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創生篇
第十四話:絵図の完成、開拓の槌音
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作戦決行の翌朝。商人ギルド本部の最上階、ギデオンの執務室は、静かな朝を迎えていた。上質な茶を一口含んだ彼の口元に、全てが順調に進んでいることへの、傲慢な笑みが浮かぶ。
(今頃、あの小僧は『ネズミ』どもとやり合って、こちらの依頼の厄介さを思い知っている頃か…)
全ては自分の手のひらの上。その確信が、けたたましいノックの音に打ち破られた。
「ぎ、ギデオン様! 大変です!」
血相を変えて飛び込んできた側近の報告に、ギデオンは不快そうに眉をひそめた。
「騒々しい。何事だ」
「そ、それが…! 個人の宝物庫に、何者かが侵入した形跡が…!」
「……馬鹿を言え」
ギデオンは、側近の言葉を一笑に付した。
「あの扉は、私の魔力にしか反応しない特別製だ。ましてや、最奥の金庫には、我が切り札である『番人』がいる。侵入など、あり得ん」
苛立ちを隠さず、彼は自ら現場へと向かった。自身の完璧な警備体制が、いかに盤石であるかを、この愚かな部下に改めて見せつけるために。
しかし、彼がそこで目にしたのは、悪夢そのものだった。
まず、宝物庫へと続く最後の通路で、屈強な私兵たちが、まるで眠るように静かに倒れていた。外傷はない。だが、意識もない。
(…何だ、これは…)
嫌な汗が背中を伝う。
そして、目の前の、分厚い鉄でできた巨大な扉。自分以外には開けられないはずのそれが、ギシリと音を立てて、半開きになっていた。
「あり得ない…!」
ギデオンは、駆け込むように宝物庫へと足を踏み入れた。
中は、手付かずだった。山と積まれた金貨も、棚に並べられた宝石も、何一つ失われていない。ただの物盗りの仕業ではない。では、一体何のために?
彼の視線は、部屋の最奥、一段高い場所に鎮座する、黒鋼の金庫に吸い寄せられた。
――扉が、開いている。
召喚の核である、牛頭のアーティファクトが、粉々に砕け散っていた。
(馬鹿な! 番人が…ミノタウロスが倒されたというのか!? このクロスロードに、あの番人を倒せるほどの化け物がいたなどと、聞いていないぞ!!)
彼は、震える足で金庫に近づき、中を覗き込んだ。金銀財宝はなく、ただ一つの「黒い箱」だけが収められていたはずの、そこは。
――空だった。
そして、箱があったはずの場所には、あり得ないはずの一輪の青い花が、まるで墓標のように、凛と咲いていた。
自分の富も、力も、全てを嘲笑うかのように。
「……あ…ああ…」
ギデオンは、その場に膝から崩れ落ちた。
執務室に戻った彼を待っていたのは、差出人不明の手紙だった。震える手で封を開けると、中には、貴族との密約を正確に指摘する一文と、「開拓民たちの集落への支援」と「抵抗組織への賠償」という要求。
「開拓民…」その言葉で、全てのピースが繋がった。
侵入者の正体が、昨日自分が雇ったばかりの、あの銀髪の小僧――ルシアンであると。
全ては、自分を嵌めるための罠だったのだ。自分が完璧な策士であるという、絶対の自信とプライドが、根底から覆される。あの小僧は、全てを知った上で、俺の依頼に乗ったふりをしたというのか。
「あの小僧がああああああっ!!!!」
自分が、赤子のように手のひらの上で踊らされていたという事実に、ギデオンは獣のような絶叫を上げた。高価な調度品を叩きつけ、怒りを撒き散らすが、胸を支配するのは、怒り以上に深い、底なしの恐怖だった。
◇
同日の昼過ぎ。何事もなかったかのように片付けられたギデオンの執務室は、しかし、主の生気を失い、まるで墓場のようだった。そこに、ルシアンとエリアナが「報告」に訪れる。
ルシアンは、一切の感情を見せず、淡々と告げた。
「昨夜の件ですが、例の『ネズミ』たちの抵抗は我々の予想を上回り、制圧は困難と判断。やむなく撤退いたしました。依頼を達成できず、申し訳ありません」
全てを知りながら、ルシアンを詰問することもできない。それをすれば、自分の秘密が盗まれたと公言するようなものだからだ。ギデオンは、机の下で拳を血が滲むほど握りしめながら、かろうじて声を絞り出す。
「……そうか。ご苦労だった。もう、下がっていい」
それが、彼にできる唯一の返事だった。
その夜、ルシアンは再びクララのアジトを訪れ、手に入れた重要書類の原本を手渡した。
「これが、あんた達が戦うための武器だ」
