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飛躍篇
第十七話:二つの旅路
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夜明け前、まだ星々が西の空に残る頃。アステリアは、静寂に包まれていた。
ルシアンは、簡素な旅支度を整え、完成したばかりの村の門の前で待っていた。彼の背負うバックパックは、旅の荷物の他に、小さな相棒が隠れるためのスペースが確保され、少しだけ膨らんでいる。
そこへ、エリアナが巨大な、今にもはち切れそうなバックパックを背負って、ふらふらと現れる。
「お、お待たせ! これで、準備万端よ!」
その荷物の大半は、大量の服、分厚い本、巨大な鍋、予備の食器セットなど、どう考えても長旅には不要なものばかりだった。
その様子を見ていたブレンナが、呆れたように、しかし優しく笑いながら近づく。
「エリアナ、あんたねえ…。そんなもの全部持ってったら、一日で動けなくなるよ」
彼女は、母親のように、エリアナの荷物を一つ一つ確認し、本当に必要なものだけを選別して、小さなバッグに手際よく詰め直していく。ちょっぴり恥ずかしそうに、頬を赤らめるエリアナ。その光景を、ルシアンは、昔と何も変わらないなと、静かな笑みで見守っていた。
身軽になったエリアナと共に、ルシアンは仲間たちに見送られ、南の秘境、ルナリア公国を目指して旅立つ。
◇
二人きりの旅は、どこか懐かしく、そして新鮮だった。
道中、森の木々を抜ける風が、エリアナのサイドテールを揺らす。一枚の木の葉が、その金色の髪に絡みついた。
「エリアナ、じっとしてて」
「え?」
ルシアンは、ごく自然に手を伸ばし、彼女の髪にそっと触れると、その木の葉を優しく取り除いた。
「…!」
エリアナの動きが、完全に止まる。頬のすぐそばにある、ルシアンの真剣な横顔。その距離感に、心臓がドキリと大きく跳ねた。
「な、なんでもない! 虫がいただけよ!」
慌てて数歩先を歩き出すが、ルシアンに背を向けた彼女の顔は、真っ赤に染まっていた。
その夜。焚火を囲み、エリアナは自分の番として、眠るルシアンを見守っていた。しかし、旅の疲れからか、うつらうつらと舟を漕ぎ始めてしまう。
ふと、肩に温かいものが掛けられ、エリアナははっと目を覚ました。いつの間にか起きていたルシアンが、自分のマントを彼女の肩に掛け、静かに言った。
「代わる。お前はもう休め」
「で、でも…」
「いいから」
有無を言わさぬ、しかし優しい声。エリアナは、彼の言葉に甘えるように、マントにくるまりながら、再び浅い眠りへと落ちていった。眠りに落ちる寸前、焚火の炎に照らされた彼の横顔が、昔よりもずっと頼もしく見えた気がした。
旅にも慣れてきた頃。エリアナは、練習の成果を見せるように、手のひらの上に、キャンドルのように温かい光の玉を灯してみせる。「すごいでしょ」と、得意げな顔。ルシアンは、「ああ、すごいな」と、その小さな光と、光に照らされた彼女の横顔を、優しい目で見つめる。彼の足元では、バックパックから出てきたネロが、不思議そうにその光の玉を眺めていた。
ふと会話が途切れた時、エリアナは焚火の炎を見つめながら、小さな声で呟く。
「…また、こうして二人で話せて、嬉しい」
その言葉に、ルシアンは少しだけ驚いたような顔をしたが、やがて、静かに頷いた。
