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第77話
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我がダンジョンのモンスター軍団の攻勢は続く。
次は野菜の精霊たちの番だ。
「……何なの、あれ?」
今度はさゆりの目が信じられないものを見てますって感じになっていた。
そうっ我がダンジョンの野菜の精霊たちは野菜型の爆弾を敵に投げつけるなんてしない。
彼らは自身の姿に似た野菜のとっても大きなやつを宙に出現させたのだ。
そしてそれはスケルトンシップに向かってすっ飛んで行った。
巨大な大根がスケルトンシップに穴を開け、キャベツがスケルトン達を押し潰し、カブが船のマストを叩き折る。
彼らの攻撃方法は爆弾ではない、巨大化させた上に硬度までをも鋼鉄よりも高めたベジタブルたちによる物理的な破壊攻撃なのである。
「…そろそろ海の方の手勢も出てくると思うよ」
「まっまだ何かあるんですか!?」
響がドン引きしながら言う。
私が指をさした方を彼女は見た、そこにはスケルトンシップがあるのだが海面から何かが現れるのが見て取れた。
「何………あれ? まさかサメ?」
確かにスケルトンシップの周りには陸からでもわかるくらい何かが取り囲んでいるのがわかる。
だが残念ながらあれはサメではない。
「あれね、シャチだよ」
「シャチ!? 何でこんな寒くもない海で!?」
「何でだろうね」
彼らが姿を現した。
そう海面から宙に浮いたのだ。
「本当になんで?」
響の目も点になる、そこにアヤメの説明が入った。
「あのシャチ達は海の精霊の一種よ、精霊なんだから空も飛べるし魔法も使えるし普通に戦闘力も高いのよ」
「……そう」
海から現れたシャチたちはスケルトンシップの船体に突撃しいくつも風穴を開けて船を沈めていく。
きっと海に投げ出されたスケルトンたちをあのシャチたちが始末しているのだろう。
「あんなおっかないのがいるなんて聞いてないんだけど……」
「おっかないとは失礼ね、あの子たちも精霊なんだしこっちか攻撃しなければ襲ってくることはないわよ」
「本当ですか?」
「もちろん外敵は別だけどね、そのハルカの渡したバッジを身につけてないとこのダンジョンの住人ってことにならないから無くすと下手したら海に引きずり込まれるかもね~だから海で泳ぐだとかしてもいいけどそのバッジだけは絶対になくさないように」
「「「…………」」」
ハルカがニヤニヤしながら面白半分で彼女たちを脅している。
3人は若干顔を青くしながらそれぞれのバッジを握りしめていた。
「…そういえば何で私のバッジだけ筋肉ムキムキなのよ?」
響のそんな不満げな言葉が私の耳に届いた。
それは君が以前のバッジにケチをつけたからだよ、ハルカは根に持つタイプだからね。
「…とまあこんな感じでもう私たちはスケルトンたちを相手にする必要もほとんどない。だってダンジョンに住んでるモンスターたちに任せればいいと私は思ってるからね」
「あの…それじゃあ私たちがダンジョンに来ている理由って何なんですか?」
「もちろん採取スポットでの採取とか色々あるよ、私たち3人だけじゃとても手が回らないからね」
まあそれだってぶっちゃけ売りに行くの方も人手が足りなくなってきちゃったしそっちをどうしょうか悩んでいる私だ。
「まあ私はちょっとしたお小遣い稼ぎも出来てるわけだし…別にいいんだけど」
「私もなんなら定期的にダンジョンに来れるのはいい運動になるし…」
「私も……いいんですけど」
「それじゃあ問題ないじゃないか、ちゃんとノルマをクリアさえしてくれれば残りの時間は自由時間だからさ。君たちも君たちでこのダンジョンを楽しんでくれると嬉しいよ」
今更このダンジョンのことを全て秘密にして、そしてもう必要なくなったからダンジョンに来なくていいよと言うのはなかなかに気が進まない話だしね。