そして、ルシアンは問いかける。「これから、どうするつもりだ? ギデオンから賠償金を受け取ったら、また商人として再起を目指すのか?」
クララは、静かに首を振った。「ギデオンのような男がいる限り、また同じことが繰り返される。もう、奪われるだけの人生はごめんだ」
彼女は、ルシアンの目をまっすぐに見据えた。
「私たちは、あなたに救われた。この命、そして商人としての知識や経験、その全てを使って、今度はあなたの力になりたい。どうか、私たちをあなたの仲間として、そばに置いてほしい」
彼女と、その場にいた数名の同志たちは、ルシアンという新たな希望のために働きたいという、固い決意を表明した。
◇
数日後。開拓民たちの集落に、地平線の向こうから砂塵を上げて近づいてくる一団が見えた。商人ギルドの紋章を掲げた、おびただしい数の馬車の一団。
「敵襲かっ!?」
バルトの鋭い声が響き、村は一気に緊張に包まれる。はぐれ者たちはパニックに陥り、「蒼き隼」も即座に迎撃態勢を取った。
しかし、先頭の馬車から降りてきた代表者は、平身低頭にこう告げた。
「ギデオン様の名代として、開拓民の皆様へ、ささやかながら寄贈品をお持ちいたしました」
馬車の荷台の幌が次々と開けられ、中から現れたのは、山のような資材だった。クワや斧といった道具、暖かい毛布、大量の保存食、作物の種。
目の前で起きていることが信じられず、唖然とするガルバやバルトたち。やがて、それがルシアンの言っていた「勝利」なのだと理解し、爆発的な歓声が荒野に響き渡った。
このニュースは、「冒険者ギルドの開拓村へ、ライバルの商人ギルドが大規模支援」という、クロスロード中の誰もが驚く話題となった。
◇
クロスロードの冒険者ギルド、ギルドマスター室。
報告に訪れたルシアンに、カインが静かに告げた。
「商人ギルドの良識派から内密に受けていた、『ギデオンの背後にいる腐敗貴族との繋がりを断ち切り、その影響力を排除する』という依頼は、お前のおかげで、最高の形で達成された」
全ては、カインの描いた筋書きだったのだ。商人ギルド内部の改革派と手を組み、貴族の腐敗がクロスロードに及ぶのを防ぐための外部の駒として、未知数の力と、何より「弱者を守る」という器を持つルシアンを選んだ。
実は、ルシアンがギデオンに会う前、カインは彼に密命を与えていた。「ギデオンの背後には、街を食い物にしようとする貴族の影がある。奴を屈服させるための決定的な証拠を探れ」と。
ルシアンの交渉や潜入、そして抵抗組織との接触は、全てこの密命を達成するための、計算され尽くした行動だったのである。
カインは続けた。「俺は、お前の力を試しただけではない。力を持つお前が、それを弱き者たちのために振うことができるのか…民の長としての資質があるのかを、試させてもらった。お前は、その両方の試練に、完璧に応えてくれた」
全てを理解したルシアンは、カインに頭を下げる。「一つ、お願いがあります。今回の件で協力してくれた、倉庫街のクララたちのことです。彼らに、新たな道を」
カインは、先刻承知といった顔で頷く。「話は聞いている。彼らの処遇は、お前に一任しよう。元商人としての知識は、村作りで役立つはずだ」
カインは、目の前の少年をじっと見つめた。
(魔力ゼロでありながら、レイジ・ベアを討伐し、ギデオンのような老獪な蛇を手玉に取る。元々、何か違うものを持った奴だとは思っていたが…。これは、ただの逸材というだけでは収まらんかもしれんな。もしかしたら、俺は、とてつもない存在をこの街に引き入れてしまったのかもしれない…)
カインは、初めてルシアンを対等な、あるいはそれ以上の存在として見るかのように、その目を細めた。
そして、カインは続ける。「お前が民の長として本物であると、俺は認めた。ならば、ギルドとしても、その開拓の推進を全面的に支援する。後日、こちらで選りすぐった専門家を三人、お前の集落へ送る。建築、農業、鍛治のプロだ。彼らの知識と経験は、必ずやお前の助けとなるだろう。あの土地をどうするか、どのような村を作るか…全ては、長であるお前に任せる。お前のやり方で、彼らを導いてみせろ。これは命令ではない。俺からの、お前への期待だ」
◇
活気にあふれる集落に戻ったルシアン。ガルバやバルトたちと、本格的な村作りの計画を立てていると、カインが予告した通り、三人の専門家たちが一団となって訪れる。
実直そうな、人間の壮年の建築家「コンラッド」、穏やかなエルフの農業家「フィアナ」、いかにも頑固者といった風貌の、ドワーフの老練な鍛冶師「バルディン」。
そして、彼らと共に、新たな人生を求めてやってきた、クララと、彼女が率いていた元抵抗組織のメンバー10名の姿があった。
