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飛躍篇
第十六話:未来への設計図
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『アステリア』が誕生してから、一ヶ月が過ぎた。
最初の長屋と村を囲む防護柵は既に完成し、人々の生活はひとまずの安定を得ていた。しかし、それはあくまで仮初めの安寧に過ぎない。ギデオンからの支援に頼らず、この村が恒久的に自立するための、次なる一手が必要だった。
コンラッドが設計した、村の顔となる真新しい「集会所」。その中に、アステリアの未来を担う者たちが集っていた。ルシアンが招集した、第二回の評議会である。
「議題は、アステリアの完全自立に向けた方針についてです」
議長席から、ルシアンが静かに切り出す。彼の言葉に、各分野のリーダーたちが頷いた。
「住居の次は【産業】の礎だ」と、建築家のコンラッドが口火を切る。「製材所、皮なめし工房を建設し、アステリア独自の生産ラインを確立する」
その言葉を、鍛冶師のバルディンが引き継いだ。「その全てを支えるのがワシの鍛冶工房だ。最高の道具と、いずれは最高の武具を生み出す」
「皆を支える【食糧】基盤も、より強固なものにしなければ」と、農業家のフィアナが続ける。「本格的な大農園の開墾と、冬を越すための穀物倉庫。そして、栄養バランスを考え、ヤギや鶏を飼育する畜産も始めましょう」
「生産した品を【経済】に乗せるルートが必要よ」と、元商人のクララが鋭く指摘する。「クロスロードへの定期的な販路を開拓し、まずは保存食や薬草から取引を始めるべきだわ」
「村の【医療】体制も確立しなければ」と、癒し手のセーラが手を挙げた。「フィアナさんと協力し、薬草院と診療所を建設することを提案します」
最後に、コンラッドとリックが、【生活インフラ】の重要性を説いた。
「泉からの用水路を整備し、各家庭に清潔な水を供給する。共同トイレの建設と下水設備の敷設、そして村内の道路を舗装する。これらが、衛生的で文化的な生活の基盤となる」
「見張り塔の増設と、周辺の定期的な巡回ルートの確立も必要だ。安全な生活なくして、発展はない」
五つの壮大な計画に、評議会は活気づく。ルシアンはそれぞれの責任者を任命し、アステリアは新たな目標に向かって、再び一丸となって動き出した。
◇
フィアナが開墾した試験農地。ルシアンは、彼女の仕事を手伝っていた。なかなか芽吹かない特殊な薬草の成長を、【星命創造】の力で促そうとする。しかし、ただ闇雲に力を注ぐだけでは、自身の消耗が激しい割に、薬草は弱々しく育つだけだった。
その様子を、フィアナは少し離れた場所から、じっと見つめていた。
(やはり…)
先日、彼女がルシアンの力に触れさせてもらった時、その手に感じたのは、魔力とは似て非なる、もっと根源的で、温かい、星そのものの息吹のような力だった。エルフの古い伝承にだけ残る、あの力ではないかと。
そして今、その膨大な力を、彼が扱いきれていない様子を見て、彼女は確信を得た。
「ルシアン様…」
フィアナは、静かに彼の元へ歩み寄った。そして、畏敬の念を込めた目で、問いかけた。
「あなたが操っているその力は、伝承に残る、『マナ』…星の生命力そのものではありませんか?」
彼女は続ける。「伝承によれば、マナは、星に生きるもの全てが内に秘めている、魂の輝き。ですが、それは分け与えたり、奪ったりできるものではなく、ましてや、自らの力として自在に振るい、生命を創り出すことなど、神々でさえ行わなかったとされています。…あなたのなされていることは、私たちの知る世界の理では、あり得ないことなのです」
