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動乱篇
第四十九話:英雄の褒賞
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シルベリア王国の王城、その謁見の間は、歴史的な瞬間をその目に焼き付けようとする、有力貴族や騎士たちで埋め尽くされていた。
玉座には国王アラルディスが座し、その傍らには騎士団長ガウェインが立つ。壇上に招かれたルシアン、エリアナ、レン、そしてユリウスの四人は、万雷の拍手と喝采を、その一身に浴びていた。
客席の一角には、この日のために招かれたクロスロードとアステリアの関係者たちの姿もあった。カインは面白そうに口の端を吊り上げ、ブレンナは、我が子の晴れ姿に、ただ静かに涙を浮かべている。
やがて、ガウェインが一歩前に進み出ると、一通の公式な羊皮紙を広げ、厳粛な声で読み上げ始めた。
「国王陛下の御名において、国家褒賞を布告する!」
「まず、クロスロード自治領、及びアステリアに対し、先の帝国との戦いにおける多大なる後方支援への感謝と、今後の永代友好の証として、『シルベリアの盟約』を与える。現在、王国直轄領となっている旧ボーモン侯爵領のうち、グレイロック鉱山を含む東部一帯の土地所有権を、クロスロードへ譲渡する! ただし、向こう一年間は移行期間とし、領民の市民権の選択は自由とする。税や利権についても、現行通り王国が徴収した上で、その全てをクロスロードへ譲渡するものとする!」
その、あまりにも破格の内容に、謁見の間がどよめく。「鉱山を、だと…!?」「正気か…」と、貴族たちの間から驚きの声が上がる。
「次に、ルシアン殿、並びにその仲間たちへの褒賞である!」
ガウェインの声が、さらに熱を帯びる。
「一個師団を退け、帝国軍司令官ダリウスを討ち取り、二基の巨大魔導兵器を破壊。我がシルベリア王国を滅亡の危機から救ったその功績に対し、王国最高勲章『銀獅子大綬章』を授与する!」
「銀獅子…! 国外の者に授与されるなど、前例がないぞ!」貴族の一人が、信じられないといった様子で呟いた。
「さらに、一代限りの名誉爵位として、貴族における最高の栄誉、名誉公爵の位を与える! また、王国内における一切の規制を受けぬ『自由踏破権』を認め、古代遺跡の調査なども含め、その活動を王国が保証する! そして最後に、国王陛下が叶える、たった一つの『願い』を授けるものとする!」
建国以来、前例のない破格の褒賞の連続に、謁見の間のどよめきは、やがて水を打ったような静寂へと変わった。誰もが、息を呑んで壇上を見つめている。
ルシアンは、静かに一歩前に出ると、完璧な貴族の礼で、国王から勲章を受け取った。
そして、国王が穏やかな声で、最後の褒賞について尋ねる。
「して、ルシアン公。そなたの『願い』とは、何かな?」
ルシアンは、まっすぐに国王を見つめ、静かに、しかしはっきりと告げた。
「ユリウス・ボーモンの、奴隷の身分を解いていただきたい」
その、あまりにも個人的で、しかし無欲な願いに、王は一瞬驚き、そして深く頷いた。
「…それで、良いのだな」
「はい」
「分かった。国王アラルディスの名において、今、この時より、ユリウス・ボーモンの奴隷身分を解き、自由の身とすることを、ここに宣言する!」
その言葉に、ユリウスは信じられないといった表情で、ただ「ルシアン殿…!」と呟くことしかできない。
ルシアンは、そんな彼に、静かに微笑みかけた。
「これからも、よろしくな。ユリウス」
◇
叙勲式はつつがなく進み、その戦果と破格の褒賞内容は、王都中に大きな驚きと共に広まっていった。出席したアステリアの関係者たちも、自分たちの長が世紀の英雄となったその姿を、ただ誇らしく見つめていた。
式典の後、場所を移して開かれた祝賀会。
英雄たちの元には、シルベリアの有力貴族や騎士たちが、挨拶と賞賛の言葉を伝えようと、次から次へと殺到していた。
「ルシアン公! 我が娘を、ぜひあなたに!」
一人の恰幅の良い貴族が、ルシアンに馴れ馴れしく肩を組んでくる。ルシアンは、穏やかな笑みを浮かべながらも、内心では困惑していた。
(…戦う方が、ずっと気が楽だ。何を考えているのか、さっぱり分からない…)
