星を継ぐ少年 ~祈りを受け継ぎし救世主、星命創造の力で世界を変え、星の危機に挑む~

cocososho

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動乱篇

【各種情報:第三章『動乱篇』完了時点】

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▪️主な登場人物(味方側)

ルシアン

 年齢:
  16歳

 外見:
  銀髪。普段は穏やかだが、感情が高ぶると冷徹な雰囲気を纏う。戦いを通して、少年から青年へと向かう精悍さが加わった。

 能力/スキル:
  ・【星命創造(本質)】:星の生命力(マナ)を操る根源的な力。無から有を創り出すのは膨大な消耗を伴うが、既存の生命や自然現象を増強・促進させるのは効率的に行える。ルナリアでの修練を経て、離れた対象にも干渉が可能となった。
  ・【星見の瞳】:古代の祠で得た、世界の「マナの流れ」を色や光として視認できる能力。敵の魔力やスキルを看破し、弱点を見抜く。
  ・【竜星の咆哮】:朽ちたドラゴンから得た、最大級の殲滅スキル。マナを凝縮し、天から光の柱を放つ。威力は絶大だが、消耗が激しく使用回数に限りがある。
  ・【不屈の魂】:精神的な負荷を無効化する。
  ・【レイジ・ベアの膂力】:規格外の筋力。
  ・【コープス・ロードの威圧】:生物の本能に恐怖を刻むオーラ。
  ・【ブレードダンス】:人間離れした戦闘技術。
  ・【鷹の目】:驚異的な視力と動体視力。
  ・【夜間視力】:夜間でも物を見通す能力。
  ・星屑の剣:ルナリアで目覚めさせた、柄だけの古代の武具。ルシアンのマナに応え、星の光でできた剣身を自在に顕現させる。

 背景:
  古代の祠で世界の真理の断片に触れ、自らが「星の子」というキーワードと深く関わっていることを自覚。エリアナの「枷」の摘出に貢献し、彼女を救った。帝国との戦争では、その知略と力でシルベリア王国を勝利に導き、救国の英雄となる。

 現在の立場:
  アステリアの長。シルベリア王国より**『名誉公爵』の位と『銀獅子大綬章』**を授与され、国家レベルの存在として広く認知された。エリアナとは恋人同士の関係になった。

エリアナ

 年齢:
  17歳

 外見:
  金髪をサイドテールにしている。数々の試練を乗り越え、少女の面影の中に、凛とした強さを感じさせるようになった。

 魔力/スキル:
  ・『太陽の炎』:こめかみに埋め込まれていた魔道具の「枷」が外れ、完全に覚醒したボーモン家の血に宿る力。炎は純白の輝きを放ち、その威力は以前とは比較にならない。
  ・【炎身】:朽ちたドラゴンから得たスキル。炎をその身に纏い、高速で戦場を駆け抜ける。

 背景:
  ルナリアでの修練と、ルシアンたちの協力による命がけの施術を経て、長年の呪縛から解放された。シルベリア王国の有力貴族、ボーモン家の血を引くことが判明し、その過酷な運命を受け入れ、戦うことを決意した。

 現在の立場:
  銀ランク冒険者。ルシアンの愛する人であり、最高の相棒。アステリアの主力戦力の一人。

ネロ

 種族:
  黒猫?(ルシアンの【星命創造】によって生まれた、魂を共有する相棒)

 外見:
  漆黒の毛並みを持つ、小さな猫。瞳はルビーのように赤い。

 能力/スキル:
  ・能力吸収/共有:倒した魔物の力を吸収し、ルシアンを媒介として仲間たちに分け与えることができる。
  ・魔力吸収/無効化:アルバートの魔道具や帝国の兵器『ネメシス』が放った魔力を吸収・無効化するなど、その器は底が見えない。
  ・一時的な覚醒:竜の墓場で「淀み」を吸収した際、黒豹のような巨大で美しい獣の姿へと変貌した。

ブレンナ

 年齢:
  43歳

 外見:
  赤髪をポニーテールにしている。

 背景:
  ルシアンの育ての親。かつて王都で宮廷書記官の助手をしていた経験があり、優れた実務能力と統率力を秘めている。

 現在の立場:
  アステリアに移住。ルシアン不在の間、村の運営を担う事実上の指導者代行としてその手腕を発揮。現在は、ユリウスと共にアステリアの内政を支える。村のお母さん的存在。

レン

 種族/職業:
  エルフ/魔法使い(風属性)

 外見:
  金髪のショートカット。常に厳格な雰囲気を纏っているが、可愛いものに滅法弱い。

 能力/スキル:
  ・【雷霆】:朽ちたドラゴンから得た、第二の属性。風の魔術と組み合わせることで、予測不能な高速攻撃を可能とする。

 背景:
  ルナリア公国の大賢者の弟子で、国でも有数の魔法の使い手。エリアナの師を務めた後、ルシアンの圧倒的な強さとネロの可愛さに心酔し、半ば強引にアステリアへの旅に同行する。

