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閑話 負けられない戦い
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その夜、カタリーナは異様な気配に目を覚ました。
寝ぼけ眼で女子テントから這い出てくると、レイが張ってくれた結界にへばりつく大物サーペント二匹を見つけたのだ。
「あんたたちは、何をやってるのさ?」
カタリーナから呆れ返った声が漏れた。
「レイの寝顔だよ!? フェリクス様にも邪魔されずに堪能できると思ったのに、結界が硬すぎるよ!」
アイザックがドンドンと結界を叩き、謎の理論を主張した。
「私の棲家で寝ているんだ、様子ぐらい見に来て何が悪い?」
ヘイデンも結界に手を付いて、自らの正当性を主張した。
「蛇の瞳だと、温度的にレイがそこにいるのは分かるけど、寝顔が見れない!!」
「何っ!? 本当だ! だが、これでは見えんな……」
「何、しょうもないことにスキルを使ってるんだい!」
カタリーナは軽蔑するような視線で、二匹のサーペントを見つめた。
蛇の瞳は、蛇系魔物特有のスキルだ。このスキルを発動させると、サーモグラフィーのように、温度の高さの違いで物を見ることができるのだ。暗闇の中でも獲物の場所が分かる、便利なスキルだ。
「しょうもなくないよ! 将来の僕のお嫁さんとの旅の思い出を増やすんだよ! スキルの一つや二つ、使うよ!!」
「なっ……貴様……! 認めん、絶対に認めんぞ!!」
ヘイデンがギュンッと勢い良く、隣にいるアイザックの方を振り向くと、ピシリと尖った魔力圧を漏らした。ビリビリと洞窟内の空気が震え出す。
「フェリクス様ならともかく、君がそれを決めることじゃないでしょ!」
アイザックもじわりと重たい魔力圧を出し始めた。ヘイデンを睨みつけるサファイアブルーの瞳は、瞳孔が縦型になっている。
『うるさい。レイ起きちゃう。黙れ』
フシャーッと琥珀が耳を反り立てて、サーペントたちを威嚇した。
サーペント二匹の動きがピタリと止まる。
『カタリーナ、こんなの放って置く。レイの結界、丈夫。破られない』
「……確かに、それもそうだね。あんたたち、レイの睡眠を邪魔するんじゃないよ。成長期なんだ」
そう言うと、カタリーナと琥珀は、女子テントの中に戻って行った。
琥珀はレイの毛布に潜り込むと、スヤスヤと寝始めた。
外ではまだ何やらギャーギャーと騒がしかったので、カタリーナは女子テント周りに防音結界を展開すると、穏やかに眠り始めた。
「……おい、貴様。さっきの話は本気か?」
「もちろん、本気だよ……うわっ!」
ヘイデンの拳がヒュンッと空を切った。
「ならば、力で証明してみろ」
「全く、フェリクス様という大きな壁があるのに、何で君まで相手しなきゃいけないの?」
「問答無用だ!!」
「ぐっ!! いきなりサーペント型に戻る奴があるかよ!」
バキバキッ……
サーペント型に戻ったヘイデンの尾の一撃を受け、アイザックは、男子テントまで吹っ飛ばされた。
「わっ!? 何やってるんですか!?」
ルーファスが飛び起きた。
「クリフ、起きろっ! ここは危ねえ!!」
ダズが飛び起きた。クリフを激しく揺さぶっている。
「…………」
だがしかし、クリフはぐっすりと眠ったままだ。
「……これが、噂に聞く『うちの娘は嫁にやらん』ですね」
レヴィが飛び起きた。初めての体験にワクワクと瞳を輝かせている。
「これはそんなんじゃないからね!!」
アイザックがすかさずツッコミを入れた。
そこへ、クリーム色に黒々とした網目の蛇柄模様が入った巨大サーペントが、猛然と突っ込んで来た。
何やら「絶対に許さん!!」と恐ろしい声で吠え立てて、とんでもない気迫だ。
「二撃目が来るよ!」
「安全な所に隠れるんだ!!」
「……メガネ、メガネ……」
「そんな場合かっ!? 逃げるぞ!!」
SSランクのサーペントの戦いは、男性陣を巻き込んで夜明け近くまで続いた。
***
「……一体、昨日の夜に何があったんですか?」
朝食の席に現れたサーペント二匹は、ボロボロだった。
「ヘイデンに僕のことを認めさせたんだ」
「貴様、人型はひょろひょろのクセして、力が強すぎだろう……」
「人型は自由に決められるんだから、関係ないでしょ」
どうやら昨夜のうちに序列を決めたらしく、アイザックに対するヘイデンの態度が多少、いや、ほーんの僅かに軟化していた。