「…俺もだ」
◇
一方、ルシアンたちが旅立った後のアステリアでは、ブレンナを中心とした、新たな村作りが始まっていた。
彼女は、元宮廷書記官の助手の経験を活かし、資材の在庫管理、労働力の采配、各工房の進捗管理などを、淀みなくこなしていく。その的確な差配に、コンラッドやクララたち専門家も舌を巻き、全幅の信頼を寄せていた。
しかし、村作りが軌道に乗り始めた矢先、最初の内部対立が起こる。食料の配分を巡って、狩りで多くの肉をもたらす獣人たちと、資材管理や炊事といった後方支援を担う人間たちとの間で、「俺たちの方が貢献している」「いいえ、私たちの仕事がなければ村は回らないわ」と、小さな口論が起きたのだ。
バルトが力で抑え込もうとするが、かえって双方の不満を煽ってしまう。
その様子を見ていたブレンナが、静かに仲裁に入る。彼女は、どちらかを責めるでもなく、両者の言い分を、母親のように辛抱強く聞いた。
そして、こう提案する。「今のままじゃ、誰がどれだけ頑張ったか、分かりにくいのかもしれないね。だから、この村でも、クロスロードと同じように、ゴールド(G)を使って、きちんと給金を支払うことにしようじゃないか」
驚く皆に、彼女は説明する。ルシアンがギデオンから勝ち取った金品を村の「共有財産」とし、そこから資金を捻出。狩りの成果、建設作業、炊事、道具の修理といった、全ての労働に「対価」としてゴールドで給金を支払う。そして、村の共有倉庫から食料や物資を得るには、その給金で「購入」するという、新しいルールを導入したのだ。
その見事な提案に、元商人であるクララが、感心したように頷き、皆に補足した。
「ブレンナさんの言う通りよ。これなら、皆の働きが正当に評価されるわ。それに、もっと大事なことがある。ゴールドを使えば、いずれクロスロードから行商人を呼んだり、私たちが作った物を売りに行くこともできる。外の世界と繋がり、この村に富をもたらすための、最初の、そして一番大事な一歩よ」
その采配に、村人たちはブレンナへの尊敬の念を新たにした。彼女は、ルシアン不在のアステリアをまとめ上げる、確かな「器」を示した。
◇
旅の末、ルシアンとエリアナは、ルナリア公国の国境に広がる、広大な森にたどり着いていた。クロスロード周辺の乾いた荒野とは全く違う、常に霧が立ち込める、神秘的で、どこか人を寄せ付けない雰囲気の森。
空気が、濃い。まるで水の中を歩いているかのように、肌にまとわりつく、未知のエネルギー。
(これが…フィアナが言っていた『マナ』というものなのか…?)
ルシアンは、その力の正体は分からないまま、ただ本能で、この土地が特別な場所であることを感じ取っていた。彼の足元では、ネロもまた、警戒するように喉を鳴らしている。
森を進むと、不意に周囲の霧が濃くなった。ざわめいていた木々の葉音が消え、完全な静寂が二人を包む。
霧が、まるで生き物のように蠢き、二人の周りで様々な形を紡ぎ始めた。存在しないはずの崖が足元に現れ、燃え盛る炎の壁が道を塞ぐ。
「きゃっ!」
エリアナは、足元に現れた幻の蛇に驚き、後ずさる。
だが、ルシアンの目には、その蛇も、炎も、崖も、何も映っていなかった。彼の精神は、氷のように静まり返っている。
(これは…精神への攻撃か? だが、俺には効かない。【不屈の魂】は、恐怖や動揺だけでなく、心を惑わす幻術そのものを無効化するのか…!)