バルディンが、三人を代表するように、その見事な髭をいじりながら言った。
「ギルドマスターから直々のご指名だ。『あの若き長が、面白いものを作ろうとしている。知恵を貸してやれ』、とな。さあ、始めようぜ、あんたの村作りを!」
(今頃、あの小僧は『ネズミ』どもとやり合って、こちらの依頼の厄介さを思い知っている頃か…)
全ては自分の手のひらの上。その確信が、けたたましいノックの音に打ち破られた。
「ぎ、ギデオン様! 大変です!」
血相を変えて飛び込んできた側近の報告に、ギデオンは不快そうに眉をひそめた。
「騒々しい。何事だ」
「そ、それが…! 個人の宝物庫に、何者かが侵入した形跡が…!」
「……馬鹿を言え」
ギデオンは、側近の言葉を一笑に付した。
「あの扉は、私の魔力にしか反応しない特別製だ。ましてや、最奥の金庫には、我が切り札である『番人』がいる。侵入など、あり得ん」
苛立ちを隠さず、彼は自ら現場へと向かった。自身の完璧な警備体制が、いかに盤石であるかを、この愚かな部下に改めて見せつけるために。
しかし、彼がそこで目にしたのは、悪夢そのものだった。
まず、宝物庫へと続く最後の通路で、屈強な私兵たちが、まるで眠るように静かに倒れていた。外傷はない。だが、意識もない。
(…何だ、これは…)
嫌な汗が背中を伝う。
そして、目の前の、分厚い鉄でできた巨大な扉。自分以外には開けられないはずのそれが、ギシリと音を立てて、半開きになっていた。
「あり得ない…!」
ギデオンは、駆け込むように宝物庫へと足を踏み入れた。
中は、手付かずだった。山と積まれた金貨も、棚に並べられた宝石も、何一つ失われていない。ただの物盗りの仕業ではない。では、一体何のために?
彼の視線は、部屋の最奥、一段高い場所に鎮座する、黒鋼の金庫に吸い寄せられた。
――扉が、開いている。
召喚の核である、牛頭のアーティファクトが、粉々に砕け散っていた。
(馬鹿な! 番人が…ミノタウロスが倒されたというのか!? このクロスロードに、あの番人を倒せるほどの化け物がいたなどと、聞いていないぞ!!)
彼は、震える足で金庫に近づき、中を覗き込んだ。金銀財宝はなく、ただ一つの「黒い箱」だけが収められていたはずの、そこは。
――空だった。
そして、箱があったはずの場所には、あり得ないはずの一輪の青い花が、まるで墓標のように、凛と咲いていた。
自分の富も、力も、全てを嘲笑うかのように。
「……あ…ああ…」
ギデオンは、その場に膝から崩れ落ちた。
執務室に戻った彼を待っていたのは、差出人不明の手紙だった。震える手で封を開けると、中には、貴族との密約を正確に指摘する一文と、「開拓民たちの集落への支援」と「抵抗組織への賠償」という要求。
「開拓民…」その言葉で、全てのピースが繋がった。
侵入者の正体が、昨日自分が雇ったばかりの、あの銀髪の小僧――ルシアンであると。
全ては、自分を嵌めるための罠だったのだ。自分が完璧な策士であるという、絶対の自信とプライドが、根底から覆される。あの小僧は、全てを知った上で、俺の依頼に乗ったふりをしたというのか。
「あの小僧がああああああっ!!!!」
自分が、赤子のように手のひらの上で踊らされていたという事実に、ギデオンは獣のような絶叫を上げた。高価な調度品を叩きつけ、怒りを撒き散らすが、胸を支配するのは、怒り以上に深い、底なしの恐怖だった。
◇
同日の昼過ぎ。何事もなかったかのように片付けられたギデオンの執務室は、しかし、主の生気を失い、まるで墓場のようだった。そこに、ルシアンとエリアナが「報告」に訪れる。
ルシアンは、一切の感情を見せず、淡々と告げた。
「昨夜の件ですが、例の『ネズミ』たちの抵抗は我々の予想を上回り、制圧は困難と判断。やむなく撤退いたしました。依頼を達成できず、申し訳ありません」
全てを知りながら、ルシアンを詰問することもできない。それをすれば、自分の秘密が盗まれたと公言するようなものだからだ。ギデオンは、机の下で拳を血が滲むほど握りしめながら、かろうじて声を絞り出す。
「……そうか。ご苦労だった。もう、下がっていい」
それが、彼にできる唯一の返事だった。
その夜、ルシアンは再びクララのアジトを訪れ、手に入れた重要書類の原本を手渡した。
「これが、あんた達が戦うための武器だ」
そして、ルシアンは問いかける。「これから、どうするつもりだ? ギデオンから賠償金を受け取ったら、また商人として再起を目指すのか?」
クララは、静かに首を振った。「ギデオンのような男がいる限り、また同じことが繰り返される。もう、奪われるだけの人生はごめんだ」