どうせダンジョンは広いんだし、何人かくらい人を招き招いたところで別にいいじゃないか。
今のところ彼女たちが我がダンジョンについて世間に吹聴してるわけでもないんだし。
「…一河さんがそう言うなら、分かりました」
「ただなんて言うかね…」
「うん、ちょっと疲れたかも…」
「そうね、なら一旦拠点に戻りましょうかヒロキ君」
「そうだね、そろそろ一休みしよう」
若干疲れてしまった女子高生探索者たちを引き連れて私たちはダンジョンの拠点へと引き返した。
その後はあやめのスキルでキューブ化させている飲み物だったりコンビニで買ったお菓子だったりをワゴン車の荷台から適当に見繕い、拠点のテーブルの上に適当に並べる。
それをアヤメに元に戻してもらい、それらで食べたりしながら他愛もない話など彼女たちとした。
何でも彼女たちは部活動としてダンジョンを探索するダンジョン部というものを所属しているがそれと兼任する形で他の部活にも所属してるそうだ。
例えばアズサは弓道部で響は剣道部、さゆりは図書委員をしてるそうだ。
さゆりは図書委員として週に一度図書室にいるそうでその日は来れないという話をされた。
「矢野さんと赤城さんはその運動部の部方で放課後の練習とかは長くなったりしないのかい? 大きな大会前とか」
「私たちの学校の殆どの部活は大会とかに出てないんです」
「いわゆる女子の嗜み程度にある部活なんですよ、だから放課後だってせいぜい一時間から二時間あるくらいなんですよ」
嗜み程度の部活か。
まあそういうのもありだろうね、青春を彩るための一つの要素として部活をするのも悪くないじゃないか。
そんな会話をすることで少しだけ3人について知ることができたかもって気持ちになった私だ。
私自身についても多少話してみたが特に高校生の時からもいい思い出というのもないし社会人に出てからもいい思い出というのはない。
故に話す内容なんてこのダンジョンが一番最初は小さな島だったしモンスターなんか何もいなかったみたいな話くらいしかできないけどね……ちょっと悲しいかも。
次は野菜の精霊たちの番だ。
「……何なの、あれ?」
今度はさゆりの目が信じられないものを見てますって感じになっていた。
そうっ我がダンジョンの野菜の精霊たちは野菜型の爆弾を敵に投げつけるなんてしない。
彼らは自身の姿に似た野菜のとっても大きなやつを宙に出現させたのだ。
そしてそれはスケルトンシップに向かってすっ飛んで行った。
巨大な大根がスケルトンシップに穴を開け、キャベツがスケルトン達を押し潰し、カブが船のマストを叩き折る。
彼らの攻撃方法は爆弾ではない、巨大化させた上に硬度までをも鋼鉄よりも高めたベジタブルたちによる物理的な破壊攻撃なのである。
「…そろそろ海の方の手勢も出てくると思うよ」
「まっまだ何かあるんですか!?」
響がドン引きしながら言う。
私が指をさした方を彼女は見た、そこにはスケルトンシップがあるのだが海面から何かが現れるのが見て取れた。
「何………あれ? まさかサメ?」
確かにスケルトンシップの周りには陸からでもわかるくらい何かが取り囲んでいるのがわかる。
だが残念ながらあれはサメではない。
「あれね、シャチだよ」
「シャチ!? 何でこんな寒くもない海で!?」
「何でだろうね」
彼らが姿を現した。
そう海面から宙に浮いたのだ。
「本当になんで?」
響の目も点になる、そこにアヤメの説明が入った。
「あのシャチ達は海の精霊の一種よ、精霊なんだから空も飛べるし魔法も使えるし普通に戦闘力も高いのよ」
「……そう」
海から現れたシャチたちはスケルトンシップの船体に突撃しいくつも風穴を開けて船を沈めていく。
きっと海に投げ出されたスケルトンたちをあのシャチたちが始末しているのだろう。
「あんなおっかないのがいるなんて聞いてないんだけど……」