「グルル…」
ルシアンの足元で、ネロが低く唸った。そのルビーのような瞳は、幻覚ではなく、エリアナの斜め後ろ、何もないはずの空間を鋭く睨みつけている。
霧の中から、月光を浴びてきらめく、白い狐の姿が、ふわりと浮かび上がった。実体があるのかないのかすら曖昧な、幻想的な魔物――ミストフォックス。
ネロが弾丸のように飛び出し、その幻影に襲いかかるが、その体は空しく霧を通り抜けるだけだった。
「エリアナ、俺を信じろ! 幻に惑わされるな、ネロが睨んでいる場所だ!」
ルシアンの鋭い声が、幻覚に囚われたエリアナの意識を貫く。
「正面じゃない、斜め後ろ! そこに、小さな炎を!」
「で、でも…!」
「いいから!」
エリアナは、迷いを振り払う。彼の確かな声だけを信じて、祈るように、手のひらの上に小さな光の玉を灯した。
彼女が放った温かい光が、濃霧をわずかに揺らがせた、その瞬間。霧でできた狐の体の中に、一瞬だけ、心臓のように明滅する小さな光の核が見えた。
その一瞬を、ルシアンは見逃さなかった。
彼は、驚異的な速度で距離を詰め、幻影を通り抜け、その光の核を、的確に貫いた。
核を貫かれた瞬間、ミストフォックスは断末魔の叫びを上げる間もなく、その体を構成していた霧が、まるで陽炎のように、音もなく周囲の空気へと溶けて消えた。
ネロが、魔物が消えた場所の匂いを嗅ぎ、不思議そうに首を傾げている。
「…吸収できないのか。ここの魔物は、俺たちの知っている奴らとは違うらしいな」
ルシアンは、この森の神秘性を改めて感じながら、呟いた。
◇
ミストフォックスの森を抜けた二人の目の前に、ルナリア公国の国境が立ちはだかる。それは、巨大な樹々が絡み合い、継ぎ目一つなく、天までそびえる「生きた壁」だった。
二人が呆然と見上げていると、壁そのものから、男女の区別もつかない、古の響きを持つ声が問いかけてきた。ルシアンの足元で、ネロが警戒するように低く唸る。
『眠れる我が庭に、踏み入るは何者ぞ。汝らの来訪が、星の意思か、あるいはただの迷いか、その魂で示せ』
---その頃、アステリアでは、コンラッドの指揮のもと、村の入り口に、巨大な木製の門が完成しようとしていた。ブレンナや村人たちが見守る中、最後の杭が打ち込まれる。それは、彼らが自分たちの手で未来への扉を開いた、その証だった。
未知なる試練を前に、閉ざされた「門」を見上げるルシアンとエリアナ。そして、自分たちの手で未来への「門」を開いた、アステリアの人々。
二つの場所で、それぞれが異なる門に歩みを進める。
ルシアンは、簡素な旅支度を整え、完成したばかりの村の門の前で待っていた。彼の背負うバックパックは、旅の荷物の他に、小さな相棒が隠れるためのスペースが確保され、少しだけ膨らんでいる。
そこへ、エリアナが巨大な、今にもはち切れそうなバックパックを背負って、ふらふらと現れる。
「お、お待たせ! これで、準備万端よ!」
その荷物の大半は、大量の服、分厚い本、巨大な鍋、予備の食器セットなど、どう考えても長旅には不要なものばかりだった。
その様子を見ていたブレンナが、呆れたように、しかし優しく笑いながら近づく。
「エリアナ、あんたねえ…。そんなもの全部持ってったら、一日で動けなくなるよ」
彼女は、母親のように、エリアナの荷物を一つ一つ確認し、本当に必要なものだけを選別して、小さなバッグに手際よく詰め直していく。ちょっぴり恥ずかしそうに、頬を赤らめるエリアナ。その光景を、ルシアンは、昔と何も変わらないなと、静かな笑みで見守っていた。
身軽になったエリアナと共に、ルシアンは仲間たちに見送られ、南の秘境、ルナリア公国を目指して旅立つ。
◇
二人きりの旅は、どこか懐かしく、そして新鮮だった。
道中、森の木々を抜ける風が、エリアナのサイドテールを揺らす。一枚の木の葉が、その金色の髪に絡みついた。
「エリアナ、じっとしてて」
「え?」
ルシアンは、ごく自然に手を伸ばし、彼女の髪にそっと触れると、その木の葉を優しく取り除いた。
「…!」