「もし、あなたが本当にマナに触れられるのなら…」フィアナは、力任せに成長を促すのではなく、その植物が本来持つ「マナの流れ」を感じ、それを後押しするように力を使うことを助言する。
ルシアンがその言葉に従うと、先程までとは比べ物にならないほど少ない消耗で、薬草は生き生きと力強く成長を始めた。
それは、彼が【星命創造】の力を、ただ力任せに行使するのとは違う、より効率的な扱い方の、その入り口に立った瞬間だった。
◇
村から少し離れた広場。エリアナは、フィアナの指導のもと、魔法の修行に励んでいた。しかし、彼女は指先に火を灯すという、最も初歩的な魔法すら、まともに使えずにいた。集中すればするほど、魔力は霧散し、小さな火花が散っては消えるだけ。
「どうして…! もっと、ルシアンの役に立ちたいのに…!」
焦り、涙目になるエリアナを、フィアナは静かに制した。
「この世界には、火、水、土、風、光、闇の六属性の魔力があります。誰もがそのいずれかの素養を持ちますが、ほとんどの者は、生活の助けに火を灯すのが関の山。ですが、ごく稀に、強大な魔力を持って生まれる者がいるのです。だからこそ、一部の貴族は血筋によってその力を受け継ぎ、各国が血眼になって才能ある者を探しているのですよ」
フィアナは、エリアナの才能を説いた。「あなたがレイジ・ベアとの戦いで咄嗟に放ったというあの炎…あれは、長年鍛錬を積んだ、熟練の魔術師がようやく放てるかどうかというレベルの攻撃魔法。あなたの内には、それほどの潜在能力が眠っているのです」
フィアナは、破壊ではなく、「守りたい」という想いを力に変えるよう助言する。「炎は、暖かな光でもあります。あなたが守りたいと願う、大切な人の顔を思い浮かべて」
エリアナの脳裏に浮かぶのは、ルシアンと、アステリアの皆の笑顔。彼女は、祈るように、そっと手のひらを差し出す。すると、彼女の手のひらの上に、キャンドルのように温かく、穏やかに揺らめく小さな光の玉が生まれた。
その光景を見ていたルシアンから、「すごいじゃないか、エリアナ。…すごく、綺麗だ」と褒められ、エリアナの顔が、手のひらの炎よりも赤く燃え上がった。
◇
その日の夕暮れ。村作りの喧騒が落ち着き、人々が夕食の支度を始める頃。フィアナは、ルシアンとエリアナを、集落を見下ろす丘の上へと誘った。
「お二人だけに、お伝えしたいことがあります」
フィアナは、真剣な眼差しで切り出した。
「ルシアン様の『マナ』、そしてエリアナ様の内に眠る強大な炎。私の知識は、この地に伝わる、あまりに断片的なものです。このままでは、お二人の力が、いつかその身を滅ぼしかねない」
彼女は、南の地平線を指差した。
「南のルナリア公国。深い森と湖に閉ざされ、他国との交流をほとんど持たない、謎多き国として知られています。ですが、」
フィアナは、一瞬ためらった後、自らの秘密を打ち明ける。
「…実は、私の祖先も、遥か昔にそのルナリアから分かれた一族だと聞いています。伝承によれば、かの地には、我々の知る魔力とは異なる、マナの理を深く理解する者たちがいる、と。ですが、なぜ祖先が故郷を離れたのか、その伝承は途絶えてしまいました」
「もし、世界の理を超えた力の真実が残っているとしたら、全ての源流である、かの地しかありません。私にとっても…知りたいことなのです」
フィアナが去った後、丘の上にはルシアンとエリアナ、二人だけが残された。
「…エリアナ」
ルシアンが、静かに口を開く。「俺は、行きたいと思う。俺自身の力のこともそうだが、何より、エリアナの力が、エリアナ自身を傷つけるようなことになったら、俺は…」
「私も行くわ」