 現在の立場:
  ルシアンたちの新たな仲間。エリアナの師であり、ルシアンに想いを寄せている。

ユリウス・ボーモン

 年齢:
  19歳

 外見:
  高貴な顔立ち。ボーモン家の血筋。炎の魔力を宿す。

 能力/スキル:
  ・【慈愛の翼】:朽ちたドラゴンから得たスキル。黄金の光の翼を広げ、広範囲の味方を癒し、その能力を向上させる、究極の支援能力。

 背景:
  レジナルド・ボーモン侯爵の嫡男。父の暴走を止めようとするも敗北。父の罪により家は取り潰しとなり、奴隷の身分に落とされるが、ルシアンの「願い」によって解放された。エリアナとは異母兄妹にあたる。

 現在の立場:
  自由の身。アステリアの新たな住人として、その優れた知識と誠実な人柄で、ブレンナと共に村の内政を支えている。

蒼き隼

 クロスロードを拠点とする、銀ランクの中堅冒険者パーティー。アステリアの防衛と村作りの中核を担う、ルシアンの最も信頼できる仲間たち。
  ・バルト:防衛隊の隊長として、移民たちをまとめ上げている。
  ・セーラ:フィアナと共に薬草院を設立し、村の医療体制の礎を築いた。
  ・リック:斥候部隊を率い、村の警戒と情報収集を担当。

開拓民たち

 構成員:
  ・はぐれ者たち(約50名):老獣人ガルバが代表。
  ・元抵抗組織(11名):元商家の女主人クララがリーダー。経済担当。
  ・元荒くれ者の移民たち(約50名):ルシアンの奇跡を目の当たりにし、心からの忠誠を誓った新たな民。今やアステリアの重要な労働力・戦力となっている。
  ・クロスロードからの移民希望者:村の発展・作業に協力後に希望者は移民として受け入れる予定

◾️主な協力者

カイン

 役職/立場:
  クロスロード冒険者ギルドのギルドマスター。

 現在の立場:
  ルシアンの最大の理解者であり、後援者。アステリアを、クロスロードの未来にとって不可欠な存在と見なしており、国家間の交渉においても、その老獪な手腕でルシアンをサポートする。

アラン・フェルザー

 役職/立場:
  シルベリア王国騎士団・特務監査隊隊長。

 現在の立場:
  ルシアンの実力と人柄を高く評価しており、王国内における最も信頼できる協力者の一人。ボーモン家の事件後、国内の腐敗貴族の一掃に乗り出している。

ガウェイン

 役職/立場:
  シルベリア王国騎士団の騎士団長。

 現在の立場:
  ルシアンとアステリアの存在を、公式に認めた王国の重鎮。彼らの規格外の力を、王国の未来のためにどう活かすべきか、模索している。

アラルディス国王

 役職/立場:
  シルベリア王国の国王。

 現在の立場:
  ルシアンたちによって国が救われたことに、深い感謝の念を抱いている。レジナルドという最大の戦力を失った今、ルシアンとアステリアを、帝国に対する新たな抑止力として、そして王国の未来のための重要なパートナーとして見ている。

◾️主な敵対者

ヴァレリウス

 役職/立場:
  シルベリア王国の貧民街を牛耳っていた悪徳商人。

 背景:
  ・ルシアンの育ての親であるブレンナを一方的に敵視し、彼女を貶めるために様々な策略を巡らせた。
  ・ブレンナを病に陥らせ、それを助けようとしたルシアンを奴隷にした張本人。
  ・レジナルド・ボーモンが帝国と行っていた裏取引の、末端の仲介役の一人であったことが判明している。

 現在の状況:
  覚醒したルシアンに追い詰められ、財産を失い、現在はどこかへ逃亡している。(生死不明)

ギデオン

 役職/立場:
  中立都市クロスロードの商人ギルドの元幹部。

 背景:
  ・廃鉱山の利権を狙っていたが、ルシアンに阻止される。
  ・自身の悪事の証拠をルシアンに奪われ、完全に「首輪」をはめられた状態。
  ・彼もまた、レジナルド・ボーモンの裏取引の仲介役の一人であった。

 現在の状況:
  ルシアンの脅迫に屈し、アステリアへ無償かつ継続的な物資支援を行うことを約束させられた。この一件により、商人ギルド内での影響力は大幅に低下し、カインや良識派の監視下に置かれている。(失脚状態)

アルバート・ド・ドゥヴェリュー

 役職/立場:
  シルベリア王国の貴族、ドゥヴェリュー男爵家の元長男。レジナルド・ボーモン侯爵の甥。

 背景:
  ・アステリアへの視察官として訪れるも、傲慢な態度でルシアンたちを侮辱。
  ・エリアナに執着し、強引に我が物にしようとした結果、決闘で敗北。
  ・レジナルドに唆され、エリアナの暗殺を試みるも、ルシアンの作戦によって失敗。

 現在の状況:
  暗殺計画の失敗後、王国騎士団に国家反逆罪の共犯として拘束された。ボーモン家とドゥヴェリュー家の取り潰しに伴い、奴隷として鉱山へ送られることが決定している。