彼女は、ルシアンの目をまっすぐに見据えた。
「私たちは、あなたに救われた。この命、そして商人としての知識や経験、その全てを使って、今度はあなたの力になりたい。どうか、私たちをあなたの仲間として、そばに置いてほしい」
彼女と、その場にいた数名の同志たちは、ルシアンという新たな希望のために働きたいという、固い決意を表明した。
◇
数日後。開拓民たちの集落に、地平線の向こうから砂塵を上げて近づいてくる一団が見えた。商人ギルドの紋章を掲げた、おびただしい数の馬車の一団。
「敵襲かっ!?」
バルトの鋭い声が響き、村は一気に緊張に包まれる。はぐれ者たちはパニックに陥り、「蒼き隼」も即座に迎撃態勢を取った。
しかし、先頭の馬車から降りてきた代表者は、平身低頭にこう告げた。
「ギデオン様の名代として、開拓民の皆様へ、ささやかながら寄贈品をお持ちいたしました」
馬車の荷台の幌が次々と開けられ、中から現れたのは、山のような資材だった。クワや斧といった道具、暖かい毛布、大量の保存食、作物の種。
目の前で起きていることが信じられず、唖然とするガルバやバルトたち。やがて、それがルシアンの言っていた「勝利」なのだと理解し、爆発的な歓声が荒野に響き渡った。
このニュースは、「冒険者ギルドの開拓村へ、ライバルの商人ギルドが大規模支援」という、クロスロード中の誰もが驚く話題となった。
◇
クロスロードの冒険者ギルド、ギルドマスター室。
報告に訪れたルシアンに、カインが静かに告げた。
「商人ギルドの良識派から内密に受けていた、『ギデオンの背後にいる腐敗貴族との繋がりを断ち切り、その影響力を排除する』という依頼は、お前のおかげで、最高の形で達成された」
全ては、カインの描いた筋書きだったのだ。商人ギルド内部の改革派と手を組み、貴族の腐敗がクロスロードに及ぶのを防ぐための外部の駒として、未知数の力と、何より「弱者を守る」という器を持つルシアンを選んだ。
実は、ルシアンがギデオンに会う前、カインは彼に密命を与えていた。「ギデオンの背後には、街を食い物にしようとする貴族の影がある。奴を屈服させるための決定的な証拠を探れ」と。
ルシアンの交渉や潜入、そして抵抗組織との接触は、全てこの密命を達成するための、計算され尽くした行動だったのである。
カインは続けた。「俺は、お前の力を試しただけではない。力を持つお前が、それを弱き者たちのために振うことができるのか…民の長としての資質があるのかを、試させてもらった。お前は、その両方の試練に、完璧に応えてくれた」
全てを理解したルシアンは、カインに頭を下げる。「一つ、お願いがあります。今回の件で協力してくれた、倉庫街のクララたちのことです。彼らに、新たな道を」
カインは、先刻承知といった顔で頷く。「話は聞いている。彼らの処遇は、お前に一任しよう。元商人としての知識は、村作りで役立つはずだ」
カインは、目の前の少年をじっと見つめた。
(魔力ゼロでありながら、レイジ・ベアを討伐し、ギデオンのような老獪な蛇を手玉に取る。元々、何か違うものを持った奴だとは思っていたが…。これは、ただの逸材というだけでは収まらんかもしれんな。もしかしたら、俺は、とてつもない存在をこの街に引き入れてしまったのかもしれない…)
カインは、初めてルシアンを対等な、あるいはそれ以上の存在として見るかのように、その目を細めた。
そして、カインは続ける。「お前が民の長として本物であると、俺は認めた。ならば、ギルドとしても、その開拓の推進を全面的に支援する。後日、こちらで選りすぐった専門家を三人、お前の集落へ送る。建築、農業、鍛治のプロだ。彼らの知識と経験は、必ずやお前の助けとなるだろう。あの土地をどうするか、どのような村を作るか…全ては、長であるお前に任せる。お前のやり方で、彼らを導いてみせろ。これは命令ではない。俺からの、お前への期待だ」
◇
活気にあふれる集落に戻ったルシアン。ガルバやバルトたちと、本格的な村作りの計画を立てていると、カインが予告した通り、三人の専門家たちが一団となって訪れる。
実直そうな、人間の壮年の建築家「コンラッド」、穏やかなエルフの農業家「フィアナ」、いかにも頑固者といった風貌の、ドワーフの老練な鍛冶師「バルディン」。
そして、彼らと共に、新たな人生を求めてやってきた、クララと、彼女が率いていた元抵抗組織のメンバー10名の姿があった。
バルディンが、三人を代表するように、その見事な髭をいじりながら言った。
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