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運命のイタズラ
旅の記録41 お手て直しまーす
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さて、前回魔王は日向に嘘をつかれている事にショックを受けていた。
そして・・・
「本当に・・・本当にもう隠さんよな?」
「もぉそうだって言っているでしょ?もし、言えないことがあるならちゃんと報告する。そう言ったの魔王ちゃんでしょ?」
と、今だに疑っている魔王に日向は必死で宥めていた。そして、横に目をやるとそこには・・・
「あ・・・シルヴィ様」
「『あ』ではないですよ。早く治して欲しいのですよ」
シルヴィは包丁で手を切った所を日向に見せ急がした。
「魔王ちゃーん!シルヴィ様のお手てを治してあげてー」
「何故、幼稚な言葉なのですか?」
「何か怒ってます?」
いつもと雰囲気が違うシルヴィに違和感を感じた日向は本物のシルヴィか怪しんだ
「はぁ・・・。青じそ食べたくないのですか?ってか私は皆さんに内緒で青じそ料理を作る予定だったのですよ」
怒っているのではない事がわかったのはいいが、うんいいのだけど・・・
「もしかして・・・シルヴィ様が食べたいだけではないの?」
「ギクッ!」
「言葉で言っても全然面白くないぞ?」
っとやっと魔王が到着した所でシルヴィの指を見て、『ヒール』をかけた。
「結構深くまで切ったんじゃな。時間かかるが・・・傷跡がちゃんと消えるか分からんがそれでもいいんか?」
「問題ないですよ。ってそれだけ深いのですね」
「儂は僧侶って訳でもないから痕が残るだけじゃ。本物の僧侶ならたぶん跡形もなく治るじゃろな」
と、無駄話(?)をしながらもシルヴィの手にヒールをかけ続けていた。
「ふぅ、治ったかの?」
魔王は汗もかいていない額を拭い満足気にシルヴィの指を見ていた。だが、シルヴィは何やら不満があるような顔をしているようで魔王が尋ねると・・・
「傷跡がギザギザになっている理由が知りたくてでしてね・・・」
「かっこよくないか?」
そう、やはり傷跡は消すことが出来ず残ってしまったがシルヴィはそこには何も言わない。それよりも、真っ直ぐ切ったはずの指の傷跡が真っ直ぐではなくギザギザな事について聞きたいらしい。まさに山賊の顔とかについている、あの少し白がかった傷跡だ。
「いや、かっこいい、かっこよくないとかではなくてですよ?どうやってやったのですか?」
「回復魔法をコントロールしたら出来るぞ?」
「どうコントロールしたのですか!?」
魔王は簡単に言ったが回復魔法を操るのは普通の攻撃魔法よりも難しかった。強弱は簡単に出来るがこんな風に跡形を変えるのは神官でも出来るのはひと握りだった。それを簡単にやった魔王はある意味本物の僧侶と同じ域に達していた。
「なんというんじゃろ?ほわわ~とワーと言う感じじゃ」
「いや、分かりませんよ!」
そんな擬音語で言われても・・・っと思っているシルヴィだが、魔王も表現に困っているのは表情を見たら分かるのでこれ以上聞かなかった。
「はぁ・・・。さて、私は料理に戻りますか」
「序に言うと傷跡見えにくくする事も出来るがいらんのか?」
「・・・・・・ぜひ、お願いします」
シルヴィが料理をするのは当分先になりそうだ・・・。
さて、シルヴィの傷跡が見えにくくなった所で料理に戻ろうとすると勇者が寝室から出てきた。
「あ、勇者さん!」
「ん?あぁ、日向か。おはよう」
「おはよう、勇者さん!」
「何じゃ?お主寝ておったんか。カカッ。まぁ良い」
「何でお前に寝ていいからいちいち聞かないと行けないんだ」
「魔王じゃからだ」
と、魔王が出てきかけ・・・でもない体で胸を張った所でちょっとした雑談は終わった。
「あ、魔王とシルヴィさん。明日にはここ出るって日向から聞きました?」
「「「え?(あ・・・)」」」
三人同時にリアクションをとったが明らかに一人だけ様子がおかしかった。ギシギシと効果音がついてもおかしくないほど魏心地ない動きで勇者から目線を外そうとする日向。それを黙って見ている勇者。
「日向?何か言うことは?」
「えっと・・・あ!勇者さん大好きなのだ!」
っと唐突に言われ一瞬頬が赤くなってしまった勇者だが、心を鬼にしてもう一度聞いた。