レジナルド・ボーモン

 役職/立場:
  シルベリア王国の有力貴族、ボーモン侯爵家の前当主。エリアナとユリウスの実父。

 背景:
  ・自らの野望と保身のため、アステリアを脅威とみなし、アルバートを利用して殲滅しようと画策した黒幕。
  ・東のヴァルカス帝国と裏で繋がり、シルベリア王国を裏切っていた。
  ・計画が露見し、王国騎士団と敵対。その圧倒的な力でアラン隊を壊滅寸前に追い込むも、駆けつけたルシアンと直接対決し、敗北。

 現在の状況:
  ルシアンとの戦いで魔力を完全に失い、廃人同然の状態で王国騎士団に拘束された。国家反逆罪により、極刑が確定している。

ヴァルカス帝国

 概要:
  シルベリア王国の東に位置する、強大な軍事帝国。皇帝ザハールとダリウス将軍の指揮のもと、シルベリアへの侵攻を開始した。

 現在の状況:
  グリフォンの砦攻防戦において、ルシアンたちの規格外の力と知略の前に歴史的な大敗を喫した。司令官であったダリウス将軍は戦死、切り札であった新型魔導兵器『ネメシス』二基も完全に破壊され、前線兵力の六割以上を喪失。軍事的能力は麻痺状態にあり、帝国内部は大きな混乱に陥っていると推測される。

◾️地域・地理情報

シルベリア王国

 概要:
  ルシアンたちの故郷がある、伝統的な王政国家。ボーモン家の反逆事件と、帝国との戦争に勝利したことで、国内の貴族社会は大きな変革の時を迎えている。アステリアとは、今や単なる友好関係ではなく、国家の未来を左右する重要なパートナーとしての関係を築きつつある。

クロスロード

 概要:
  いずれの国家にも属さない、巨大な中立都市。
 最新情報:
  シルベリア王国からの賠償として、旧ボーモン侯爵領であった「グレイロック鉱山」の所有権を得ており、その経済的価値は計り知れない。アステリアの発展と、シルベリア王国との同盟関係により、その存在感はますます大きくなっている。

アステリア

 場所:
  クロスロード郊外の広大な荒野。
 現状:
  ルシアンを長とする開拓民たちの集落。当初の約60名に加え、クロスロードからの移民50名が加わり、総人口は110名を超える規模となった。建築・農業・鍛冶の専門家と、商業の知識を持つクララ、そして実務能力に長けたブレンナとユリウスの指揮のもと、村作りは飛躍的に進んでいる。ゴールド(G)を基軸とした経済システムも稼働し始めた。シルベリア王国からも公式にその存在を認知されている。

■ 周辺国家

--- ヴァルカス帝国 ---

 場所:
  シルベリア王国の東。峻険なヴァルカス山脈の向こう側に位置する。
 概要:
  武を尊ぶ、強大な軍事帝国。社会は軍隊によって完全に支配されており、兵士以外の身分は低いとされる。常に周辺国への圧力を強めており、シルベリア王国にとって最大の軍事的脅威となっている。レジナルド・ボーモンと裏で繋がっていた。

--- 自由商業圏リベラポリス ---

 場所:
  シルベリア王国の西。
 概要:
  複数の都市国家が経済同盟によって結びついた、商業国家群。ギルドや有力な大商人が政治を動かしている。
 特徴:
  独自の技術が発展しており、人々の生活は豊かだが、全てが金で決まる徹底した拝金主義社会。金がなければ、人間らしい生活を送ることすら困難と言われる。

--- ルナリア公国 ---

 場所:
  シルベリア王国の南。
 概要:
  深い森と、無数の湖によって、外界から閉ざされたエルフたちの国。大賢者によって統治されている。
 特徴:
  国境は「大シルヴァンの壁」と呼ばれる、意思を持つ巨大な樹々によって守られており、壁に認められた者しか入国できない。首都は、巨大な樹々そのものが住居となった、幻想的な森の都『シルヴァンヘイム』。他国との交流は限定的だが、ルシアンは『シルヴァンの道標』を授けられ、自由な往来を許可されている。


◾️特殊な場所

古代の祠

 場所:
  ルナリア公国の北部、シルベリア王国との国境地帯に存在する、建立時期不明の古代遺跡。
 現状:
  ルシアンが試練を乗り越え、内部の黒い球体を吸収したことで、その主たる機能は停止したと思われる。彼が生まれた場所である可能性が高い「誕生の間」の謎は、まだ解明されていない。

竜の墓場(古の墓跡)

 場所:
  クロスロードの北東に存在する、巨大な竜の骨が山脈を成す異様な場所。
 現状:
  クエストの目的であった「魂の宝珠」は、朽ちたドラゴンが倒された際に砕け散った。土地を覆っていた強大な「淀み」も、ルシアンの【竜星の咆哮】によって浄化され、現在はただの古代遺跡となっている。
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