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バレット商会フー支店1
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「そういえば、マァト様は、何をつけてくれたのでしょうか?」
レイは川原にあるちょうどいい大きさの岩に腰を下ろし、徐に話し始めた。
グランド・フォールズの森を出て、しばらく歩いた後、川のほとりで休憩となったのだ。
「レイ、レヴィ、少しいいか? 手を出してくれ」
「「はい」」
レイとレヴィは揃って、ずいっと手をクリフに差し出した。
クリフは二人の手に、自らの手を重ねると、何かを感じ取ろうとするかのように目を瞑った。そして、しばらく経った後、ゆっくりと目を開いた。
「祝福だが、変わったものだな。『適用の範囲外』なるものだ」
「『適用の範囲外』???」
レイは聞き慣れない言葉に、目をぱちくりさせた。
レヴィも不思議そうな顔をしている。作られてから長い年月を経ている聖剣でも、知らない祝福のようだ。
「俺に分かるのは、祝福名までだな。詳しいことは、サハリアにいる弟に確認してもらうしかないな」
「クリフの弟さん?」
「サハリア王国所蔵の古い魔術書の第一巻から派生したのが俺で、弟は第二巻から派生したんだ」
「珍しいね。そういうこともあるんだ。初めて聞いたよ」
光竜のルーファスも、興味深そうに淡い黄色の瞳を丸くしている。
「二人とも、その魔術書に書かれてる魔術は全て使えるが、書かれていない魔術は使えないらしいぞ」
ダズが「すげー変わってるよな」と、にかっと笑った。
「俺が使えるのは基礎魔術だけだ」
「えっ!? そうだったんですか!? 全然気づかなかったです! クリフは魔術がとても上手ですよね」
「基礎だけだから、少ない魔力量で使えるし、いくつも魔術を組み合わせられる。ここ次第で、応用魔術以上に効果的に扱える」
クリフは「ここ」と言う時、トントンと、人差し指で自らのこめかみを叩いた。
「弟のジョセフは、逆に応用魔術しか使えない……国では主砲扱いだが、一つ一つの魔術を発動させるのにかなりの魔力が必要だし、威力が強すぎて、普段使いは難しいな」
クリフは困ったように苦笑した。
「さて、次の街に行くかい? そろそろ砂漠に近くなってくるからね。次の街で砂漠の装備を整えようか」
「賛成です!」
カタリーナは立ち上がって、う~ん、と背伸びをすると、そう尋ねた。
レイたちも腰を上げて、出立の準備を始めた。
***
フーは、砂漠の国サハリアに最も近い街だ。
白い壁の家々が立ち並び、テラコッタ色の屋根が彩りを添える、かわいらしい街並みだ。
街の周りには農園が広がっていて、遠くの方には牛や羊の群れが見える。
フーの街に入ると、カタリーナたち鉄竜の鱗メンバーは、ズンズンと、とある宿屋へと向かって行った。
「おや? カタリーナ、おかえり! ダズ王子も、クリフさんも一緒かい?」
宿屋の前で掃除をしていたおばさんが、にっこりとカタリーナに声をかけた。
「メルさん、ただいま! 部屋は空いてるかい? 今回は六人だ」
「いつもの部屋が空いてるよ」
「ありがとう!」
「おばさん、元気そうだな。今回も世話になるぜ」