「エリアナ嬢、その太陽の炎、ぜひ一度拝見したいものですな!」
別の貴族が、エリアナにねっとりとした視線を向ける。エリアナは、引きつりそうになる口元を必死に笑顔の形に保っていた。
(すごい…みんなキラキラしてる。でも、なんだか、すごく遠い世界の人みたい…)
「レン殿! 我が騎士団で、その風の技を指南してはいただけぬか!」
若い騎士が、熱っぽくレンに語りかける。レンは、ただ真顔で一瞥すると、短く「結構です」とだけ答えた。
(なるほど。これが人間の社交…。目的を達成するまでに、随分と多くの言葉を重ねるものですね)
こういった場に全く慣れていない三人は、その人の波に完全に辟易していた。
その、三人の窮地を救ったのは、ユリウスだった。
彼は、すっと三人の前に立つと、まるで水が流れるかのように、華麗な立ち居振る舞いで人々をいなし始めた。
「おや、マーガレット侯爵。ご息女の噂はかねがね。ですが、今は陛下へのご挨拶が先決かと」
「ブラウン将軍。彼女たちの武勇伝は、また後ほど、私がゆっくりとお聞かせしましょう」
その完璧な貴族としての振る舞いに、誰もが感心し、引き下がっていく。
ユリウスは、そんな貴族たちの背中に向かって、ルシアンたちにだけ分かるように、そっとウィンクで合図を送った。
ルシアン、エリアナ、レンは、その隙に人混みを抜け出し、屋外のテラスへと避難する。
そこには、同じように人混みが苦手な、アステリアの見慣れた仲間たちが集まっていた。
「よぉ、主役じゃねえか!」
バルトが、酒杯を片手に、ニヤリと笑う。
「俺たち、こういう場はどうも苦手でな。みんなで、ここで祝ってたんだよ」
ルシアンたちは、いつもの仲間たちの顔を見て、心から安堵した。
「俺たちもだ」
そう言って、ルシアンはバルトの隣に腰を下ろす。
エリアナとレンも、ようやくいつもの調子を取り戻したようだった。彼らは、改めて、この壮絶だった戦いの勝利を、気心の知れた仲間たちと静かに分かち合った。
◇
仲間たちの輪から少し離れ、ルシアンは一人、テラスの欄干に寄りかかり、眼下に広がる王都の無数の灯りを、静かに見つめていた。喧騒は、まるで遠い世界の出来事のようだ。
その冷えた肩に、温かいショールがそっと掛けられる。
「…母さん」
振り返ると、そこには美しい正装に身を包んだブレンナが、優しい笑みを浮かべて立っていた。
「母さん。俺、守れたかな…」
ルシアンの、か細い声が、夜の空気に溶けていく。
「ああ」
ブレンナは、ゆっくりと頷くと、息子を優しく、しかし力強く抱きしめた。
「よくやった。本当によくやったね、ルシアン」
彼女は、そっと体を離すと、ルシアンの瞳をまっすぐに見つめた。
「これまでの頑張り、全部見てたよ。ルシアンの優しさも、一人で抱え込んで、たくさん悩んでいたこともね」
「だけど、」と、彼女は続ける。
「一つも間違ってなんかいなかった。あんたが進んできた道で、これだけの人が笑顔になったんだもの」
「私も、幸せだよ。あんたはもう、あたしの息子だけじゃない。みんなの希望になったんだ。だから、胸を張りなさい。今日は、あなたのお祝いなんだから」
「…うん。ありがとう、母さん」
その時、広間の喧騒の中から、遠く、二つの声が聞こえてきた。
「ルシアン! ちょっと!」「聞いてください!」
エリアナとレンが、何か言い争いながら、彼を探しているようだった。
ブレンナは、その声に気づくと、愛おしそうに目を細めた。
「ほら、呼ばれてるよ。行っておいで」
「…うん。じゃあ、ちょっと行ってくる」
ブレンナは、仲間たちの輪の中へと戻っていく、息子の背中を、ただ静かに見守っていた。
その背中は、貧民街で見た頃よりも、ずっと大きく、頼もしくなっていた。
(ああ…私の自慢の息子、ルシアン。行っておいで)
その夜、祝賀会は夜更けまで続き、王都は、英雄たちの名を讃える声で満ち溢れていた。
◇
翌日の早朝。
前日の喧騒が嘘のように静まり返った、王城の豪華な客室。ルシアンは、まだ深い眠りの中にいた。
コン、コンコン…
控えめな、しかし確かなノックの音が、静寂を破る。
眠い目をこすりながら、ルシアンは重い体を起こし、扉を開けた。
そこに立っていたのは、ギルドマスター・カインだった。
