AUKUYAKU☆令嬢に転生したおっさんのAKUGYOU記1

うさぎ蕎麦

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2章「ゲームで悪行?」

13話

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―レオナの研究室―


「ったく、何で俺の書いた小説のキャラが感想を出して来たんだよ」

 緩休話題が終わりレオナの研究室に戻った俺は深いため息をついた。

「大体、作者のやろーがどーして感想送って来やがったんだよ、まったく」
「えっへっへ、上手くいって良かったね」
 
 ご機嫌ニコニコなレオナだ。
 こやつの発明のお陰で緩休話題のエリアに行けた訳だ。
 どういうメカニズムか俺にも分からん。
 大体、俺が帰って来てから5秒位で作りやがったからな、理屈も何も分かったもんじゃない。
 
「ルチーナ様! お帰りなさいませ!」

 惚れ薬の効果で俺にメロメロであるステラおじょー様が俺に抱き着いて来た。

「うへっ、うへっ、ステラたん、るちーなちゃんは今帰って来たよ~」

 いやーこんな美人なお嬢様が俺にめろめなんてサイコーだぜ。

「そうはさせないYO。 ルチーナ嬢はこの私エリウッドのモノSA」

 エリウッドが空中で上着をパージさせながら俺に飛びついた。
 テメー、履いてるモンパージしやがったら分かってるだろーな?
 
「うぎゃあああああっ」

 心の中で悪態つこうが、ステラたんに抱き着かれてる現状、エリウッド王子によるダイブアタックを避ける事は出来なかった。
 不覚ナリ、反対側からエリウッドに抱き着かれてしまったのだ。
 
 ちっくしょう、幸福と不幸を同時に押し付けんなや!
 がーーー、男に抱き着かれるとかマジで気持ちわりぃぃんだけど!
 けどっ、ステラたんのお胸の感触を手放すワケにわあああああっ
 
「お姉ちゃんだけずるいよぉ」

 とレオナの声だ。
 奴は男食だ、これはもしかしてもしかすると、君は俺の救世主(メシア)になってくれるんじゃないかっ!

「た、助けてくれ、レオナ」

 レオナはにっこりと笑うと、例の赤色惚れ薬を取り出した。

「お兄ちゃん、のどかわかないかなぁ?」

 レオナが優しくエリウッドに問いかけるが、

「心配無用、私は元気SA!」

 何が元気だ言ってみやがれ、って何テメーは俺にキスしようとしやがる!!!!
 ここで、レオナが俺に耳打ちをした。

「お姉ちゃん? アレはボク専用だから大丈夫、だから、口移しで飲ませてあげて欲しいなぁ」

 ちょ、おま、ふざけんな! 何が悲しゅうて男同士でキスしなければならんのだ!

「大丈夫だよ☆ 1回で済むから♪」

 可愛く言うなッ! チィッ確かにレオナの言う通りかもしれねぇッ、たった一度、たったの一度だけ野郎との口づけをガマンするだけで奴はレオナにメロメロになるならっ!

「クソッ」

 俺はレオナから惚れ薬を受け取り、口に含む。

「さぁ、愛しきルチーナ嬢よ私の想いを受け取ってくれたまE」

 エリウッド王子からのくちびるが迫る。
 俺はそれを仕方無く受け入れ、惚れ薬を口移しでエリウッドに飲ませた。

「不潔ですわ!」

 5秒ほどエリウッド王子様との口付けをさせられたところで、ステラおじょー様が俺とエリウッドを引きはがした。

「うげええええ」
「ハッ!? あ、貴方は! 私が求めていた美しきお方ッ」

 エリウッドがレオナをみつめ、瞳をかがやかせた。
 はぁ、はぁ、これでエリウッドはレオナにメロメロになるんだよな。
 
「えへへ、おにいちゃん、カッコイイね」
「うっぐっ、うおぉぉぉっ、神よ許したまE」

 エリウッドが頭を抱えながらひざまづいた。
 は? どういう事だ? レオナの惚れ薬が最優先されるんじゃねぇのか?
 
「大丈夫だよ」

 レオナがエリウッドの隣にちょこんと座る。
 
「わ、わたしは、私は二人の人間を同時に好きになってしまったっ。Ah! 私は何と罪深き人間なのDA」

 あ?ちょっと待て今なんつった?二人・・つったよな?どーゆーことだ?
 俺はエリウッドの隣でニコニコ笑顔のレオナをにらみつけた。
 
「えへへ、お姉ちゃん☆ 僕だけがひとり占めしちゃうのはお姉ちゃんに悪いと思ったんだぁ☆」

 レオナが無邪気な笑顔で俺に言う。

「エリウッド様でしたらレオナがひとり占めしても構いません事よ」
「ええ~そうなのぉ? ボク、お姉ちゃんもエリウッドさんの事好きだと思ってたんだぁ」

 一見俺に気づかっている様に見えるレオナだが。
 どーーーーーして君は目を泳がせてるのかなぁ? なーーーーんで君の言葉は棒読みだったのかなぁ?
 原稿用紙10枚位で良いから理由をまとめて欲しいなぁ?
 
「あら? 私にその様な事はありませんことよ」
「そっかぁ、あ、ルチーナお姉ちゃんごめんね☆ 惚れ薬の材料無くなっちゃったんだぁ☆」

 おい、てへぺろしてごまかすんじゃねぇよ。
 てへぺろってのは可愛い女の子限定の技術だぞ、そう、ステラたんみた。

「おおおおおっこのいと美しき姿ああああっ、このエリウッドの胸にキューピットの矢が貫き申したZO」

 お前、何野郎のてへぺろに魅了されてんだよ。
 しかもビミョーにキャラ変わってんぞコラ。
 おめーいつの間に武士キャラになってんだよ。
 
「えへへ、ルチーナお姉ちゃん☆ 面白いモノ開発したから許してよぉ」

 猫なで声でこんがんするレオナだ。
 だから、それは可愛い女の子。
 チッ何メロメロになってんだよエリウッドの野郎め。
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