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3章「こんなはずでは?」
42話
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「それは頼もしい事ですわね。エリウッド様? 壁から離れて頂けませんか?」
「WHAT?」
エリウッドは首を傾げ疑問に思いながらも俺の言う通り壁から離れ、館内部側の鉄格子に背を預けた。
それを確認した俺は、あまり目立たぬ様原付を手で押しながら加速に十分必要な距離を取る。
十分な距離を確保し原付のエンジンを入れ、またがる。
「行きますわ!」
俺は原付のアクセルをフルスロットルし、エリウッドが居る牢室に向け急加速させる。
壁にぶつかる5M程手前で、俺は原付から飛び降り地面を転がり衝撃を和らげた後、片膝を立て起き上がり原付の行方を見守る。
ドーーーーーーン!!!!!!
原付が壁にぶつかり、派手な音が周囲に響き、続いてレンガを重ね作られた壁がバラバラと音を立て崩れ落ちる。
「エリウッド、逃げますわよ!!!!」
俺の声に反応したエリウッドが、ペガサスにまたがり今崩れ去った壁から外にで、天高く飛翔し離脱を試みる。
今の轟音に、何事かと周囲にいた騎士達が駆け寄ってくるのが遠めに見える。
俺は、アイテムボックスの中から2台目の原付を取り出しエンジンを入れ、アクセルをふかし入り口に向け加速。
入り口に向け離脱を試みる最中、犯人が俺ではないかと予想をした一部の騎士が俺の進路を塞ぐ様に立ちはだかるが、うまく回避しそれを振り切る。
「門を閉めろ!」
騎士が遠くから門番に命令をする。
遠くから猛スピードで突っ込んでくる俺の姿にキョトンとした表情を見せる門番だが、命令通り門を閉めやがる。
クッ、このままではマズイ、いや、この門の高さは2Mも満たない、だったらやるしかない!
俺はアクセルをフルスロットルし、更に加速。
「止まれ、止まるんだ!」
門番が叫ぶも、無視し俺は原付に力を込めジャンプさせる。
勿論これでは門を飛び越える事は出来ない、だが、鉄格子に近い形状の門、その鉄の棒の部分に原付の前輪を乗せ門を垂直に駆け上る。
「おーほっほ。 また遊びに行きますわよ!」
そのまま入り口の門を飛び越えた俺は、着地間際門番達に返事をしつつ、カボッチャムを隠してある木々目指し爆走。
森林エリアの入り口に差し掛かったところで原付をアイテムボックスに収納し、ステラ嬢とサナリスが待つカボッチャムの元へ駆けつけ、中に入る。
「ただいま戻りましてよ」
「ルチーナ様、おかえりなさいませ☆」
嬉しそうにサナリスが俺を出迎える。
が、無理矢理門番を突破した今の状況ではほぼ確実に追手が来る以上、俺はサナリスに必要最低限の笑顔を見せコックピットルームへ潜り込む。
操縦席に座った俺は、モニターを起動し周囲の樹々よりも少し高い位置にカボッチャムの頭を出し様子を探る。
予想通り、俺を探しに来た騎士団の姿がモニターに映った。
数は大体100で、馬に乗っている。
領主の館を守るだけあり頭は回るのか、原付を走った際に生じたタイヤの跡を追ってまっすぐこちらの方に向かって来ている。
このままやり過ごす事も出来そうだが、エリウッドとの合流まで考えたら迎撃が無難か。
しかし、無駄な殺生をする訳にはいかない。
何か良い武装は無いか?
俺はカボッチャムの武装欄を確認する。
ざっくりと、野菜をモチーフとした武装を搭載している様で攻撃力は不明で、下手をすればダメージを与えられない可能性も考えられる。
「確か……」
アイテムボックスの中には原付用のヘルメットが99個あったな。
しかし、30センチ弱はあるこれでは、弾として使うには難しいな。
もう少し小さければバズーカ当たりの弾に出来たかもしれないんだけど。
いや、待てよ? カボッチャムのパワーがあるなら単純にぶん投げるだけでも攻撃力に期待出来るかもしれない。
いけると判断した俺は、アイテムボックスに入っている原付ヘルメットの内94個を、弾薬を格納するバックパックに送り出した。
「ルチーナ嬢はこの森に逃げたはずだ! 見付け次第捕まえろ!」
森の入り口に辿り着いた騎士団の隊長が部下に対し命令を下した。
命令を受けた騎士達は、俺が付けた足跡を辿り森の中に侵入した。
このままでは見付かるのも時間の問題だろう。
おや? 捜索隊の最後尾にいかにも悪人面してきらびやかな服に身を纏ったちょいでぶのおっさんが居るぞ?
あれがアーデルハム卿なのか? 話や噂聞く限り、悪党っぽいし多分そうだよな? ま、違っても俺には関係ないし良いけどさ。
さてと、迎撃戦でも始めましょうか!