エリアナの動きが、完全に止まる。頬のすぐそばにある、ルシアンの真剣な横顔。その距離感に、心臓がドキリと大きく跳ねた。
「な、なんでもない! 虫がいただけよ!」
慌てて数歩先を歩き出すが、ルシアンに背を向けた彼女の顔は、真っ赤に染まっていた。
その夜。焚火を囲み、エリアナは自分の番として、眠るルシアンを見守っていた。しかし、旅の疲れからか、うつらうつらと舟を漕ぎ始めてしまう。
ふと、肩に温かいものが掛けられ、エリアナははっと目を覚ました。いつの間にか起きていたルシアンが、自分のマントを彼女の肩に掛け、静かに言った。
「代わる。お前はもう休め」
「で、でも…」
「いいから」
有無を言わさぬ、しかし優しい声。エリアナは、彼の言葉に甘えるように、マントにくるまりながら、再び浅い眠りへと落ちていった。眠りに落ちる寸前、焚火の炎に照らされた彼の横顔が、昔よりもずっと頼もしく見えた気がした。
旅にも慣れてきた頃。エリアナは、練習の成果を見せるように、手のひらの上に、キャンドルのように温かい光の玉を灯してみせる。「すごいでしょ」と、得意げな顔。ルシアンは、「ああ、すごいな」と、その小さな光と、光に照らされた彼女の横顔を、優しい目で見つめる。彼の足元では、バックパックから出てきたネロが、不思議そうにその光の玉を眺めていた。
ふと会話が途切れた時、エリアナは焚火の炎を見つめながら、小さな声で呟く。
「…また、こうして二人で話せて、嬉しい」
その言葉に、ルシアンは少しだけ驚いたような顔をしたが、やがて、静かに頷いた。
「…俺もだ」
◇
一方、ルシアンたちが旅立った後のアステリアでは、ブレンナを中心とした、新たな村作りが始まっていた。
彼女は、元宮廷書記官の助手の経験を活かし、資材の在庫管理、労働力の采配、各工房の進捗管理などを、淀みなくこなしていく。その的確な差配に、コンラッドやクララたち専門家も舌を巻き、全幅の信頼を寄せていた。
しかし、村作りが軌道に乗り始めた矢先、最初の内部対立が起こる。食料の配分を巡って、狩りで多くの肉をもたらす獣人たちと、資材管理や炊事といった後方支援を担う人間たちとの間で、「俺たちの方が貢献している」「いいえ、私たちの仕事がなければ村は回らないわ」と、小さな口論が起きたのだ。
バルトが力で抑え込もうとするが、かえって双方の不満を煽ってしまう。
その様子を見ていたブレンナが、静かに仲裁に入る。彼女は、どちらかを責めるでもなく、両者の言い分を、母親のように辛抱強く聞いた。
そして、こう提案する。「今のままじゃ、誰がどれだけ頑張ったか、分かりにくいのかもしれないね。だから、この村でも、クロスロードと同じように、ゴールド(G)を使って、きちんと給金を支払うことにしようじゃないか」
驚く皆に、彼女は説明する。ルシアンがギデオンから勝ち取った金品を村の「共有財産」とし、そこから資金を捻出。狩りの成果、建設作業、炊事、道具の修理といった、全ての労働に「対価」としてゴールドで給金を支払う。そして、村の共有倉庫から食料や物資を得るには、その給金で「購入」するという、新しいルールを導入したのだ。
その見事な提案に、元商人であるクララが、感心したように頷き、皆に補足した。
「ブレンナさんの言う通りよ。これなら、皆の働きが正当に評価されるわ。それに、もっと大事なことがある。ゴールドを使えば、いずれクロスロードから行商人を呼んだり、私たちが作った物を売りに行くこともできる。外の世界と繋がり、この村に富をもたらすための、最初の、そして一番大事な一歩よ」
その采配に、村人たちはブレンナへの尊敬の念を新たにした。彼女は、ルシアン不在のアステリアをまとめ上げる、確かな「器」を示した。
◇
旅の末、ルシアンとエリアナは、ルナリア公国の国境に広がる、広大な森にたどり着いていた。クロスロード周辺の乾いた荒野とは全く違う、常に霧が立ち込める、神秘的で、どこか人を寄せ付けない雰囲気の森。
空気が、濃い。まるで水の中を歩いているかのように、肌にまとわりつく、未知のエネルギー。
(これが…フィアナが言っていた『マナ』というものなのか…?)