彼は、いつもの食えない笑みを浮かべながらも、その瞳の奥には、これまでとは違う、真剣な光を宿していた。
「朝早くにすまないな、ルシアン殿」
「…少し、二人だけで話したいことがある」
玉座には国王アラルディスが座し、その傍らには騎士団長ガウェインが立つ。壇上に招かれたルシアン、エリアナ、レン、そしてユリウスの四人は、万雷の拍手と喝采を、その一身に浴びていた。
客席の一角には、この日のために招かれたクロスロードとアステリアの関係者たちの姿もあった。カインは面白そうに口の端を吊り上げ、ブレンナは、我が子の晴れ姿に、ただ静かに涙を浮かべている。
やがて、ガウェインが一歩前に進み出ると、一通の公式な羊皮紙を広げ、厳粛な声で読み上げ始めた。
「国王陛下の御名において、国家褒賞を布告する!」
「まず、クロスロード自治領、及びアステリアに対し、先の帝国との戦いにおける多大なる後方支援への感謝と、今後の永代友好の証として、『シルベリアの盟約』を与える。現在、王国直轄領となっている旧ボーモン侯爵領のうち、グレイロック鉱山を含む東部一帯の土地所有権を、クロスロードへ譲渡する! ただし、向こう一年間は移行期間とし、領民の市民権の選択は自由とする。税や利権についても、現行通り王国が徴収した上で、その全てをクロスロードへ譲渡するものとする!」
その、あまりにも破格の内容に、謁見の間がどよめく。「鉱山を、だと…!?」「正気か…」と、貴族たちの間から驚きの声が上がる。
「次に、ルシアン殿、並びにその仲間たちへの褒賞である!」
ガウェインの声が、さらに熱を帯びる。
「一個師団を退け、帝国軍司令官ダリウスを討ち取り、二基の巨大魔導兵器を破壊。我がシルベリア王国を滅亡の危機から救ったその功績に対し、王国最高勲章『銀獅子大綬章』を授与する!」
「銀獅子…! 国外の者に授与されるなど、前例がないぞ!」貴族の一人が、信じられないといった様子で呟いた。
「さらに、一代限りの名誉爵位として、貴族における最高の栄誉、名誉公爵の位を与える! また、王国内における一切の規制を受けぬ『自由踏破権』を認め、古代遺跡の調査なども含め、その活動を王国が保証する! そして最後に、国王陛下が叶える、たった一つの『願い』を授けるものとする!」
建国以来、前例のない破格の褒賞の連続に、謁見の間のどよめきは、やがて水を打ったような静寂へと変わった。誰もが、息を呑んで壇上を見つめている。
ルシアンは、静かに一歩前に出ると、完璧な貴族の礼で、国王から勲章を受け取った。
そして、国王が穏やかな声で、最後の褒賞について尋ねる。
「して、ルシアン公。そなたの『願い』とは、何かな?」
ルシアンは、まっすぐに国王を見つめ、静かに、しかしはっきりと告げた。
「ユリウス・ボーモンの、奴隷の身分を解いていただきたい」
その、あまりにも個人的で、しかし無欲な願いに、王は一瞬驚き、そして深く頷いた。
「…それで、良いのだな」
「はい」
「分かった。国王アラルディスの名において、今、この時より、ユリウス・ボーモンの奴隷身分を解き、自由の身とすることを、ここに宣言する!」
その言葉に、ユリウスは信じられないといった表情で、ただ「ルシアン殿…!」と呟くことしかできない。
ルシアンは、そんな彼に、静かに微笑みかけた。
「これからも、よろしくな。ユリウス」
◇
叙勲式はつつがなく進み、その戦果と破格の褒賞内容は、王都中に大きな驚きと共に広まっていった。出席したアステリアの関係者たちも、自分たちの長が世紀の英雄となったその姿を、ただ誇らしく見つめていた。
式典の後、場所を移して開かれた祝賀会。
英雄たちの元には、シルベリアの有力貴族や騎士たちが、挨拶と賞賛の言葉を伝えようと、次から次へと殺到していた。
「ルシアン公! 我が娘を、ぜひあなたに!」
一人の恰幅の良い貴族が、ルシアンに馴れ馴れしく肩を組んでくる。ルシアンは、穏やかな笑みを浮かべながらも、内心では困惑していた。
(…戦う方が、ずっと気が楽だ。何を考えているのか、さっぱり分からない…)
「エリアナ嬢、その太陽の炎、ぜひ一度拝見したいものですな!」
別の貴族が、エリアナにねっとりとした視線を向ける。エリアナは、引きつりそうになる口元を必死に笑顔の形に保っていた。
(すごい…みんなキラキラしてる。でも、なんだか、すごく遠い世界の人みたい…)