カタリーナとダズは気軽に片手を上げて、挨拶をしていた。
「ここは鉄竜の鱗がよくお世話になってる宿なんだ。メルさんは、ここの女亭主なんだよ」
「そうなんですね。お世話になります」
「おや、礼儀正しい子だね。こちらこそ、よろしくね」
「じゃあ、部屋に案内するよ」
勝手知ったるカタリーナに連れられて、レイは宿屋の中へ入って行った。
真っ白な壁は厚みがあるようで、建物内はほかほかと暖かかった。
宿のロビーの壁には、綺麗なタペストリーが掛けられ、ドライフラワーのブーケで留められていた。
床や棚には所々に色とりどりの幾何学模様の壺や花瓶、犬や猫の置き物が置かれ、おしゃれなカフェのような雰囲気だ。
「わぁ! かわいいお部屋ですね!」
「メルさんは模様替えが好きで、いつも素敵な部屋にしてくれてるんだ。来る度に毎回変わってて、楽しみなんだ」
女部屋に入れば、椅子やベッドにはタッセル付きのおしゃれなクッションが置かれ、ベッドにはふんわりと毛織物のスローが掛けられていた。
年季が入った飴色の木製テーブルや椅子の下には、大きな幾何学模様の絨毯が敷かれ、部屋の角には、愛嬌のある陶器の羊の置き物が置いてある。
部屋に備え付けの洗面所の壁には、オレンジとピンクと白のモザイクタイルが綺麗に貼られていて、大きな鏡の横には、黄色いガラスの一輪挿しがあり、小さな白い花が添えられている。華やかでかわいらしい空間だ。
小さな出窓には、プランターに植えられたビオラが、色鮮やかな紫色の花を咲かせていた。
その時、コンコンコンッと女部屋の扉が叩かれた。
「どうぞ」
「カタリーナ、レイ。砂漠の装備を買いに行くか?」
カタリーナが返事をすると、小さく扉を開けてクリフが顔を覗かせた。その後ろには、ルーファスとレヴィが待っているようだ。
「ああ。早速、行こうか!」
カタリーナは、にっこりと上機嫌に笑った。
***
「なんで、あんたがここにいるんだよ。ここは、あたしの縄張りだよ」
カタリーナは、地を這うような低い声でそう言い放つと、目の前の人物を鋭く睨み付けた。
「おや? バレット商会は私の店ですよ。つまり、ここは私の縄張りでもあるんですよ、カタリーナ」
ニールは目元の笑っていない笑顔で、カタリーナを迎え入れた。
ここはバレット商会フー支店だ。
レイたちが立派な木製の大扉を潜って店内に入ると、頭の先から靴の爪先までピシリと折り目正しく整ったニール・バレット商会長が待っていたのだ。
漆黒のウルフヘアは、きっちりとヘアセットされていて、色鮮やかな黄金眼はキラキラと輝いていた——鉄竜王カタリーナが入店するまでは。
互いに牽制し合う竜族の第一席・第二席に挟まれて、フー支店の店長は完全に青ざめていた。
店内の異様な空気に、他の客たちも、チラチラと睨み合う二人を盗み見ていた。
(ま、まずいっ!! フーの街が吹き飛ぶ!!!)
レイは一瞬で事態を把握した。最上位の竜同士の争いになれば、フーの街など一瞬で瓦礫の山になってしまう。
「ニール、私たちは今日は砂漠用の装備を買いに来たの。何かいいもの、ある?」
レイはカタリーナよりも前に出ると、ニールの袖をツンと引いて、小首を傾げて彼を見上げた。
(いくらあざといと言われてもいい! 今はこの街を救わないと!!)