「ではなく?」
日向は黙ったまま俯き少し頬を膨らましていた。余程謝りたくないのか勇者が無理矢理でも顔を見ようとすると顔を背けた。仕舞いには日向が持っていた杖を取り上げるとシルヴィは一目散に逃げていった。そんなシルヴィを見て何かやってはいけない事をしてしまったと思った勇者だが、時すでに遅し。日向が俯きながら言葉を発した。
「何しているのかな?勇者さん?」
日向のピリッとした雰囲気に一瞬押された勇者だがそれでも負けないように踏ん張った。
「ひ、日向が謝らないならこの杖はか、返さないぞ」
一層ピリッとした雰囲気になった日向に流石に危険を感じたのか少し後ずさってしまった。
「そうなんだ~。へぇ~。なら・・・」
その後日向が何を言ったのか分からなかったが、嫌な予感がし辺りを見渡すと日向の杖の先から火の玉が浮かんでいた。そう、それは・・・
「ファイヤーボール?」
「よ」
ドカーンと爆音が鳴ったと同時に黒い煙が辺りを埋めつくした。
直撃しただろうと思われる勇者はどうなったのかと言うと・・・
「た、助かっている?」
腰を抜かした状態で上を見上げていた。そこにいたのは小さい影で魔王と思われたが・・・
「・・・・・・」
「「「月影(さん)!?」」」
無口の月影がその場に立っていた。日月はっと言うと隣の部屋でまだ正座をしていた。
魔王は違う部屋で煙を異空間で吸い取っていた。(異空間って便利だね・・・)
月影は煙がすぐ無くなったのを不審に思うもなくなったのを見て無言のまま手を振り出ていこうとしたが日向に止められてしまった。
「・・・・・・・・・」
「何で邪魔したの?」
「・・・・・・・・・」
「う・・・そ、それもそうだけど・・・」
「・・・・・・・・・」
「が、頑張ります・・・」
日向は何やら会話が終わると月影の手を離しこっちに戻ってきた。
「ご、ごめんなさい。勇者さん・・・」
「こっちこそごめんな。日向の逆鱗に触れるような事して。これからはお互い気をつけよな」
「はい・・・」
勇者は笑顔で日向の頭を撫で、日向は猫のように目を細め幸せそうにしていた。
「所で月影に何言われたんだ?」
「秘密よ。秘密」
「?まぁいいか」
二人は何を話していたのか・・・それはまたいずれわかる事だろう・・・
そして・・・
「本当に・・・本当にもう隠さんよな?」
「もぉそうだって言っているでしょ?もし、言えないことがあるならちゃんと報告する。そう言ったの魔王ちゃんでしょ?」
と、今だに疑っている魔王に日向は必死で宥めていた。そして、横に目をやるとそこには・・・
「あ・・・シルヴィ様」
「『あ』ではないですよ。早く治して欲しいのですよ」
シルヴィは包丁で手を切った所を日向に見せ急がした。
「魔王ちゃーん!シルヴィ様のお手てを治してあげてー」
「何故、幼稚な言葉なのですか?」
「何か怒ってます?」
いつもと雰囲気が違うシルヴィに違和感を感じた日向は本物のシルヴィか怪しんだ
「はぁ・・・。青じそ食べたくないのですか?ってか私は皆さんに内緒で青じそ料理を作る予定だったのですよ」
怒っているのではない事がわかったのはいいが、うんいいのだけど・・・
「もしかして・・・シルヴィ様が食べたいだけではないの?」
「ギクッ!」
「言葉で言っても全然面白くないぞ?」
っとやっと魔王が到着した所でシルヴィの指を見て、『ヒール』をかけた。
「結構深くまで切ったんじゃな。時間かかるが・・・傷跡がちゃんと消えるか分からんがそれでもいいんか?」
「問題ないですよ。ってそれだけ深いのですね」
「儂は僧侶って訳でもないから痕が残るだけじゃ。本物の僧侶ならたぶん跡形もなく治るじゃろな」
と、無駄話(?)をしながらもシルヴィの手にヒールをかけ続けていた。
「ふぅ、治ったかの?」
魔王は汗もかいていない額を拭い満足気にシルヴィの指を見ていた。だが、シルヴィは何やら不満があるような顔をしているようで魔王が尋ねると・・・
「傷跡がギザギザになっている理由が知りたくてでしてね・・・」
「かっこよくないか?」
そう、やはり傷跡は消すことが出来ず残ってしまったがシルヴィはそこには何も言わない。それよりも、真っ直ぐ切ったはずの指の傷跡が真っ直ぐではなくギザギザな事について聞きたいらしい。まさに山賊の顔とかについている、あの少し白がかった傷跡だ。
