見て、母は笑っていた。そして隣に来て抱きしめてくれた。あったかい。
「いつでも母は貴女のそばにいますよ。あの馬鹿王子の婚約者になってから甘えもしないで頑張っていて、寂しかったわ。これからはいっぱい甘えてちょうだい」
「おかあさま」
ぎゅーっと抱きしめて甘えた。
頭の上で、それにしても騎士団長様なのね、ふふふっと笑っていた。母上様~。
それからは母になんでも相談し、不安な時は一緒にいてくれた。
そしてとうとう帰還するという知らせが入ってきた。討伐が終わり、救助者、復旧を大体終わらせての帰還ということだった。
死亡者や重症者はいないと聞いた。
転移門から王宮に行く道すがら、遠くで様子を見ていた。先頭を歩くのはレオナルド様だ。無事でよかった。なんとか涙を堪えていたが、涙が出てしまう。
レオナルド様がこちらを見た?目と目が合ったように感じたが遠いので気のせいだろう。私の姿なんて向こうからは見えないだろう。
今日はそのまま帰宅し、その後討伐収束の労いの宴があるそうだ。
書類整理に没頭していた時にドアが開いた。見上げるとレオナルド様が立っていた。
「レ、レオナルド様?」
私はレオナルド様の方へ近寄って行った。
「ただいま、ルイーザ」
姿を見て涙が出てきてしまった。それから、ふわっと抱き抱えられた。足が床から離れている状態です。足がプランプランです。
「会いたかった、ルイーザ」
「私も会いたかったです。寂しかったです」
これは夢ですか?前世の妄想が現実に。厚い胸板にがっしりとした腕に抱きしめられているのですが。
そんなことを脳内で繰り広げていたら、口づけされた。するりと厚い舌が口内に入り込み、角度を変えて口づけされています。
ひゃー、じ、情熱的です。この気持ちを返していいですよね、いいんです。
お互い夢中でした。お互いの舌を絡ませてた。足がプランプランの状態なので、私はレオナルド様の首に腕を巻きつけている。レオナルド様は私の腰と頭のうしろを支えている。
そしてレオナルド様の熱くて硬いものがお腹に当たっております。
「す、すまない。久しぶりに会えて気持ちが昂ってしまった」
「いえ、その嬉しいです」
「う、嬉しい?嫌じゃなかったか?」
「まったく嫌じゃありません。むしろ嬉しいです。もう一度、キスしてくれませんか?」
お互い顔を見合わせて、また口付けをした。初めて啄むような、先ほどとは違ってお互い意識した恥ずかしそうな口付け。それから徐々に深くなり、また分厚い舌が口内に入り込んできた。お互い舌と舌を絡めていた。足腰が立たない状況かもしれない。このまま降ろされたら立っていられないかもしれない。
「すまない。でも、俺としてはこのままの方が嬉しい。ではこうしよう」
お姫様抱っこです。総人生初!軽々と抱っこされてしまいましたわ。胸板が、胸板が顔のところにある。スリスリしていいですか?本当に痴女だわ。
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