男子テントはもろに余波を受け、見るも無惨にひしゃげていて、元々睡眠が不要なレヴィ以外の男性陣は、寝不足で朝から疲れた顔をしていた。
「お前ら、よくあの騒ぎの中で眠れたな……」
ダズが、目の下にくまができた顔を、女性陣に向けた。非常に眠そうで、疲労感もありありとうかがえた。
「レイの結界は頑丈だし、あたしが防音結界を敷いたからね。静かに眠れたよ」
「こっちは夜中に防音結界も物理結界も破られて、大変だったんだぞ」
「そっか。それは災難だったね」
「感想はそれだけか!?」
ダズが半分キレ気味に叫んだ。どうやら寝不足が影響しているようだ。
「これで、遠慮なくレイと一緒にいられるね」
アイザックはにこにこと、レイの方を覗き込んだ。
「図書館のお仕事は大丈夫なんですか?」
「有給余ってるし、しばらく一緒に旅しようかな~」
「シャーーッ」
「おっと。食事中に抱きつこうなんて、マナー違反はしないよ」
琥珀は、レイとアイザックの間に陣取っていた。耳は軽く反っていて、アイザックが動く度にピクピクと警戒している。
「君たちだけだと心配だからね。僕も旅について行くよ」
「……別に頼んでないんだけど」
アイザックがにこにことそう告げると、カタリーナは渋い顔をした。
他のメンバーは、SSランクのサーペントに対して、何も言うことはできなかった。
***
ヘイデンとマァトに見送られ、グランド・フォールズの森を出た所で、アイザックは、通信の魔道具が何やら受信しているのを感じた。
「ん? 何だろ?」
アイザックが空間収納から通信の魔道具を取り出すと、普段青色をしている魔道具が、赤色に点滅していた。緊急の知らせだ。
『司書長、緊急事態です!! 図書館内で紙魚の巣が見つかりました! 本喰いにまで成長してる個体もいます!』
「何だって!? すぐに戻るよ!! ……レイ、ごめんね。一緒の旅はまた今度みたい……」
「急ぎですよね? こっちは大丈夫なので、早く戻ってください」
「レイ、優しい! ……じゃあね!」
「にゃっ……!?」
アイザックは、レイのおでこに軽く口付けると、颯爽と転移して行った。
レイはおでこを抑えて、顔を真っ赤にして固まってしまった。
その後、カタリーナに声を掛けられるまで、レイは石像のように固まったままだった。
寝ぼけ眼で女子テントから這い出てくると、レイが張ってくれた結界にへばりつく大物サーペント二匹を見つけたのだ。
「あんたたちは、何をやってるのさ?」
カタリーナから呆れ返った声が漏れた。
「レイの寝顔だよ!? フェリクス様にも邪魔されずに堪能できると思ったのに、結界が硬すぎるよ!」
アイザックがドンドンと結界を叩き、謎の理論を主張した。
「私の棲家で寝ているんだ、様子ぐらい見に来て何が悪い?」
ヘイデンも結界に手を付いて、自らの正当性を主張した。
「蛇の瞳だと、温度的にレイがそこにいるのは分かるけど、寝顔が見れない!!」
「何っ!? 本当だ! だが、これでは見えんな……」
「何、しょうもないことにスキルを使ってるんだい!」
カタリーナは軽蔑するような視線で、二匹のサーペントを見つめた。
蛇の瞳は、蛇系魔物特有のスキルだ。このスキルを発動させると、サーモグラフィーのように、温度の高さの違いで物を見ることができるのだ。暗闇の中でも獲物の場所が分かる、便利なスキルだ。
「しょうもなくないよ! 将来の僕のお嫁さんとの旅の思い出を増やすんだよ! スキルの一つや二つ、使うよ!!」
「なっ……貴様……! 認めん、絶対に認めんぞ!!」
ヘイデンがギュンッと勢い良く、隣にいるアイザックの方を振り向くと、ピシリと尖った魔力圧を漏らした。ビリビリと洞窟内の空気が震え出す。
「フェリクス様ならともかく、君がそれを決めることじゃないでしょ!」
アイザックもじわりと重たい魔力圧を出し始めた。ヘイデンを睨みつけるサファイアブルーの瞳は、瞳孔が縦型になっている。
『うるさい。レイ起きちゃう。黙れ』
フシャーッと琥珀が耳を反り立てて、サーペントたちを威嚇した。
サーペント二匹の動きがピタリと止まる。
『カタリーナ、こんなの放って置く。レイの結界、丈夫。破られない』
「……確かに、それもそうだね。あんたたち、レイの睡眠を邪魔するんじゃないよ。成長期なんだ」
そう言うと、カタリーナと琥珀は、女子テントの中に戻って行った。