エリアナは、ルシアンの言葉を遮るように、しかし、強い意志を込めて言った。「自分の力は、自分で制御できるようになりたい。もう、ルシアンに守られてるだけじゃ嫌なの。私も、あなたの隣で戦いたいから」
二人の視線が交差し、その決意は一つになった。
翌日、評議会が再び招集された。ルシアンは、皆にルナリア公国への旅の意図を説明する。
当然、反対の声が上がった。「長が村を離れるなど!」「危険すぎる!」
バルトが「当然、俺たちも…」と同行を申し出るが、ルシアンはそれを制した。「いえ、これは俺とエリアナ、二人の力の問題です。それに、バルトさんたち『蒼き隼』には、このアステリアの守りをお願いしたい」
しかし、そうなると村の運営をまとめるリーダーが不在となる。皆が不安に思う中、それまで黙って皆の話を聞いていたブレンナが、静かに立ち上がった。
「…あの子が、自分のためだけじゃない、皆のために旅に出るって言うんだ。なら、母親のあたしが、あの子の帰る場所をしっかり守ってやらないとね」
彼女は、クララが広げていた雑多な資材管理の羊皮紙を受け取ると、淀みない動きで情報を整理し、的確な指示を出し始める。その手際は、ただの心優しい母親のものではなかった。
商人として数字に強いクララが目を見開き、建築家として論理的なコンラッドが息を呑む。頑固な職人であるバルディンですら、その淀みない差配に反論の言葉を見つけられない。
驚く皆の視線に気づいたブレンナは、少し照れたように笑う。「昔、王都で、宮廷書記官の助手みたいなことを、ちょいとね。記録と計算は、今でも少しは得意なんだよ」
その姿に、皆は確信する。(この人なら、大丈夫だ。ルシアンの不在を、確かに埋められるだけの器量が、この女性にはある)
南の秘境へと二人だけで旅立つ準備を始めるルシアンとエリアナ。その背後、アステリアでは、評議会の中心に立ったブレンナが、コンラッドやバルディンに堂々と指示を出す姿があった。
一つの場所では未知への探求が、もう一つの場所では未来を築く礎が、今、同時に動き出していた。
最初の長屋と村を囲む防護柵は既に完成し、人々の生活はひとまずの安定を得ていた。しかし、それはあくまで仮初めの安寧に過ぎない。ギデオンからの支援に頼らず、この村が恒久的に自立するための、次なる一手が必要だった。
コンラッドが設計した、村の顔となる真新しい「集会所」。その中に、アステリアの未来を担う者たちが集っていた。ルシアンが招集した、第二回の評議会である。
「議題は、アステリアの完全自立に向けた方針についてです」
議長席から、ルシアンが静かに切り出す。彼の言葉に、各分野のリーダーたちが頷いた。
「住居の次は【産業】の礎だ」と、建築家のコンラッドが口火を切る。「製材所、皮なめし工房を建設し、アステリア独自の生産ラインを確立する」
その言葉を、鍛冶師のバルディンが引き継いだ。「その全てを支えるのがワシの鍛冶工房だ。最高の道具と、いずれは最高の武具を生み出す」
「皆を支える【食糧】基盤も、より強固なものにしなければ」と、農業家のフィアナが続ける。「本格的な大農園の開墾と、冬を越すための穀物倉庫。そして、栄養バランスを考え、ヤギや鶏を飼育する畜産も始めましょう」
「生産した品を【経済】に乗せるルートが必要よ」と、元商人のクララが鋭く指摘する。「クロスロードへの定期的な販路を開拓し、まずは保存食や薬草から取引を始めるべきだわ」
「村の【医療】体制も確立しなければ」と、癒し手のセーラが手を挙げた。「フィアナさんと協力し、薬草院と診療所を建設することを提案します」
最後に、コンラッドとリックが、【生活インフラ】の重要性を説いた。
「泉からの用水路を整備し、各家庭に清潔な水を供給する。共同トイレの建設と下水設備の敷設、そして村内の道路を舗装する。これらが、衛生的で文化的な生活の基盤となる」