レイは使命感に燃えていた。今、この場を収められるのは、自分しかいないのだ。
「ええ、もちろん! いらっしゃい、レイ。俺の店に来てくれて嬉しいよ。じゃあ、部屋の方に案内しようか」
ニールは一瞬で、目尻に皺を寄せて破顔すると、レイの小さな手を取ってエスコートを始めた。
「お客様は二番の部屋に」
「かっ、かしこまりました!」
商会長ニールの指示に、フー支店の店長は素っ頓狂な声を上げた。
数歩、ニールは歩いた後、不意にカタリーナの方を振り向いた。
「ああ。そうだ、カタリーナ。ここで暴れるようなら、摘み出しますよ」
一切、温度の無い笑顔だった。
「……はぁ、分かったよ」
カタリーナは、肩から溜め息を吐いて、剣呑な雰囲気を抑えた。
(どっ……どうにかなった……)
レイは丁重にエスコートされながら、内心、ドキドキとけたたましく鳴る胸を押さえた。
『レイ、グッジョブ!』
その後、ルーファスからも、半分泣きの入った念話が届いた。
レイは川原にあるちょうどいい大きさの岩に腰を下ろし、徐に話し始めた。
グランド・フォールズの森を出て、しばらく歩いた後、川のほとりで休憩となったのだ。
「レイ、レヴィ、少しいいか? 手を出してくれ」
「「はい」」
レイとレヴィは揃って、ずいっと手をクリフに差し出した。
クリフは二人の手に、自らの手を重ねると、何かを感じ取ろうとするかのように目を瞑った。そして、しばらく経った後、ゆっくりと目を開いた。
「祝福だが、変わったものだな。『適用の範囲外』なるものだ」
「『適用の範囲外』???」
レイは聞き慣れない言葉に、目をぱちくりさせた。
レヴィも不思議そうな顔をしている。作られてから長い年月を経ている聖剣でも、知らない祝福のようだ。
「俺に分かるのは、祝福名までだな。詳しいことは、サハリアにいる弟に確認してもらうしかないな」
「クリフの弟さん?」
「サハリア王国所蔵の古い魔術書の第一巻から派生したのが俺で、弟は第二巻から派生したんだ」
「珍しいね。そういうこともあるんだ。初めて聞いたよ」
光竜のルーファスも、興味深そうに淡い黄色の瞳を丸くしている。
「二人とも、その魔術書に書かれてる魔術は全て使えるが、書かれていない魔術は使えないらしいぞ」
ダズが「すげー変わってるよな」と、にかっと笑った。
「俺が使えるのは基礎魔術だけだ」
「えっ!? そうだったんですか!? 全然気づかなかったです! クリフは魔術がとても上手ですよね」
「基礎だけだから、少ない魔力量で使えるし、いくつも魔術を組み合わせられる。ここ次第で、応用魔術以上に効果的に扱える」
クリフは「ここ」と言う時、トントンと、人差し指で自らのこめかみを叩いた。
「弟のジョセフは、逆に応用魔術しか使えない……国では主砲扱いだが、一つ一つの魔術を発動させるのにかなりの魔力が必要だし、威力が強すぎて、普段使いは難しいな」
クリフは困ったように苦笑した。
「さて、次の街に行くかい? そろそろ砂漠に近くなってくるからね。次の街で砂漠の装備を整えようか」
「賛成です!」
カタリーナは立ち上がって、う~ん、と背伸びをすると、そう尋ねた。
レイたちも腰を上げて、出立の準備を始めた。
***
フーは、砂漠の国サハリアに最も近い街だ。
白い壁の家々が立ち並び、テラコッタ色の屋根が彩りを添える、かわいらしい街並みだ。
街の周りには農園が広がっていて、遠くの方には牛や羊の群れが見える。
フーの街に入ると、カタリーナたち鉄竜の鱗メンバーは、ズンズンと、とある宿屋へと向かって行った。
「おや? カタリーナ、おかえり! ダズ王子も、クリフさんも一緒かい?」
宿屋の前で掃除をしていたおばさんが、にっこりとカタリーナに声をかけた。
「メルさん、ただいま! 部屋は空いてるかい? 今回は六人だ」
「いつもの部屋が空いてるよ」
「ありがとう!」
「おばさん、元気そうだな。今回も世話になるぜ」
カタリーナとダズは気軽に片手を上げて、挨拶をしていた。
「ここは鉄竜の鱗がよくお世話になってる宿なんだ。メルさんは、ここの女亭主なんだよ」
「そうなんですね。お世話になります」