「おっかないとは失礼ね、あの子たちも精霊なんだしこっちか攻撃しなければ襲ってくることはないわよ」
「本当ですか?」
「もちろん外敵は別だけどね、そのハルカの渡したバッジを身につけてないとこのダンジョンの住人ってことにならないから無くすと下手したら海に引きずり込まれるかもね~だから海で泳ぐだとかしてもいいけどそのバッジだけは絶対になくさないように」
「「「…………」」」
ハルカがニヤニヤしながら面白半分で彼女たちを脅している。
3人は若干顔を青くしながらそれぞれのバッジを握りしめていた。
「…そういえば何で私のバッジだけ筋肉ムキムキなのよ?」
響のそんな不満げな言葉が私の耳に届いた。
それは君が以前のバッジにケチをつけたからだよ、ハルカは根に持つタイプだからね。
「…とまあこんな感じでもう私たちはスケルトンたちを相手にする必要もほとんどない。だってダンジョンに住んでるモンスターたちに任せればいいと私は思ってるからね」
「あの…それじゃあ私たちがダンジョンに来ている理由って何なんですか?」
「もちろん採取スポットでの採取とか色々あるよ、私たち3人だけじゃとても手が回らないからね」
まあそれだってぶっちゃけ売りに行くの方も人手が足りなくなってきちゃったしそっちをどうしょうか悩んでいる私だ。
「まあ私はちょっとしたお小遣い稼ぎも出来てるわけだし…別にいいんだけど」
「私もなんなら定期的にダンジョンに来れるのはいい運動になるし…」
「私も……いいんですけど」
「それじゃあ問題ないじゃないか、ちゃんとノルマをクリアさえしてくれれば残りの時間は自由時間だからさ。君たちも君たちでこのダンジョンを楽しんでくれると嬉しいよ」
今更このダンジョンのことを全て秘密にして、そしてもう必要なくなったからダンジョンに来なくていいよと言うのはなかなかに気が進まない話だしね。
どうせダンジョンは広いんだし、何人かくらい人を招き招いたところで別にいいじゃないか。
今のところ彼女たちが我がダンジョンについて世間に吹聴してるわけでもないんだし。
「…一河さんがそう言うなら、分かりました」
「ただなんて言うかね…」
「うん、ちょっと疲れたかも…」
「そうね、なら一旦拠点に戻りましょうかヒロキ君」
「そうだね、そろそろ一休みしよう」
若干疲れてしまった女子高生探索者たちを引き連れて私たちはダンジョンの拠点へと引き返した。
その後はあやめのスキルでキューブ化させている飲み物だったりコンビニで買ったお菓子だったりをワゴン車の荷台から適当に見繕い、拠点のテーブルの上に適当に並べる。
それをアヤメに元に戻してもらい、それらで食べたりしながら他愛もない話など彼女たちとした。
何でも彼女たちは部活動としてダンジョンを探索するダンジョン部というものを所属しているがそれと兼任する形で他の部活にも所属してるそうだ。
例えばアズサは弓道部で響は剣道部、さゆりは図書委員をしてるそうだ。
さゆりは図書委員として週に一度図書室にいるそうでその日は来れないという話をされた。
「矢野さんと赤城さんはその運動部の部方で放課後の練習とかは長くなったりしないのかい? 大きな大会前とか」
「私たちの学校の殆どの部活は大会とかに出てないんです」
「いわゆる女子の嗜み程度にある部活なんですよ、だから放課後だってせいぜい一時間から二時間あるくらいなんですよ」
嗜み程度の部活か。
まあそういうのもありだろうね、青春を彩るための一つの要素として部活をするのも悪くないじゃないか。
そんな会話をすることで少しだけ3人について知ることができたかもって気持ちになった私だ。
私自身についても多少話してみたが特に高校生の時からもいい思い出というのもないし社会人に出てからもいい思い出というのはない。
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