「いや、かっこいい、かっこよくないとかではなくてですよ?どうやってやったのですか?」
「回復魔法をコントロールしたら出来るぞ?」
「どうコントロールしたのですか!?」
魔王は簡単に言ったが回復魔法を操るのは普通の攻撃魔法よりも難しかった。強弱は簡単に出来るがこんな風に跡形を変えるのは神官でも出来るのはひと握りだった。それを簡単にやった魔王はある意味本物の僧侶と同じ域に達していた。
「なんというんじゃろ?ほわわ~とワーと言う感じじゃ」
「いや、分かりませんよ!」
そんな擬音語で言われても・・・っと思っているシルヴィだが、魔王も表現に困っているのは表情を見たら分かるのでこれ以上聞かなかった。
「はぁ・・・。さて、私は料理に戻りますか」
「序に言うと傷跡見えにくくする事も出来るがいらんのか?」
「・・・・・・ぜひ、お願いします」
シルヴィが料理をするのは当分先になりそうだ・・・。
さて、シルヴィの傷跡が見えにくくなった所で料理に戻ろうとすると勇者が寝室から出てきた。
「あ、勇者さん!」
「ん?あぁ、日向か。おはよう」
「おはよう、勇者さん!」
「何じゃ?お主寝ておったんか。カカッ。まぁ良い」
「何でお前に寝ていいからいちいち聞かないと行けないんだ」
「魔王じゃからだ」
と、魔王が出てきかけ・・・でもない体で胸を張った所でちょっとした雑談は終わった。
「あ、魔王とシルヴィさん。明日にはここ出るって日向から聞きました?」
「「「え?(あ・・・)」」」
三人同時にリアクションをとったが明らかに一人だけ様子がおかしかった。ギシギシと効果音がついてもおかしくないほど魏心地ない動きで勇者から目線を外そうとする日向。それを黙って見ている勇者。
「日向?何か言うことは?」
「えっと・・・あ!勇者さん大好きなのだ!」
っと唐突に言われ一瞬頬が赤くなってしまった勇者だが、心を鬼にしてもう一度聞いた。
「ではなく?」
日向は黙ったまま俯き少し頬を膨らましていた。余程謝りたくないのか勇者が無理矢理でも顔を見ようとすると顔を背けた。仕舞いには日向が持っていた杖を取り上げるとシルヴィは一目散に逃げていった。そんなシルヴィを見て何かやってはいけない事をしてしまったと思った勇者だが、時すでに遅し。日向が俯きながら言葉を発した。
「何しているのかな?勇者さん?」
日向のピリッとした雰囲気に一瞬押された勇者だがそれでも負けないように踏ん張った。
「ひ、日向が謝らないならこの杖はか、返さないぞ」
一層ピリッとした雰囲気になった日向に流石に危険を感じたのか少し後ずさってしまった。
「そうなんだ~。へぇ~。なら・・・」
その後日向が何を言ったのか分からなかったが、嫌な予感がし辺りを見渡すと日向の杖の先から火の玉が浮かんでいた。そう、それは・・・
「ファイヤーボール?」
「よ」
ドカーンと爆音が鳴ったと同時に黒い煙が辺りを埋めつくした。
直撃しただろうと思われる勇者はどうなったのかと言うと・・・
「た、助かっている?」
腰を抜かした状態で上を見上げていた。そこにいたのは小さい影で魔王と思われたが・・・
「・・・・・・」
「「「月影(さん)!?」」」
無口の月影がその場に立っていた。日月はっと言うと隣の部屋でまだ正座をしていた。
魔王は違う部屋で煙を異空間で吸い取っていた。(異空間って便利だね・・・)
月影は煙がすぐ無くなったのを不審に思うもなくなったのを見て無言のまま手を振り出ていこうとしたが日向に止められてしまった。
「・・・・・・・・・」
「何で邪魔したの?」
「・・・・・・・・・」
「う・・・そ、それもそうだけど・・・」
「・・・・・・・・・」
「が、頑張ります・・・」
日向は何やら会話が終わると月影の手を離しこっちに戻ってきた。
「ご、ごめんなさい。勇者さん・・・」
「こっちこそごめんな。日向の逆鱗に触れるような事して。これからはお互い気をつけよな」
「はい・・・」
勇者は笑顔で日向の頭を撫で、日向は猫のように目を細め幸せそうにしていた。
「所で月影に何言われたんだ?」
「秘密よ。秘密」
「?まぁいいか」
二人は何を話していたのか・・・それはまたいずれわかる事だろう・・・
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