「見張り塔の増設と、周辺の定期的な巡回ルートの確立も必要だ。安全な生活なくして、発展はない」
五つの壮大な計画に、評議会は活気づく。ルシアンはそれぞれの責任者を任命し、アステリアは新たな目標に向かって、再び一丸となって動き出した。
◇
フィアナが開墾した試験農地。ルシアンは、彼女の仕事を手伝っていた。なかなか芽吹かない特殊な薬草の成長を、【星命創造】の力で促そうとする。しかし、ただ闇雲に力を注ぐだけでは、自身の消耗が激しい割に、薬草は弱々しく育つだけだった。
その様子を、フィアナは少し離れた場所から、じっと見つめていた。
(やはり…)
先日、彼女がルシアンの力に触れさせてもらった時、その手に感じたのは、魔力とは似て非なる、もっと根源的で、温かい、星そのものの息吹のような力だった。エルフの古い伝承にだけ残る、あの力ではないかと。
そして今、その膨大な力を、彼が扱いきれていない様子を見て、彼女は確信を得た。
「ルシアン様…」
フィアナは、静かに彼の元へ歩み寄った。そして、畏敬の念を込めた目で、問いかけた。
「あなたが操っているその力は、伝承に残る、『マナ』…星の生命力そのものではありませんか?」
彼女は続ける。「伝承によれば、マナは、星に生きるもの全てが内に秘めている、魂の輝き。ですが、それは分け与えたり、奪ったりできるものではなく、ましてや、自らの力として自在に振るい、生命を創り出すことなど、神々でさえ行わなかったとされています。…あなたのなされていることは、私たちの知る世界の理では、あり得ないことなのです」
「もし、あなたが本当にマナに触れられるのなら…」フィアナは、力任せに成長を促すのではなく、その植物が本来持つ「マナの流れ」を感じ、それを後押しするように力を使うことを助言する。
ルシアンがその言葉に従うと、先程までとは比べ物にならないほど少ない消耗で、薬草は生き生きと力強く成長を始めた。
それは、彼が【星命創造】の力を、ただ力任せに行使するのとは違う、より効率的な扱い方の、その入り口に立った瞬間だった。
◇
村から少し離れた広場。エリアナは、フィアナの指導のもと、魔法の修行に励んでいた。しかし、彼女は指先に火を灯すという、最も初歩的な魔法すら、まともに使えずにいた。集中すればするほど、魔力は霧散し、小さな火花が散っては消えるだけ。
「どうして…! もっと、ルシアンの役に立ちたいのに…!」
焦り、涙目になるエリアナを、フィアナは静かに制した。
「この世界には、火、水、土、風、光、闇の六属性の魔力があります。誰もがそのいずれかの素養を持ちますが、ほとんどの者は、生活の助けに火を灯すのが関の山。ですが、ごく稀に、強大な魔力を持って生まれる者がいるのです。だからこそ、一部の貴族は血筋によってその力を受け継ぎ、各国が血眼になって才能ある者を探しているのですよ」
フィアナは、エリアナの才能を説いた。「あなたがレイジ・ベアとの戦いで咄嗟に放ったというあの炎…あれは、長年鍛錬を積んだ、熟練の魔術師がようやく放てるかどうかというレベルの攻撃魔法。あなたの内には、それほどの潜在能力が眠っているのです」
フィアナは、破壊ではなく、「守りたい」という想いを力に変えるよう助言する。「炎は、暖かな光でもあります。あなたが守りたいと願う、大切な人の顔を思い浮かべて」
エリアナの脳裏に浮かぶのは、ルシアンと、アステリアの皆の笑顔。彼女は、祈るように、そっと手のひらを差し出す。すると、彼女の手のひらの上に、キャンドルのように温かく、穏やかに揺らめく小さな光の玉が生まれた。
その光景を見ていたルシアンから、「すごいじゃないか、エリアナ。…すごく、綺麗だ」と褒められ、エリアナの顔が、手のひらの炎よりも赤く燃え上がった。