琥珀はレイの毛布に潜り込むと、スヤスヤと寝始めた。
外ではまだ何やらギャーギャーと騒がしかったので、カタリーナは女子テント周りに防音結界を展開すると、穏やかに眠り始めた。
「……おい、貴様。さっきの話は本気か?」
「もちろん、本気だよ……うわっ!」
ヘイデンの拳がヒュンッと空を切った。
「ならば、力で証明してみろ」
「全く、フェリクス様という大きな壁があるのに、何で君まで相手しなきゃいけないの?」
「問答無用だ!!」
「ぐっ!! いきなりサーペント型に戻る奴があるかよ!」
バキバキッ……
サーペント型に戻ったヘイデンの尾の一撃を受け、アイザックは、男子テントまで吹っ飛ばされた。
「わっ!? 何やってるんですか!?」
ルーファスが飛び起きた。
「クリフ、起きろっ! ここは危ねえ!!」
ダズが飛び起きた。クリフを激しく揺さぶっている。
「…………」
だがしかし、クリフはぐっすりと眠ったままだ。
「……これが、噂に聞く『うちの娘は嫁にやらん』ですね」
レヴィが飛び起きた。初めての体験にワクワクと瞳を輝かせている。
「これはそんなんじゃないからね!!」
アイザックがすかさずツッコミを入れた。
そこへ、クリーム色に黒々とした網目の蛇柄模様が入った巨大サーペントが、猛然と突っ込んで来た。
何やら「絶対に許さん!!」と恐ろしい声で吠え立てて、とんでもない気迫だ。
「二撃目が来るよ!」
「安全な所に隠れるんだ!!」
「……メガネ、メガネ……」
「そんな場合かっ!? 逃げるぞ!!」
SSランクのサーペントの戦いは、男性陣を巻き込んで夜明け近くまで続いた。
***
「……一体、昨日の夜に何があったんですか?」
朝食の席に現れたサーペント二匹は、ボロボロだった。
「ヘイデンに僕のことを認めさせたんだ」
「貴様、人型はひょろひょろのクセして、力が強すぎだろう……」
「人型は自由に決められるんだから、関係ないでしょ」
どうやら昨夜のうちに序列を決めたらしく、アイザックに対するヘイデンの態度が多少、いや、ほーんの僅かに軟化していた。
男子テントはもろに余波を受け、見るも無惨にひしゃげていて、元々睡眠が不要なレヴィ以外の男性陣は、寝不足で朝から疲れた顔をしていた。
「お前ら、よくあの騒ぎの中で眠れたな……」
ダズが、目の下にくまができた顔を、女性陣に向けた。非常に眠そうで、疲労感もありありとうかがえた。
「レイの結界は頑丈だし、あたしが防音結界を敷いたからね。静かに眠れたよ」
「こっちは夜中に防音結界も物理結界も破られて、大変だったんだぞ」
「そっか。それは災難だったね」
「感想はそれだけか!?」
ダズが半分キレ気味に叫んだ。どうやら寝不足が影響しているようだ。
「これで、遠慮なくレイと一緒にいられるね」
アイザックはにこにこと、レイの方を覗き込んだ。
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「有給余ってるし、しばらく一緒に旅しようかな~」
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琥珀は、レイとアイザックの間に陣取っていた。耳は軽く反っていて、アイザックが動く度にピクピクと警戒している。
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「……別に頼んでないんだけど」
アイザックがにこにことそう告げると、カタリーナは渋い顔をした。
他のメンバーは、SSランクのサーペントに対して、何も言うことはできなかった。
***
ヘイデンとマァトに見送られ、グランド・フォールズの森を出た所で、アイザックは、通信の魔道具が何やら受信しているのを感じた。
「ん? 何だろ?」
アイザックが空間収納から通信の魔道具を取り出すと、普段青色をしている魔道具が、赤色に点滅していた。緊急の知らせだ。
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「急ぎですよね? こっちは大丈夫なので、早く戻ってください」
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「にゃっ……!?」
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