「おや、礼儀正しい子だね。こちらこそ、よろしくね」
「じゃあ、部屋に案内するよ」
勝手知ったるカタリーナに連れられて、レイは宿屋の中へ入って行った。
真っ白な壁は厚みがあるようで、建物内はほかほかと暖かかった。
宿のロビーの壁には、綺麗なタペストリーが掛けられ、ドライフラワーのブーケで留められていた。
床や棚には所々に色とりどりの幾何学模様の壺や花瓶、犬や猫の置き物が置かれ、おしゃれなカフェのような雰囲気だ。
「わぁ! かわいいお部屋ですね!」
「メルさんは模様替えが好きで、いつも素敵な部屋にしてくれてるんだ。来る度に毎回変わってて、楽しみなんだ」
女部屋に入れば、椅子やベッドにはタッセル付きのおしゃれなクッションが置かれ、ベッドにはふんわりと毛織物のスローが掛けられていた。
年季が入った飴色の木製テーブルや椅子の下には、大きな幾何学模様の絨毯が敷かれ、部屋の角には、愛嬌のある陶器の羊の置き物が置いてある。
部屋に備え付けの洗面所の壁には、オレンジとピンクと白のモザイクタイルが綺麗に貼られていて、大きな鏡の横には、黄色いガラスの一輪挿しがあり、小さな白い花が添えられている。華やかでかわいらしい空間だ。
小さな出窓には、プランターに植えられたビオラが、色鮮やかな紫色の花を咲かせていた。
その時、コンコンコンッと女部屋の扉が叩かれた。
「どうぞ」
「カタリーナ、レイ。砂漠の装備を買いに行くか?」
カタリーナが返事をすると、小さく扉を開けてクリフが顔を覗かせた。その後ろには、ルーファスとレヴィが待っているようだ。
「ああ。早速、行こうか!」
カタリーナは、にっこりと上機嫌に笑った。
***
「なんで、あんたがここにいるんだよ。ここは、あたしの縄張りだよ」
カタリーナは、地を這うような低い声でそう言い放つと、目の前の人物を鋭く睨み付けた。
「おや? バレット商会は私の店ですよ。つまり、ここは私の縄張りでもあるんですよ、カタリーナ」
ニールは目元の笑っていない笑顔で、カタリーナを迎え入れた。
ここはバレット商会フー支店だ。
レイたちが立派な木製の大扉を潜って店内に入ると、頭の先から靴の爪先までピシリと折り目正しく整ったニール・バレット商会長が待っていたのだ。
漆黒のウルフヘアは、きっちりとヘアセットされていて、色鮮やかな黄金眼はキラキラと輝いていた——鉄竜王カタリーナが入店するまでは。
互いに牽制し合う竜族の第一席・第二席に挟まれて、フー支店の店長は完全に青ざめていた。
店内の異様な空気に、他の客たちも、チラチラと睨み合う二人を盗み見ていた。
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レイは一瞬で事態を把握した。最上位の竜同士の争いになれば、フーの街など一瞬で瓦礫の山になってしまう。
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レイはカタリーナよりも前に出ると、ニールの袖をツンと引いて、小首を傾げて彼を見上げた。
(いくらあざといと言われてもいい! 今はこの街を救わないと!!)
レイは使命感に燃えていた。今、この場を収められるのは、自分しかいないのだ。
「ええ、もちろん! いらっしゃい、レイ。俺の店に来てくれて嬉しいよ。じゃあ、部屋の方に案内しようか」
ニールは一瞬で、目尻に皺を寄せて破顔すると、レイの小さな手を取ってエスコートを始めた。
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商会長ニールの指示に、フー支店の店長は素っ頓狂な声を上げた。
数歩、ニールは歩いた後、不意にカタリーナの方を振り向いた。
「ああ。そうだ、カタリーナ。ここで暴れるようなら、摘み出しますよ」
一切、温度の無い笑顔だった。
「……はぁ、分かったよ」
カタリーナは、肩から溜め息を吐いて、剣呑な雰囲気を抑えた。
(どっ……どうにかなった……)
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