「レン殿! 我が騎士団で、その風の技を指南してはいただけぬか!」
若い騎士が、熱っぽくレンに語りかける。レンは、ただ真顔で一瞥すると、短く「結構です」とだけ答えた。
(なるほど。これが人間の社交…。目的を達成するまでに、随分と多くの言葉を重ねるものですね)
こういった場に全く慣れていない三人は、その人の波に完全に辟易していた。
その、三人の窮地を救ったのは、ユリウスだった。
彼は、すっと三人の前に立つと、まるで水が流れるかのように、華麗な立ち居振る舞いで人々をいなし始めた。
「おや、マーガレット侯爵。ご息女の噂はかねがね。ですが、今は陛下へのご挨拶が先決かと」
「ブラウン将軍。彼女たちの武勇伝は、また後ほど、私がゆっくりとお聞かせしましょう」
その完璧な貴族としての振る舞いに、誰もが感心し、引き下がっていく。
ユリウスは、そんな貴族たちの背中に向かって、ルシアンたちにだけ分かるように、そっとウィンクで合図を送った。
ルシアン、エリアナ、レンは、その隙に人混みを抜け出し、屋外のテラスへと避難する。
そこには、同じように人混みが苦手な、アステリアの見慣れた仲間たちが集まっていた。
「よぉ、主役じゃねえか!」
バルトが、酒杯を片手に、ニヤリと笑う。
「俺たち、こういう場はどうも苦手でな。みんなで、ここで祝ってたんだよ」
ルシアンたちは、いつもの仲間たちの顔を見て、心から安堵した。
「俺たちもだ」
そう言って、ルシアンはバルトの隣に腰を下ろす。
エリアナとレンも、ようやくいつもの調子を取り戻したようだった。彼らは、改めて、この壮絶だった戦いの勝利を、気心の知れた仲間たちと静かに分かち合った。
◇
仲間たちの輪から少し離れ、ルシアンは一人、テラスの欄干に寄りかかり、眼下に広がる王都の無数の灯りを、静かに見つめていた。喧騒は、まるで遠い世界の出来事のようだ。
その冷えた肩に、温かいショールがそっと掛けられる。
「…母さん」
振り返ると、そこには美しい正装に身を包んだブレンナが、優しい笑みを浮かべて立っていた。
「母さん。俺、守れたかな…」
ルシアンの、か細い声が、夜の空気に溶けていく。
「ああ」
ブレンナは、ゆっくりと頷くと、息子を優しく、しかし力強く抱きしめた。
「よくやった。本当によくやったね、ルシアン」
彼女は、そっと体を離すと、ルシアンの瞳をまっすぐに見つめた。
「これまでの頑張り、全部見てたよ。ルシアンの優しさも、一人で抱え込んで、たくさん悩んでいたこともね」
「だけど、」と、彼女は続ける。
「一つも間違ってなんかいなかった。あんたが進んできた道で、これだけの人が笑顔になったんだもの」
「私も、幸せだよ。あんたはもう、あたしの息子だけじゃない。みんなの希望になったんだ。だから、胸を張りなさい。今日は、あなたのお祝いなんだから」
「…うん。ありがとう、母さん」
その時、広間の喧騒の中から、遠く、二つの声が聞こえてきた。
「ルシアン! ちょっと!」「聞いてください!」
エリアナとレンが、何か言い争いながら、彼を探しているようだった。
ブレンナは、その声に気づくと、愛おしそうに目を細めた。
「ほら、呼ばれてるよ。行っておいで」
「…うん。じゃあ、ちょっと行ってくる」
ブレンナは、仲間たちの輪の中へと戻っていく、息子の背中を、ただ静かに見守っていた。
その背中は、貧民街で見た頃よりも、ずっと大きく、頼もしくなっていた。
(ああ…私の自慢の息子、ルシアン。行っておいで)
その夜、祝賀会は夜更けまで続き、王都は、英雄たちの名を讃える声で満ち溢れていた。
◇
翌日の早朝。
前日の喧騒が嘘のように静まり返った、王城の豪華な客室。ルシアンは、まだ深い眠りの中にいた。
コン、コンコン…
控えめな、しかし確かなノックの音が、静寂を破る。
眠い目をこすりながら、ルシアンは重い体を起こし、扉を開けた。
そこに立っていたのは、ギルドマスター・カインだった。
彼は、いつもの食えない笑みを浮かべながらも、その瞳の奥には、これまでとは違う、真剣な光を宿していた。
「朝早くにすまないな、ルシアン殿」
「…少し、二人だけで話したいことがある」
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