ルシアンは、その力の正体は分からないまま、ただ本能で、この土地が特別な場所であることを感じ取っていた。彼の足元では、ネロもまた、警戒するように喉を鳴らしている。
森を進むと、不意に周囲の霧が濃くなった。ざわめいていた木々の葉音が消え、完全な静寂が二人を包む。
霧が、まるで生き物のように蠢き、二人の周りで様々な形を紡ぎ始めた。存在しないはずの崖が足元に現れ、燃え盛る炎の壁が道を塞ぐ。
「きゃっ!」
エリアナは、足元に現れた幻の蛇に驚き、後ずさる。
だが、ルシアンの目には、その蛇も、炎も、崖も、何も映っていなかった。彼の精神は、氷のように静まり返っている。
(これは…精神への攻撃か? だが、俺には効かない。【不屈の魂】は、恐怖や動揺だけでなく、心を惑わす幻術そのものを無効化するのか…!)
「グルル…」
ルシアンの足元で、ネロが低く唸った。そのルビーのような瞳は、幻覚ではなく、エリアナの斜め後ろ、何もないはずの空間を鋭く睨みつけている。
霧の中から、月光を浴びてきらめく、白い狐の姿が、ふわりと浮かび上がった。実体があるのかないのかすら曖昧な、幻想的な魔物――ミストフォックス。
ネロが弾丸のように飛び出し、その幻影に襲いかかるが、その体は空しく霧を通り抜けるだけだった。
「エリアナ、俺を信じろ! 幻に惑わされるな、ネロが睨んでいる場所だ!」
ルシアンの鋭い声が、幻覚に囚われたエリアナの意識を貫く。
「正面じゃない、斜め後ろ! そこに、小さな炎を!」
「で、でも…!」
「いいから!」
エリアナは、迷いを振り払う。彼の確かな声だけを信じて、祈るように、手のひらの上に小さな光の玉を灯した。
彼女が放った温かい光が、濃霧をわずかに揺らがせた、その瞬間。霧でできた狐の体の中に、一瞬だけ、心臓のように明滅する小さな光の核が見えた。
その一瞬を、ルシアンは見逃さなかった。
彼は、驚異的な速度で距離を詰め、幻影を通り抜け、その光の核を、的確に貫いた。
核を貫かれた瞬間、ミストフォックスは断末魔の叫びを上げる間もなく、その体を構成していた霧が、まるで陽炎のように、音もなく周囲の空気へと溶けて消えた。
ネロが、魔物が消えた場所の匂いを嗅ぎ、不思議そうに首を傾げている。
「…吸収できないのか。ここの魔物は、俺たちの知っている奴らとは違うらしいな」
ルシアンは、この森の神秘性を改めて感じながら、呟いた。
◇
ミストフォックスの森を抜けた二人の目の前に、ルナリア公国の国境が立ちはだかる。それは、巨大な樹々が絡み合い、継ぎ目一つなく、天までそびえる「生きた壁」だった。
二人が呆然と見上げていると、壁そのものから、男女の区別もつかない、古の響きを持つ声が問いかけてきた。ルシアンの足元で、ネロが警戒するように低く唸る。
『眠れる我が庭に、踏み入るは何者ぞ。汝らの来訪が、星の意思か、あるいはただの迷いか、その魂で示せ』
---その頃、アステリアでは、コンラッドの指揮のもと、村の入り口に、巨大な木製の門が完成しようとしていた。ブレンナや村人たちが見守る中、最後の杭が打ち込まれる。それは、彼らが自分たちの手で未来への扉を開いた、その証だった。
未知なる試練を前に、閉ざされた「門」を見上げるルシアンとエリアナ。そして、自分たちの手で未来への「門」を開いた、アステリアの人々。
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