◇
その日の夕暮れ。村作りの喧騒が落ち着き、人々が夕食の支度を始める頃。フィアナは、ルシアンとエリアナを、集落を見下ろす丘の上へと誘った。
「お二人だけに、お伝えしたいことがあります」
フィアナは、真剣な眼差しで切り出した。
「ルシアン様の『マナ』、そしてエリアナ様の内に眠る強大な炎。私の知識は、この地に伝わる、あまりに断片的なものです。このままでは、お二人の力が、いつかその身を滅ぼしかねない」
彼女は、南の地平線を指差した。
「南のルナリア公国。深い森と湖に閉ざされ、他国との交流をほとんど持たない、謎多き国として知られています。ですが、」
フィアナは、一瞬ためらった後、自らの秘密を打ち明ける。
「…実は、私の祖先も、遥か昔にそのルナリアから分かれた一族だと聞いています。伝承によれば、かの地には、我々の知る魔力とは異なる、マナの理を深く理解する者たちがいる、と。ですが、なぜ祖先が故郷を離れたのか、その伝承は途絶えてしまいました」
「もし、世界の理を超えた力の真実が残っているとしたら、全ての源流である、かの地しかありません。私にとっても…知りたいことなのです」
フィアナが去った後、丘の上にはルシアンとエリアナ、二人だけが残された。
「…エリアナ」
ルシアンが、静かに口を開く。「俺は、行きたいと思う。俺自身の力のこともそうだが、何より、エリアナの力が、エリアナ自身を傷つけるようなことになったら、俺は…」
「私も行くわ」
エリアナは、ルシアンの言葉を遮るように、しかし、強い意志を込めて言った。「自分の力は、自分で制御できるようになりたい。もう、ルシアンに守られてるだけじゃ嫌なの。私も、あなたの隣で戦いたいから」
二人の視線が交差し、その決意は一つになった。
翌日、評議会が再び招集された。ルシアンは、皆にルナリア公国への旅の意図を説明する。
当然、反対の声が上がった。「長が村を離れるなど!」「危険すぎる!」
バルトが「当然、俺たちも…」と同行を申し出るが、ルシアンはそれを制した。「いえ、これは俺とエリアナ、二人の力の問題です。それに、バルトさんたち『蒼き隼』には、このアステリアの守りをお願いしたい」
しかし、そうなると村の運営をまとめるリーダーが不在となる。皆が不安に思う中、それまで黙って皆の話を聞いていたブレンナが、静かに立ち上がった。
「…あの子が、自分のためだけじゃない、皆のために旅に出るって言うんだ。なら、母親のあたしが、あの子の帰る場所をしっかり守ってやらないとね」
彼女は、クララが広げていた雑多な資材管理の羊皮紙を受け取ると、淀みない動きで情報を整理し、的確な指示を出し始める。その手際は、ただの心優しい母親のものではなかった。
商人として数字に強いクララが目を見開き、建築家として論理的なコンラッドが息を呑む。頑固な職人であるバルディンですら、その淀みない差配に反論の言葉を見つけられない。
驚く皆の視線に気づいたブレンナは、少し照れたように笑う。「昔、王都で、宮廷書記官の助手みたいなことを、ちょいとね。記録と計算は、今でも少しは得意なんだよ」
その姿に、皆は確信する。(この人なら、大丈夫だ。ルシアンの不在を、確かに埋められるだけの器量が、この女性にはある)
南の秘境へと二人だけで旅立つ準備を始めるルシアンとエリアナ。その背後、アステリアでは、評議会の中心に立ったブレンナが、コンラッドやバルディンに堂々と指示を出す姿があった。
一つの場所では未知への探求が、もう一つの場所では未来を築く礎が、今、同時に動き出していた。
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