俺は操縦管を操り、屈んでいるカボッチャムを立たせる。
ガサガサガサ、と樹々をこする音が周囲に響き渡る。
「なななな、なんだあれは!?!?!?」
その音に反応した騎士達がカボッチャムの方を振り向き、突如現れた巨大な人型起動兵器を目の前に驚きの声を上げる。
「ふはははは、我は森の守り神なり、悪に染まる者どもよ天罰を受けたくなくれば早々にこの地を立ち去るがよい!」
これで撤収してくれるなら楽な話なんだけど。
「うろたえるな! 撃て、弓を撃て!」
「WHAT?」
エリウッドは首を傾げ疑問に思いながらも俺の言う通り壁から離れ、館内部側の鉄格子に背を預けた。
それを確認した俺は、あまり目立たぬ様原付を手で押しながら加速に十分必要な距離を取る。
十分な距離を確保し原付のエンジンを入れ、またがる。
「行きますわ!」
俺は原付のアクセルをフルスロットルし、エリウッドが居る牢室に向け急加速させる。
壁にぶつかる5M程手前で、俺は原付から飛び降り地面を転がり衝撃を和らげた後、片膝を立て起き上がり原付の行方を見守る。
ドーーーーーーン!!!!!!
原付が壁にぶつかり、派手な音が周囲に響き、続いてレンガを重ね作られた壁がバラバラと音を立て崩れ落ちる。
「エリウッド、逃げますわよ!!!!」
俺の声に反応したエリウッドが、ペガサスにまたがり今崩れ去った壁から外にで、天高く飛翔し離脱を試みる。
今の轟音に、何事かと周囲にいた騎士達が駆け寄ってくるのが遠めに見える。
俺は、アイテムボックスの中から2台目の原付を取り出しエンジンを入れ、アクセルをふかし入り口に向け加速。
入り口に向け離脱を試みる最中、犯人が俺ではないかと予想をした一部の騎士が俺の進路を塞ぐ様に立ちはだかるが、うまく回避しそれを振り切る。
「門を閉めろ!」
騎士が遠くから門番に命令をする。
遠くから猛スピードで突っ込んでくる俺の姿にキョトンとした表情を見せる門番だが、命令通り門を閉めやがる。
クッ、このままではマズイ、いや、この門の高さは2Mも満たない、だったらやるしかない!
俺はアクセルをフルスロットルし、更に加速。
「止まれ、止まるんだ!」
門番が叫ぶも、無視し俺は原付に力を込めジャンプさせる。
勿論これでは門を飛び越える事は出来ない、だが、鉄格子に近い形状の門、その鉄の棒の部分に原付の前輪を乗せ門を垂直に駆け上る。
「おーほっほ。 また遊びに行きますわよ!」
そのまま入り口の門を飛び越えた俺は、着地間際門番達に返事をしつつ、カボッチャムを隠してある木々目指し爆走。
森林エリアの入り口に差し掛かったところで原付をアイテムボックスに収納し、ステラ嬢とサナリスが待つカボッチャムの元へ駆けつけ、中に入る。
「ただいま戻りましてよ」
「ルチーナ様、おかえりなさいませ☆」
嬉しそうにサナリスが俺を出迎える。
が、無理矢理門番を突破した今の状況ではほぼ確実に追手が来る以上、俺はサナリスに必要最低限の笑顔を見せコックピットルームへ潜り込む。
操縦席に座った俺は、モニターを起動し周囲の樹々よりも少し高い位置にカボッチャムの頭を出し様子を探る。
予想通り、俺を探しに来た騎士団の姿がモニターに映った。
数は大体100で、馬に乗っている。
領主の館を守るだけあり頭は回るのか、原付を走った際に生じたタイヤの跡を追ってまっすぐこちらの方に向かって来ている。
このままやり過ごす事も出来そうだが、エリウッドとの合流まで考えたら迎撃が無難か。
しかし、無駄な殺生をする訳にはいかない。
何か良い武装は無いか?
俺はカボッチャムの武装欄を確認する。
ざっくりと、野菜をモチーフとした武装を搭載している様で攻撃力は不明で、下手をすればダメージを与えられない可能性も考えられる。
「確か……」
アイテムボックスの中には原付用のヘルメットが99個あったな。
しかし、30センチ弱はあるこれでは、弾として使うには難しいな。
もう少し小さければバズーカ当たりの弾に出来たかもしれないんだけど。
いや、待てよ? カボッチャムのパワーがあるなら単純にぶん投げるだけでも攻撃力に期待出来るかもしれない。
いけると判断した俺は、アイテムボックスに入っている原付ヘルメットの内94個を、弾薬を格納するバックパックに送り出した。
「ルチーナ嬢はこの森に逃げたはずだ! 見付け次第捕まえろ!」
森の入り口に辿り着いた騎士団の隊長が部下に対し命令を下した。
命令を受けた騎士達は、俺が付けた足跡を辿り森の中に侵入した。
このままでは見付かるのも時間の問題だろう。
おや? 捜索隊の最後尾にいかにも悪人面してきらびやかな服に身を纏ったちょいでぶのおっさんが居るぞ?
あれがアーデルハム卿なのか? 話や噂聞く限り、悪党っぽいし多分そうだよな? ま、違っても俺には関係ないし良いけどさ。
さてと、迎撃戦でも始めましょうか!
俺は操縦管を操り、屈んでいるカボッチャムを立たせる。
ガサガサガサ、と樹々をこする音が周囲に響き渡る。
「なななな、なんだあれは!?!?!?」
その音に反応した騎士達がカボッチャムの方を振り向き、突如現れた巨大な人型起動兵器を目の前に驚きの声を上げる。
「ふはははは、我は森の守り神なり、悪に染まる者どもよ天罰を受けたくなくれば早々にこの地を立ち去るがよい!」
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